5/18本日の戦略-ユーロドル、下攻め失敗なら短期的な戻りも-
おはようございます。昨日発生した大阪での小学生への殺人未遂事件には心が痛みます。自宅前では防ぎようがないです。
■変化率から見た前日の通貨の強弱
ユーロ>ドル>円>ポンド>豪ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。
■本日の見通し
昨日はECBが5月14日までに165億ユーロの債券を購入したことを発表、流動性吸収オペを来週実施し、購入した資金を不胎化(ふたいか=通貨量を増加させないで吸収)することから、市場がこれを好感し、ユーロの買い戻しが先行しましたが、NY時間ではNYダウが下げ幅を拡大(引けにかけてはプラスを回復)したことで、NY時間に再びリスク回避のドル買いと円がいが強まる場面が見られました。ユーロ/ドルは昨日1.2234ドルまで下落したものの、クローズにかけては1.24ドル手前まで上昇したことで、本日も1.22ドルがサポートとなると、21日移動平均からの乖離率が-4.66%に達していることなどチャートからは戻す可能性があります。ただ、下落前にサポートされていた1.25ドルが戻りのレジスタンスとなることが十分考えられます。ドル/円も92円は割れるものの、クローズでは92円台を維持していることから、チャートでは底堅く推移し、92-94円のレンジとなる可能性があります。
本日は欧州での経済指標発表が相次ぎます。17時30分には英国の消費者物価指数、18時00分にはユーロ圏の貿易収支、消費者物価指数、ドイツのZEW景況感調査が予定されています。英国では消費者物価指数の前年比が中銀のインフレターゲットの2.0%を超える3.5%となることが予想されています。インフレターゲットを外れ、中銀が金融政策を据え置いた場合には、財務相あてに中銀総裁が理由を説明する書簡を送ることになっていることから、オズボーン新財務相へ書簡を送ることになり、直ぐにではありませんが、内容に対する財務相の反応(返答)が注目されることとなりそうです。これとは別に、ドイツでは南欧諸国に比べ景況感は良いと思われることからZEW景況感調査の内容は良いと思われます。このため、同時に発表されるユーロ圏のZEW景況感調査に注目したいと思います。また、21時30分にウェーバー独連銀総裁の講演が予定されていることから、ここでの発言も注目されると思われます。
米国では21時30分に生産者物価指数、住宅着工件数、住宅許可件数の発表が予定されています。経済指標からは景気の回復傾向がみられることから、先行指標となる住宅着工の改善が示される(市場予想では住宅着工と建設許可の予想は強弱ミックス)とNYダウの上昇につながるとみられ、リスク回避の後退からドル/円、クロス円などは売られやすくなるのではないかと思われます。
■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
豪ドル/円 一目均衡表(日足)の雲の下
NZドル/円 90日移動平均線下抜け、一目均衡表(日足)雲の上から中
NZドル/米ドル 一目均衡表(日足)の雲の下
■変動率からの予想レンジ 08:29→NYクローズ
Ccy
予想レンジ USDJPY
91.84 ~ 93.16 EURJPY
113.08 ~ 115.70 GBPJPY
132.10 ~ 135.08 AUDJPY
80.03 ~ 81.97 NZDJPY
63.60 ~ 65.18 CADJPY
88.32 ~ 90.54 ZARJPY
12.03 ~ 12.35 NOKJPY
14.66 ~ 15.01 MXNJPY
7.19 ~ 7.39 HKDJPY
11.75 ~ 11.92 SGDJPY
65.91 ~ 67.12 EURUSD
1.2278 ~ 1.2447
■前日のサマリー
昨日は日経平均株価やアジア株式市場が下落したことやキャメロン英首相やオズボーン英財務相が前労働党政権の政策を批判したことなどからポンド売りとなり、ポンドが主導する形でユーロが下落しました。ドル/円は朝方の92.43円から91.75円、ユーロ/ドルは1.23ドルミドル近辺から1.2234ドル、ユーロ/円は113円台前半から112.47円まで下落しました。ロンドン時間に入るとギリシャ政府が「EU融資は18日に実行される」と発言、国債償還に向けての準備はできていることを示したものであり、ショートカバーなどからユーロ/ドルは1.23ドルを回復、ドル/円も92円台後半、ユーロ/円も114円台を回復しました。NY時間では、発表されたNY連銀製造業景気指数は19.1と市場予想の30.0を大幅に下回ったことで、米長期金利が低下、ユーロ/ドルはこの日の高値のとなる1.2415ドルまで上昇、円も買われる展開となりました。その後も米株価が下落し、マイナス幅が急拡大したことから、ドル/円は91.84円、ユーロ/ドルが1.2281ドル、ユーロ/円が112.80円へと下落しました。NY取引終盤にかけてはNYダウが下げ幅を縮小、プラスに転じたことから、ドル/円は92円台後半、ユーロ/ドルは1.24ドル手前、ユーロ/円は114円台後半まで上昇してクローズとなりました。
クローズはドル/円が92.58円、ユーロ/ドルが1.2395ドル、ユーロ/円は114.75円。
■株価(bloomberg.com)
Index
引値
前日比
(%) 日経225
10235.76
-226.75
-2.17%
FTSE100(英)
5262.54
-0.31
-0.01%
DAX(独)
6066.92
10.21
0.17%
NYダウ(米)
10625.83
5.67
0.05%
S&P500(米)
1136.94
1.26
0.11%
NASDAQ(米)
2354.23
7.38
0.31%
■金利(FXミュージアムより)
Country
利回り
前日比 米10年債
3.49
0.03
日本10年債
1.280
-0.015
英10年債
3.74
-0.01
独10年債
2.86
0.00
■コモディティ価格
Commodities
引値
前日比 NY金(期近)
1228.10
0.30
NY原油(期近)
70.06
-1.55
■本日の指標発表(FXミュージアムより)
5/18(火)
・ 17:30 英国 4月消費者物価指数(前月比)
・ 17:30 英国 4月消費者物価指数(前年比)
・ 17:30 英国 4月小売物価指数(前月比)
・ 18:00 ユーロ圏 3月貿易収支
・ 18:00 ユーロ圏 4月消費者物価指数(前月比)
・ 18:00 ユーロ圏 5月ZEW景況感調査
・ 18:00 ドイツ 5月ZEW景況感調査
・ 21:30 米国 4月生産者物価指数(前月比)
・ 21:30 米国 4月建設許可件数
・ 21:30 米国 4月住宅着工件数
・ 21:30 ユーロ圏 ウェーバー独連銀総裁講演
・ 21:30 カナダ 3月国際証券取扱高
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。




