2/3 本日の戦略-米雇用統計よりも市場はギリシャ注目か-
おはようございます。本日は節分です。イワシと恵方巻きという組み合わせが数年続いていますが、本日は外出なので逃れられそうです。
■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>NZドル>ユーロ>ポンド>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。
■本日の見通し
本日は、毎月第一金曜日の米国雇用統計です。ただ、今回の雇用統計はドルに与える影響が軽微になるのではないかと予想しています。下の3つのパターンで考えてみました。
①市場予想よりよかった場合
このケースでは、通常だと米景気回復傾向の継続から、米金利上昇期待につながりドルが買われると思いますが、先般の米FOMCで2014年後半という時期が明示されていること、昨日のバーナンキ米FRB議長の議会証言で同議長が米経済に対して慎重な見方をしていることなどから、利上げ期待にはつながらず、株価が上昇するため、リスク志向となりドル売りにつながるとと思います。
②市場予想通りだった場合
このケースは、市場に与える影響が限られるため、手掛かりがなく、その後に発表される米非製造業ISMを待つことになり、小動きにとどまるものと思います。
③市場予想より悪かった場合
このケースでは、慎重な見方をしているバーナンキ米FRB議長によるQE3(量的緩和第3弾)への期待が高まる可能性があるため、ドルが売られやすいと思います。
一方、ギリシャ問題は相変わらずヘッドラインが飛び交いますが、独中首脳会談では期待の中国は支援の方法、具体的な額を示しませんでした。このため、公的部門としてECBが債務の減免に応じるのかが焦点となると思います。ただ、ベニゼロス・ギリシャ財務相は「残っている争点の一つ」と発言しているため、他にもまだ争点があるのか、どんな争点があるのかが見えてこないため、どういった形で合意が証明されるのかかなり不透明です。合意された場合には一時的にユーロが買われ、対ドルは1.33ドル超え、対円では101円を一時超えると思います。ただ、合意に至らなければ期限が近づいてくるため、今週の週末もこの問題が最大の焦点となりそうです。また、本日はドイツ、オランダ、ルクセンブルグ、フィンランドの財務相会合が開かれます。ドイツは強硬の筆頭ですが、オランダ、ルクセンブルグもこれまでの発言内容からはそれなりに強硬な国なので、発言内容で波乱がある可能性があります。
本日はUSDJPY、GBPUSD、AUDJPY、CADJPY、HKDJPY、SGDJPY、NZDUSDがNR7(過去7日間で一番値動きが小さかった日)に該当しています。米国雇用統計や非製造業ISM、ギリシャ問題などで大きく動く可能性があります。その中でもNZDUSDは21日移動平均線からの乖離率が3.348%に達していることから、いつ反転下落してもおかしくないといえます。
■NOKJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス)
source:uedaharlowfx
ノルウェークローネ/円を取り上げてみました。1/13および16日に12.62円の安値をつけてから上昇し一目均衡表(日足)の雲の中に一時入り(1/26の高値13.32円)、現在は雲の下に抜けています。現時点では調整(基準線でサポートされているため)と見えますが、基準線を下に抜けてしまうと、雲の上抜けを2回失敗(12/7と1/26)したことになり、下落トレンドが継続するものとみられます。この場合は前出の安値の12.62を試すものと思われます。
■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY
ストキャスティクス(スロー)がゴールデンクロスしたが
EURJPY
一目均衡表(日足)の転換線(100.64円)がレジスタンス
GBPJPY
一目均衡表(日足)の転換線(120.76円)がレジスタンス
AUDJPY
一目均衡表(日足)の基準線(80.47円)がサポート
NZDJPY
一目均衡表(日足)の転換線(62.86円)がサポート
CADJPY
21日移動平均線(76.05円)がサポートとなるか
ZARJPY
1/26の高値9.94円を上抜け
NOKJPY
一目均衡表(日足)の転換線(13.12円)がレジスタンス
MXNJPY
一目均衡表(日足)の転換線(5.90円)がレジスタンス
HKDJPY
昨日は下げ止まったが
SGDJPY
一目均衡表(日足)の基準線(60.47円)がサポートとなるか
EURUSD
一目均衡表(日足)の雲の中に入ったが
■変動率からの予想レンジ 08:15→NYクローズ
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■前日のサマリー
昨日も市場の関心はギリシャの債務交換の進捗に向けられ、ヘッドラインが飛び交う中でレンジの動きとなりました。ロンドン時間には、中国の温家宝首相が「中国、欧州危機対策への関与検討」と発言したことから、対ドルで1.3122ドルまで下落していたユーロは1.3198ドル、99.86円まで下落していたユーロ/円は100.32円まで上昇しました。しかし、「欧州はまず先に宿題をしなければならない。そうすれば、中国はユーロ安定のために役割を果たす用意があると発言した」とのメルケル独首相の発言を受け、上昇分を打ち消し、更にユンケル議長が「ギリシャのPSIの協議は極めて困難」「1月30日に合意した措置はまだ大幅に不十分」と発言したことから、NY市場序盤にユーロ/ドルは1.3085ドル、ユーロ/円は99.63円へと下落しました。その後、ベニゼロス・ギリシャ財務相が「ギリシャのPSI協議に残っている争点の一つは、公的セクターの参加である」と発言したことから、市場から悲観的な見方が後退してユーロ/ドルは1.3178ドル、ユーロ/円は100.42円まで一時反発日て各々1.3145ドル、100.20円近辺でクローズしました。
ドル/円はギリシャの債務交換への懸念が高まったところで76.05円までドル安が進みましたが、76円を割り込むまでには至りませんでした。バーナンキ米FRB議長の議会証言では「支出、生産、雇用に一部改善の兆しも、先行きは不透明」などと発言しましたが、市場が予想していた委譲には悲観的な内容が含まれていず、これまで通り慎重な見方を継続していることが示されたため、市場の反応は限定的となりましたが、クローズにかけては76.24円まで一時戻す場面がみられました。
昨日も引き続き豪ドル、NZドルが上昇しました。豪ドルは上振れした貿易黒字を好感して一時1.0755ドルと年初来高値を更新しました。また、NZドルも比較的リスクの少ない通貨として志向されており、対ドルでは0.8368ドルとこちらも年初来高値を更新しました。そのほかには南アランドも選好されているようで、1/26の高値の9.94円を上抜けするなど、一部通貨のリスク選好が続いているようです。
クローズはドル/円が76.18円、ユーロ/ドルが1.3140ドル、ユーロ/円は100.15円。
■株価(bloomberg.co.jp)
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■金利(bloomberg.co.jp)
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■コモディティ価格
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■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/3(金)
・ 18:00 ユーロ圏 コスタ・ポルトガル中銀総裁講演
・ 18:00 ユーロ圏 1月 サービス部門購買担当者景気指数改定値(PMI)
・ 18:30 英国 1月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI)
・ 19:00 ユーロ圏 12月 小売売上高
・ 21:00 カナダ 1月 新規雇用者数
・ 21:00 カナダ 1月 失業率
・ 22:30 米国 1月 非農業部門雇用者数変化
・ 22:30 米国 1月 失業率
・ 00:00 米国 1月 ISM非製造業景況指数(総合)
・ 00:00 米国 12月 製造業新規受注
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