山内 俊哉



  • 金融ビッグバンの目玉「外為法」改正により、 外貨保証金取引のカバー取引で外為業務に従事。 ファンダメンタルズ、テクニカルで外為を予測。
    日経CNBC「朝エクスプレス」為替電話レポートに出演中
    日本FP協会会員(AFP)
    NPO法人日本テクニカルアナリスト協会認定会員


    【出演経験】
    テレビ東京「オープニング・ベル、為替コーナー」
    ブルームバーグTV


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2010年3月31日 (水)

3/31 本日の戦略-豪ドルは利上げ期待の先行しすぎ?-

おはようございます。3月末で日本の年度末ですね。明日は第一生命が上場されます。為替市場はどのような影響が出るでしょうか。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ポンド>豪ドル>NZドル>ドル>円>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
ギリシャが昨日実施した12年債の入札(10億ユーロ)が不調(3.6億ユーロに留まる)に終わったことで、今後も実施が予定されるギリシャ債権の入札が不調になるようであれば、EU首脳会議で合意した支援策が試されることになりそうです。このため、懸念が後退しなければ、ユーロの戻りは売られやすくなると思います。また、昨日の市場では出所不明ながらフランスの格下げの噂などがでたことなどから、こうした不確かな噂や格付け会社などの否定コメントなどの可能性があり、振り回されないよう注意が必要です。ただ、こうしたユーロへのリスク要因がある中で、郵貯の限度額引き上げを盛り込んだ郵政改革法案の早期策定を鳩山首相が指示したことで、郵貯による安易な国債引き受けと財政規律の乱れの懸念から円が売られやすい地合いは継続するのではないかと思われます。

本日は年度末で仲値終了豪は本邦からの円買いが出やすくなるかもしれません。ドル/円は昨日、ようやく93円を壁を上に抜けましたが、高値が93.02円にとどまっていることから、引値で93円を維持できるかどうか今後のカギになりそうです。また、21時15分に民間給与計算会社ADPの雇用統計の発表が予定されており、材料が少ない中と米雇用に関心が集まっていることから注目されます。市場予想では4万人の増加となっていますが、これが大幅に上振れするようであれば、ドルが年初来高値の93.78円を上に抜け、週足の一目均衡表の雲の中に入り、4度目の雲の上抜けのトライにつながってくると思われます。

豪ドルは、RBAウォッチャーのマッカラン氏に続き、昨日もミッチェル氏が利上げの可能性が高いと発言しています。市場はすでに利上げを織り込んでいることから、利上げ期待からの豪ドルの上昇にもそろそろ限りが出ると思われ、21日移動平均線から3%以上かい離している豪ドル/円ではおしれーたー系のテクニカル指標などから売りのタイミングを図りたいと思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/円 21日移動平均線を上抜け
ユーロ/円 一目均衡表(日足)の雲の下
ユーロ/ポンド 一目均衡表(日足)の基準線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 09:47→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 92.42 ~ 93.27
EURJPY 123.71 ~ 125.16
GBPJPY 138.75 ~ 140.77
AUDJPY 84.83 ~ 85.88
NZDJPY 65.46 ~ 66.40
CADJPY 90.48 ~ 91.67
ZARJPY 12.48 ~ 12.65
NOKJPY 15.35 ~ 15.56
MXNJPY 7.43 ~ 7.52
HKDJPY 11.88 ~ 12.00
SGDJPY 66.01 ~ 66.64
EURUSD 1.3336 ~ 1.3463

■前日のサマリー
昨日の東京時間は本邦の失業率などが市場の予想通りで特に材料視されなかったものの、3月期末を前に本邦勢の円買いからストップロスを付け、ドル/円は1ドル=92円台ミドルから91.12円、ユーロ/円は124円台後半から124.17円まで下落しました。ユーロ/ドルは1.34ドル台後半で小動き。ロンドン時間帯にはドバイ・ワールドと債権団が合意に至るとの観測などや発表されたネーションワイド住宅価格指数が予想よりも上振れしたことやGDP確報で上方修正されたことからポンド主導で上昇し、ドル/円は92.73円、ユーロ/円は125.47円、ユーロ/ドルは1.3538ドル、NY時間にはポンド/円が140.52円(東京時間の安値の138.04円からほぼ一本調子)まで上昇しました。22時には発表された米S&P/ケースシラー住宅価格がプラスとなったことでドルが買われ、ドル/円は93.02円まで上昇しました。一方、ユーロは20過ぎにギリシャの12年債の入札が不調(10億ユーロの募集に対して3.6億ユーロの応募に留まった)だったことから、ユーロが売られ、ユーロ/ドルは1.3395ドル、ユーロ/円は124.32円の安値を付けました。
クローズはドル/円が92.77円、ユーロ/ドルが1.3414ドル、ユーロ/円は124.44円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 11097.14 110.67 1.01%
FTSE100(英) 5672.32 -38.34 -0.67%
DAX(独) 6142.45 -14.40 -0.23%
NYダウ(米) 10907.42 11.56 0.11%
S&P500(米) 1173.27 0.05 0.00%
NASDAQ(米) 2410.69 6.33 0.26%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.86 -0.01
日本10年債 1.390 0.010
英10年債 3.98 0.02
独10年債 3.11 -0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1104.50 -5.80
NY原油(期近) 82.37 0.20

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/31(水) 
・ 09:15 米国 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演
・ 09:30 豪2月住宅建設許可件数(前月比)
・ 09:30 豪2月小売売上高(前月比)
・ 11:00 NZ3月NBNZ企業信頼感
・ 16:55 ドイツ 3月失業率
・ 16:55 ドイツ 3月失業者数(千人単位)
・ 17:45 ユーロ圏 トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁記者会見
・ 18:00 ユーロ圏 2月失業率
・ 18:00 ユーロ圏 3月消費者物価指数速報(前年比)
・ 21:00 南アフリカ 2月貿易収支
・ 21:15 米国 3月ADP雇用統計
・ 21:30 カナダ 1月GDP(前月比)
・ 22:45 米国 3月シカゴ゙購買部協会景気指数
・ 23:00 米国 2月製造業受注指数
・ 01:30 米国 デューク米連邦準備委員会(FRB)理事講演
・ 01:30 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演
・ 02:30 ユーロ圏 ビニスマギ欧州中央銀行(ECB)理事講演

ポンド関連は別Blogのポンド一本勝負もご覧ください

2010年3月30日 (火)

3/30本日の戦略-方向感に乏しく材料待ち継続-

おはようございます。花冷えという言葉がぴったりするほど寒いです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

豪ドル>NZドル>ポンド>ユーロ>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はギリシャの50億ユーロの7年債(表面利回り5.90%)に対し、70億ユーロの申し込みがありました。今後も4月、5月にかけてギリシャの起債が続きますが、無難にこなされないと、先週合意したギリシャ支援の枠組みが試されることになります。現在のところ、その必要性がないことから、市場では特に材料視しなくなっているようです。

本日は米S&P/ケースシラー住宅価格指数の発表が予定されていますが、市場は明日のADP雇用統計に注目しているのではないかと思います。本邦の年度末を前にして、ドル/円は93円手前が重くなっているようです。一方、豪ドルは次週の4月6日(火)の政策金利発表で、0.25%の引き上げ期待が高まったことで買われやすくなっています。ポンドも本日は確報値になりますが10-12月期GDPが発表されますが、速報値とのブレは少ないものと思われます。昨日のワールド・ゴールド・カウンシルによる中国の金需要の倍増(今後10年)の見通しが示されたことで、資源国通貨全般には上昇期待がかかると思われますが、中国が引き締めに動く懸念も残ることから4月1日から発表される中国のPMIやその他の経済指標は注意深く見る必要がありそうです。

今週後半からのイースター休暇に向けてのポジション調整が出やすいものと思われ、シカゴの通貨ポジション動向をみる限りでは、ユーロの買い戻しが引き続き出やすいものと思われます。ただ、円に関してはリスク投資選好の動きが継続しやすい環境にありそうです。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
ポンド/円 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
ノルウェークローネ/円 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
豪ドル/米ドル 21日移動平均線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 09:16→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 92.12 ~ 92.97
EURJPY 123.96 ~ 125.41
GBPJPY 137.51 ~ 139.48
AUDJPY 84.39 ~ 85.42
NZDJPY 65.19 ~ 66.13
CADJPY 90.09 ~ 91.25
ZARJPY 12.37 ~ 12.54
NOKJPY 15.39 ~ 15.60
MXNJPY 7.36 ~ 7.45
HKDJPY 11.84 ~ 11.96
SGDJPY 65.84 ~ 66.46
EURUSD 1.3407 ~ 1.3535

■前日のサマリー
昨日は東京時間帯には日経平均株価が小幅下落する中で、アジア株式が全般的に堅調に推移したこともあり、朝方こそドル/円は1ドル=92.36円、ユーロ/円は124.11円、ユーロ/ドルも1.3419ドルまで下落したものの、東京時間午後には、リスク選好の動きでドル/円は92.79円、ユーロ/円が124.68円まで上昇しました。ロンドン時間にはユーロの買い戻しが続きユーロ/ドルが1.3507ドル、ユーロ/円が125.07円まで上昇したものの、ギリシャの7年債起債(50億ユーロ)に対して、70億ユーロの応募となったことなどで、ユーロ/ドルが1.3454ドルまで下落する場面も見られましたが、その後に発表されたユーロ圏景況感指数が市場より上振れしたことから、1.3490ドル近辺まで戻しました。NY時間では発表された米個人所得などが決め手に欠け、方向感がない中で、ユーロ/ドルは1.3438ドルまで下落しましたが、中国の金需要が今後10年で倍になる見通しを示したことで、金価格などの商品価格が上昇したことからドルが弱含みとなり、92円台ミドルまで下落しました。
クローズはドル/円が92.47円、ユーロ/ドルが1.3482ドル、ユーロ/円は124.66円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 10986.47 -9.90 -0.09%
FTSE100(英) 5710.66 7.64 0.13%
DAX(独) 6156.85 36.80 0.60%
NYダウ(米) 10895.86 45.50 0.42%
S&P500(米) 1173.22 6.63 0.57%
NASDAQ(米) 2404.36 9.23 0.39%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.86 0.02
日本10年債 1.410 0.025
英10年債 3.97 -0.06
独10年債 3.13 -0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1110.30 6.00
NY原油(期近) 82.17 2.17

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/30(火) 
・ 08:30 日本 2月失業率
・ 08:50 日本 2月鉱工業生産(前月比)
・ 11:00 NZ 2月マネーサプライ M3(前年比)
・ 15:00 南ア 2月マネーサプライM3(前年比)
・ 15:45 米国 エバンズ米シカゴ連銀総裁講演
・ 17:30 英国 第4四半期GDP(前期比)確報値
・ 17:30 英国 第4四半期GDP(前年比)確報値
・ 17:30 英国 第4四半期経常収支
・ 22:00 米国 1月S&P/ケース・シラー総合(前年比)
・ 23:00 米国 3月消費者信頼感指数
・ 01:00 米国 ボルカー経済再生諮問会議議長講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2010年3月29日 (月)

3/29本日の戦略-材料少ない、週末の流れ継続か-

おはようございます。いよいよ今週で3月も終わりですね。年の3分の1が過ぎようとしています。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ユーロ>ポンド>円>NZドル>ドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し

週末の韓国の哨戒艦沈没は、韓国政府が北朝鮮の関与の可能性がほとんどないことを表明していることから、有事のドル買い継続の可能性は低くなったと思われます。ギリシャ問題も緊急時にはIMFと共同で支援する枠組みがEU財務相会合で合意されたことから、ユーロに対するリスクが後退したとみられることから、ユーロの買い戻しが出やすい可能性があります。

本日はユーロ圏で業況判断指数などの景況感の発表が予定されています。また、オルファニデス・キプロス中銀総裁の講演が予定されています。一方の米国では個人所得などの発表が予定されていますが、市場の注目度はあまり高くないと思われ、週末の米雇用統計に向けて、非農業部門雇用者数への期待が先行するものと思われ、本邦勢の期末に向けた円買いがそれほど出てこないようであれば、円が売られやすい流れが継続すると思われます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
ポンド/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
ドル/スイス 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
ユーロ/ポンド ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス

■変動率からの予想レンジ 08:10→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 92.11 ~ 93.01
EURJPY 123.27 ~ 124.80
GBPJPY 136.60 ~ 138.69
AUDJPY 83.00 ~ 84.07
NZDJPY 64.63 ~ 65.61
CADJPY 89.57 ~ 90.79
ZARJPY 12.33 ~ 12.52
NOKJPY 15.19 ~ 15.40
MXNJPY 7.32 ~ 7.42
HKDJPY 11.85 ~ 11.98
SGDJPY 65.59 ~ 66.24
EURUSD 1.3336 ~ 1.3465

■前日のサマリー
週末は東京時間帯は本邦輸出になどによるドル売りなどから、ドル/円は1ドル=92.39円まで下落したものの、EU財務相会議でギリシャ支援に向けての合意が見られたことから、ユーロが上昇、日経平均株価が前日比で1.6%上昇したことなども背景となり、クロス円が全般的につよぐく見展開となり、ユーロ/円は朝方の1ユーロ=123円台前半から123.64円、ユーロ/ドルが1ユーロ=1.3270ドル近辺から1.3355ドルまで上昇しました。ロンドン時間帯にもユーロ高の流れが継続し、ユーロ/ドルは1.3407ドル、ユーロ/円は124.14円まで上昇、ドル/円は一時92.30円まで下落したものの米長期金利が上昇したことから92.60円近辺まで上昇しました。NY時間帯には発表された米10-12月期GDP3次速報が前期比年率5.6%の成長へ下方修正されたことから、92.83円まで上昇していたドル/円は92.65円まで下落、ユーロ/円は123.88円まで下落しました。しかし、下落も一時的ですぐに戻しました。その後、格付け機関のS&Pがポルトガルの格付けをA+の格付けを確認、見通しはネガティブ維持したことで、1.33ミドル近辺まで下落していたユーロ/ドルは1.3420ドル近辺まで上昇、ユーロ/円も124.20円近辺まで上昇しました。取引終盤にかけて韓国の哨戒艦が北朝鮮との軍事境界線付近で、爆発沈没したことで有事のドル買いとなり、米国債が買われたことから米長期金利が低下したことで、ドル/円は92.50円近辺、ユーロ/ドルは1.34ドル台前半、ユーロ/円は124円台前半での推移となりました。
クローズはドル/円が92.53円、ユーロ/ドルが1.3410ドル、ユーロ/円は124.08円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 10996.37 167.52 1.55%
FTSE100(英) 5703.02 -24.63 -0.43%
DAX(独) 6120.05 -12.90 -0.21%
NYダウ(米) 10850.36 9.15 0.08%
S&P500(米) 1166.59 0.86 0.07%
NASDAQ(米) 2395.13 -2.28 -0.10%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.85 -0.03
日本10年債 1.375 0.015
英10年債 4.03 0.01
独10年債 3.15 0.00

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1104.30 11.40
NY原油(期近) 80.13 -0.53

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/29(月) 
・ 17:30 英国 2月マネーサプライM4(前年比)確報値
・ 17:30 英国 2月消費者信用残高
・ 18:00 ユーロ圏 3月業況判断指数
・ 18:00 ユーロ圏 3月鉱工業信頼感
・ 18:00 ユーロ圏 3月消費者信頼感確報値
・ 21:30 米国 2月PCEデフレータ(前年比)
・ 21:30 米国 2月PCEコア・デフレータ(前年比)
・ 21:30 米国 2月個人支出
・ 21:30 米国 2月個人所得
・ 21:30 米国 2月PCEコア・デフレータ(前月比)
・ 23:30 米国 2月ダラス連銀製造業活動
・ 01:45 ユーロ圏 オルファニデス・キプロス中銀総裁講演
・ 01:45 英国 デール英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演
3/30(火)
・ 06:45 NZ 2月住宅建設許可(前月比)
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2010年3月28日 (日)

3/29 の週の見通し

こんばんは。寒い中のウォーキングはつらかったです。

26日に発表された23日現在のシカゴIMMの投機ポジションでは、ドルはショート(売)が減少、円のロング(買)は3週連続の減少で約1万コントラクトとなりました。ユーロはショートが大幅に増加、カナダはロングが7万コントラクト超えとなっています。各通貨のポジションは下の表を参照してください。

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 10,161 -5,036 41,030 30,869 71,899
EUR -74,917 -28,576 39,953 114,870 154,823
GBP -71,624 -7,637 11,349 82,973 94,322
CHF -1,088 4,145 9,239 10,327 19,566
CAD 73,027 3,387 90,278 17,251 107,529
AUD 74,339 10,845 84,248 9,909 94,157
NZD 5,489 2,680 13,621 8,132 21,753
MXN 10,161 -5,036 41,030 30,869 71,899
source:CFTC

週末のEU財務相会合で、緊急時にIMFと共同でギリシャを支援することが決定され、当面の危機が後退したことから、ユーロのショートを巻き戻す動きから、ユーロ/ドルは1.34ドルを回復、リスク投資を選好する動きから、ドル/円も92円台後半まで上昇しましたが、韓国の哨戒艦が北朝鮮との軍事境界線付近で爆発、沈没したことから、リスク買いが高まり、有事のドル買いとなりました。ただ、この哨戒艦の沈没は韓国政府が北朝鮮の関与を否定したことで、週明けはリスク投資の政界につながる可能性があります。

先週末にグリーンスパン米FRB議長が「国債利回りの上昇は鉱山のカナリア」「失業率は今後1年でやや低下へ」「ドルとユーロは、両方とも下落する」 と発言、「米財政赤字に対する投資家の懸念を反映している」「大規模な過剰連邦債務が、米国債相場に影響している」、「短期見通しは明るいが、長期見通しを懸念」と同時に発言しており、財政赤字に対して懸念を表明しているとみられるが、短期的ではないと思われるが、相場の方向性に言及しているようであり、注意が必要と思われます。

今週は、週末が欧州ではイースターの休暇となることで、米国の雇用統計の発表が予定されているものの市場参加者が少ないことが予想され、内容次第では大きく動いてくると思われます。市場の事前の予想では非農業部門雇用者数が20万人の増加との見方も一部にあり、期待が先行しているきらいがあることから、予想倒れになると、ドルの下げの可能性が高くなります。この他には1日の日銀短観や中国の購買担当者景気指数(PMI)などに注目です。オーストラリアでは小売売上高が貿易収支の発表が予定され、利上げ期待が高まるようであれば、年初来高値の86.19円へ向けて上昇していくかの性が高まります。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 90.50 93.80
ユーロ/ドル 1.3250 1.3580
ユーロ/円 123.00 126.50
ポンド/円 135.60 139.50
豪ドル/円 81.20 84.60

【USD】
USD
source:CFTC

ドルは13,584コントラクトのショート減少の125,249コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
JPY
source:CFTC

円は5,036コントラクトのロング減少の10,161コントラクトのロングとなりました。

【EUR】
EUR
source:CFTC

ユーロは28,576コントラクトのショート減少の74,917コントラクトのショートになりました。

【CAD】
CAD
source:CFTC

カナダは3,387コントラクトのロング増加の73,027コントラクトのロングになりました。

【NZD】
NZD
source:CFTC

NZドルは2,680コントラクトのロング増加の5,489コントラクトのロングになりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向はアナリストレポートのIMMポジションを参照してください。(29日更新)

■イベント予定
3/29(月) 
・ 17:30 英国 2月消費者信用残高
・ 18:00 ユーロ圏 3月業況判断指数
・ 18:00 ユーロ圏 3月鉱工業信頼感
・ 18:00 ユーロ圏 3月消費者信頼感確報値
・ 21:30 米国 2月PCEデフレータ(前年比)
・ 21:30 米国 2月個人支出
・ 21:30 米国 2月個人所得
・ 23:30 米国 2月ダラス連銀製造業活動
3/30(火)
・ 06:45 NZ 2月住宅建設許可(前月比)
・ 08:30 日本 2月失業率
・ 08:50 日本 2月鉱工業生産(前月比)
・ 11:00 NZ 2月マネーサプライM3(前年比)
・ 15:00 南ア 2月マネーサプライM3(前年比)
・ 17:30 英国 第4四半期GDP(前期比)確報値
・ 17:30 英国 第4四半期経常収支
22:00 米国 1月S&P/ケース・シラー住宅価格
・ 23:00 米国 3月消費者信頼感指数
3/31(水)
・ 08:01 英国 3月GFK消費者信頼感調査
・ 09:30 豪 2月住宅建設許可件数(前月比)
09:30 豪 2月小売売上高(前月比)
・ 11:00 NZ 3月NBNZ企業信頼感
・ 16:55 ドイツ 3月失業率
・ 16:55 ドイツ 3月失業者数(千人単位)
・ 18:00 ユーロ圏 2月失業率
・ 18:00 ユーロ圏 3月消費者物価指数速報(前年比)
・ 21:00 南ア 2月貿易収支
21:15 米国 3月ADP雇用統計
・ 21:30 カナダ 1月GDP(前月比)
・ 22:45 米国 3月シカゴ゙購買部協会景気指数
・ 23:00 米国 2月製造業受注指数
4/1(木)
・ 08:50 日本 日銀短観 大企業製造業先行き
08:50 日本 日銀短観 大企業製造業業況判断
・ 08:50 日本 日銀短観 大企業非製造業先行き
08:50 日本 日銀短観 大企業非製造業業況判断
09:30 豪 2月貿易収支
・ 16:55 ドイツ 3月PMI製造業確報値
・ 17:00 ユーロ圏 3月PMI製造業確報値
17:30 英国 3月PMI製造業
・ 21:30 米国 新規失業保険申請件数
・ 21:30 米国 失業保険継続受給者数
・ 23:00 米国 2月建設支出(前月比)
23:00 米国 3月ISM製造業景況指数
4/2(金)
・ 21:30 米国 3月製造業雇用者数変化
21:30 米国 3月非農業部門雇用者数変化
21:30 米国 3月失業率

経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2010年3月27日 (土)

米長期金利上昇からドルが買われた週

こんばんは。ウォーキング途中でショッピングセンター(SC)に立ち寄ると、イベントで地元出身のシンガーソングライターの人が春らしい歌を歌っていました。

今週は25-26日に開催されたEU財務相会合で、ギリシャの支援策に対するIMFと共同でのセーフティネットが合意に至りましたが、週前半はギリシャ政府と独政府の不協和音や格付け機関フィッチによるポルトガルの格下げなどでユーロが1ユーロ=1.34ドルを割り込み週末東京時間早朝には一時1.3267ドルまで下落したものの、クローズにかけては1.34ドル台を回復しました。また、ドル/円は本邦の期末要因からの円高予想が多かった中で、ユーロ/ドルの下落と米2、5、7年債の入札が(前回入札と比べ)低調とみなされたことから、米長期金利が上昇し、1ドル=92円を超え、一時92.90円まで上昇しました。昨日は取引終盤にかけて韓国海軍の哨戒艦「天安(チョンアン)」が南北朝鮮の海上境界線にあたる北方限界線付近で沈没したことから、有事のドル買い(米国債買い)となり、ドル/円は92.50円近辺でクローズしました。

通貨別でみると、ドルが主要通貨に対して全面高(2番目のグラフ)、円は主要通貨に対して全面安(1番目のグラフ)となりました。先週は資源国通貨が買われ、欧州通貨売られる流れとなりましたが、ギリシャ支援問題が一定の進展を見せたことから、リスクを選好する動きから「円」が売られる一方で、米長期金利の上昇から「ドル」が買われる展開となったもののようです。

【週間騰落率(JPY)】
Weekly Retio(JPY)
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

【週間騰落率(USD)】
Weekly Retio(USD)
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

2010年3月26日 (金)

3/26本日の戦略-本日まではギリシャ支援策、次のテーマは?-

おはようございます。28日から欧州もサマータイムに入ります。連休の分散化ではなく、サマータイムの導入も真剣に考えてほしいです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>豪ドル>ドル>ユーロ>ポンド>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日のEU首脳会合で独仏がギリシャ支援で合意したとのニュースが流れ、懸念が後退しかけたものの、トリシェECB総裁の発言「非常に悪い(poor)」により、再びユーロが1.33ドルを割り込む水準へと下落しました。本日もEU首脳会合が予定されていることから、本日もギリシャ支援関連のニュースには注目となります。

ギリシャ支援に関してまとめておきますと、
1.ユーロ圏諸国による2国間融資とIMFからの支援
2.ユーロ圏諸国が3分の2、IMFが3分の1の規模
3.支援は極めて深刻な事態のみ、他に解決策がない場合のみ実施
となっています。昨日まとまったとみられる草案は本日のGMT18:30(日本時間明日3:30)に発表が予定されています。

昨日は英小売売上高が前月比で+2.1%となったことで、これを好感してポンドが買われています。雇用の改善が示されていますので、ギリシャ絡みでリスク回避とならなければ、目先はポンドが買われやすいと思われます。また、サプライズで政策金の0.5%利下げを行った南ア準備銀行(SARB)ですが、物価指数が低下していることから、一部では利下げの可能性が示されていました。景気悪化での利下げではないとみられることから、こちらもリスク買いが継続するは対円では上昇が継続することになると思います。

本日は米10-12月期のGDP3次速報が発表されます。また、ミシガン大消費者信頼感指数の確報の発表も予定されています。GDPはほぼ確定に近いことから、大きなブレはないと思われ、消費者センチメントの改善が示されるとドルが買われやすくなると思われます。一方では、ビニスマギECB理事、コンスタンシオ・ポルトガル中銀総裁、ウォーシュFRB理事、トリシェECB総裁、プラード・セントルイス連銀総裁、パパデモスECB副総裁と引き続き要人の講演が控えていることから、ギリシャや米国の出口戦略の発言には要注意です。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス

■変動率からの予想レンジ 10:12→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 92.33 ~ 93.23
EURJPY 122.26 ~ 123.76
GBPJPY 136.10 ~ 138.20
AUDJPY 83.57 ~ 84.65
NZDJPY 64.72 ~ 65.70
CADJPY 89.99 ~ 91.21
ZARJPY 12.27 ~ 12.46
NOKJPY 15.07 ~ 15.28
MXNJPY 7.31 ~ 7.40
HKDJPY 11.87 ~ 12.00
SGDJPY 65.56 ~ 66.21
EURUSD 1.3198 ~ 1.3324

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は本邦勢による円買いなどにより、ドル/円は1ドル=92円台前半から91.75円、ユーロ/円は1ユーロ=122.80円近辺から122円台前半へと下落、ユーロ/ドルは1ユーロ=1.33ドル台前半からミドル近辺へと上昇しました。東京時間終盤にかけてユーロ/ドルの1.33ドルのノックアウトオプションの防戦が破られ、1.3283ドルまで下落したことから、ユーロ/円も122.27円まで下落、ドル/円は92.15円まで上昇しました。ロンドン時間ではEU首脳会合でギリシャ支援策の具体化が示されるのかを見極めたいとの慎重な見方ながら、欧州株価が堅調に推移したことなどから、リスク買いとなり、一時91.79円まで下落していたドルは92.14円、ユーロ/ドルは1.3371ドル、ユーロ/円は123.17円まで上昇しました。NY市場では米新規失業保険申請件数が44.2万件となったことや米長期金利が上昇したことからドル/円は92.62円、ユーロ/円は123.54円まで上昇しました。NY時間では1時過ぎにギリシャ支援で独仏が合意との一部通信社のニュースが流れると、懸念の後退からリスク買いとなり、ドル/円は92.96円、ユーロ/ドルは1.3388ドル、ユーロ/円は123.90円まで上昇し高値を付けました。ただ、トリシェECB総裁が「IMFによるギリシャ支援は非常に悪い」と発言したことから、ユーロが売られ、ユーロ/ドルは1.3257ドルまで下落しました。
クローズはドル/円が92.74円、ユーロ/ドルが1.3271ドル、ユーロ/円は123.07円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 10828.85 13.82 0.13%
FTSE100(英) 5727.65 49.77 0.88%
DAX(独) 6132.95 93.95 1.56%
NYダウ(米) 10841.21 5.06 0.05%
S&P500(米) 1165.73 -1.99 -0.17%
NASDAQ(米) 2397.41 -1.35 -0.06%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.88 0.03
日本10年債 1.360 0.025
英10年債 4.02 0.06
独10年債 3.15 0.07

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1092.90 4.10
NY原油(期近) 80.53 -0.08

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/26(金) 
・ 08:30 日本 2月全国消費者物価指数(前年比)
・ 08:30 日本 3月東京消費者物価指数(前年比)
・ 16:30 ユーロ圏 ビニスマギ欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 20:15 ユーロ圏 コンスタンシオ・ポルトガル中銀総裁講演
・ 21:30 米国 第4四半期GDP3次速報(前期比)
・ 21:30 米国 第4四半期個人消費3次速報
・ 22:55 米国 3月ミシガン大学消費者信頼感指数確報
・ 00:30 米国 ウォーシュ米連邦準備理事会(FRB)理事講演
・ 01:00 ユーロ圏 トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁講演
・ 05:00 米国 ブラード米セントルイス連銀総裁講演
・ 05:00 ユーロ圏 パパデモス欧州中央銀行(ECB)副総裁講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

Vol.7 特性要因図を完成させよう

※このコンテンツは上田ハーローFX 週間ニュースに掲載しているものです。購読(無料)は下記から。

皆様こんばんは。今週は米国のFOMC(公開市場委員会=金融政策決定)、日銀の金融政策決定会合の2つの大きなイベントをこなしましたが、為替相場への影響は限定的で、週後半には再びギリシャの債務問題がクローズアップされています。3月末の日本の企業決算に向けて海外回から資金を戻す(=レパトリエーション)動きが出るとの噂もありますが、果たしてどうなるでしょうか。

さて、先週、「FX取引上達の道の入門編も後半に」と書きましたが、正しくは、市場テーマを探るの入門編でした。テクニカル分析やファンダメンタルズ分析も控えていますので、一緒にがんばりましょう。

先週の特性要因図にグループの内容を書き入れるのはできましたでしょうか。これまでの完成形は下記になります。

▼特性要因図(完成例)
http://uedaharlowfx.weblogs.jp/yamauchi/images/fishbone.jpg

この特性要因図に新たに出てきた変動要因を加えていくと為替の予測に関連のある全体図ができあがってきます。この図を眺めながら、時々の相場状況で見落としがないかをチェックしていくことになります。

[今週の宿題]
次回からテクニカル分析編へ移行します。
下記のテクニカル分析を見ておいてください。
http://www.fxmuseum.jp/techanalysis/

2010年3月25日 (木)

3/25本日の戦略-ユーロはどこまで下げる?-

おはようございます。ドル/円は1カ月半ぶりの92円台ですね。前回は滞空時間がみじかったのですが、今回はどうでしょうか。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ドル>NZドル>ポンド>豪ドル>ユーロ>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日の格付け機関フィッチによるポルトガルの格下げはギリシャ問題の懸念を増幅させ、ユーロを押し下げました。ユーロ/ドルはチャート上のポイントとなる3/2の安値を下に抜け1.3312ドルまで下落しました。本日はもう一つのポイントとなる週足での一目均衡表の遅行線が雲の下(1.3309ドル)を下に抜けるかがあります。週足ですので金曜日の引値を待たねばなりませんが、下に抜けてしまうと2009/4/22の安値の1.2885ドルまで下落するリスクがでてきます。

一方、円は米長期金利が上昇したことなどを背景に下落、主要な通貨でもリスク回避の買いにはつながらず下落しました。ドル/円の常用なテクニカルポイントの200日移動平均線を上に抜けたことや、本邦期末要因からの下向きのバイアスがかかっていて、ストップロスの買いが溜まっていたことなどが押し上げた要因とのようです。本日は92円台では、本邦からの円買いが出やすいと思いますので、東京時間帯は円が買われやすい展開を予想しています。ただ、欧米の時間帯で、再びユーロに対する懸念が浮上してくると、ドルを買う動きが強まり、ドルの一段高、ユーロの一段安になると思います。注目はEU首脳会合ですが、昨日の独高官の「ギリシャに関する決定はない」発言も気にかかるところですし、フィッチ以外の格付け機関の動き、ポルトガル以外の国の格付けなども懸念されるところです。ユーロ導入後の1999年の下落時でもECBは介入になかなか腰をあげなかった経緯もあり、伝統的にまとまりの弱さがあり、EU首脳会合でも弱さが出ると、ユーロの下落トレンドが継続することになりそうです。

本日もユーロサイドからはトリシェECB総裁(17時)、ゴンザレス・パラモECB理事(3時30分)の講演、米はバーナンキFRB議長(23時)、ガイトナー米財務長官の下院議会証言(2時30分)が予定されています。他は英小売売上高指数(18時30分)、米新規失業保険申請件数(21時30分)南ア準備銀行(SARB)の政策金利発表(23時)が予定されています。ただ、市場はユーロに注目していることから、経済指標の影響は限定的にとどまる可能性が高いです。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 一目均衡表(日足)の雲の上、ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
ユーロ/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け、ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
NZドル/円 90日移動平均線を上抜け、一目均衡表(日足)の雲の上
ドル/スイス 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け、一目均衡表(日足)の雲の上
豪ドル/米ドル 21日移動平均線を下抜け
NZドル/米ドル 一目均衡表(日足)の雲の下

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯はユーロの下落懸念が付きまとう中、ドル/円は1ドル=90円台前半で底堅い動きを続け、ユーロ/ドルは1ユーロ=1.35ドルを割り込んで下落となり、午後には一時1.4303ドルまで売り込まれました。ユーロ/円も122円台前半から121.45円まで下落しました。ロンドン時間帯には、発表された独IFO景気動向指数が市場予想を上回ったことでユーロが一時買い戻される場面が見られましたが、格付け機関フィッチがポルトガルの格付けを「AA」から「AA-」に引き下げたことで、ユーロ売りが加速し、ユーロ/ドルは1.34ドルを割り込み1.3342ドルまで下落、一方のドル/円は91.22円まで上昇し、ユーロ/円はドル/円につれ122.25円まで上昇しました。その後も独当局者から「EU首脳会議でギリシャに関する決定はない」との発言が出たことや米2月の耐久財受注が前月比+0.5%、(除く輸送機器)は前月比+0.9%となったことで、ドル買いとなり、ドル/円は一時ストップロスを巻き込んで2/19以来の92円台を回復しました。その後、ホーニッグ米カンザスシティ連銀総裁が低金利を懸念する発言等を行ったこともドル買いを後押しし、ドル/円は92.42円、ユーロ/円は123.03円まで上昇、ユーロ/ドルは1.3312ドルまで一時下落しました。
クローズはドル/円が92.31円、ユーロ/ドルが1.3315ドル、ユーロ/円は122.91円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 10815.03 40.88 0.38%
FTSE100(英) 5677.88 4.25 0.07%
DAX(独) 6039.00 21.73 0.36%
NYダウ(米) 10836.15 -52.68 -0.48%
S&P500(米) 1167.72 -6.45 -0.55%
NASDAQ(米) 2398.76 -16.48 -0.68%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.85 0.17
日本10年債 1.346 -0.009
英10年債 3.97 0.06
独10年債 3.08 0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1088.80 -14.90
NY原油(期近) 80.61 -1.30

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/25(木) 
・ 09:00 米国 コーン米連邦準備理事会副議長講演
・ 16:00 ドイツ 4月GFK消費者信頼感調査
・ 16:00 南アフリカ 2月生産者物価指数(前月比)
・ 17:00 ユーロ圏 トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁講演
・ 18:00 ユーロ圏 2月マネーサプライM3(前年比)
・ 18:30 英国 2月小売売上高(前月比)
・ 21:30 米国 失業保険継続受給者数
・ 21:30 米国 新規失業保険申請件数
・ 22:10 米国 ピアナルト米クリーブランド連銀総裁講演
・ 23:00 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長下院証言
・ 23:00 南アフリカ 南ア準備銀行(SARB)政策金利発表
・ 02:00 米国 米7年債入札(320億ドル)
・ 02:30 米国 ガイトナー米財務長官下院証言
・ 03:30 ユーロ圏 ゴンザレス・パラモ欧州中央銀行(ECB)理事講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2010年3月24日 (水)

3/24本日の戦略-米下院の人民元に関する公聴会に注意か-

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>豪ドル>ドル>円>ポンド>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
「独仏両国がギリシャ支援でIMFでの役割で合意」とのニュースから、ユーロには少し懸念が後退したようです。ただ、IMFの役割については伝わってきていないことから、2国間の融資にどのように関与するのかは見えてきません。また、2国間の融資になるのかも不明です。一部通信社の報道では、「ギリシャが借入不能の場合に限り、最終手段としての金融支援にドイツは同意する」とのニュースもでているようですが、独の世論などの支持が得られるのか不透明と思われます。ただ、一定の枠組みに向けて前進とみることもでき、今後迎える償還を乗り切れれば、市場が予想しているようなユーロの信認が大幅に損なわれる可能性は低い(多少の信認低下は十分あり得る)のではないかと思われます。また、ヒルデブランド・スイス国立銀行総裁は「対ユーロでの過度なスイスフラン高はデフレリスクを促進する」「過度なスイスフラン高に断固として対処する」「SNBはかなりの量の外貨を買うことができる」と発言したものの、目新しさに欠けユーロ安/スイスフラン高の抑制にはつながっていないようです。

独仏がギリシャ支援で合意に至ったことで、25-26日に開催されるEU首脳会議でも、同国支援に対して合意が見られる可能性があります。ただ、支援のあり方によってはユーロの信認が揺らぐ可能性があり、引き続きユーロには下押しのバイアスがかかっていると思われます。本日は独の製造業PMI(購買担当者景気指数)、サービス業PMIとIFO景気動向調査の心理系の指数が発表されます。景況感は回復傾向が見えてきていることから、予想より良ければユーロの戻りにつながる可能性がありますが、どちらかというと25-26日待ちとみられることで、ネガティブな材料への反応のほうが大黄のではないかと思っています。また、米国では21時30分に耐久財受注の発表が予定されています。23時45分にはFOMCで反対票を投じたホーニッグ・カンザスシティー連銀総裁の講演が予定されています。5年債の入札も控えていることから、タカ派的な発言が出るようであれば、ドル買いとなる可能性があります。また、米下院では中国人民元の公聴会が行われることから、内容によっては円が買わるリスクがあると思われます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
特にありません

■変動率からの予想レンジ 09:28→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 89.95 ~ 90.78
EURJPY 121.15 ~ 122.69
GBPJPY 134.70 ~ 136.82
AUDJPY 82.38 ~ 83.52
NZDJPY 63.37 ~ 64.36
CADJPY 88.31 ~ 89.56
ZARJPY 12.21 ~ 12.41
NOKJPY 15.06 ~ 15.28
MXNJPY 7.16 ~ 7.25
HKDJPY 11.57 ~ 11.68
SGDJPY 64.22 ~ 64.84
EURUSD 1.3427 ~ 1.3553

■前日のサマリー
昨日は本邦の3連休明けから仲値に向けてのドル買いなどでドル/円は朝方の1ドル=90.05円から90.39円、ユーロ/円は1ユーロ=122.20円近辺から122.59円まで上昇しましたが、ユーロ/ドルは1ユーロ=1.3540ドルから1.3560ドル近辺のレンジとなりました。ロンドン時間に入るとユーロ/ドルが1.3503ドルまで下落すると、ユーロ/円が121.75円、ドル/円は90.13円まで下落しました。しかし、発表された英2月の消費者物価指数が市場予想より下振れす前年比2.9%となったことから、ポンドが対ドル、対ユーロで下落したことから、ドル/円は90.45円、ユーロ/ドルは1.3535ドル、ユーロ/円は122.37円まで戻しました。しかし、ギリシャ問題がくすぶり続けていることからユーロの戻りが売られ、NY時間帯にはユーロ/ドルが1.3475ドルまで下落、ユーロ/円も121.78円まで再び下落しました。その後、米中古住宅販売が発表され、前月よりは良くなかったものの、市場予想よりは小幅によかったことなどからドルが買われ、一時90.49円まで上昇、ユーロ/円も122.54円まで戻し、ユーロ/ドルもショートカバーから1.3551ドルまで戻しました。日が変わりオバマ米大統領が医療保険改革法案に署名、一方、ユーロ圏からはドイツ当局者の話として「独仏両国、ギリシャ問題でのIMFの役割で合意」との発言が伝わり、ユーロ/ドルが1.3564ドルまで上昇、ドル/円は90.19円まで下落したものの、米2年債の入札の応札結果が3.00倍と前回より悪く、米長期金利が上昇、ドル買いとなり、ドル/円は90円台ミドルまで戻し、ユーロ/ドルは1.35ドル台前半、ユーロ/円は122円を挟んでの動きとなりました。
クローズはドル/円が90.40円、ユーロ/ドルが1.3498ドル、ユーロ/円は122.02円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 10774.15 -50.57 -0.47%
FTSE100(英) 5673.63 29.09 0.52%
DAX(独) 6017.27 29.77 0.50%
NYダウ(米) 10888.83 102.94 0.95%
S&P500(米) 1174.17 8.36 0.72%
NASDAQ(米) 2415.24 19.84 0.83%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.69 0.03
日本10年債 1.350 -0.010
英10年債 3.91 -0.01
独10年債 3.06 -0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1103.70 4.20
NY原油(期近) 81.91 0.31

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/24(水) 
・ 08:50 日本 2月通関ベース貿易収支(季調済)
・ 17:00 米国 エバンズ米シカゴ連銀総裁講演
・ 17:30 ドイツ 3月PMI製造業
・ 17:30 ドイツ 3月PMIサービス業
・ 18:00 ユーロ圏 3月PMI製造業
・ 18:00 ユーロ圏 3月PMIサービス業
・ 18:00 ユーロ圏 ビニスマギ欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 18:00 ドイツ 3月IFO景気動向指数
・ 19:00 ユーロ圏 1月鉱工業新規受注(前月比)
・ 21:30 米国 2月耐久財(除輸送用機器)
・ 21:30 米国 2月耐久財受注
・ 22:00 ノルウェー(NorgesBank)中銀預金金利
・ 22:00 ユーロ圏 オルドネス・スペイン中銀総裁講演
・ 23:00 米国 2月新築住宅販売件数
・ 23:45 米国 ホーニッグ米カンザスシティー連銀総裁講演
・ 00:00 ユーロ圏 シュタルク欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 01:45 カナダ カーニーBOC総裁講演
・ 02:00 米国 米5年債入札(420億ドル)
3/25(木)
・ 06:45 ニュージーランド 第4四半期GDP(前年比)
・ 06:45 ニュージーランド 第4四半期GDP(前期比)
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2010年3月23日 (火)

3/23本日の戦略-円買い圧力が継続も、決め手に欠ける-

おはようございます。「北朝鮮で外貨を使用したら死刑を含む厳罰に処す」との恐ろしい経済政策が暴露されたようです。裏を返すと北朝鮮の通貨が自国内でも全く信用がないということですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ドル>円>ユーロ>豪ドル>NZドル>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日もギリシャ救済問題主導する形でマーケットが動きました。バンガロス・ギリシャ副首相が「ドイツの銀行はギリシャ債をめぐる投機に参加している」「ドイツの輸出企業はユーロ安の恩恵を受けている」とドイツ非難ともとれる発言をすると、メルケル独首相は「ギリシャへの金融支援は最後の手段としてのみ提供」「ギリシャ支援はEU首脳会議の議題に入っていない」と発言、25-26日に開催されるEU首脳会議でギリシャ問題が議論されないとのユーロにネガティブな内容となっています。本邦の3月期末に向けての円買い観測もあり、中国人民元切り上げの可能性も円買いを連想させやすくなっていることから、ドルやユーロ、クロス円などの上値の重さが感じられます。ただ、昨日の周小川・中国人民銀行総裁が「人民元についての発言が多すぎる状況は良くないと」牽制発言をしていることから、切り上げについては時期はもう少し先(経済状況によりますが、5月の上海万博の前後)になるのではないかとみられます。

本日は、ヒルデブランド・スイス国立銀行総裁の発言が16時30分に予定されていて、下落を続けているユーロ/スイス(スイス高)への警戒的な発言が出てくると、ユーロが戻す可能性があります。また、19時のプロッサー米フィラデルフィア連銀総裁(投票権なし)や4時35分のイエレン米サンフランシスコ連銀総裁(投票権なし)の講演が予定されています。経済指標では中古住宅販売件数(23時)、440億ドルの米2年債入札も予定されていることから、入札好調などで米長短金利が低下するようであればドル売りにつながりやすいと思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ノルウェークローネ/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 07:59→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 89.68 ~ 90.52
EURJPY 121.30 ~ 122.86
GBPJPY 134.76 ~ 136.89
AUDJPY 82.08 ~ 83.23
NZDJPY 63.09 ~ 64.08
CADJPY 87.77 ~ 89.03
ZARJPY 12.18 ~ 12.38
NOKJPY 15.05 ~ 15.27
MXNJPY 7.11 ~ 7.20
HKDJPY 11.53 ~ 11.64
SGDJPY 63.97 ~ 64.59
EURUSD 1.3485 ~ 1.3615

■前日のサマリー
昨日は本邦の3連休ということでアジア時間帯は材料難から主要通貨がレンジの取引となっていましたが、ロンドン時間にユーロ/ドルの1.35ドル割れを試す動きから、ユーロ/ドルが1.3498ドルまで下落したもののすぐに買いが入り1.3546ドルまで反発、ドル/円はユーロ/ドル下げをきっかけにドル買いとなり、小さいストップロスを巻き込んで90.78円まで上昇しましたが続かず、90.50円近辺へと下落しました。NY時間にはバンガロス・ギリシャ副首相が「EU首脳支援合意なければユーロ崩壊」「持続可能かつ均衡の取れた銀行融資を望む」「1月の銀行融資の急激な増加、と制度上の問題を反映している可能性」などと発言したことからリスク懸念でユーロ/ドルが1.3463ドル、ユーロ/円が121.05円まで下落、ドル/円も89.83円まで下落しました。ただ、トリシェECB総裁が「(ギリシャ支援で)融資が唯一の可能性」「(ギリシャが)ユーロ圏からの脱退、法的に不可能」「支援はユーロ圏全体の安定の要素を含む必要」などと発言したことから、ユーロが反発しユーロ/ドルは1.3569ドル、ユーロ/円は122.25円、ドル/円は90.21円まで戻しました。
クローズはドル/円が90.13円、ユーロ/ドルが1.3558ドル、ユーロ/円は122.19円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 10824.72 80.69 0.75%
FTSE100(英) 5644.54 -5.58 -0.10%
DAX(独) 5987.50 5.07 0.08%
NYダウ(米) 10785.89 43.91 0.41%
S&P500(米) 1165.81 5.91 0.51%
NASDAQ(米) 2395.40 20.99 0.88%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.66 -0.03
日本10年債 1.360 -
英10年債 3.92 -0.04
独10年債 3.07 -0.04

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1099.50 -8.10
NY原油(期近) 81.25 0.57

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/23(火) 
・ 08:00 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演
・ 08:50 日本 日銀金融政策決定会合議事要旨
・ 11:00 米国 エバンズ米シカゴ連銀総裁講演
・ 16:30 スイス ヒルデブランド・スイス国立銀行(SNB)総裁講演
・ 18:00 南アフリカ 第4四半期経常収支
・ 18:30 英国 2月小売物価指数(前月比)
・ 18:30 英国 2月消費者物価指数(前月比)
・ 19:00 米国 プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁講演
・ 21:30 カナダ 2月景気先行指標指数(前月比)
・ 23:00 米国 1月住宅価格指数(前月比)
・ 23:00 米国 3月リッチモンド連銀製造業指数
・ 23:00 米国 2月中古住宅販売件数
・ 02:00 米国 米2年債入札(440億ドル)
・ 04:35 米国 イエレン米サンフランシスコ連銀総裁講演
3/24(水)
・ 06:45 ニュージーランド 第4四半期経常収支
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2010年3月22日 (月)

3/22本日の戦略-新たな材料待ちの展開-

おはようございます。本日から新調したメガネを使っています。相場もクリアにみたいですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ドル>円>ユーロ>豪ドル>NZドル>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
週末はインド中銀によるレポ金利の引き上げなどから、コモディティ価格が下落しましたが、インド中銀によるレポ金利の引き上げは市場では予想されていたことであり、影響も限定的となりました。一方、ドイツ連銀理事からはモラルハザードの懸念からギリシャの破綻容認と支援供与の検討は不要との発言が出ています。ギリシャ支援では、EU委員会のバローゾ委員長が予備的な救済で可及的速やかな合意を求めているものの、域内最大のドイツの連銀理事からこのような発言が出たことで、救済に対してのネガティブな発言が続くようであれば、ユーロの一段の下落につながってくると思われます。ただ、ドル/円に関しては方向感に欠け、狭いレンジでの動きが継続すると思われます。

本日は本邦が春分の日で3連休となっていることから、アジア時間では小動きが予想されます。経済指標もシカゴ連銀全米活動指数の発表が予定されているくらいで、重要な指標がないことから、方向感を持ちにくい展開が続きそうです。ただ、トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁講演、ゴンザレス・パラモECB理事講演が控えていることやロックハート米アトランタ連銀総裁(投票権なし)講演の講演が控えていることから、発言内容によっては動いてくる可能性があります。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 21日移動平均線を下抜け
ポンド/円 21日移動平均線を下抜け
NZドル/円 ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
ユーロ/ポンド 21日移動平均線を上抜け
NZドル/米ドル 一目均衡表(日足)の雲の上から中

■変動率からの予想レンジ 08:30→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 90.11 ~ 90.97
EURJPY 121.75 ~ 123.32
GBPJPY 134.63 ~ 136.78
AUDJPY 82.32 ~ 83.48
NZDJPY 63.64 ~ 64.64
CADJPY 88.42 ~ 89.69
ZARJPY 12.22 ~ 12.42
NOKJPY 15.21 ~ 15.43
MXNJPY 7.12 ~ 7.21
HKDJPY 11.60 ~ 11.71
SGDJPY 64.44 ~ 65.06
EURUSD 1.3467 ~ 1.3600

■前日のサマリー
週末は本邦の3連休前ということもあり、仲値にかけてのドル買いからドル/円は1ドル=90.60円、ユーロ/円が1ユーロ123.35円まで上昇しましたが、ユーロ/ドルは1ユーロ=1.37ドル台前半での小動きとなり、ロンドン時間にかけては手掛かり難から全体的に小動きとなりました。ロンドン時間では、ザラツイン独連銀理事が「EUはギリシャ破綻を容認するべきだ」「ギリシャ支援供与の検討は不要」「ギリシャ破綻はユーロを損ねないだろう」等と発言をしたことで、ユーロ/ドルが主導して1.3559ドル、ユーロ/円が122.60円まで下落しました。NY市場ではユーロの弱含みが継続、米長期金利の上昇につれ、ドル/円は90.72円の高値をつけ、ユーロ/ドルは1.3533ドルまで下落しました。22時30分過ぎにインド中銀がレポ金利を0.25%引き上げ4.00%、リバースレポ金利も0.25%引き上げ3.50%にしたことから、市場ではサプライズ(利上げは予想の範囲だったがタイミングが想定外)となり、コモディティ市場が下落、これを受けてのリスク回避から、ドル/円は90.33円、ユーロ/ドルは1.3503ドル、ユーロ/円は122.26円まで一時下落しました。
クローズはドル/円が90.53円、ユーロ/ドルが1.3530ドル、ユーロ/円は122.49円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 10824.72 80.69 0.75%
FTSE100(英) 5650.12 7.50 0.13%
DAX(独) 5982.43 -29.88 -0.50%
NYダウ(米) 10741.98 -37.19 -0.35%
S&P500(米) 1159.90 -5.93 -0.51%
NASDAQ(米) 2374.41 -16.87 -0.71%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.69 0.01
日本10年債 1.360 -0.005
英10年債 3.95 -0.02
独10年債 3.11 -0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1107.60 -19.90
NY原油(期近) 80.68 -1.52

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/22(月) 
・ 日本 市場休場(春分の日) 
・ 南ア市場休場(人権記念日)
・ 21:30 米国 2月シカゴ連銀全米活動指数
・ 00:00 ユーロ圏 3月消費者信頼感
・ 00:30 ユーロ圏 トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁講演
・ 01:45 ユーロ圏 ゴンザレス・パラモECB理事講演
・ 04:45 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演

ポンド関連は別Blogのポンド一本勝負もご覧ください

2010年3月21日 (日)

3/22 の週の見通し

こんばんは。昨夜から朝にかけてすごい風と雨でしたね。本日は雹が降ってきてびっくりしました。

19日に発表された16日現在のシカゴIMMの投機ポジションでは、今週は南アランドのポジションの発表はありませんでした。以前NZDが発表されたりされなかったりと不安定な時期がありましたが、しばらく見守る必要がありそうです。ドルはショート(売)が増加、1/19以来の13万コントラクトを超えとなりました。円のロング(買)は2週連続の減少、ユーロはショートが大幅減少、カナダはロングが5週連続で増加、NZは4週連続でロングが減少しています。各通貨のポジションは下の表を参照してください。

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 15,197 -11,091 41,278 26,081 67,359
EUR -46,341 28,210 41,800 88,141 129,941
GBP -63,987 -514 11,731 75,718 87,449
CHF -5,233 -88 8,977 14,210 23,187
CAD 69,640 8,241 80,982 11,342 92,324
AUD 63,494 2,209 73,747 10,253 84,000
NZD 2,809 -438 11,334 8,525 19,859
MXN 15,197 -11,091 41,278 26,081 67,359
source:CFTC

先週は落ち着いて来たと思われたギリシャの債務問題が週後半に、ギリシャがIMFへ支援を要請する可能性を下したとの一部通信社のニュース(ギリシャ政府筋によって否定)が出たことで蒸し返され、ユーロやポンドが下落しました。一方、金融政策のイベントを終えた米国と日本は大方の市場参加者の予想通りとなり、ドル/円はほとんど動きませんでした。ただ、原油価格が1バーレル=80ドルを超えて推移していることで、カナダドルや豪ドル、NZドルなどの資源国通貨が堅調に推移しました。

今週は本邦期末要因としてのレパトリエーション(資金還流)による円買いが意識されることから、ドル/円、クロス円の上値が重い展開が予想されます。また、再び懸念が浮上しているギリシャ問題は、バローゾ欧州委員会委員長は欧州連合諸国に予備的なギリシャ支援策で可及的速やかに合意するよう求めており、また、加盟国の救済を禁じる条項に違反しないとの見方を示しています。このため、ギリシャ救済に向けて前進するようであれば、ユーロの買い戻しにつながる可能性があります。経済指標では、合計1600ドルに及ぶ米2年、5年、7年債の入札が控えていることや米中古住宅(23日)、新築住宅販売、耐久財受注(24日)、米10-12月期GDP3次速報(26日)、独IFO景気動向指数(24日)、英消費者物価指数(23日)が注目されると思われます。

テクニカル分析では、ユーロ/ドルの週足では、これまでサポートとなっていた一目均衡表の雲を下に抜けました。このため、1.34ドルを下に抜けると、遅行線に対する雲の下限の1.3309ドル近辺まで下落してくる可能性があります。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 89.30 91.70
ユーロ/ドル 1.3310 1.3800
ユーロ/円 119.80 125.10
ポンド/円 133.90 139.30
豪ドル/円 82.00 84.10

【USD】
USD
source:CFTC

ドルは40,296コントラクトのショート増加の138,833コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
JPY
source:CFTC

円は11,091コントラクトのロング減少の15,197コントラクトのロングとなりました。

【EUR】
EUR
source:CFTC

ユーロは28,210コントラクトのショート減少の46,341コントラクトのショートになりました。

【CAD】
CAD
source:CFTC

カナダは8,241コントラクトのロング増加の69,640コントラクトのロングになりました。

【NZD】
NZD
source:CFTC

NZドルは438コントラクトのロング減少の2,809コントラクトのロングになりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向はアナリストレポートのIMMポジションを参照してください。(22日更新)

■イベント予定
3/22(月) 
・ 日本  市場休場(春分の日) 
・ 南ア 市場休場(人権記念日)
・ 21:30 米国 2月シカゴ連銀全米活動指数
・ 00:00 ユーロ圏 3月消費者信頼感
・ 00:00 メキシコ 1月小売売上高(INEGI)
3/23(火)
・ 08:50 日本 日銀金融政策決定会合議事要旨
・ 18:00 南ア 第4四半期経常収支
・ 18:30 英国 2月小売物価指数(前月比)
18:30 英国 2月消費者物価指数(前月比)
・ 21:30 カナダ 2月景気先行指標指数(前月比)
・ 23:00 米国 1月住宅価格指数(前月比)
・ 23:00 米国 3月リッチモンド連銀製造業指数
23:00 米国 2月中古住宅販売件数
3/24(水)
・ 06:45 NZ 第4四半期経常収支
・ 08:50 日本 2月通関ベース貿易収支(季調済)
・ 17:30 ドイツ 3月PMI製造業
・ 17:30 ドイツ 3月PMIサービス業
・ 18:00 ユーロ圏 3月PMI製造業
・ 18:00 ユーロ圏 3月PMIサービス業
18:00 ドイツ 3月IFO景気動向指数
・ 19:00 ユーロ圏 1月鉱工業新規受注(前月比)
21:30 米国 2月耐久財受注
21:30 米国 2月耐久財(除輸送用機器)
・ 22:00 ノルウェー中銀預金金利
23:00 米国 2月新築住宅販売件数
3/25(木)
・ 06:45 NZ 第4四半期GDP(前年比)
・ 06:45 NZ 第4四半期GDP(前期比)
・ 16:00 英国 2月小売売上高(前月比)
・ 16:00 ドイツ 4月GFK消費者信頼感調査
・ 16:00 南ア 2月生産者物価指数(前月比)
・ 18:00 ユーロ圏 2月マネーサプライM3(前年比)
・ 21:30 米国 失業保険継続受給者数
・ 21:30 米国 新規失業保険申請件数
・ 23:00 南ア準備銀行(SARB)政策金利発表
3/26(金)
08:30 日本 2月全国消費者物価指数(前年比)
08:30 日本 3月東京消費者物価指数(前年比)
21:30 米国 第4四半期GDP3次速報(前期比)
21:30 米国 第4四半期個人消費3次速報
・ 22:55 米国 3月ミシガン大学消費者信頼感指数確報

経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2010年3月20日 (土)

欧州通貨と資源国通貨が2極化

こんばんは。車の調子が悪く近所の整備工場にもっていきました。整備工場にあった車の中に家庭用の液晶TVを助手席に付けた車があったあったので興味本位に尋ねてみたところ、助手席のエアバッグを取り外してTVを付けてあるとのことでした。すごいことをする人もいるものですね。

今週は米国のFOMCで「長期間にわたって(for an extended period)」との文言が変更なるや日銀による追加量的緩和への期待が高まったものの、FOMCでは文言の変更はなく、長期間の低金利が再確認された(前回に続きホーニッグ・カンザスシティ連銀総裁が反対)こと、日銀の追加金融緩和は新型オペの20兆円(10兆円からの)への拡大にとどまり、更に2人の委員(野田委員、須田委員)が反対票を投じました。市場はほぼこれらを織り込んでいたことから、影響は限定的となり、ドル/円はほとんど動きませんでした。ユーロはギリシャがIMFの支援を受けるとの一部通信社の報道(ギリシャ政府筋により否定)などから、ユーロやポンドが下落、一方、豪ドルやカナダドルなど資源国通貨が上昇し、ドルと円を中心に2極化となりました。

米FOMC直後の木曜日と金曜日にFRBが公定歩合を引き上げるとの噂が2日連続で出たことが不可解で、また、EUサイドからはギリシャ救済に向けて否定的な発言が多く聞かれることから、こちらが波乱要因となりそうです。

【週間騰落率(JPY)】
JPY
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

【週間騰落率(USD)】
Blog20100319_02
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

2010年3月19日 (金)

3/19本日の戦略-ギリシャ問題から再びリスク回避ムードへ-

おはようございます。季節の変わり目で三寒四温、相場も三上四下(?)。方向感の定まらない相場は難しいですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>ドル>円>豪ドル>ポンド>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は再びギリシャ債務問題が蒸し返され、「4月2~4日にもIMFへ支援要請」という具体的な日程までが一部通信社のニュースで流れました。また、メルケル独首相は「ユーロからできの悪い国を強制退去させる」と発言がなされ、ユーロ圏でのギリシャ支援に向けた動きが後退したと受け取られないような内容となっています。ギリシャに対しては以前から言われている通り、4-5月に国債の償還を控えていることから、資金確保の問題から、この手の問題が浮上しやすい環境となっています。また、ユーロ/スイスフランでユーロが下落を続けているのもユーロ/ドルなどの下落要因とみられています。昨日、ダンティーヌスイス国立銀行理事が「拡張的な通貨政策は、いつまでも持続することはできない」「超低金利を恒久的に維持することはできない」「国内企業と消費者は、借り入れコストの上昇や市場が決定する為替レートに備えるべき」などと発言し一段のユーロ安(スイスフラン高)となったことから、ユーロの弱含みが継続する可能性があります。

一方、本日はカナダの経済指標の発表のみとなっており、市場では16時30分のトリシェECB総裁の講演や、ストロスカーンIMF専務理事の講演(ギリシャに関する発言があるかどうか)、19時35分のタッカー英MPC(金融政策委員会)委員の講演に注目が集まるものと思われます。全般的にはギリシャ問題の再燃からリスク回避モードに動きやすいことと、本邦期末の実需の円買い観測などから、ドル/円、クロス円の上値の重さが継続しそうです。

■変動率からの予想レンジ 09:22→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 89.94 ~ 90.84
EURJPY 122.09 ~ 123.69
GBPJPY 136.46 ~ 138.59
AUDJPY 82.56 ~ 83.73
NZDJPY 64.01 ~ 65.02
CADJPY 88.49 ~ 89.75
ZARJPY 12.23 ~ 12.44
NOKJPY 15.26 ~ 15.49
MXNJPY 7.14 ~ 7.24
HKDJPY 11.57 ~ 11.69
SGDJPY 64.46 ~ 65.11
EURUSD 1.3530 ~ 1.3667

■前日のサマリー
昨日の東京時間は日経平均株価が弱含みとなったことから、ロンドン時間の入りにかけてだらだらと円買いが進み、ドル/円は1ドル=90.45円近辺から90.06円まで下落、ユーロ/円も124.25円近辺から123.10円まで下落しました。特にユーロはギリシャが来月にもIMFの支援を要請する可能性との報道(ギリシャ財務省当局者は否定)が日本時間16時前に出たことも下落の要因となりました。ユーロ/ドルも同様に朝方の1.3740ドル近辺から1.3767ドルまで下落しています。ロンドン時間では、欧州勢がユーロ売りで参戦したこともあり、ユーロ/ドルが1.3648ドル、ユーロ/円が122.65円へ下落、リスク回避の円買いからドル/円が89.75円まで下落しました。その後、ギリシャサイドから否定的コメントが出されたことで、ユーロ/ドルは1.3696ドル、ユーロ/円は123.59円、ドル/円は90.34円まで反発しました。NY時間では、発表された新規失業保険申請件数が45.7万人と市場予想とほぼ同じだったものの、消費者物価指数が前月比0.0%と市場予想より小幅低下していたことで、米長期金利が低下しドル/円は90.05円まで下落したものの、日本時間0時50分ころにFRBがディスカウントレート(公定歩合)を引き上げるとの噂が流れ、ドル/円は90.81円まで上昇、ユーロ/円は123.75円までつれ高、ユーロ/ドルは1.3586ドルまで下落しました。しかし、FRB広報担当が「噂にはコメントせず」などと発言したことから、ドル買いが巻き戻される展開となりました。
クローズはドル/円が90.37円、ユーロ/ドルが1.3607ドル、ユーロ/円は122.96円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 10744.03 -102.95 -0.95%
FTSE100(英) 5642.62 -2.01 -0.04%
DAX(独) 6012.31 -11.97 -0.20%
NYダウ(米) 10779.17 45.50 0.42%
S&P500(米) 1165.83 -0.38 -0.03%
NASDAQ(米) 2391.28 2.19 0.09%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.68 0.04
日本10年債 1.360 0.015
英10年債 3.98 -0.02
独10年債 3.13 0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1127.50 3.30
NY原油(期近) 82.20 -0.73

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/19(金) 
・ 13:30 日本 1月全産業活動指数(前月比)
・ 16:00 ドイツ 2月生産者物価指数(前月比)
・ 16:30 ユーロ圏 トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁講演
・ 16:30 その他 ストラスカーン国際通貨基金(IMF)専務理事講演
・ 19:35 英国 タッカー・イングランド銀行(BOE)理事講演
・ 21:30 カナダ 1月小売売上高(前月比)
・ 21:30 カナダ 2月消費者物価指数(前月比)
・ 00:00 メキシコ メキシコ中銀政策金利発表

ポンド関連は別Blogのポンド一本勝負もご覧ください

Vol.6 特性要因図をつくろう

※このコンテンツは上田ハーローFX 週間ニュースに掲載しているものです。購読(無料)は下記から。

皆様こんばんは。今週は米国での重要な経済指標の発表が少なく、為替市場もやや方向感が出にくい週でした。市場では、本邦日銀の追加量的緩和への期待が出る一方で、中国の消費者物価指数、小売り売上高などに関心が集まりました。テレビや新聞の報道でご存じだと思いますが、2010年は中国が日本のGDPを抜き、世界第2位の経済大国になる予定です。このため、中国の経済指標に対する関心も高まってきています。FXでは直接人民元を取引できませんが、こうした観点から中国の経済指標も把握しておかなければならなくなっています。

さて、FX取引上達の道の入門編も後半に差し掛かってきました。先週、つけましたグループ名[ ]内を特性要因図に記入していきましょう。

 [経済指標]
 [中央銀行・金融政策]
 [金融不安]
 [リスク投資・キャリートレード]
 [国際会議]
 [要人発言]
 [中国]
 [内部要因]
 [商品価格]

特性要因図を描くにあたりまして、以前紹介したパワーポイントやエクセルなどを使うと、移動や変更などに便利です。

まず、特性要因図から求めるものを右に書きます。例では赤い四角で「為替変動」としています。
次に、この「為替変動」に向かって適当な長さの矢印を水平に書きます。
水平の矢印から適当な距離をあけて、上下にグループ名を書き入れます。
グループ名から水平な矢印に向かって矢印を書き入れます。

▼特性要因図(例)
特性要因図
※画像をクリックすると拡大します。

特性要因図ができてくると「魚の骨」に似ていると思いませんか。
このことから別名「フィッシュボーン・チャート」と呼ばれることもあります。

[今週の宿題]
特性要因図のグループ名の矢印にグループの内容を書き入れましょう。

2010年3月18日 (木)

3/18本日の戦略-リスク選好の動きが継続か-

おはようございます。もう桜が開花したところがあるとTVニュースで見ました。今冬は寒いとの印象がありましたが、着実に春が来ているのですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>ポンド>豪ドル>ドル>円>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
米国のFOMC、本邦日銀の金融政策決定会合のイベントをこなし、前者は長期の低金利政策を改めて確認する内容、後者は新型オペの20兆円へ(10兆円から)の引き上げとなりました。ギリシャ問題もパパンドレウ首相がユーロ圏諸国の金融支援が不十分な場合はIMFに支援を要請する可能性があることを示唆する発言をしているものの、市場では特に大きな反応を示していないことから、心理的には懸念が後退している状況が続いていると思われます。このため、リスク選好からの円売りが出やすいと思われます。また、原油価格の上昇や米FOMCの声明などや生産者物価の低下から米長期金利が低下しており、これもドル安の要因となっているようです。このため、比較的金利が高く、資源国通貨となる豪ドルや南アランドが買われやすいと思われます。ただ、南アランドは21日移動平均線から3%以上上に乖離していることを考えると、やや買いにくい状況と思われます。

また、本日は21時30分に米国の消費者物価指数、第4四半期の経常収支、週刊新規失業保険申請件数の発表が予定されています。消費者物価の低下が米長期金利の低下につながるようであればドルの下落要因となると思われます。ただ、雇用については米国の10年の一度の国勢調査の時期であり、こうした特殊要件が雇用を押し上げている可能性もありますので、強弱がミックスされると反応が限定的となると思われます。一方、22時にはFOMCで反対票を投じたホーニッグ米カンザスシティ連銀総裁の講演、賛成票を投じたピアナルト米クリーブランド連銀総裁(投票権あり)の講演も予定されており、発言内容によってはドル高、ドル安どちらの要因ともなりますが、ホーニッグ総裁のタカ派はすでに市場に織り込まれていることから、低金利が継続するような内容が示唆されるとドル安要因となる可能性があります。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
ポンド/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
NZドル/円 90日移動平均線を上抜け
NZドル/米ドル 一目均衡表(日足)の雲の上へ

■変動率からの予想レンジ 09:06→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 89.86 ~ 90.75
EURJPY 123.22 ~ 124.85
GBPJPY 137.12 ~ 139.28
AUDJPY 82.76 ~ 83.97
NZDJPY 63.93 ~ 64.96
CADJPY 88.74 ~ 90.03
ZARJPY 12.24 ~ 12.46
NOKJPY 15.38 ~ 15.62
MXNJPY 7.17 ~ 7.27
HKDJPY 11.56 ~ 11.68
SGDJPY 64.54 ~ 65.19
EURUSD 1.3666 ~ 1.3806

■前日のサマリー
昨日の東京時間は本邦日銀の金融政策決定会合待ちのムードから、ドル/円は1ドル=90円台前半、ユーロ/ドルは1.37ドル台後半、ユーロ/円は124円台ミドルを挟んだ狭いレンジでの動きとなりました。12時過ぎに発表された金融政策では、2人の委員(野田委員、須田委員)が反対票を投じたものの、新型オペの規模を20兆円に引き上げることを決定したことから、発表後すぐはやや円安に振れたものの、利益確定や材料出尽くしとみられる売りに押され、ドル/円は90.02円、ユーロ/円は124.10円へと下落しました。しかし、売りが一巡するとリスク資産への投資選好の動きから豪ドルなどが上昇すると、ドル/円は90.67円、ユーロ/円は124.98円まで上昇しました。ロンドン時間では、公表された英中銀(BOE)議事録では、0.5%の政策金利、2000億ポンドの資産買い入れプログラムは全会一致で決定されたことが示されたものの、同時に発表された英2月の失業率(社会保障受給ベース)が4.9%に改善、失業保険申請件数が3.23万人減少と市場予想の6千人増から大幅な改善とみられたことや前月の数字も修正(2.35万人増から5,300人増)されたことから、ポンドが主要通貨に対し上昇、ポンド/ドルは1.52ドル台前半から1.5381ドル、ポンド/円は138円手前から139.35円まで上昇しました。ユーロ/ドルは1.38ドルのオプションを狙った買いから、1.3819ドルまで上昇した後、英失業率の発表を受け、ユーロ/ポンドでユーロが下落したことから、1.3750ドルまで下落しました。NY時間では発表された米生産者物価指数が市場予想を下回る前月比-0.6%となったことから米長期金利が低下したことで円買いに反応し、更にポジション調整の円買いからドル/円は90.10円、ユーロ/円は123.93円まで下落、ユーロ/ドルは米系ファンドなどの売りにより1.3727ドルまで下落後、1.3780ドルまで戻しましたがクローズにかけては再び売られています。
クローズはドル/円が90.31円、ユーロ/ドルが1.3737ドル、ユーロ/円は124.05円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 10846.98 125.27 1.17%
FTSE100(英) 5644.63 24.20 0.43%
DAX(独) 6024.28 53.29 0.89%
NYダウ(米) 10733.67 47.69 0.45%
S&P500(米) 1166.21 6.75 0.58%
NASDAQ(米) 2389.09 11.08 0.47%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.64 -0.01
日本10年債 1.340 0.000
英10年債 4.00 -0.02
独10年債 3.11 -0.03

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1124.20 1.70
NY原油(期近) 82.93 1.23

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/18(木) 
・ 14:00 日本 日銀月報
・ 19:00 ユーロ圏 1月貿易収支(季調済)
・ 20:30 米国 デューク米連邦準備委員会(FRB)理事講演
・ 21:30 米国 2月消費者物価指数(前月比)
・ 21:30 米国 2月消費者物価指数コア(前月比)
・ 21:30 米国 第4四半期経常収支
・ 21:30 米国 失業保険継続受給者数
・ 21:30 米国 新規失業保険申請件数
・ 21:30 カナダ 1月国際証券取扱高
・ 22:00 米国 ラッカー・米リッチモンド連銀総裁講演
・ 22:00 米国 ピアナルト・米クリーブランド連銀総裁講演
・ 22:00 米国 ホーニング・米カンザスシティー連銀総裁講演
・ 23:00 米国 2月景気先行指標総合指数
・ 23:00 米国 3月フィラデルフィア連銀指数
・ 01:45 英国 センタンス英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演

ポンド関連は別Blogのポンド一本勝負もご覧ください

2010年3月17日 (水)

3/17本日の戦略-欧州時間帯での要人発言に注意か-

おはようございます。久しぶりに本邦の金融政策が注目されています。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ユーロ>豪ドル>ドル>NZドル>ポンド>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は注目してたEU財務相会合では具体的なものが出てきませんでしたが、格付け会社1社がギリシャをウォッチリストから外したことや、他の1社がスペイン、フランスの「AAA」格付けに対して問題ないとの見解を示したことで、ユーロが強含みとなりました。昨日の発言を拾ってみますとパパコンスタンティヌ・ギリシャ財務相は「ギリシャは金融支援を要請していない」「ユーログループはギリシャ救済における技術的、形式的な問題を議論」、レーン欧州委員「ギリシャは2010年の財政赤字削減目標を達成するだろう」「ギリシャの金融支援は今は必要ない」などとなっています。これらの発言を見る限りでは、ギリシャが支援を必要とせず、自力で財政赤字削減を目指ことになりますが、4、5月には約200億ユーロの償還があるといわれていることから、月末から4月には再びギリシャ問題が蒸し返されてくる可能性が高いと思います。ただ、短期的な市場心理としてはユーロの懸念が後退しつつあるように見えます。

また、本日は日銀の金融政策決定会合の結果の発表と白川日銀総裁の定例記者会見が予定されています。これまで政策変更を伴う会合は比較的時間がかかっていることから、12時を過ぎても発表されない場合(これまでの記憶では2時過ぎに結果が発表され、同日の日銀総裁記者会見が中止になったことがあったと思います)には、昨日も書きました昨年12月に導入した新型オペ(公開市場操作)の資金供給規模を現在の10兆円から上積み。または、貸出期間がより長い新型オペの追加の可能性が高まります。ただ、市場への影響の面というと限定的にならざるを得ないもしくは材料出尽くしからの円買いとなる可能性があります。また、本日はストラスカーンIMF専務理事、ドラギ・ギリシャ財務相の講演(16時30分)が予定されていることから、ギリシャに対しての懸念がさらに後退するのであれば、円売りが継続される可能性があります。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/円 21日移動平均線を上抜け
NZドル/円 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
NZドル/ドル 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ

■変動率からの予想レンジ 08:44→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 89.87 ~ 90.74
EURJPY 123.47 ~ 125.09
GBPJPY 136.40 ~ 138.47
AUDJPY 82.31 ~ 83.50
NZDJPY 63.57 ~ 64.57
CADJPY 88.43 ~ 89.69
ZARJPY 12.13 ~ 12.34
NOKJPY 15.36 ~ 15.59
MXNJPY 7.13 ~ 7.23
HKDJPY 11.56 ~ 11.68
SGDJPY 64.42 ~ 65.06
EURUSD 1.3694 ~ 1.3833

■前日のサマリー
昨日の東京時間は海外からの流れを引き継いでドルの上値が重い展開となりました。9時30分に発表された豪準備銀行(RBA)の議事録で4月の利上げの可能性が後退したことから、豪ドル主導でクロス円が弱含みとなったことで、ドル/円は1ドル=90円台ミドルから89.97円、ユーロ/円は1ユーロ=123円台後半から123.24円まで下落、ユーロ/ドルは1ユーロ=1.36ドル台後半から1.3701ドルまで上昇しました。ロンドン時間に入りクロス円を中心に買い戻しとなり、ユーロ/ドルは1.3657ドルまで下落したものの、19時に発表された独ZEWが市場予想を上回る44.5となったこで、ユーロ/ドルは1.3731ドル、ユーロ/円は124.55円、ドル/円は90.74円まで上昇しました。NY時間では、発表された米住宅着工件数、住宅許可件数が市場予想を上回ったことや前月が上方修正されたものの、ドル買いが続かず、格付け機関S&Pがギリシャの格付けは変更しないものの、クレジットウォッチの解除を表明したこと、ムーディーズがスペイン、フランスの「AAA」格付けは問題ないと発言したことなどでユーロが買われ、ユーロ/ドルは1.3731ドル、ユーロ/円は124.62円まで上昇、ドル/円は90.25円まで下落しました。その後は、市場が注目していた米FOMCで、「長期間にわたって(for an extended period)」の文言が再確認されたことでの失望から90円台後半まで回復していたドル/円は90.15円、ユーロ/円は123.95円まで下落、ユーロ/ドルは1.3716ドルまで下落していたものの、この発表を受けて1.3784ドルまで上昇しました。
クローズはドル/円が90.31円、ユーロ/ドルが1.3765ドル、ユーロ/円は124.31円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 10721.71 -30.27 -0.28%
FTSE100(英) 5620.43 26.58 0.48%
DAX(独) 5970.99 67.43 1.14%
NYダウ(米) 10685.98 43.83 0.41%
S&P500(米) 1159.46 8.95 0.78%
NASDAQ(米) 2378.01 15.80 0.67%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.65 -0.05
日本10年債 1.340 0.000
英10年債 4.02 -0.04
独10年債 3.14 -0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1122.50 17.10
NY原油(期近) 81.70 1.90

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/17(水) 
・ 08:50 日本 1月第三次産業活動指数(前月比)
・ 09:30 オーストラリア 第4四半期新規住宅
・ 00:00 日本  日銀目標金利(無担保コール翌日物) 
・ 15:30 日本 白川方明日銀総裁定例記者会見
・ 16:30 ユーロ圏 ドラギ伊中銀総裁講演
・ 16:30 その他 ストラスカーン国際通貨基金(IMF)専務理事講演
・ 18:30 英国 2月失業保険申請件数推移
・ 18:30 英国 2月失業率(社会保障受給)
・ 18:30 英国 英中銀(BOE)金融政策議事録
・ 18:30 南アフリカ 1月実質小売売上(前年比)
・ 19:00 ユーロ圏 1月建設支出(前月比)
・ 19:10 ドイツ ウェーバー独連銀総裁講演
・ 21:30 米国 2月生産者物価指数(前月比)
・ 21:30 カナダ 1月卸売売上高(前月比)
・ 03:00 米国 バーナンキ米連邦準備理事会議長(下院)証言
・ 05:30 米国 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演

ポンド関連は別Blogのポンド一本勝負もご覧ください

2010年3月16日 (火)

3/16本日の戦略-日銀の政策は限定的で、ユーロ圏からの円高リスクも-

おはようございます。本日は夕方から冬に逆戻りとなりそうです。風邪も流行っているようですので、ご注意を。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ユーロ>豪ドル>ドル>NZドル>ポンド>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は欧州要人からギリシャ救済に向けて否定的ともとれる発言が続いたことで、後退しかけていた悲観的な見通しが復活しユーロが下落しました。ただ、本日もEU財務相会合が予定されていることから、市場に出ている不安要因を消せるかどうかです。シュタルクECB理事の講演が0時45分に予定されていますので、要人の発言には注意が必要となります。ただ、ギリシャの緊縮財政政策や好調と見られる国債入札で、市場が落ち着いてきているだけに、EU財務相会合で再び不安感を与えるメッセージを発信しないと思います。

また、本日から日銀の金融政策決定会合が2日間の予定で開催されます。今回はデフレ克服に向けた金融緩和の拡大策を協議するとみられ、昨年12月に導入した新型オペ(公開市場操作)の資金供給規模を現在の10兆円から上積み。または、貸出期間がより長い新型オペの追加の可能性があります。いずれにしても明日の午後に結果が発表されるまでは、円売り圧力が継続するものと思われますが、市場では日銀の政策が限られていることが分かっていることもあり、円安効果も限定的となる可能性があります。また、米国ではFOMCでは公定歩合の追加の0.25%の引き上げや「長期間にわたって(for an extended period)」などの文言変更などの出口戦略に向けて前進がみられるかどうかに注目が集まり、将来の利上げの可能性が示唆されるようであれば、ドルが買われやすくなると思いますが、一方では2月18日に0.25%引き上げた公定歩合が利上げを意味するものではないと、直後に否定的なコメントを繰り返したことから、今回もそのメッセージを市場に投げるようであれば、ドルが売られやすくなると思われます。

チャートではこのところ、ドル/円のボラティリティ(変動)が極端に低下していることから、本日のFOMCなどをきっかけに上下に動く可能性があります。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/円 一目均衡表(日足)の転換線が基準線を上抜け、ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
ユーロ/ドル ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
NZドル/円 一目均衡表(日足)の転換線が基準線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 08:18→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 90.10 ~ 90.98
EURJPY 122.93 ~ 124.56
GBPJPY 135.06 ~ 137.08
AUDJPY 82.14 ~ 83.36
NZDJPY 62.93 ~ 63.94
CADJPY 88.19 ~ 89.46
ZARJPY 12.11 ~ 12.32
NOKJPY 15.28 ~ 15.51
MXNJPY 7.14 ~ 7.24
HKDJPY 11.59 ~ 11.71
SGDJPY 64.51 ~ 65.15
EURUSD 1.3598 ~ 1.3738

■前日のサマリー
昨日は中国の全時代(14日閉幕)で温家宝首相から人民元切り上げ圧力に対する牽制発言が見られたことで、東京時間朝方に円が売られる場面が見られ、ドル/円は90円台ミドルから後半のレンジでの取引となりましたが、ユーロ/円は朝方の124円台後半から前半へと下落、ユーロ/ドルも1.37ドル台後半から前半にかけて下落しました。ロンドン時間では、ポンドが先般出ていたM&Aの蒸し返しや中東勢の売り、バーガー英金融政策委員の「GDPが下落する可能性があるが、2番底にはならないとみている」との発言などから下落したことで、ユーロも弱含みで推移、ユーロ/ドルが1.3701ドル、ユーロ/円が124.28円まで下落しました。その後、アルムニア委員「欧州通貨基金(EMF)は長期的な解決策」、ゴンザレス・パラモECB理事「財政政策はよりしっかりと協議されるべき」「ユーロ諸国は規定を重視すべき」、レーン欧州委員「ギリシャの追加の緊縮策を含む政策は市場にプラスのインパクトがあった」ユンケル・ルクセンブルグ首相兼財務相「ギリシャが欧州連合(EU)の救済を必要とうするとは考えていない」などとお欧州要人からの発言が相次ぎ、内容がギリシャ救済に向けてポジティブではなかったことから、リスク回避の「円買い」「ドル買い」につながり、ドル/円は90円台後半から90.36円、ユーロ/ドルは1.3639ドル、ユーロ/円は123.32円まで下落したものの、引けにかけてNYダウが下げ幅を縮小したことから、下値からはやや戻してクローズしています。
クローズはドル/円が90.52円、ユーロ/ドルが1.3677ドル、ユーロ/円は123.80円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 10751.98 0.72 0.01%
FTSE100(英) 5593.85 -31.80 -0.57%
DAX(独) 5903.56 -41.55 -0.70%
NYダウ(米) 10642.15 17.46 0.16%
S&P500(米) 1150.51 0.52 0.05%
NASDAQ(米) 2362.21 -5.45 -0.23%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.69 -0.01
日本10年債 1.340 0.000
英10年債 4.06 -0.04
独10年債 3.16 -0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1105.40 3.70
NY原油(期近) 79.80 -1.44

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/12(金) 
・ 19:00 ドイツ ウェーバー独連銀総裁講演
・ 20:00 ユーロ圏 1月鉱工業生産(前月比)
・ 20:00 英国 デール英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演
・ 21:00 カナダ 2月雇用ネット変化率
・ 21:00 カナダ 2月失業率
・ 22:30 米国 2月小売売上高(除自動車)
・ 22:30 米国 2月小売売上高
・ 23:55 米国 3月ミシガン大学消費者信頼感指数速報
・ 02:00 米国 ガイトナー米財務長官講演
・ 05:45 ユーロ圏 トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁講演

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2010年3月15日 (月)

3/15本日の戦略-日米金融決定会合を控え、円安気味の小動きか-

おはようございます。昨日は更新期限が1年後に迫ってきたAFP(日本FP協会)の継続テストを解いていました。設問と解説を見ながらですが、事業継承などは難しいですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ポンド>ユーロ>NZドル>ドル>豪ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
ユーロ圏では本日、明日とEU財務相会合でギリシャの緊急事態への対応として債券の発行や200億から250億ユーロの規模での金融支援策が決定されるようであれば、ユーロにとってはプラス材料となることから、2月上旬以来の1.38ドルを回復できるかどうかにかかってきます。チャートのパターンも「なべ底」形成とみられることで、上昇が継続する可能性が高いのではないかと思われます。ただ、支援策が決まらないことになると失望の売りが出ることになり、ユーロの大幅な下落につながる可能性があります。

本日は、21時30分(米サマータイムにより、指標発表時間が1時間早くなっています)に発表されるNY連銀製造業景気指数が注目されると思います。また、好調だった米国債入札に関して対米証券投資も内容が注目される可能性があります。22時には対米証券投資は1月分ですので、市場へのインパクトは少ないと思われます。また、22時15分には米鉱工業生産の発表が予定されています。ただ、今週は明日の米FOMC、17日の日銀金融政策決定会合に注目が集まっていることから、本日は全般的に様子見気分が強いながら、リスク要因なければ円安が継続するのではないかと思われます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/円 一目均衡表(日足)の転換線が基準線を上抜け
ドル/スイス 一目均衡表(日足)の転換線が基準線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 10:17→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 90.10 ~ 90.98
EURJPY 123.71 ~ 125.37
GBPJPY 136.32 ~ 138.32
AUDJPY 82.23 ~ 83.48
NZDJPY 62.94 ~ 63.94
CADJPY 88.26 ~ 89.55
ZARJPY 12.11 ~ 12.32
NOKJPY 15.39 ~ 15.62
MXNJPY 7.15 ~ 7.25
HKDJPY 11.60 ~ 11.72
SGDJPY 64.69 ~ 65.33
EURUSD 1.3686 ~ 1.3829

■前日のサマリー
週末の東京時間帯は手掛かりが少ないことから、ドル/円は朝方の90.75円近辺から90.48円近辺、ユーロ/円は124円台前半から123.68円へと下落、ユーロ/ドルは1.36ドル台後半での小動きとなりました。ロンドン時間では、中国人民元の早期切り上げの噂や中銀系のユーロ買いの観測などから、ドルが主要通貨に対して下落し、ドル/円は90.16円まで下落する一方、ユーロ/ドルは1.3795ドル、ユーロ/円は124.66円まで上昇しました。NY時間に入ると、EU関係者が「EU財務相、ギリシャ支援で必要なら債券発行を検討」と発言、また、市場が注目していた米小売売上高が前月+0.3%と予想より上振れしたことで、ドル/円は91.08円、ユーロ/円は125.21円へ上昇、ユーロ/ドルは1.3727ドルまで下落しました。その後は、発表された米ミシガン大消費者信頼感指数が72.5と市場予想より悪かったことからドルの上値が重くなり、ドル/円は90.28円、ユーロ/円は124.22円まで下落、ユーロ/ドルは1.3778ドルへと上昇、ポンドが主要通貨に対して上昇したことから、ユーロが強含みで推移し、ドル/円は90円台ミドル、ユーロ/ドルは1.37ドル台後半、ユーロ/円は124円台前半からミドルでの推移となりました。
クローズはドル/円が90.54円、ユーロ/ドルが1.3770ドル、ユーロ/円は124.67円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 10751.26 86.31 0.81%
FTSE100(英) 5625.65 8.39 0.15%
DAX(独) 5945.11 16.48 0.28%
NYダウ(米) 10624.69 12.85 0.12%
S&P500(米) 1149.99 -0.25 -0.02%
NASDAQ(米) 2367.66 -0.80 -0.03%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.60 -0.02
日本10年債 1.330 0.000
英10年債 4.00 -0.03
独10年債 3.12 -0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1133.10 -10.20
NY原油(期近) 80.21 -0.66

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/15(月) 
・ 09:01 英国 3月ライトムーブ住宅価格(前月比)
・ 18:30 ユーロ圏 トゥンペルグゲレル欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 21:30 米国 3月NY連銀連銀製造業景気指数
・ 22:00 米国 1月対米証券投資長期フロー
・ 22:00 米国 1月対米証券投資フロー合計
・ 22:15 米国 2月設備稼働率
・ 22:15 米国 2月鉱工業生産
・ 02:00 米国 3月NAHB住宅市場指数

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2010年3月14日 (日)

3/15 の週の見通し

こんばんは。ウォーキング途中でフキノトウを見つけました。梅もほころび春らしくなってきましたね。

12日に発表された9日現在のシカゴIMMの投機ポジションでは、新たに南アランドのポジションが加わりました。ドルのショート(売)が増加、円のロング(買)は減少、ユーロはショートが増加、カナダはロングが大幅増加で6万コントラクト超え、NZは3週連続でロングが減少しています。各通貨のポジションは下の表を参照してください。

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 26,288 -6,264 51,919 25,631 77,550
EUR -74,551 -7,781 32,589 107,140 139,729
GBP -63,473 4,076 10,417 73,890 84,307
CHF -5,145 1,165 10,727 15,872 26,599
CAD 61,399 23,110 71,350 9,951 81,301
AUD 61,285 12,524 69,885 8,600 78,485
NZD 3,247 -1,865 11,964 8,717 20,681
MXN 26,288 -6,264 51,919 25,631 77,550
ZAR -3,987 - 1,001 4,988 5,989
source:CFTC

先週は、主要な経済指標の発表が少ない中で、17日に開催される本邦日銀の金融政策決定会合で、追加の量的緩和が決定されるとの観測や、ギリシャの債務問題では、ポルトガルの債権入札が順調だったこと、EU財務相が「必要なら債券発行を検討」などと発言したことなどから、リスクを選好するする動きとなり、「円」と「ドル」が売られる流れとなりました。また、先週発行された米国の3年債(400億ドル)、10年債(210億ドル)、30年債(130億ドル)の入札が好調だった(金利の低下要因)こともドルが売られた要因となりました。また、中国の経済成長期待から豪ドルが主要通貨に対して上昇、ポンドは英大手銀行のバークレイズによる米銀買収観測からから一時下落したものの、ポンド売りが一巡するとリスク投資選好からの戻りとなっています。

今週は16日の米国FOMC(今回の日程は1日)で、出口戦略に向けて「長期間にわたって(for an extended period)」の文言に変更があるのかどうかに注目が集まるものと思われます。文言変更となれば、ドル買いとなると思われます。また、17日には本邦日銀による金融政策決定会合が予定されており、本邦の追加量的緩和期待から、円が先行して売られていることから、市場の期待通りとならないときは円が買われる可能性があります。また、週末には人民元早期切り上げの可能性も浮上していることから、リスク要因として警戒する必要あります。ユーロ圏では15-16日にベルギーのブリュッセルで行われるEU財務相会合となります。ギリシャの危機に対して200~250億ユーロの規模での金融支援の枠組みを打ち出す可能性があり、これにより更に安心感が出るとユーロが買われやすくなると思われます。経済指標は米NY連銀製造業景気指数、米鉱工業生産、対米証券投資(15日)、独ZEW景況感調査委、米住宅着工件数、FOMC(16日)、日銀金融政策決定会合(17日)、米消費者物価指数(18日)があります。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 89.30 91.90
ユーロ/ドル 1.3500 1.3850
ユーロ/円 123.30 126.30
ポンド/円 133.60 138.60
豪ドル/円 79.70 84.40

【USD】
USD
source:CFTC

ドルは34,673コントラクトのショート増加の98,537コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
JPY
source:CFTC

円は6,264コントラクトのロング減少の26,288コントラクトのロングとなりました。

【EUR】
EUR
source:CFTC

ユーロは7,781コントラクトのショート増加の74,551コントラクトのショートになりました。

【CAD】
CAD
source:CFTC

カナダは23,110コントラクトのロング増加の61,399コントラクトのロングになりました。

【NZD】
NZD
source:CFTC

NZドルは1,865コントラクトのロング減少の3,247コントラクトのロングになりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向はアナリストレポートのIMMポジションを参照してください。(15日更新)

■イベント予定
3/15(月) 
・ 09:01 英国 3月ライトムーブ住宅価格(前月比)
21:30 米国 3月NY連銀連銀製造業景気指数
・ 22:00 米国 1月対米証券投資長期フロー
・ 22:00 米国 1月対米証券投資フロー合計
・ 22:15 米国 2月設備稼働率
22:15 米国 2月鉱工業生産
・ 02:00 米国 3月NAHB住宅市場指数
3/16(火)
・ 09:30 豪準備銀行(RBA)金融政策議事公表
・ 18:30 英国 1月DCLG住宅価格(前年比)
・ 19:00 ユーロ圏 2月消費者物価指数(前年比)
・ 19:00 ユーロ圏 3月ZEW景況感調査
19:00 ドイツ 3月ZEW景況感調査
・ 21:30 米国 2月輸入物価指数(前月比)
21:30 米国 2月建設許可件数
21:30 米国 2月住宅着工件数
03:15 米国 FOMC金利誘導目標
3/17(水)
・ 08:50 日本 1月第三次産業活動指数(前月比)
・ 09:30 豪 第4四半期新規住宅
未定 日本 日銀目標金利(無担保コール翌日物)
18:30 英国 2月失業保険申請件数推移
18:30 英国 2月失業率(社会保障受給)
・ 18:30 英国 英中銀(BOE)金融政策議事録
・ 18:30 南ア 1月実質小売売上(前年比)
・ 19:00 ユーロ圏 1月建設支出(前月比)
・ 21:30 米国 2月生産者物価指数(前月比)
・ 21:30 カナダ 1月卸売売上高(前月比)
3/18(木)
・ 14:00 日本 日銀月報
・ 19:00 ユーロ圏 1月貿易収支(季調済)
21:30 米国 2月消費者物価指数(前月比)
21:30 米国 2月消費者物価指数コア(前月比)
21:30 米国 第4四半期経常収支
・ 21:30 米国 失業保険継続受給者数
・ 21:30 米国 新規失業保険申請件数
・ 21:30 カナダ 1月国際証券取扱高
・ 23:00 米国 2月景気先行指標総合指数
・ 23:00 米国 3月フィラデルフィア連銀指数
3/19(金)
・ 13:30 日本 1月全産業活動指数(前月比)
・ 16:00 ドイツ 2月生産者物価指数(前月比)
・ 21:30 カナダ 1月小売売上高(前月比)
・ 21:30 カナダ 2月消費者物価指数(前月比)
・ 24:00 メキシコ中銀政策金利発表

経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2010年3月12日 (金)

3/12本日の戦略-円安が継続か、中国に警戒と米小売りに注目-

おはようございます。一昨日、昨日書きました「雪だるま」はさすがに本日はなかったです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ユーロ>豪ドル>ドル>NZドル>ポンド>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日は22時30分に発表される米2月の小売売上高が注目されます。雇用が回復傾向を見せる中で、消費の持続的な回復が示されるようであれば、ドルが買われやすくなると思います。また、23時55分にはミシガン大消費者信頼感指数が控えていることから、消費者のセンチメントの改善が示されるとドルにポジティブ(買い)となると思われます。また、昨日も書きました通り、次週17日の日銀金融政策決定会合での追加量的緩和への期待から円が売られやすい地合いとなっていることで、ドル/円やクロス円の下値は限定的になると思われます。ただ、ドル/円はテクニカル的に200日移動平均線(本日91.86円)のレジスタンスが続いていることで、この近辺までの上昇にとどまる可能性があります。

ユーロはギリシャなど南欧の問題が残るものの、市場の関心が本邦の追加量的緩和に目が向いていることから、新たな不安材料が出てこないと下落にはつながりにくいと思います。このため、ユーロ/ドルは3/3の高値の1.3734ドル、ユーロ/円は2/22の高値の125.22円を目指していくのではないかと思います。

不安要因は中国の金融引き締めとなりますが、今年に入り預金準備率を引き上げを発表たのが1/12と2/12です。このため、ロンドン時間には注意が必要かもしれません。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
NZドル/円 ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
南アランド/円 ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
NZドル/米ドル ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス

■変動率からの予想レンジ 10:17→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 90.07 ~ 90.95
EURJPY 122.88 ~ 124.53
GBPJPY 135.05 ~ 137.03
AUDJPY 82.20 ~ 83.45
NZDJPY 62.83 ~ 63.84
CADJPY 87.77 ~ 89.04
ZARJPY 12.07 ~ 12.28
NOKJPY 15.29 ~ 15.52
MXNJPY 7.12 ~ 7.22
HKDJPY 11.59 ~ 11.71
SGDJPY 64.45 ~ 65.09
EURUSD 1.3597 ~ 1.3739

■前日のサマリー
昨日は東京時間帯は11時に発表された中国の消費者物価指数が2.7%と市場予想から上振れしたことで、中国の引き締め観測からリスク回避の円買いとなり、ドル/円は1ドル90.50円近辺から90.20円、ユーロ/円は123.50円近辺から123.01円、ユーロ/ドルが1.3655ドル近辺から1.3628ドルへと下落しました。しかし、ロンドン時間に入ると英中銀(BOE)が日消費者の向こう1年のインフレ期待が2008年11月以来の高水準と発表、前回調査の2.4%から2.5%へ上昇したことを受け、ポンドが主導してユーロなどが上昇、リスク選好の動きで円が売られやすくなりました。このため、ドル/円は90.72円、ユーロ/円は123.89円、ユーロ/ドルは1.3688ドルまで上昇しました。NY時間では、発表された米新規失業保険申請件数が46.2万件、失業保険受給者数が455.8万人と市場予想より悪かったことなどからドルが売られ、ドル/円は90.33円、ユーロ/円は123.16円まで下落しました。しかし、米30年債の入札が応札倍率2.89倍と好調だったことや「日銀が買い入れを拡大」との記事が日経新聞に出るなどとの噂などで円が売られやすい地合いが続き、ドル/円は90円台ミドルから後半、ユーロ/円は123円台後半、ユーロ/ドルは1.36ドル台後半での推移となりました。
クローズはドル/円が90.50円、ユーロ/ドルが1.3680ドル、ユーロ/円は123.80円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 10664.95 101.03 0.96%
FTSE100(英) 5617.26 -23.31 -0.41%
DAX(独) 5928.63 -8.09 -0.14%
NYダウ(米) 10611.84 44.51 0.42%
S&P500(米) 1150.24 4.63 0.40%
NASDAQ(米) 2368.46 9.51 0.40%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.73 0.01
日本10年債 1.315 0.015
英10年債 4.14 0.07
独10年債 3.18 0.03

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1108.20 0.10
NY原油(期近) 82.11 0.02

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/12(金) 
・ 19:00 ドイツ ウェーバー独連銀総裁講演
・ 20:00 ユーロ圏 1月鉱工業生産(前月比)
・ 20:00 英国 デール英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演
・ 21:00 カナダ 2月雇用ネット変化率
・ 21:00 カナダ 2月失業率
・ 22:30 米国 2月小売売上高(除自動車)
・ 22:30 米国 2月小売売上高
・ 23:55 米国 3月ミシガン大学消費者信頼感指数速報
・ 02:00 米国 ガイトナー米財務長官講演
・ 05:45 ユーロ圏 トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁講演

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Vol.5 カテゴリ名をつける

※このコンテンツは上田ハーローFX 週間ニュースに掲載しているものです。購読(無料)は下記から。

皆様、本日(5日)は米国の雇用統計です。米国の雇用統計が注目されるのは、米国のGDPの約7割を個人消費が占め、この個人消費に直結するのが雇用だからです。また、2008年のリーマンショック以前は世界のGDPの約3割を米国が示していることからも世界の景気動向をみるうえで、欠かせない経済指標となっています。

雇用統計の話はさておき、先週、グループごとにまとめたものにグループ名をつけていきます。つけたグループ名は[ ]内に記しました。

 [経済指標]-----------------------------------------------
 GDP期待で買われる
 対米証券投資など

 [中央銀行・金融政策]-------------------------------------
 FOMC議事録公表
 ハト派委員からの反対票など

 [金融不安]-----------------------------------------------
 ギリシャのCDSスワップ
 ギリシャ債、ポルトガル債の利回り上昇など

 [リスク投資・キャリートレード]---------------------------
 リスク選考(志向)
 株価の下落など

 [内部要因]-----------------------------------------------
 短期筋からの仕掛け売り
 大口の売りなど

 [国際会議]-----------------------------------------------
 G7(主要7カ国財務相・中央銀行総裁会議)

 [要人発言]-----------------------------------------------
 要人の発言
 ユーロ安牽制発言など

 [中国]---------------------------------------------------
 中国の金融引き締め

 [内部要因]-----------------------------------------------
 市場休場で小動き(米、中国、香港、シンガポール)

 [商品価格]-----------------------------------------------
 原油先物の急反発

書き出した項目がそのままグループ名となるもの(例:要人発言)がありました。また、別々に分けた項目が同じグループ名(例:内部要因)となるものもあります。同じグループ名になったものは更にまとめましょう。次回はこれを基にした特性要因図の作り方を説明したいと思います。

特性要因図などにまとめておくと、見落としがちな変動要因のチェックに役立ちます。

2010年3月11日 (木)

3/11本日の戦略-中国指標で波乱なければ円安継続か-

おはようございます。昨日書きました最寄り駅の雪だるまはまだ残っていました。寒いんですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ユーロ>豪ドル>ドル>NZドル>ポンド>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
次週の日銀金融政策決定会合(17日)に向けて、本邦の量的緩和が一段と進むのではないかとの見方から円弱含みに推移、昨日実施された米10年債の入札(210億ドル)も応札倍率が3.45倍と前回(250億ドル)の2.67倍から大幅にアップしたこともリスク資産選考の動きにつながったようです。本日の米30年債の入札(130億ドル)が予定されていて、長期の国債の応札倍率が上がるようであれば、更に市場に安心感が出やすくなると思われます。ただ、本日は市場が11時に発表される多数の中国の経済指標に注目しています。その中でも、金融の引き締めに影響を及ぼすとみられる消費者物価指数には注目が集まっています。市場の予想は前年比+2.5%ですが、前回は+1.5%だったことから、上昇幅が大きければ引き締めのリスクが高まる可能性があり、市場のセンチメントから「株価の下落」 = 「リスク回避」 = 「円買い」となりやすいと思います。ただ、同時に小売売上高や鉱工業生産なども発表されることから、総合的に見ての判断となります。

本日この後に豪2月の雇用統計の発表があります。先月は新規雇用者数が5万2700人と大幅な伸びを示し、今月2日の利上げにつながった経緯もあり今月も注目されます。市場予想は1万5000人増加となっていますので、予想以上に増加がみられた場合には豪ドルの上昇につながると思われますが、前出の中国の経済指標が後に控えていることもあり、それを見てからの判断となると思います(豪の経済は中国の経済に依存するところが大きい)。

その他の経済指標は米国の新規失業保険申請件数、失業保険継続受給者数となると思われます。先週末に発表された米国の雇用統計を受け、4月に発表される統計が改善を示しているとの期待があることで、これを見極めたい動きとなるのではないでしょうか。総合的には、中国の経済指標にもよりますが、日銀の追加量的緩和期待が継続していることから、円が売られやすい地合いが継続すると思われます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 21日移動平均線を上抜け
ドル/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
ユーロ/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 09:09→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 90.08 ~ 90.97
EURJPY 122.67 ~ 124.40
GBPJPY 134.35 ~ 136.35
AUDJPY 82.20 ~ 83.52
NZDJPY 63.02 ~ 64.08
CADJPY 87.75 ~ 89.06
ZARJPY 12.07 ~ 12.29
NOKJPY 15.28 ~ 15.52
MXNJPY 7.11 ~ 7.22
HKDJPY 11.59 ~ 11.71
SGDJPY 64.43 ~ 65.09
EURUSD 1.3572 ~ 1.3721

■前日のサマリー
昨日は東京時間帯は5・10日の仲値でのドル買い需要期待があったものの、ドルの上値が重く、ドル/円は1ドル=90円を挟んでの動きとなりました。また、市場に手掛かりが少なかったこともあり、ユーロ/ドルは1ユーロ=1.36ドルを挟んだ動き、ユーロ/円は1ユーロ=122円台ミドルから前半の動きに終始しました。ロンドン時間では、ポンドがソブリンリスク懸念の蒸し返しや英銀のバークレイズが米銀買収をもくろんでいるとの噂に対ドルで下落したことで、ポンド主導でユーロ/ドルが1.354ドル、ユーロ/円が121.88円、ドル/円が89.94円まで下落しましたが、売り一巡後は日銀が次週17日の金融政策決定会合で、一段の金融緩和を進める方向に傾いているとの一部通信社の報道などやユーロ/ポンドでのユーロ買いなどから反発し、欧州けファンドのドル買いなどで、ドル/円はストップロスを巻き込んでNY時間に90.83円の高値まで上昇、ユーロ/ドルは1.3680ドル、ユーロ/円は124.01円の高値をつけました。その後もNYダウが底堅く推移したことから、ドル/円は90円だ以前は、ユーロ/ドルは1.36ドル台ミドルの水準、ユーロ/円は123円台後半で推移しました。
クローズはドル/円が90.53円、ユーロ/ドルが1.3657ドル、ユーロ/円は123.63円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 10563.92 -3.73 -0.04%
FTSE100(英) 5640.57 38.27 0.68%
DAX(独) 5936.72 50.83 0.86%
NYダウ(米) 10567.33 2.95 0.03%
S&P500(米) 1145.61 5.16 0.45%
NASDAQ(米) 2358.95 18.27 0.78%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.72 0.02
日本10年債 1.300 0.000
英10年債 4.07 0.03
独10年債 3.15 0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1108.10 -14.20
NY原油(期近) 82.09 0.60

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/11(木) 
・ 08:50 日本 第4四半期GDPデフレーター確報(前年比)
・ 08:50 日本 第4四半期実質GDP確報(前期比年率)
・ 09:30 豪 2月雇用者数変化(人)
・ 09:30 豪 2月失業率
・ 22:00 スイス 国立銀行(SNB)政策金利発表
・ 22:30 米国 1月貿易収支
・ 22:30 米国 失業保険継続受給者数
・ 22:30 米国 新規失業保険申請件数
・ 22:30 カナダ 1月国際商品貿易
・ 22:30 カナダ 1月新築住宅価格指数(前月比)
・ 22:30 カナダ 第4四半期設備稼働率
・ 03:00 米国 米財務省30年債入札(130億ドル)
・ 03:50 カナダ カーニー・カナダ中銀総裁講演
・ 06:35 米国 ダドリー米NY連銀総裁講演
3/12(金)
・ 06:45 ニュージーランド 1月小売売上高指数(前月比)

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2010年3月10日 (水)

3/10本日の戦略-まずは14時の中国貿易統計に注目-

おはようございます。昨日の春の雪はあっという間に積り、すごかったです。朝、自宅の最寄りの駅に行くと、小さな雪だるまが作ってありました。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>豪ドル>ポンド>ユーロ>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は市場に主要な材料がないことで、格付け機関の格下げ見通しなどからユーロが主導の展開となりました。ただ、フィッチが英、ポルトガル、ユーロ圏に懸念を表明したのに対し、S&Pはルーマニアの格付け見通しを引き上げました。強弱入り混じった材料となったことで、市場の方向感は出にくくなっています。ただ、ウエーバー独連銀総裁はEMF(IMFの欧州版)については、ECBもバーゼルも協議していないと発言していることやバロッソEU委員長も「EMFは長期的な提案であり、ギリシャの差し迫った問題を解決できない」「われわれは急ぎたくない」と発言し、EMF構想がまだ時間がかかることを示しています。このため、ギリシャへの悲観的な見方はピークより後退したと思われるものの、ポルトガルやスペインを含めユーロが強含みになれない状況が続いているとみられ、下は1.34ドルから上は1.37ドル近辺でのレンジの動きが継続すると思われます。

本日14時に中国の貿易収支の発表予定、明日11時に中国の小売売上高、鉱工業生産、消費者物価指数、生産者物価指数の経済指標の発表が予定されています。注目は明日の消費者物価指数で、経済に過熱感のある中だけに、物価指数の上昇が引き締めを連想しやすくなることから、予想の前年比2.5%以上の上昇となると、他の指標との操業的な判断となりますが資源国通貨が売られる可能性があります。

ドル/円は期末要因(円への資金還流=レパトリ)での円買い観測があり、ドルの上値を重くしています。ただ、日銀の追加量的緩和策への期待も支えていることから底堅い動きが予想されますが、ユーロ圏などに端を発するリスク回避が起こると円高に振れる可能性があります。本日はガイトナー米財務長官の下院での議会証言が予定されていますが、90円を挟んでのレンジの動きになるのではないでしょうか。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
NZドル/米ドル ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス

■変動率からの予想レンジ 09:28→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 89.54 ~ 90.40
EURJPY 121.44 ~ 123.11
GBPJPY 133.71 ~ 135.67
AUDJPY 81.57 ~ 82.86
NZDJPY 62.66 ~ 63.71
CADJPY 87.06 ~ 88.35
ZARJPY 12.04 ~ 12.26
NOKJPY 15.10 ~ 15.34
MXNJPY 7.05 ~ 7.16
HKDJPY 11.52 ~ 11.64
SGDJPY 63.98 ~ 64.62
EURUSD 1.3520 ~ 1.3666

■前日のサマリー
昨日は東京時間帯ではアジア株式市場がまちまちの展開となったことや、本邦期末に向けたドル売り(円買い)需要からドルの上値が重くなり、ドル/円は1ドル=90.30円近辺から89.87円、ユーロ/円は1ユーロ=123.05円近辺から122.33円まで下落、ユーロ/ドルは1ユーロ=1.36ドル台前半での推移となりました。ロンドン時間には、格付け機関フィッチがポルトガルの格下げの可能性を示唆(財政再建が不十分ならとの前置き)、英国のソブリンリスクに懸念を表明(中期的な英国の見通しに改善がなければ)、ユーロ圏でそぐリンデフォルトの可能性としたことから、ポンドやユーロが売られ、ユーロ/ドルはNY時間にかけて1.3537ドル、ユーロ/円は121.46円まで下落、リスク回避の動きからドル/円も89.73円まで一時下落しました。その後、ロマー米CEA委員長が「2月米雇用統計は労働市場の緩やかな回復を示唆」などと発言、また別の格付け機関S&Pがルーマニアの格付け見通しを「安定的」(「ネガティブ」から)に引き上げたことでユーロが買われ、ユーロ/ドルは1.3617ドル、ユーロ/円は122.47円、ドル/円は90.04円まで上昇しました。
クローズはドル/円が89.99円、ユーロ/ドルが1.3602ドル、ユーロ/円は122.40円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 10567.65 -18.27 -0.17%
FTSE100(英) 5602.30 -4.42 -0.08%
DAX(独) 5885.89 9.98 0.17%
NYダウ(米) 10564.38 11.86 0.11%
S&P500(米) 1140.45 1.95 0.17%
NASDAQ(米) 2340.68 8.47 0.36%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.70 -0.02
日本10年債 1.300 -0.015
英10年債 4.05 -0.05
独10年債 3.13 -0.03

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1122.30 -1.70
NY原油(期近) 81.49 -0.38

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/10(水) 
・ 08:50 日本 1月機械受注(前月比)
・ 10:30 豪 1月住宅ローン
・ 17:00 ドイツ 1月貿易収支(ユーロ)
・ 19:30 英国 1月製造業生産高(前月比)
・ 19:30 英国 1月鉱工業生産(前月比)
・ 21:30 ドイツ ウェーバー独連銀総裁講演
・ 02:15 ドイツ ウェーバー独連銀総裁講演
・ 03:00 米国 米財務省10年債入札(210億ドル)
・ 03:00 ユーロ圏 トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁講演
・ 04:00 米国 2月月次財政収支
・ 04:00 米国 ガイトナー米財務長官議会証言
3/11(木)
・ 05:00 NZ 準備銀行(RBNZ)政策金利発表

ポンド関連は別Blogのポンド一本勝負もご覧ください

2010年3月 9日 (火)

3/9本日の戦略-ユーロには引き続き注意が必要-

おはようございます。なぜか昨日書いたはずのブログが消えています。不可解です。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>豪ドル>ポンド>ユーロ>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は市場に目立った材料がなかったことから、全般的に小動きとなりました。こうした中で、ポンドが主要通貨に対し下落する展開となりました。経済破綻状態にあるアイスランドで英国とオランダへの約50億ドルの債務(金融危機により預金が引き出せなくなった英蘭の預金者への返還)を15年年間で返済するとの法案が国民投票で否決(反対が90%以上)となったことなどが材料視されたのかもしれません。これによりアイスランドの国際信用力が低下することになり、IMFからの融資が凍結となると、欧州連合には加盟していないものの、影響が波及し、ユーロ安の材料とされる可能性があります。

また、昨日は市場のボラティリティが低かったこともあり、ドル/円を始め多くの通貨ペアで過去7日間の中で変動が一番小さいときに発生るNR7が出現しています。このため、本日は昨日より大きく動く可能性もありますので、レンジは広めに見ておいたほうがよいかもしれません。本日は昨日に引き続き主要な経済指標の発表が予定されていなことから、18時30分の英貿易収支、19時のウエーバー独連銀総裁講演、23時のエバンズ・シカゴ連銀総裁講演、3時の米3年債入札などが材料視されると思いますが、円安に傾きかけている流れを転換させるほどのものはないと思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
NZドル/米ドル ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス

■変動率からの予想レンジ 09:25→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 89.90 ~ 90.78
EURJPY 122.22 ~ 123.95
GBPJPY 134.85 ~ 136.87
AUDJPY 81.46 ~ 82.80
NZDJPY 62.72 ~ 63.81
CADJPY 87.33 ~ 88.65
ZARJPY 12.07 ~ 12.31
NOKJPY 15.19 ~ 15.44
MXNJPY 7.04 ~ 7.15
HKDJPY 11.57 ~ 11.68
SGDJPY 64.25 ~ 64.91
EURUSD 1.3551 ~ 1.3700

■前日のサマリー
昨日は週末のNY市場の流れを引き継ぎ、日経平均株価などが堅調な推移をする中で、「ドル」が買われる展開となり、東京時間朝方にはドル/円が1ドル=90.69円へ上昇、ユーロ/ドルが1ユーロ=1.3625ドルまで下落する場面が見られましたが、ドル買いが一巡するとリスク資産への投資のセンチメントから、ユーロ/ドルは1.36ドル台後半へと上昇、ドル/円は90円台前半へと下落しました。ユーロ/円は朝方の123.40円近辺から123.80円近辺でのレンジの推移となりました。欧州時間に入り、サルコジ仏大統領が「必要であればユーロ圏諸国がギリシャを救済する用意がある」と発言したことなどで、ユーロ/ドルは一時1.3705ドルまで上昇しましたが、市場予想より下振れした独鉱工業生産などで1.3637ドルへと下落しました。一方のドル/円は90.15ドルまで下落した後、米AIGがアリコ部門を米メットライフへ売却で合意とのニュースが伝わると、これを好感してドルが買われ90円台ミドル近辺へと戻しました。NY時間にはパパンドレウ・ギリシャ首相が「米国とEUは金融規制の強化を」「ギリシャ危機の波及は、ユーロを下落させかねない」などと発言、メルケル独首相は「ギリシャに緊急性のあることが起きることは、ユーロ圏にとっての懸念であり行動を起こすことを排除しないが、今はそのケースではない」と発言したことから、緊急対策の取りまとめに積極的ではないと受け取られ、ユーロ/ドルは1.3605ドルまで、ユーロ/円も122.83円まで下落しました。その後もNYダウがマイナス圏で推移したこともあり、上値の重い動きとなりました。
クローズはドル/円が90.30円、ユーロ/ドルが1.3633ドル、ユーロ/円は123.10円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 10585.92 216.96 2.09%
FTSE100(英) 5606.72 6.96 0.12%
DAX(独) 5875.91 -1.45 -0.02%
NYダウ(米) 10552.52 -13.68 -0.13%
S&P500(米) 1138.50 -0.20 -0.02%
NASDAQ(米) 2332.21 5.86 0.25%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.72 0.04
日本10年債 1.315 0.010
英10年債 4.10 0.04
独10年債 3.16 0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1124.00 -11.20
NY原油(期近) 81.87 0.37

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/9(火) 
・ 09:01 英国 2月RICS住宅価格
・ 09:30 豪 2月NAB企業景況感指数
・ 09:30 豪 2月NAB企業信頼感指数
・ 14:00 日本 1月景気先行CI指数速報
・ 14:00 日本 1月景気一致CI指数速報
・ 17:15 スイス 2月消費者物価指数(前月比)
・ 19:00 独 ウェーバー独連銀総裁講演
・ 19:30 英国 1月商品貿易収支(ポンド)
・ 19:30 英国 1月貿易収支(ポンド)
・ 23:30 米国 エバンズ米シカゴ連銀総裁講演
・ 03:00 米国 米財務省3年債入札(400億ドル)

ポンド関連は別Blogのポンド一本勝負もご覧ください

2010年3月 7日 (日)

3/8の週の見通し

こんばんは。週末ごとに天気が悪いですね。今夜は関東地方では雪の予報になっていて、なかなか春のコートにはできそうにありません。

5日に発表された2日現在のシカゴIMMの投機ポジションでは、ドルがネットでショートに転換、円のロング(買)は大幅増加、ユーロはショートが小幅減少、カナダはロングが3週連続で増加、NZは2週連続でロングが減少しています。各通貨のポジションは下の表を参照してください。

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 32,552 30,835 57,332 24,780 82,112
EUR -66,770 4,853 35,894 102,664 138,558
GBP -67,549 -4,665 13,862 81,411 95,273
CHF -6,310 2,509 11,508 17,818 29,326
CAD 38,289 9,868 47,170 8,881 56,051
AUD 48,761 9,769 59,106 10,345 69,451
NZD 5,112 -1,280 13,715 8,603 22,318
MXN 79,779 22,434 91,411 11,632 103,043
source:CFTC

先週は円が主要通貨に対して売られ、ドルは2日に0.25%の政策金利の引き上げを行った豪ドル以外では主要通貨に対して上昇しました。ギリシャの債務問題が落ち着きを取り戻したこと(ギリシャ10年債の入札が行われ、応札が順調だった)などに加え、週末5日に発表された米国2月の雇用統計が市場予想から上振れし、転向を加味すると3月の雇用統計にも期待感が高まったことなどが背景となりました。また、2010年度の予算で6年ぶりに為替介入額の上限が5兆円引き上げられたことや日銀による追加緩和政策の検討なども円を売る要因となったようです。

今週は12日(金)に発表が予定されている米国の小売売上高とミシガン大消費者信頼感指数が注目されると思いますが、それまでは11日(木)に米国の貿易収支の発表が予定されているものの、それほど重要な経済指標の発表は予定されていません。このため、先週発表された米雇用統計での米雇用に対する期待感やギリシャ問題が落ち着きを取り戻しつつあることなどを好感したリスクテイク(リスク資産への投資)が出やすくなるものと思われます。また、今年に入り引き締めを強めている中国が、5日に開幕した中国の第11期全国人民代表大会(全人代)で、温家宝首相は「8%程度の経済成長」「都市部の新規雇用(900万人以上)」「登録失業率(4.6%以下)」と昨年並みの目標を掲げたことから、中国の成長期待からの資源国通貨が買われやすい展開となると思われます。ただ、ユーロはギリシャ問題が足許では落ち着きを取り戻しているものの、ポルトガルやスペインの財政問題が蒸し返される可能性が僅かながらあるかもしれません。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 89.30 91.70
ユーロ/ドル 1.3450 1.3750
ユーロ/円 121.50 124.50
ポンド/円 133.60 138.30
豪ドル/円 79.30 83.80

【USD】
USD
source:CFTC

ドルは74,323コントラクトのロング減少の63,864コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
JPY
source:CFTC

円は30,835コントラクトのロング増加の32,552コントラクトのロングとなりました。

【EUR】
EUR
source:CFTC

ユーロは4,853コントラクトのショート減少の66,770コントラクトのショートになりました。

【CAD】
CAD
source:CFTC

カナダは9,868コントラクトのロング増加の38,289コントラクトのロングになりました。

【NZD】
NZD
source:CFTC

NZドルは1,280コントラクトのロング減少の5,112コントラクトのロングになりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向はアナリストレポートのIMMポジションを参照してください。(8日更新)

■イベント予定
3/8(月)
・ 06:45 NZ  第4四半期製造業売上高
・ 08:50 日本 1月国際収支-貿易収支
・ 15:45 スイス 2月失業率(季調済)
・ 20:00 ドイツ 1月鉱工業生産(前月比)
・ 23:00 カナダ 2月住宅着工件数
3/9(火)
・ 09:01 英国 2月RICS住宅価格
・ 09:30 豪 2月NAB企業景況感指数
・ 09:30 豪 2月NAB企業信頼感指数
・ 14:00 日本 1月景気先行CI指数速報
・ 14:00 日本 1月景気一致CI指数速報
・ 17:15 スイス 2月消費者物価指数(前月比)
・ 19:30 英国 1月商品貿易収支(ポンド)
・ 19:30 英国 1月貿易収支(ポンド)
3/10(水)
・ 08:50 日本 1月機械受注(前月比)
・ 10:30 豪 1月住宅ローン
・ 17:00 ドイツ 1月貿易収支(ユーロ)
・ 19:30 英国 1月製造業生産高(前月比)
・ 19:30 英国 1月鉱工業生産(前月比)
・ 04:00 米国 2月月次財政収支
3/11(木)
・ 05:00 NZ 準備銀行(RBNZ)政策金利発表
・ 08:50 日本 第4四半期GDPデフレーター確報(前年比)
・ 08:50 日本 第4四半期実質GDP確報(前期比年率)
・ 10:30 豪 2月雇用者数変化(人)
・ 10:30 豪 2月失業率
・ 22:30 米国 1月貿易収支
・ 22:30 米国 失業保険継続受給者数
・ 22:30 米国 新規失業保険申請件数
・ 22:30 カナダ 1月国際商品貿易
・ 22:30 カナダ 1月新築住宅価格指数(前月比)
・ 22:30 カナダ 第4四半期設備稼働率
・ 23:00 スイス 国立銀行(SNB)政策金利発表
3/12(金)
・ 06:45 NZ 1月小売売上高指数(前月比)
・ 20:00 ユーロ圏 1月鉱工業生産(前月比)
・ 21:00 カナダ 2月雇用ネット変化率
・ 21:00 カナダ 2月失業率
・ 22:30 米国 2月小売売上高(除自動車)
・ 22:30 米国 2月小売売上高
・ 23:55 米国 3月ミシガン大学消費者信頼感指数速報

経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2010年3月 5日 (金)

3/5本日の戦略-注目は米雇用、ユーロは懸念残る-

おはようございます。いよいよ本日は雇用統計ですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ドル>ポンド>円>豪ドル>ユーロ>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日市場の最大の関心は22時30分に発表される米国の雇用統計になりますが、一方では、パパンドレウ・ギリシャ首相とメルケル独首相の会談内容も気になるところです。独政府側からのアナウンスでは、「ギリシャ支援へ向けての話ではない」とされているものの、ギリシャの債券を多く保有している独、仏からの支援への期待が市場には残っていると思われます。昨日のユーロの下落は、直接の原因がドイツ銀の格下げにありますが、間接的にはギリシャが燻っていることで、ギリシャと独との会談が失望する内容になるとユーロが下落することになりそうです。

米雇用統計は、民間給与計算会社ADP雇用調査が市場予想と同じであったものの、前月が下方修正されています。労働省が発表する非農業部門雇用者数の統計と同じく給与支払名簿に基づくものですが、ADPが名簿記載に対し、非農業部門雇用者数は実際に給与が支払われたものとの違いがあり、新規失業保険申請件数や失業保険継続受給者数から見ると、市場予想の6.8万人減から下振れする可能性があります。下振れするとドル安に振れやすくなります。昨日は88円のオプションに絡む防戦買いなどで支えられたドル/円ですが、引き続き88円割れのリスクは残ることになりそうです。

ポンドはネガティブな材料が続いていました、英プルーデンシャルの株主割り当てをカタールやシンガポールの政府系ファンドが引き受けるとのニュースで市場にはショートカバーの動きが出て、反発につながっています。ただ、ユーロに懸念材料が残っていることからポンドの戻りも限定的になるのではないでしょうか。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 21日移動平均線を下抜け
ドル/スイス 21日移動平均線を上抜け
豪ドル/米ドル 90日移動平均線下抜け、雲がレジスタンス

■変動率からの予想レンジ 09:20→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 88.50 ~ 89.44
EURJPY 119.82 ~ 121.61
GBPJPY 132.47 ~ 134.50
AUDJPY 79.31 ~ 80.71
NZDJPY 60.41 ~ 61.54
CADJPY 85.56 ~ 86.94
ZARJPY 11.73 ~ 11.97
NOKJPY 14.85 ~ 15.10
MXNJPY 6.91 ~ 7.02
HKDJPY 11.37 ~ 11.50
SGDJPY 63.16 ~ 63.86
EURUSD 1.3491 ~ 1.3645

■前日のサマリー
昨日の東京時間はドルの買い戻しが先行し、ドル/円は朝方の88.40円近辺から88.64円へ上昇、ユーロ/円も121.20遠近p年から121.39円へと連れ高となりましたが、ドルの売りオーダーが厚いとの市場の噂もあり、買いが一巡したことや中国による追加の金融引き締め観測から上海総合株価指数が下落すると、リスク回避のドル買いと円買いとなり、ロンドン時間早朝にはドル/円が88.14円、ユーロ/円が120.29円まで下落、ユーロ/ドルも1.3633ドルへと下落しました。17時過ぎにギリシャが10年債を発行し、堅調な需要が確認されるとリスクテイクとなり、円とドルが売られる展開となったことで、ドル/円は88.58円、ユーロ/ドルが1.3695ドル、ユーロ/円は121.01円までそれぞれ上昇しました。その後、英中銀(BOE)の金融政策では、政策金利、資産買い入れプログラムとも据え置き、欧州中銀(ECB)も政策金利を据え置いたことで波乱はなく、NY時間では発表された米新規失業保険申請件数が46.9万件へ改善していたことを材料視し、ドル/円が89.21円、ユーロ/円が121.83円まで上昇しました。しかし、その後に発表された米中古住宅販売保留(成約件数)が市場予想の1.0%から大幅下落の-7.6%となったことでドルの上値が重くなり、格付け機関ムーディーズがドイツ銀行の長期優先債務格付けを「AA1/B」から「AA3/C+」へ2ノッチ引き下げたことから、ユーロ/ドルは1.3551ドル、ユーロ/円は120.55円へと下落しました。ドル/円は本邦政府が為替介入に向けた資金の借り入れの上限を6年ぶりに5兆円引き上げ、約145兆円になるとのニュースが蒸し返されたことや「日銀が追加緩和を検討へ」という日経新聞(電子版)の記事から円が売られたこともあり、89円台前半で底堅い動きとなりました。
クローズはドル/円が89.02円、ユーロ/ドルが1.3582ドル、ユーロ/円は120.90円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 10145.72 -107.42 -1.05%
FTSE100(英) 5527.16 -6.05 -0.11%
DAX(独) 5795.32 -22.56 -0.39%
NYダウ(米) 10444.14 47.38 0.46%
S&P500(米) 1122.97 4.18 0.37%
NASDAQ(米) 2292.31 11.63 0.51%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.60 -0.02
日本10年債 1.330 0.000
英10年債 4.00 -0.03
独10年債 3.12 -0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1133.10 -10.20
NY原油(期近) 80.21 -0.66

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/5(金) 
・ 18:30 英国 2月生産者仕入価格(前月比)
・ 18:30 英国 2月生産者出荷価格(前月比)
・ 20:00 ドイツ 1月製造業受注(前月比)
・ 22:30 米国 2月非農業部門雇用者数変化
・ 22:30 米国 2月失業率
・ 05:00 米国 1月消費者信用残高

ポンド関連は別Blogのポンド一本勝負もご覧ください

2010年3月 4日 (木)

3/4本日の戦略-英欧金融政策よりは米雇用(新規失業保険申請件数)に注目-

おはようございます。英放送協会(BBC)が民業圧迫との批判から業務縮小に動くそうです。BBCはポッドキャストなどで重宝していただけにこのサービスがなくならないよう祈りたいです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ユーロ>円>豪ドル>ドル>ポンド>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は、ギリシャ政府が緊縮財政措置を発表、メルケル独首相、ユンケル・ユーログループ議長、バローゾ欧州委員長がこれを歓迎する意向を表明、IMFからは支援の用意があるとの発言、ムーディーズ、フィッチからは「信頼性が増したように見える」との発言が出るなど、これまでの危機ムードが後退しユーロ買いにつながりました。本日は英(BOE)、欧州(ECB)の金融政策の発表が予定されています。政策金利自体はどちらも据え置かれると思われ、英国の資産買い入れプログラムの休止も特に変更がないと思われることから、市場の関心は22時30分に予定されているトリシェECB総裁の記者会見と思われます。ただ、同総裁も昨日のギリシャの緊縮財政装置を歓迎する意向を表明するにとどめると思われ、それほどインパクトのある内容になるとは思えません。ただ、ギリシャ財務相は「金融支援をめぐり、EUとの協議を継続へ」「IMFへの支援要請の選択肢は否定できず」などと発言、リスクは完全に去っていないことが伺えます。また、ギリシャの財政緊縮措置が議会を通過するかということと、ギリシャ国内でのストなどの政情不安があるとユーロの上値が重くなるかもしれません。ただ、チャートのパターンでは「なべ底」を形成しつつあるようです。

ドルは昨日の非製造業ISMが良かったものの、ドルの上昇にはつながらなかったことから、ドルの弱含みが続く可能性があります。また、昨日のADP雇用統計は市場予想通りの2万人の減少でしたが、前月が6万人の減少(2.2万人減からの下方修正)となっていることから、22時30分に発表される新規失業保険申請件数に関心が高まるものと思われます。市場予想の47万件に対して悪化が示されるとドルが売られやすくなります。要人発言ではFOMCで投票権を有するプラード米セントルイス連銀総裁の講演が0時15分に予定されています。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 21日移動平均線を上抜け
ドル/スイス 21日移動平均線を下抜け
南アランド/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 09:35→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 87.96 ~ 88.86
EURJPY 120.09 ~ 121.85
GBPJPY 132.23 ~ 134.21
AUDJPY 79.31 ~ 80.73
NZDJPY 60.76 ~ 61.87
CADJPY 85.03 ~ 86.38
ZARJPY 11.63 ~ 11.86
NOKJPY 14.88 ~ 15.12
MXNJPY 6.88 ~ 6.99
HKDJPY 11.30 ~ 11.42
SGDJPY 62.86 ~ 63.54
EURUSD 1.3613 ~ 1.3764

■前日のサマリー
昨日の東京時間はドルの88.50円のストップロスを狙う動きから、ドル/円は88.47円まで、ユーロ/円も120.65円まで下げました。しかし、ストップをつけたものの、下に抜けなかったことから買い戻される展開となり、ドル/円は88円台後半、ユーロ/円は121円台前半まで戻しました。ユーロ/ドルはポンド/ドルの反発などから底堅い動きとなり、1.36ドル台前半からミドルの動きとなりました。ロンドン時間に入るとギリシャ政府広報官が「公共セクターの報酬を30%削減」「付加価値税を2%ポイント引き上げ21%へ」「緊縮財政措置、GDPの2%に相当する48億ユーロの効果」「緊縮財政法案、すでに議会に提出」と発言、これを受けてユーロ/ドルは1.3671ドル、ユーロ/円は121.35円まで上昇しましたが、5日にギリシャ首相と会談が予定されているメルケル独首相がギリシャの財政措置を「正しい一歩」と歓迎の意向を示したものの、「5日の首脳会談は、対ギリシャ支援のものではない」との発言が伝わるとユーロ売りとなり、対ドルでは1.3605ドル、対円では120.75円へと下落しました。NY時間に入ると、発表された米国のADP雇用統計は市場の予想通りとなったことで、影響はほとんどなく、非製造業ISMが市場予想より良かったことから、ドルが買われ88.97円まで上昇する場面も見られましたが、89円台からの売りが厚く上値が限定的となる一方で、欧州要人からのギリシャの緊縮財政措置を歓迎する発言が相次いだことやIMFも歓迎の発言とギリシャ支援の用意があること表明、格付け会社ムーディーズ、フィッチも歓迎する発言を行ったことから、市場の危機感が後退し、ユーロ/ドルは1.3736ドル、ユーロ/円は121.75円まで上昇しました。一方のドル/円は88.32円まで下落。
クローズはドル/円が88.45円、ユーロ/ドルが1.3696ドル、ユーロ/円は121.14円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 10253.14 31.30 0.31%
FTSE100(英) 5533.21 49.15 0.90%
DAX(独) 5817.88 41.32 0.72%
NYダウ(米) 10396.76 -9.22 -0.09%
S&P500(米) 1118.79 0.48 0.04%
NASDAQ(米) 2280.68 -0.11 0.00%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.62 0.01
日本10年債 1.330 0.000
英10年債 4.03 0.01
独10年債 3.14 0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1143.30 5.90
NY原油(期近) 80.87 1.19

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/4(木) 
・ 09:30 オーストラリア 1月貿易収支
・ 19:00 ユーロ圏 第4四半期 GDP季調済(前期比)
・ 21:00 英国 英中銀(BOE)政策金利発表
・ 21:00 英国 英中銀(BOE)資産買い入れプログラム
・ 21:45 ユーロ圏 欧州中銀(ECB)政策金利発表
・ 22:30 米国 失業保険継続受給者数
・ 22:30 米国 新規失業保険申請件数
・ 22:30 ユーロ圏 トリシェECB総裁定例記者会見
・ 22:30 カナダ 1月住宅建設許可(前月比)
・ 00:00 米国 1月中古住宅販売保留(前月比)
・ 00:00 米国 1月製造業受注指数
・ 00:00 カナダ 2月Ivey購買部協会指数
・ 00:15 米国 ブラード米セントルイス連銀総裁講演
・ 03:25 米国 エバンズ米シカゴ連銀総裁講演

ポンド関連は別Blogのポンド一本勝負もご覧ください

Vol.4 似たもの同士をまとめてみる

※このコンテンツは上田ハーローFX 週間ニュースに掲載しているものです。購読(無料)は下記から。

皆様、2/26の週は円を中心に大きく為替が動きましたね。トレードを行いたくなりますが、FXに限らず相場はいつでも動いていますので、参加するチャンスはいつでもあります。焦らず足下を固めながら一歩ずつ進んでいきましょう。さて、先週の課題のグループ名にまとめたもののグループ名を考えるというのはできましたでしょうか。

グループにまとめるときにはマイクロソフトのパワーポイントのアウトライン機能を使うと便利です。
PPアウトライン
(マイクロソフトのワードなどでもできますが、パワーポイントより少し手間です)

これまでに書き出した変動要因をアウトラインのスライド1枚に1つずつ入力します。
PPスライド入力

入力が終わりましたら、スライドをドラッグして似ているものをまとめます。(マウスを上下にドラッグします)
PPドラッグ

似ているものをひとまとめにするには階層にすると便利です。(マウスを右にドラッグします)
PPドラッグ

以上の作業でまとめたものが下記になります。
 GDP期待で買われる
 対米証券投資
 (米)ISM(供給管理協会)景気指数
 NY連銀製造業景況指数
 (米)ADP(民間の給与計算会社)雇用統計
 (米)雇用統計
 (米)新規失業保険申請件数
 PMI(購買担当者景気指数)
----------------------------------------------------------
 FOMC議事録公表
 ハト派委員からの反対票
 出口戦略期待
 バーナンキFRB議長議会証言
 (英金融政策委員会)資産買い取り枠拡大観測
 英四半期インフレ報告
 BOE(英中銀)の声明発表
 豪中銀(RBA)議事録
----------------------------------------------------------
 ギリシャのCDSスワップ
 ギリシャ債、ポルトガル債の利回り上昇
 PIIGS(ポルトガル、イタリア、アイスランド、ギリシャ、スペイン)への懸念
 欧州危機への懸念を連想
 財政赤字懸念
 EU首脳会議
 EU財務相非公式会合
----------------------------------------------------------
 リスク選考(志向)
 株価の下落
 リスク志向の復活
----------------------------------------------------------
 短期筋からの仕掛け売り
 大口の売り
 短期筋のポジション調整
----------------------------------------------------------
 G7(主要7カ国財務相・中央銀行総裁会議)
----------------------------------------------------------
 要人の発言
 ユーロ安牽制発言
----------------------------------------------------------
 中国の金融引き締め
----------------------------------------------------------
 市場休場で小動き(米、中国、香港、シンガポール)
----------------------------------------------------------
 原油先物の急反発
----------------------------------------------------------
先週の順不同をグループにしてみました。ここからグループ名を考えていくことになります。今回は1つの変動要因を1つのグループにしていますが、複数のグループに入るものもあります。次回はグループ名と階層をつけてみたいと思います。

[今週の宿題]
グループ名が似ているものを集めましょう。

2010年3月 3日 (水)

3/3本日の戦略-ギリシャ、米雇用に注目だが、ユーロ主導が続く-

おはようございます。豪のGDP発表前にアップしたかったのですが、時すでに遅し。GDP前期比は市場予想通り0.9%の成長でした。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ユーロ>円>豪ドル>ドル>ポンド>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は、豪準備銀行(RBA)が政策金利を0.25%引き上げました。私個人は思いっきり外してしまいましたが、RBAウォッチャーのTerry McCrann氏はコラムの中で高い確率で利上げを予想していました。ただ、利上げ発表直後こそ豪ドル/円も80.60円近辺まで上昇しましたが、材料出尽くし感と本日9時30分に発表される10-12月期GDPの発表待ちで80円台前半の小動きとなっています。また、もう一人のRBAウォッチャーのミッチェル(コモンウェルス銀行の上級アナリスト)が、4月の利上げの可能性は低いとのコメントもあり、GDPが相応の上振れでもしない限り、豪ドルの上値は重そうです。

昨日もユーロが主導で為替相場が動いていますが、本日、ギリシャの閣僚会議の予定であり、何らかの政策決定がなされる(発表される)と思います。財政赤字削減に関してポジティブな内容や救済の要請などの決定がされればユーロが買われやすくなると思います。ただ、市場期待している内容にならないときは、格付け機関からの格下げのリスクも伴うことでユーロが売られやすくなるのではないかと思われます。

ドルはカナダ中銀(BOC)が条件付きであるものの、2010年第2四半期の終わりまで政策金利を据え置くとし、早期の利上げを否定しています。このため、米国の政策金利も、カナダとタイミングを合わせるわけではないですが、FRBの議事録通り、当面低金利が継続するものと思われます。また、本日は22時30分に民間給与計算会社ADPの雇用統計が発表される予定です。先週の新規失業保険申請件数の大幅な増加などから、市場予想も2万人の減少予想と弱めの予想となっていることから、悪化が示されるようであれば週末の米雇用統計にかけてドルが弱含みでの推移となりそうです。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
NZドル/米ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 09:59→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 88.36 ~ 89.28
EURJPY 119.92 ~ 121.70
GBPJPY 131.68 ~ 133.67
AUDJPY 79.44 ~ 80.91
NZDJPY 61.16 ~ 62.30
CADJPY 85.08 ~ 86.47
ZARJPY 11.55 ~ 11.78
NOKJPY 14.83 ~ 15.08
MXNJPY 6.89 ~ 7.00
HKDJPY 11.35 ~ 11.48
SGDJPY 62.95 ~ 63.65
EURUSD 1.3531 ~ 1.3679

■前日のサマリー
昨日の東京時間は8時30分に発表された本邦の失業率、有効求人倍率が改善を示したことから、やや円買いに振れたものの影響は限定的となり、豪準備銀行(RBA)金融政策にへの関心から市場が小動きとなりましたが、RBAが政策金利を0.25%引き上げ、4.00%としたものの、影響は維持知的となり、夕方にかけてドル/円は1ドル=89.18円から89.38円へ小幅上昇、ユーロ/円は1ユーロ=121円近辺から120.65円へと下落、ユーロ/ドルは1ユーロ=1.3580ドル近辺から1.3512ドルへと下落しました。ロンドン時間帯では、ギリシャが国債の発行を延期するとのニュースを受け、ユーロ/ドルが1.3433ドル、ユーロ/円が119.77円まで下落、リスク回避の円買い~ドル/円も88.89円まで下落しました。しかし、欧州株価が堅調に推移したことからユーロが下げ止まり、NY時間では週末の米雇用統計を前にした投機筋のショートカバーへの期待感などからユーロが買われ、ユーロ/ドルは1.3599ドル、ユーロ/円は121.34円まで上昇しました。ドル/円も89.25円まで連れ高となりました。その後、ドイツの新聞が独財務相の話として「ギリシャは救済を要請していない。従って、ギリシャ救済に関する問題は、検討課題ではない」と報じたことから、1.3622ドルまで上昇したユーロ/ドルは1.3592ドル、ユーロ/円は121.08円から120.58円へ下落、ドル/円は89.04円から88.55円まで下落しました。クローズにかけては一時マイナス圏へと下落していたNYダウがプラスを回復して引けたこともあり、各通貨とも下値からはやや戻しました。
クローズはドル/円が88.85円、ユーロ/ドルが1.3615ドル、ユーロ/円は120.96円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 10221.84 49.78 0.49%
FTSE100(英) 5484.06 78.12 1.45%
DAX(独) 5776.56 63.05 1.10%
NYダウ(米) 10405.98 2.19 0.02%
S&P500(米) 1118.31 2.60 0.23%
NASDAQ(米) 2280.79 7.22 0.32%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.60 0.00
日本10年債 1.295 -0.010
英10年債 4.02 -0.06
独10年債 3.12 0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1137.40 19.10
NY原油(期近) 79.68 0.98

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/3(水) 
・ 09:01 英国 2月ネーションワイド消費者信頼感
・ 09:30 豪 第4四半期GDP(四半期比)
・ 16:00 ドイツ 1月小売売上高指数(前月比)
・ 18:30 英国 2月PMIサービス業
・ 19:00 ユーロ圏 1月小売売上高(前月比)
・ 22:00 米国 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演
・ 22:00 米国 プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁講演
・ 22:15 米国 2月ADP雇用統計
・ 00:00 米国 2月ISM非製造業景況指数(総合)
・ 03:00 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演
・ 04:00 米国 米地区連銀報告(ベージュブック)

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Vol.3 変動要因を書き出す - 続き -

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皆様、2週間にわたり相場の変動要因の書き出しありがとうございます。ここ数週間はユーロの話題(ギリシャの債務問題)が多く、要因を拾い出すのも大変だったと思います。こうした地道な努力を重ねると、だんだんと為替が変動していく要因が見えてきますので頑張りましょう。

FXミュージアム(http://www.fxmuseum.jp/)のトレンド戦略レポートから関連がありそうなもの拾ってみましたところ下記のようになりました(順不同で内容もばらばらです)。

 GDP期待で買われる
 ギリシャのCDSスワップ
 株価の下落
 (米)ISM(供給管理協会)景気指数
 リスク選考(志向)
 (英金融政策委員会)資産買い取り枠拡大観測
 PMI(購買担当者景気指数)
 短期筋からの仕掛け売り
 欧州危機への懸念を連想
 ギリシャ債、ポルトガル債の利回り上昇
 (米)ADP(民間の給与計算会社)雇用統計
 BOE(英中銀)の声明発表
 (米)新規失業保険申請件数
 (米)雇用統計
 短期筋のポジション調整
 大口の売り
 G7(主要7カ国財務相・中央銀行総裁会議)
 PIIGS(ポルトガル、イタリア、アイスランド、ギリシャ、スペイン)への懸念
 財政赤字懸念
 EU首脳会議
 要人の発言
 ユーロ安牽制発言
 英四半期インフレ報告
 バーナンキFRB議長議会証言
 中国の金融引き締め
 市場休場で小動き(米、中国、香港、シンガポール)
 EU財務相非公式会合
 豪中銀(RBA)議事録
 原油先物の急反発
 リスク志向の復活
 出口戦略期待
 FOMC議事録公表
 対米証券投資
 NY連銀製造業景況指数
 ハト派委員からの反対票
※( )は筆者が補足のために加えています

この他にもまだまだありますが、長くなってしまいますので、上記を基にして次のステップへと進みたいと思います。次はKJ法でグループにまとめていきます。余談ですがKJ法とは考案者の川喜田二郎(東京工業大学名誉教授)氏の頭文字をとったものです。

[今週の宿題]
グループにまとめたもののグループ名を考えてみてください。

2010年3月 2日 (火)

3/2本日の戦略-欧州の弱含みが続きそうだが-

こんにちは。RBAの政策金利発表前に間に合いましたが、(予想が微妙なので)間に合わないほうがよかったかもです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

豪ドル>NZドル>ドル>円>ユーロ>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日はこの後12時30分に豪準備銀行(RBA)の政策金利発表が予定されています。市場の予想では3.75%から4.00%へと0.25%の引き上げとなっています。個人的には昨日発表された中国PMIが52.0と市場の予想より悪く、中国当局による金融引き締め効果が出ていると思われることで、豪準備銀行(RBA)としても、この引き締めの影響を見極めたいのではないかと思われ、発表された小売売上高や住宅建設許可も引き締めに至るほど過熱感を示していないと思われることから、4月の金融政策まで見送るのではないかと思われます。見送った場合には、豪ドルが売られることになりそうです。

昨日は英ポンドがM&A(英企業が米企業のアジア部門を買収)絡みや英国への弱気の見方などから大幅に下落したものの、NYクローズにかけては戻しも見せたことで、ポンド自体は売られ過ぎた感を持っています。木曜日の英中銀(BOE)金融政策委員会を前にしてポンドのショートポジションの調整が出やすくなるのではないでしょうか。

ユーロは、ギリシャ首相が3日(水)に閣議で経済について話し合うと発言していることやレーン欧州委員ンが「EUはギリシャの在世への取り組みを全面的に支援」などと発言していることから、こちらも4日(木)のECB理事会待ちと思われます。ドル/円は上下に売りと買いのオーダーが見られることで狭いレンジの動きが継続すると思われます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
豪ドル/円 21日移動平均線を上抜け
NZドル/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
カナダドル/円 21日移動平均線を上抜け、ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス、一目均衡表(日足)の雲の下から中へ

■変動率からの予想レンジ 11:49→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 88.64 ~ 89.59
EURJPY 119.80 ~ 121.59
GBPJPY 132.25 ~ 134.29
AUDJPY 79.45 ~ 80.94
NZDJPY 61.68 ~ 62.86
CADJPY 84.85 ~ 86.25
ZARJPY 11.51 ~ 11.75
NOKJPY 14.85 ~ 15.10
MXNJPY 6.91 ~ 7.03
HKDJPY 11.38 ~ 11.51
SGDJPY 63.03 ~ 63.75
EURUSD 1.3477 ~ 1.3622

■前日のサマリー
昨日は東京時間朝方に英プルーデンシャルがAIGのアジア生保部門(AIA)の買収とのニュースを受け、ポンドが終日弱含みでの推移となりました。それ以外では特に目新しい材料もなかったことから各通貨とも小動きとなり、ドル/円は朝方に1ドル=88.81円まで下落したものの、89.20円近辺までのレンジ、ユーロ/円も121.15円から121.57円まで、ユーロ/ドルも1.3650ドル~1.3590ドルの動きとなりました。ロンドン時間に入ると、朝方のM&Aが合意に至ったとのニュースや英国への弱気の見方などからポンドが急落し、一時1.4781ドルと朝方の1.51ドル台後半から約400ポイントの下落となったことで、対ポンドからのドル買いやユーロ買いなどから、ドル/円は89.37円、ユーロ/ドルは1.3655ドル、ユーロ/円は121.80円まで上昇しました。NY時間に入ると発表された米2月の製造業ISMが56.5と市場予想から下振れしたため、ドル/円は88.99円まで下落、ユーロ/ドルは1.3460ドル、ユーロ/円は120.07円まで下落しましたが、ポンドの売りが一巡すると米NYダウの上昇を背景として円が売られ、ドル/円は89.49円、ユーロ/円は120.88円まで上昇、ユーロ/ドルはじりじりと上昇し、1.3580ドルまで一時上昇しました。
クローズはドル/円が89.13円、ユーロ/ドルが1.3559ドル、ユーロ/円は120.85円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 10172.06 46.03 0.45%
FTSE100(英) 5405.94 51.42 0.96%
DAX(独) 5713.51 115.05 2.06%
NYダウ(米) 10403.79 78.53 0.76%
S&P500(米) 1115.71 11.22 1.02%
NASDAQ(米) 2273.57 35.31 1.58%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.61 0.00
日本10年債 1.310 0.015
英10年債 4.08 0.05
独10年債 3.11 0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1118.30 -0.60
NY原油(期近) 78.70 -0.96

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/2(火) 
・ 08:30 日本 1月有効求人倍率
・ 08:30 日本 1月失業率
・ 09:30 豪 1月住宅建設許可件数 (前月比)
・ 09:30 豪 1月小売売上高(前月比)
・ 12:30 豪準備銀行(RBA)政策金利発表
・ 15:45 スイス 第4四半期GDP(前期比)
・ 19:00 ユーロ圏 1月生産者物価指数(前月比)
・ 19:00 ユーロ圏 2月消費者物価指数速報(前年比)
・ 23:00 カナダ カナダ中銀(BOC)政策金利発表
・ 04:00 米国 米地区連銀報告(ベージュブック)
・ 04:00 米国 コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁講演

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Vol.2 変動要因を書き出す

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皆様、前回の宿題はできましたでしょうか。今回は解答ではなく、進め方を書きたいと思います。基本的な流れは企画の立て方に非常によく似ています。

企画ではアイディアを出すために、ブレーン・ストーミングという方法を用います。思いつくものや他の意見からの発想をどんどん上げていきます。このとき、相手の発言内容を一切否定しないというのが大切とされています。

これをFXに当てはめてみると、前回宿題にとさせていただいた、変動要因の書き出しになります。変動要因は、FXミュージアム(http://www.fxmuseum.jp/)の中のトレード戦略レポートに前日のサマリー(要約)や東京・ロンドン・NYの各市場のサマリー(要約)という形で書かれているもの(レポート)、ロイター、ブルームバーグといった情報ベンダー提供のもの、新聞社のホームページなどでも拾うことができます。こうしたところからできるだけ多く、変動要因を集めてみてください。また、もし、お友達などとブレーン・ストーミングができる機会があれば、ぜひ行ってみてください。

変動要因をたくさん書き出せましたら、次はKJ法でまとめていきます。次回までに更に変動要因を書き出してみてください。

[今週の宿題]
先週書き出した為替の変動要因になるべくたくさん書き足してください。

2010年3月 1日 (月)

Vol.1 FX取引へようこそ

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FX取引は1998年4月に施行された改正外為法(外国為替及び外国貿易法)により生まれた新しい金融商品ですが、身近な外国為替を扱う取り引きであることやインターネットの通信手段であるブロードバンド(高速回線)が急拡大したこと、パソコンの性能が急速に向上し、24時間取引のインフラが急速に整ったことにより一気に個人投資家に広がりました。

また、独マルクや仏フラン、伊リラなどに分かれていた欧州通貨が1999年1月にユーロに統一されたこともFXに関心を集める要因となったようです。

今回からスタートする「FX取引上達への道」は、これからFXを始められる方、FXを始めたばかりの方、これまでの取引手法に疑問を感じている方などと共に、外国為替の基礎から取引ルールの作り方、資金管理、投資マインドまで「投資力」をアップするための手助けとなることを望んでいます。

最後まで一緒に学んでいきましょう

[次回までの宿題]
紙とペンを用意してください。為替の変動要因で思いつくものをすべてを紙に書き出しください。

3/1本日の戦略-米経済指標の悪化傾向からドルは重そう-

おはようございます。NYは雪に悩まされているようですね。最近はたまにNational Weather Serviceのサイトなどを見ています。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>豪ドル>ユーロ>円>ドル>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
週末はドイツのギリシャ支援に向けての噂(ルーマー)が流れ、いずれもギリシャ政府筋、独政府筋から否定されていますが、ユーロは上下に振らされました。3月5日にパパンドレウ・ギリシャ首相とメルケル独首相が会見する予定であることから、何らかの支援に期待が高まると思われ、ユーロは底堅い動きをするのではないかと思われます。ただ、1.37ドルから上では売り(戻り売り)が待ち構えているとも思われ、上値が重くなる可能性があります。

先週末に発表された米国の中古住宅販売件数が市場予想より大幅に下振れしていたことから、天候の不順という要因は残るものの、個人向けの住宅販売の息切れ(住宅取得の補助は4月まで)の可能性も出てきたことで、GDP2次速報値が上方修正されたものの、同時に発表された個人消費が下方修正されたことと相まって、米景気の先行きに懸念が出てきているようにも見えます。本日は米供給管理協会(ISM)の製造業景気指数の発表が24時に予定されていることもあり、景気判断となる分岐の50を上回ることは確実と思われますが、市場予想の58.0より下振れするようであれば週末の米雇用統計にかけて不安要因が増すことになり、ドルが売られることになりそうです。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
豪ドル/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
ユーロ/ポンド 一目均衡表(日足)の雲の上へ
南アランド/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
メキシコペソ/円 21日移動う平均線を下抜け
ノルウェークローネ/円 一目均衡表(日足)の転換線が基準線を上抜け
NZドル/米ドル 21日移動平均線を上抜け、ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス

■変動率からの予想レンジ 09:10→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 88.33 ~ 89.28
EURJPY 120.01 ~ 121.81
GBPJPY 134.18 ~ 136.20
AUDJPY 78.71 ~ 80.23
NZDJPY 61.39 ~ 62.59
CADJPY 83.77 ~ 85.16
ZARJPY 11.35 ~ 11.59
NOKJPY 14.89 ~ 15.15
MXNJPY 6.87 ~ 6.99
HKDJPY 11.35 ~ 11.48
SGDJPY 62.79 ~ 63.52
EURUSD 1.3547 ~ 1.3689

■前日のサマリー
先週は月末要因からの仲値にかけてのドル買いでドル/円は1ドル=89.51円、ユーロ/円は120.85円近辺から121.45円近辺まで上昇しましたが、朝方発表された本邦の鉱工業生産が市場予想より良い前月比2.5%となったことなどから、日経平均株価が上昇する中でも円が上昇しドル/円は89.19円まで下落しました。ユーロ/ドルは株価の上昇などを好感し朝方の1.3535ドル近辺から1.36ドル近辺へと上昇しました。ロンドン時間では「ドイツ銀行が、ギリシャに150億ユーロの融資を行う」との市場の噂が流れたため、ユーロ/ドルは1.3629ドルまで上昇しましたが、ギリシャ政府がこれをきっぱりと否定したことから、ユーロは反落、その後発表された米10-12月期GDP第2次速報で前期比年率5.9%と成長率が上方修正されたことなどからドルが買われましたが、ドル/円は89円台前半で上値が重く、24時に発表された米中古住宅販売件数が市場予想(550万戸)から下振れする505万戸となったことでドルが売られました。また、ドイツ復興金融公庫(KfW)がギリシャの債券を購入するかもしれないとのルーマーが流れたことやロンドンフィキシングでのユーロ買いもあり、ユーロ/ドルは1.3683ドルまで上昇、ドル/円は88.74円まで下落、ユーロ/円は120.51円まで下落後121.57円へ上昇となりました。ユーロの高値ではマクロ系ファンドの売りなどが見られ上値が重くなり、NYクローズにかけてはドル/円が88円台後半、ユーロ/ドルが1.36ドル台前半、ユーロ/円が121円を挟んでの動きになりました。
クローズはドル/円が88.95円、ユーロ/ドルが1.3630ドル、ユーロ/円は121.23円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 10126.03 24.07 0.24%
FTSE100(英) 5354.52 76.30 1.45%
DAX(独) 5598.46 66.13 1.20%
NYダウ(米) 10325.26 4.23 0.04%
S&P500(米) 1104.49 1.55 0.14%
NASDAQ(米) 2238.26 4.04 0.18%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.61 -0.02
日本10年債 1.300 -0.005
英10年債 4.03 0.00
独10年債 3.10 -0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1118.90 10.40
NY原油(期近) 79.66 1.49

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/1(月) 
・ 09:01 英国  2月ホームトラック住宅調査(前月比) 
・ 17:00 ノルウェー 2月ノルウェーPMI
・ 17:30 スイス 2月SVME購買部協会景気指数
・ 18:00 南アフリカ 2月カギソPMI
・ 18:00 ノルウェー 1月小売売上高(前月比)
・ 18:30 英国 2月PMI製造業
・ 19:00 ユーロ圏 1月失業率
・ 22:30 米国 1月PCEデフレータ(前年比)
・ 22:30 米国 1月個人支出
・ 22:30 米国 1月個人所得
・ 22:30 カナダ 第4四半期GDP(四半期/年換算)
・ 00:00 米国 1月建設支出(前月比)
・ 00:00 米国 2月ISM製造業景況指数

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