山内 俊哉



  • 金融ビッグバンの目玉「外為法」改正により、 外貨保証金取引のカバー取引で外為業務に従事。 ファンダメンタルズ、テクニカルで外為を予測。
    日経CNBC「朝エクスプレス」為替電話レポートに出演中
    日本FP協会会員(AFP)
    NPO法人日本テクニカルアナリスト協会認定会員


    【出演経験】
    テレビ東京「オープニング・ベル、為替コーナー」
    ブルームバーグTV


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2010年2月 9日 (火)

2/9本日の戦略-材料少なく、株価主導続きそう-

おはようございます。天気予報によると、まだ2月初旬なのに、本日は関東地方で4月中旬くらいの気温になるようです。温かいのはいいのですが、身体がついていかないかもです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ドル>豪ドル>ユーロ>ポンド>NZドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は主要な材料がなかったことから株価の動きに左右されました。また、一部通信社によると中国は預金準備率をさらに引き上げる見通し。物価上昇圧力を抑えるため、いずれ金利も引き上げる可能性がある」と報じられました。中国の引き締めとギリシャ問題が目下のところ市場のテーマとなっています。この2つはどちらも株価の下落要因であり、低金利のファウンディング通貨としての「ドル」と「円」のキャリートレードの巻き戻し要因として作用しやすいことから、しばらくはクロス円の上値が重くなりそうです。特に原油価格と関連性が高いユーロ(対ドル)や、豪ドルなどの資源国通貨は影響が大きくなる可能性があります。ただ、ギリシャの債務問題については、欧州委員会が削減計画に支持を表明しており、債務削減には時間がかかることもわかっていることから、そろそろこの材料も飽きがきていると思われます。その一方では、新たな火種としてポルトガル、スペインなど南欧諸国のスプレッドが拡大傾向にあることから、引き続きユーロ圏は弱含みが続くと思います。

本日は、独の貿易収支、英の貿易収支の発表が予定されていますが、市場全体に及ぼす影響は限定的となると思われ、引き続き株価主導の動きで、ユーロの戻り売りの可能性が高そうです。ただ、日本時間の明日午前3時に米3年債の入札(400億ドル)が予定されています。前回の入札が2.98倍と好調だったため、今回の入札が不調だった場合には、利回りの上昇から株価の下落の要因となりやすいことから、クロス円が重さが意識されそうです。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/スイス 一目均衡表(日足)の雲の上から中へ

■変動率からの予想レンジ 09:23→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 88.68 ~ 89.70
EURJPY 120.75 ~ 122.47
GBPJPY 137.86 ~ 139.89
AUDJPY 76.26 ~ 77.75
NZDJPY 60.21 ~ 61.39
CADJPY 82.12 ~ 83.47
ZARJPY 11.36 ~ 11.60
NOKJPY 14.75 ~ 15.00
MXNJPY 6.65 ~ 6.77
HKDJPY 11.39 ~ 11.53
SGDJPY 62.20 ~ 63.01
EURUSD 1.3573 ~ 1.3695

■前日のサマリー
昨日は週末にカナダのイカルイトで開催されたG7財務相・中央銀行総裁会合でのサプライズもなく、主要な経済指標の発表がない中で、株価が主導する動きとなりました。東京時間帯では、アジアの株価指数が軟調に推移、ドル/円は1ドル=89.20円近辺から89.45円近辺での小動き、ユール/円も1ユーロ=121.55円近辺から126.15円近辺、ユーロ/ドルも1ユーロ=1.3620ドルから1.3665ドル近辺での狭いレンジの動きとなりました。ロンドン時間は欧州の株価が堅調に推移したことから、リスク回避の動きの巻き戻しで、「ドル」と「円」が売られ、ドル/円は89.57円、ユーロ/円は122.78円、ユーロ/ドルは1.3714ドルのこの日の高値をつけましたが、ギリシャ5年債のCDSスプレッドが金曜日のNY市場のレベルとなる4.07ポイントに拡大したことから、リスク回避の動きとなり、ドル/円は89.16円、ユーロ/円は121.66円、ユーロ/ドルは1.3642ドルまで下落しました。NY市場では、NYダウが1万ドル割れとなり、一時リスク回避の動きとなったものの、NYダウがプラス圏を回復すると、ドル/円、ユーロ/円、ユーロ/ドルともに小幅ながら戻しましたが、ロンドン時間につけた高値を超えることができず、再びNYダウが下落し、100ドル超下落したことから上値が重く、ドル/円は89円台前半、ユーロ/円は122円割れ、ユーロ/ドルは1.36ドルミドル近辺までじり安となりました。
クローズはドル/円が89.26円、ユーロ/ドルが1.3650ドル、ユーロ/円は121.83円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 9951.82 -105.27 -105.00%
FTSE100(英) 5092.33 31.41 62.00%
DAX(独) 5484.85 50.51 93.00%
NYダウ(米) 9908.39 -103.84 -104.00%
S&P500(米) 1056.74 -9.45 -89.00%
NASDAQ(米) 2126.05 -15.07 -70.00%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.56 -0.01
日本10年債 1.355 -0.010
英10年債 3.95 0.06
独10年債 3.15 0.03

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1066.20 13.40
NY原油(期近) 71.89 0.70

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/9(火) 
・ 09:01 英国  1月RICS住宅価格 
・ 09:20 米国 ダドリー米NY連銀総裁講演
・ 16:00 ドイツ 12月貿易収支(ユーロ)
・ 18:30 英国 12月商品貿易収支(ポンド)
・ 18:30 英国 12月貿易収支(ポンド)
・ 24:00 米国 12月卸売在庫
・ 03:00 米国 米財務省3年債入札(400億ドル)

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