山内 俊哉



  • 金融ビッグバンの目玉「外為法」改正により、 外貨保証金取引のカバー取引で外為業務に従事。 ファンダメンタルズ、テクニカルで外為を予測。
    日経CNBC「朝エクスプレス」為替電話レポートに出演中
    日本FP協会会員(AFP)
    NPO法人日本テクニカルアナリスト協会認定会員


    【出演経験】
    テレビ東京「オープニング・ベル、為替コーナー」
    ブルームバーグTV


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2010年3月14日 (日)

3/15 の週の見通し

こんばんは。ウォーキング途中でフキノトウを見つけました。梅もほころび春らしくなってきましたね。

12日に発表された9日現在のシカゴIMMの投機ポジションでは、新たに南アランドのポジションが加わりました。ドルのショート(売)が増加、円のロング(買)は減少、ユーロはショートが増加、カナダはロングが大幅増加で6万コントラクト超え、NZは3週連続でロングが減少しています。各通貨のポジションは下の表を参照してください。

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 26,288 -6,264 51,919 25,631 77,550
EUR -74,551 -7,781 32,589 107,140 139,729
GBP -63,473 4,076 10,417 73,890 84,307
CHF -5,145 1,165 10,727 15,872 26,599
CAD 61,399 23,110 71,350 9,951 81,301
AUD 61,285 12,524 69,885 8,600 78,485
NZD 3,247 -1,865 11,964 8,717 20,681
MXN 26,288 -6,264 51,919 25,631 77,550
ZAR -3,987 - 1,001 4,988 5,989
source:CFTC

先週は、主要な経済指標の発表が少ない中で、17日に開催される本邦日銀の金融政策決定会合で、追加の量的緩和が決定されるとの観測や、ギリシャの債務問題では、ポルトガルの債権入札が順調だったこと、EU財務相が「必要なら債券発行を検討」などと発言したことなどから、リスクを選好するする動きとなり、「円」と「ドル」が売られる流れとなりました。また、先週発行された米国の3年債(400億ドル)、10年債(210億ドル)、30年債(130億ドル)の入札が好調だった(金利の低下要因)こともドルが売られた要因となりました。また、中国の経済成長期待から豪ドルが主要通貨に対して上昇、ポンドは英大手銀行のバークレイズによる米銀買収観測からから一時下落したものの、ポンド売りが一巡するとリスク投資選好からの戻りとなっています。

今週は16日の米国FOMC(今回の日程は1日)で、出口戦略に向けて「長期間にわたって(for an extended period)」の文言に変更があるのかどうかに注目が集まるものと思われます。文言変更となれば、ドル買いとなると思われます。また、17日には本邦日銀による金融政策決定会合が予定されており、本邦の追加量的緩和期待から、円が先行して売られていることから、市場の期待通りとならないときは円が買われる可能性があります。また、週末には人民元早期切り上げの可能性も浮上していることから、リスク要因として警戒する必要あります。ユーロ圏では15-16日にベルギーのブリュッセルで行われるEU財務相会合となります。ギリシャの危機に対して200~250億ユーロの規模での金融支援の枠組みを打ち出す可能性があり、これにより更に安心感が出るとユーロが買われやすくなると思われます。経済指標は米NY連銀製造業景気指数、米鉱工業生産、対米証券投資(15日)、独ZEW景況感調査委、米住宅着工件数、FOMC(16日)、日銀金融政策決定会合(17日)、米消費者物価指数(18日)があります。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 89.30 91.90
ユーロ/ドル 1.3500 1.3850
ユーロ/円 123.30 126.30
ポンド/円 133.60 138.60
豪ドル/円 79.70 84.40

【USD】
USD
source:CFTC

ドルは34,673コントラクトのショート増加の98,537コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
JPY
source:CFTC

円は6,264コントラクトのロング減少の26,288コントラクトのロングとなりました。

【EUR】
EUR
source:CFTC

ユーロは7,781コントラクトのショート増加の74,551コントラクトのショートになりました。

【CAD】
CAD
source:CFTC

カナダは23,110コントラクトのロング増加の61,399コントラクトのロングになりました。

【NZD】
NZD
source:CFTC

NZドルは1,865コントラクトのロング減少の3,247コントラクトのロングになりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向はアナリストレポートのIMMポジションを参照してください。(15日更新)

■イベント予定
3/15(月) 
・ 09:01 英国 3月ライトムーブ住宅価格(前月比)
21:30 米国 3月NY連銀連銀製造業景気指数
・ 22:00 米国 1月対米証券投資長期フロー
・ 22:00 米国 1月対米証券投資フロー合計
・ 22:15 米国 2月設備稼働率
22:15 米国 2月鉱工業生産
・ 02:00 米国 3月NAHB住宅市場指数
3/16(火)
・ 09:30 豪準備銀行(RBA)金融政策議事公表
・ 18:30 英国 1月DCLG住宅価格(前年比)
・ 19:00 ユーロ圏 2月消費者物価指数(前年比)
・ 19:00 ユーロ圏 3月ZEW景況感調査
19:00 ドイツ 3月ZEW景況感調査
・ 21:30 米国 2月輸入物価指数(前月比)
21:30 米国 2月建設許可件数
21:30 米国 2月住宅着工件数
03:15 米国 FOMC金利誘導目標
3/17(水)
・ 08:50 日本 1月第三次産業活動指数(前月比)
・ 09:30 豪 第4四半期新規住宅
未定 日本 日銀目標金利(無担保コール翌日物)
18:30 英国 2月失業保険申請件数推移
18:30 英国 2月失業率(社会保障受給)
・ 18:30 英国 英中銀(BOE)金融政策議事録
・ 18:30 南ア 1月実質小売売上(前年比)
・ 19:00 ユーロ圏 1月建設支出(前月比)
・ 21:30 米国 2月生産者物価指数(前月比)
・ 21:30 カナダ 1月卸売売上高(前月比)
3/18(木)
・ 14:00 日本 日銀月報
・ 19:00 ユーロ圏 1月貿易収支(季調済)
21:30 米国 2月消費者物価指数(前月比)
21:30 米国 2月消費者物価指数コア(前月比)
21:30 米国 第4四半期経常収支
・ 21:30 米国 失業保険継続受給者数
・ 21:30 米国 新規失業保険申請件数
・ 21:30 カナダ 1月国際証券取扱高
・ 23:00 米国 2月景気先行指標総合指数
・ 23:00 米国 3月フィラデルフィア連銀指数
3/19(金)
・ 13:30 日本 1月全産業活動指数(前月比)
・ 16:00 ドイツ 2月生産者物価指数(前月比)
・ 21:30 カナダ 1月小売売上高(前月比)
・ 21:30 カナダ 2月消費者物価指数(前月比)
・ 24:00 メキシコ中銀政策金利発表

経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

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