山内 俊哉



  • 金融ビッグバンの目玉「外為法」改正により、 外貨保証金取引のカバー取引で外為業務に従事。 ファンダメンタルズ、テクニカルで外為を予測。
    日経CNBC「朝エクスプレス」為替電話レポートに出演中
    日本FP協会会員(AFP)
    NPO法人日本テクニカルアナリスト協会認定会員


    【出演経験】
    テレビ東京「オープニング・ベル、為替コーナー」
    ブルームバーグTV


    ご意見・ご感想はこちらまでお願いします。

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2009年6月30日 (火)

6/30 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■昨日の通貨の強弱

NZドル>ポンド>豪ドル>ユーロ>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は周小川・中国人民銀行による「中国の外貨準備政策は安定、突然の変更ない」などの発言から、市場にはひとまず安心感が出て、米10年債利回りも3.47%まで低下してきています。また、株価も上昇するなど、リスク回避の動きから、リスクを取る動きへとなったことで、円が主要通貨に対して一番売られています。本日も日経平均株価の上昇が予想されることから、円が売られやすいと思われますが、午後からは月末要因での円買いが出やすくなると思われ、ドル/円、クロス円の上値も限定的となる可能性があります。本日のS&P/ケースシラー住宅価格指数の低下が示されるようであれば、ドルの弱気の材料となる可能性がありますが、明日の日銀短観や米ADP雇用統計、米ISM製造業景気指数が控えていることから、小動きが継続するものと思われます。

■本日の予想レンジ

Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 95.80 96.70
ユーロ/ドル 1.4030 1.4140
ユーロ/円 133.60 136.20
ポンド/円 157.90 160.50
豪ドル/円 76.80 78.30

■テクニカル
【ドル/円】
方向感のない動きが継続しています。一目均衡表(日足)ではロウソク足が雲の中に入り、下抜けした遅行線も雲の中に入ってきました。このため、方向感が定まらず、レンジの様相が強くなりました。転換線が基準線を下に抜けましたが、基準線が切りあがっていることから、下落につながる可能性は低そうです。しばらくは95円~97円くらいのレンジでの取引が継続するのではないでしょうか。
【ユーロ/ドル】
3日連続の上昇となり、一目均衡表(日足)でも遅行線が日々線(ロウソク足)の上を推移していることから、上昇が継続する可能性があります。ただ、6/11の高値の1.4177ドルをなかなか上に抜けられないことから、この水準でのレンジ相場となる可能性があります。レンジは1.38ドルから1.42ドルの間と思われます。
【ユーロ/円】
揉み合いから上放れてきました。一目均衡表(日足)の基準線を上に抜けたことや、21日移動平均線が135.44円に位置していることから、これを本日の引値で上に抜けるようであれれば更に上昇が系zくする可能性が高くなります。この場合のめどは6/5の高値の139.21と6/23の安値の131.41円を100%としたフィボナッチの61.8%戻しの136.23円近辺となると思われます。

■昨日のサマリー
昨日は周小川中国人民銀行総裁が「中国の外貨準備政策は安定、突然の変更ない」などと発言し、ドル安の懸念が和らいだことや、日経平均株価ガなどが上昇したことで、リスク回避の円買いの動きが後退しました。このため、ドル/円は1ドル=95円台ミドルを超える水準までドルが上昇、ユーロ/円も1ユーロ=134円台前半までユーロが買われました。ユーロ/ドルは英ボーダフォンのM&Aに絡むポンド買いから上昇し、ロンドン時間に1ユーロ=1.40ドル台後半まで上昇しました。NY時間に入ると特に主要な材料がなかったものの、NYダウが上昇したことから、リスクを取る動きが再開し、ドルが買われる展開となり、1ドル=96.18円までドルが上昇、ユーロ/ドルは1.4103ドル、ユーロ/円が135.50円まで上昇しました。クローズはドル/円が96.06円、ユーロ/ドルが1.4085ドル、ユーロ/円が135.30円となりました。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 9783.47 -93.92 -0.01
FTSE100(英) 4294.03 53.02 0.01
DAX(独) 4885.09 108.62 0.02
NYダウ(米) 8529.38 90.99 0.01
S&P500(米) 927.23 8.33 0.01
NASDAQ(米) 1844.06 5.84 0.00

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.47 -0.06
日本10年債 1.370 -0.010
英10年債 3.61 -0.07
独10年債 3.36 -0.03

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 940.70 -0.30
NY原油(期近) 71.49 2.33

■主な発言
周小川・人民銀総裁
「中国の外貨準備政策は安定、突然の変更ない」
「山口日銀副総裁」 「物価の安定が最大の使命の1つ」 「デフレスパイラルには直面していない」 「コアCPIは夏以降、次第にマイナス幅が縮小する」 中国国家外為管理局当局者
「ドルは世界の金融で優位保つ可能性」 「ドルの優位は強い経済に支えられている」 周小川・人民銀総裁
「4-6月の中国経済は1-3月に比べ改善したもよう」 「中国経済は7-9、10-12月期も改善続く見込み」 「中国は8%の経済成長率目標の達成が可能」 「台湾との貿易・金融面の協力は強まりつつある」 ガイトナー米財務長官
「米経済に安定のより大きな兆候」 「金融システムは回復している」 「米国は依然として困難な時期に直面」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/30(火)
16:55 ドイツ 6月失業率(季調済)
16:55 ドイツ 6月失業者数
17:00 ユーロ圏 5月マネーサプライM3
17:30 英国 第1四半期GDP確報値
17:30 英国 第1四半期経常収支
18:00 ユーロ圏 6月消費者物価指数速報
18:00 ノボトニー・オーストリア中銀総裁講演
18:30 タッカーBOE理事講演
19:00 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
21:00 南アフリカ 5月貿易収支
21:30 カナダ 4月GDP
22:00 米国 4月S&P/ケース・シラー住宅価格指数
22:45 米国 6月シカゴ購買部協会景気指数
23:00 米国 6月消費者信頼感指数
01:00 ブラード米セントルイス連銀総裁講演
05:10 ホーニッグ米カンザスシティー連銀総裁講演

ポンド関連は別Blogのポンド一本勝負もご覧ください

2009年6月29日 (月)

6/29 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■週末の通貨の強弱

ポンド>円>豪ドル>ユーロ>NZドル>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
中国による新たな国際準備通貨の必要性は、周小川・中国人民銀行総裁が「中国の外貨準備政策は安定、突然の変更ない」と発言しているものの、先のBRICs首脳会合でも話し合われた議題であることから、市場は無関心ではいられないと思われる。このため、水面下ではドル離れが緩やかに進んでいくと思われます。一方、米10年債の利回りは一時3.5%を割り込むなど低下してしてきていることもドルの上値を重くしているようである。本日は特に米国発の経済指標の発表が予定されていないことから、焦点は7/1の日本の日銀短観や米ISM製造業景気指数、2日のECB理事会、米国雇用統計を前にした様子見気分が強くなるのではないかと思われます。円は本日発表される鉱工業生産が良い内容となった場合には、日銀短観での景況感の回復に期待がかかると思われ、円高の要因となると思われますが、株価の上昇が円の上値を押さえる可能性もあり、こちらも小動きになる可能性が高そうです。

■本日の予想レンジ

Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 94.40 95.70
ユーロ/ドル 1.3920 1.4190
ユーロ/円 133.20 134.70
ポンド/円 156.20 158.00
豪ドル/円 76.20 77.40

■テクニカル
【ドル/円】
一目均衡表(日足)の遅行線が雲の下に抜け出てきました。これにより、下落の可能性が高まりました。実線(ロウソク足)は雲の下限が抵抗として継続していることを考えると、週末の安値の95.04円を下に抜け、6/23の安値の94.87円も下に抜けると下げか加速する可能性があります。当面は5/22の安値の93.84円近辺を再び目指すのではないかと思われます。
【ユーロ/ドル】
週足の一目均衡表では雲の中を推移しており、雲の下限でサポートされています。日足の一目均衡表でも基準線を上に抜け、日々線(ロウソク足)の上を推移していることから、底堅さが伺えます。ただ、週末の高値も1.4116ドルと6/11の高値をなかなか上に抜けられないことから、上値の重さも感じられ、この水準での揉み合いが続く、反転下落へ転じる可能性があります。早急に1.4177ドルを上に抜けていかないと要注意です。
【ユーロ/円】
揉み合いが継続、上値が一目均衡表(日足)の基準線でレジスタンスにあっています。基準線は切りあがっているものの、転換線が下に抜けていてデッドクロスしていることから、上値が重くなっているようです。遅行線も再び日々線(ロウソク足)に接近していることから、これを下抜けする可能性が高く、下抜けした場合には下落につながると思われ、7/2に雲のねじれ(先行スパン1と2が交差)が控えていることから、下げの加速の可能性もあります。サポートは雲の上限となる130.88円近辺か。

■週末のサマリー
週末は中国が夕方に発表した年次金融安定化報告書の中で新たな国際準備通貨(スーパー・ソブリン通貨)の必要性を指摘したとの報道から、ドルが売られる展開となり、ドル/円は1ドル=95.04円までドルが上昇しました。ユーロ/円はドル/円に連れ、1ユーロ=133.70円までユーロが下落(円が上昇)しました。この日発表された米個人所得が前月比で+1.4%、個人消費支出が同+0.3%となったことやミシガン大消費者信頼感指数の確定値が70.8と速報値の69.0より良かったことなどがほとんど材料視されませんでした。クローズはドル/円が95.21円、ユーロ/ドルが1.4055ドル、ユーロ/円が133.81円となっています。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 9877.39 81.31 0.01
FTSE100(英) 4241.01 -11.56 0.00
DAX(独) 4776.47 -24.09 -0.01
NYダウ(米) 8438.39 -34.01 0.00
S&P500(米) 918.90 -1.36 0.00
NASDAQ(米) 1838.22 8.68 0.00

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.53 -0.01
日本10年債 1.385 0.010
英10年債 3.68 -0.02
独10年債 3.37 -0.04

■コモディティ価格

Country 引値 前日比
NY金(期近) 941.00 1.50
NY原油(期近) 69.16 -1.07

■主な発言
シュタルクECB専務理事
「ECBは景気回復すれば、迅速に刺激策を解消へ」
「政府は来年から財政赤字削減を」
「経済指標は景気下降の緩和を示す」
「ユーロ圏のインフレ率は今後も極めて低水準だろう」
「ECBの政策が経済安定に貢献」
「出口戦略を政府の主要な優先課題とする必要」
「銀行は破綻が金融安定損なうほどに巨大化容認されず」
英中銀(BOE)
「GDPの減少ペースは鈍化 「銀行は住宅市場やデフォルトで損失増加の可能性」
イングリッシュNZ財務相
「輸出の弱さが、ニュージーランド経済のブレーキに」
中国人民銀行
「1つの通貨が世界の金融システムを独占するのは、深刻な問題がある」
「中国には中・長期的なインフレリスクがある 「一部の準備通貨への依存低減を世界に求める」
「IMF、加盟国の外貨準備の一部を運用すべきだ」
ダラス連銀総裁
「失業率が10%を上回らないと考える理由はない」
「米経済は底打ちに近づいているが困難な局面は脱していない」
「回復は非常にゆっくりしたペース」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/29(月)
12:00 NZ 5月マネーサプライM3
17:30 英国 5月消費者信用残高
18:00 ユーロ圏 6月サービス業信頼感
18:00 ユーロ圏 6月業況判断指数
18:00 ユーロ圏 6月経済信頼感
18:00 ユーロ圏 6月鉱工業信頼感
18:00 ユーロ圏 6月消費者信頼感
22:30 ローゼングレン米ボストン連銀総裁講演

ポンド関連は別Blogのポンド一本勝負もご覧ください

2009年6月28日 (日)

6/29の週のポイント

こんばんは。髪の毛が伸び鬱陶しくなってきたので散発に行き、シャワーのホースを取り替えるため、ホームセンターにも行きました。サンダル履きで6km近く歩いたので、足に豆ができてしまいました。

26日に発表された23日現在のシカゴIMMポジションでは、ドルのショート(売り)が増加、ユーロのロング(買い) も増加しました。 円はショートが小幅に減少、NZドルはロングが1.6万コントラクトに乗せ、過去の2万台から見ればまだ余地がありますが、そろそろロングへの警戒が必要な水準となってきました。

先週は週を通じて相対的に円が上昇しました。世界的に株価が下落したことが主な要因ですが、一部の企業景況感が改善傾向を示したことや6/24に発表された本邦5月の貿易黒字が2998億円の黒字となり、輸出額は8か月連続で減少となったものの、前年比での下落率が落ち着いてきていることが好感されている可能性があります。企業の景況感では7/1(水)に本邦の日銀短観の発表が予定されており、既に発表されているローター短観(日銀短観より調査対象は少ない)が3月調査から28ポイント上向いていることを考えると、日銀短観も改善が期待できることになります。このため、円買いの圧力は継続すると思われます。また、7/2にはECB理事会と米国の雇用統計の発表が予定されています。ECB理事会では政策金利が1.0%のまま据え置かれるものと思われ、特に為替にはインパクトがないと思われますが、その後の21:30からのトリシェECB総裁の記者会見では、前回は記者の質問に答え、カバードボンドの買い入れは「クレジット支援策であり、量的緩和ではない」とし、全体的には曖昧なままで終わっていることから、今回も内容には注目が集まるものと思われます。米国の雇用統計は、非農業部門雇用者数が前回約15万人減少したことから、2か月連続での雇用の悪化がとまるのかに注目が集まると思われます。その一方で、失業率の上昇は引き続き注目されにくいと思います。このため、ドルとユーロについては方向感がない動きが継続するのではないかと思われ、ややドル安が継続するのではないかと見ています。

【USD】
Blog20090627_01_2  
source:CFTC

ドルは9,370コントラクトのショート増加の88,584コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
Blog20090627_02
source:CFTC

円は4,556コントラクトのショート減少の4,007コントラクトのショートとなりました。

【EUR】
Blog20090627_03
source:CFTC

ユーロは4,938コントラクトのロング増加の17,423コントラクトのロングになりました。

【CAD】
Blog20090627_04
source:CFTC

カナダは4,113コントラクトのロング減少の11,347コントラクトのロングになりました。

【NZD】
Blog20090627_05
source:CFTC

NZドルは1,496コントラクトのロング増加の16,956コントラクトのロングになりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向はアナリストレポートのIMMポジションを参照してください。(29日更新)

6月29日の週の注目指標
■29日(月)
・NZ  5月貿易収支
・NZ  5月住宅建設許可
・ユーロ圏  6月サービス業信頼感
・ユーロ圏  6月業況判断指数
・ユーロ圏  6月経済信頼感
・ユーロ圏  6月鉱工業信頼感
・ユーロ圏  6月消費者信頼感
■30日(火)
・英国  6月GFK消費者信頼感調査
・日本  5月失業率
・日本  5月有効求人倍率
・ドイツ  6月失業率
・ドイツ  6月失業者数
・英国  第1四半期GDP確報値
・英国  第1四半期経常収支
・ユーロ圏  6月消費者物価指数速報
・カナダ  4月GDP
米国  4月S&P/ケース・シラー総合
・米国  6月シカゴ購買部協会景気指数
・米国  6月消費者信頼感指数
■1日(水)
・カナダ市場休場(建国記念日)
日本  日銀短観
・豪  5月住宅建設許可件数
米国  6月ADP雇用統計
・米国  5月中古住宅販売保留
米国  6月ISM製造業景況指数
■2日(木)
・豪  5月貿易収支
ユーロ圏  ECB政策金利発表
米国  6月失業率
米国  6月非農業部門雇用者数
・米国  新規失業保険申請件数
・米国  5月製造業受注指数
■3日(金)
・ユーロ圏  5月小売売上高

経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

ポンド関連は別Blogのポンド一本勝負もご覧ください

2009年6月27日 (土)

ドルは下落、円が上昇した週

こんばんは。本日はとても暑かったですね。セミナー+総会+懇親会(は不参加)があり、都内まで出かけましたがぐったりです。

今週は米国債の入札と米FOMCに関心が集まりました。終わってみれば米FOMCでは、金融政策には変更がなく、米国債の応札も好調となりました。しかし、ギルト債(英国債)の「AAA」の格付け維持に懸念があるポンドとスイス国立銀行(SNB)が介入を行ったと見られるスイスフラン以外ではドルは主要通貨に対して下落しました。一方、円は週初からの株価の下落でリスクを回避する動きから、予想外に金利を据え置いた南アフリカランド以外では上昇しています(下のグラフ参照)。先週は上昇が懸念だれていた米10年債の利回りは3.5%近傍まで低下しています。また、今週は米国の住宅指標が発表されましたが、新築受託販売が不振、先行指標となる新築住宅着工件数、住宅建設許可件数(下のグラフ参照)も低調となっています。尚、中古住宅販売件数と住宅在庫のグラフを出したかったのですが、NAR(National Association of Realtors)のWebサイトが表示されずグラフが作成できませんでした。

さて、今週発表された日本の消費者物価指数が生鮮品を除く前年比で-1.1%と1971年1月以来で最大の低下となっています。日本が再びデフレスパイラルに陥る懸念も指摘されており、株価の下落以外での円が強含みとなる要因が少ないことから、円高の持続性には疑問が出てきます。

【週間騰落率(JPY)】
Blog20090626_01_2
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

【週間騰落率(USD)】
Blog20090626_02
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

【米10年債金利】
Blog20090626_03
source:FRB

【新築住宅着工、住宅建設許可】
Blog20090626_04
source:US Census Bureau

ポンド関連は別Blogのポンド一本勝負もご覧ください

2009年6月26日 (金)

6/26 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■昨日の通貨の強弱

NZドル>豪ドル>ユーロ>ドル>ポンド>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
スイス国立銀行(SNB)は2日連続で市場介入を行ったとみられますが、影響は限定的のようでした。ここ数日間本邦の投信設定などから円が売られやすくなっているようです。三角保合いを下抜けたと思われたドル/円ですが、しっかり保合いの中に戻り、しばらくレンジの中での動きになりそうです。24日の米FOMCでもドルの下落の傾向は変わらず、中国が金保有を増やしていくとの発言にも見られるとおり、水面下では長期的にドル離れが進んでいくと思われます。順調に終わった米国債の入札も与謝野財務大臣の発言からすると日本が唯一に近い買い手との印象は否めませんが、だからと言って円安に向かうとは限りません。円は依然として米株価の動向に左右されており、これまでのNYダウの下落の反動からの戻しで、昨日は主要通貨に対して最安となりました。本日は本邦の株主総会集中日でもあり、欧州株価は昨日下落していることを考えると、株価の下落により円高となる可能性があります。ただ、週末を控えていることや、決め手に欠ける材料が不足していることで、大きな動きにはつながりにくいと思います。本日の注目は、21:30に発表される個人消費くらいだと思いますが、個人消費の増加はGDPを押し上げる要因となりますので、ドルの上昇要因となります。

■本日の予想レンジ

Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 95.30 96.60
ユーロ/ドル 1.3940 1.4080
ユーロ/円 133.30 134.90
ポンド/円 155.50 158.20
豪ドル/円 76.20 77.30

■テクニカル
【ドル/円】
三角保合いの中に戻ってきました。ただ、一目均衡表(日足)では雲の下を推移しており、引き続き雲の下限の96.63円近辺がレジスタンスとなりそうです。逆にサポートは一目均衡表(日足)の雲の下限となる95.35円近辺となり、この間での狭いレンジの動きになるのではないかと思われます。
【ユーロ/ドル】
一目均衡表(日足)の基準線が切りあがっていることから、上昇してもなかなか基準線の上に抜け出ることができません。転換線が基準線を下抜けしていることから、短期的には上昇するかもしれませんが、反転下落する可能性が高いと思われます。一目均衡表(日足)の遅行線も日々線(ロウソク足)を下に抜けそうなことから、ユーロの上値が重くなると思われ、反転下落した場合には6/17の安値の1.3747ドル近辺までの下落の可能性があります。
【ユーロ/円】
一目均衡表(日足)の基準線が切りあがっていることから同線を上に抜けられません。また、21日移動平均線が日々線(ロウソク足)に接近しており、次週あたりに下に抜ける可能性があります。昨日も約一週間近く132円から135円の間でのレンジの取引となっていて方向感がつかみにくいことから、本日もこの中での推移となりそうです。一目均衡表評(日足)では、転換線が基準線を下に抜けたことから、中期的に下落の可能性が高まってきました。5/18の安値の126.96円近辺までの下落の方向を見ています。

■昨日のサマリー
昨日は、東京時間帯に日経平均株価を含むアジア株が上昇したことや、本邦の投信設定に絡む円売りのうわさなどから、ロンドン時間にドルは1ドル=96.58円、ユーロは1ユーロ=134.82円まで上昇しました。その後発表された米GPD確報値は小幅上昇修正(-5.5% ← -5.7%)となったものの市場の反応はなく、同時に発表された米新規失業保険申請件数が増加したことを嫌気したドル売りにユーロは1ユーロ=1.4014ドルへ上昇、ドル/円ではドルが95.72円まで下落しました。また、予定されていた米7年債の入札は応札倍率2.82倍、最高落札利回り3.329%となり、一部懸念された内容よりは良い結果で終わりました。先日のS&Pに続きムーディーズもカリフォルニア州債を「A」から「A-」に引き下げ、見通しも「ネガティブ」へ変更していますが、為替市場への影響は限定的でした。また、南アフリカ準備銀行は市場予想に反し、7.5%のまま政策金利を据え置いたことから、ランドが上昇しています。クローズはドル/円が95.97円、ユーロ/ドルが1.3988ドル、ユーロ/円が134.24円でした。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 9,796.08 +205.76 +2.15%
FTSE100(英) 4,252.57 -27.41 -0.64%
DAX(独) 4,800.56 -35.45 -0.73%
NYダウ(米) 8,472.40 +172.54 +2.08%
S&P500(米) 920.26 +19.32 +2.14%
NASDAQ(米) 1,829.54 +37.20 +2.08%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.53 -0.15
日本10年債 1.375 +0.005
英10年債 3.70 0.0%
独10年債 3.42 -0.03%

■コモディティ価格

引値 前日比
NY金(期近) 939.50 +5.10
NY原油(期近) 70.23 +1.56

■主な発言
与謝野財務相
「米国の強いドル政策維持は明らか」
「強いドルは米国と世界各国の利益」
「日本の決済手段、ドルを基軸通貨として使う方針に変化ない」
中国共産党研究員
「ドルは下落が見込まれるため金の購入を進めるべき」
「人民元の国際的役割を支援するため、一段の金保有が必要」
「中国、エネルギーや資源購入に外貨準備を使うべき」
「中国にとって、米国の土地購入は米国債よりも良い選択肢」
「リプスキーIMF筆頭副専務理事」
「景気回復の速度と時期は依然、不透明」
「データは世界的景気下降の鈍化示唆」
「回復は緩慢だろう」
「2010年の成長率予想を若干上方修正の見込み」
「東欧は激烈な困難に直面」
バーナンキ米FRB議長
「FRBはバンカメのメリル買収めぐり誠実さをもって対応、システムの安定性を強化」
「メリル買収めぐりバンカメ幹部への圧力を否定」
「バンカメのメリル買収めぐる情報開示で適切に行動した」
「米FRBはインフレ阻止に向けいずれ金融刺激を巻き戻すことにコミット」
「米FRBは景気刺激撤回に必要な手段を有する、物価安定にコミット」
フィッチ・レーティングス
「米カリフォルニア州の長期債務格付けを『A』から『A-』に引き下げた」
シュタルクECB専務理事
「ECBは景気回復すれば、迅速に刺激策を解消へ」
「政府は来年から財政赤字削減を」
「経済指標は景気下降の緩和を示す」
「ユーロ圏のインフレ率は今後も極めて低水準だろう」
「ECBの政策が経済安定に貢献」
「出口戦略を政府の主要な優先課題とする必要」
「銀行は破綻が金融安定損なうほどに巨大化容認されず」
「欧州のデフレリスクは極めて限定的」
「経済成長は今後数年間これまでより低水準となろう」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/26(金)
18:30 スイス 6月KOF先行指数
21:30 米国 5月PCEデフレータ
21:30 米国 5月PCEコア・デフレータ
21:30 米国 5月個人支出
21:30 米国 5月個人所得
23:00 米国 6月ミシガン大消費者信頼感指数確報値
02:00 フィッシャー・米ダラス連銀総裁講演

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2009年6月25日 (木)

6/25 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■昨日の通貨の強弱

豪ドル>ドル>NZドル>ポンド>円>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はスイス国立銀行(SNB)のスイスフラン売りの介入と見られる動きにドル/スイスフランでドルが上昇したこと、米5年債の入札が良かったこと、FOMCで注目されていた国債買い入れ枠などがなにも変更されなかったことでドルが上昇しました。本日は米第1四半期GDPの確定値の発表が予定されていますが、市場の関心は既に第2四半期のGDPに移っていると思われます。昨日の耐久財受注を見ても、第2四半期のGDPは回復傾向が示される(耐久財受注はGDPの約6~8%くらいを占める)と思われることで、確定値への市場の関心は薄いでしょう。また、本日は7年債の270億ドルの入札が控えていることから、こちらが波乱要因となる可能性もあります。しかし、2年債、5年債が市場の予想に反して(?)好調に終わっていることから、波乱がないように思われます。このため、ドル/円では大きな波乱は予想しにくく、昨日の安値も95.08円とその前の94.88円を下に抜けなかったことで、ひとまずは96円台を目指して上昇するのではないかと思います。ただ、昨日上昇の主因がスイスフラン売りの市場介入とすればドルの上値が重いことは想像に難くなく、ドルの上値は引き続き重いと思いますので、戻り売りが継続しているといえそうです。

■本日の予想レンジ

Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 95.10 96.20
ユーロ/ドル 1.3880 1.4040
ユーロ/円 132.80 134.10
ポンド/円 155.70 158.40
豪ドル/円 75.40 76.60

■テクニカル
【ドル/円】
1/21の安値の87.11円と5/22の安値の93.84円を結んだトレンドラインを下抜けたことから、上昇時のレジスタンスとして機能することから、これの95.63円が引値のレジスタンスとなりました。一目均衡表(日足)の遅行線は雲の下限の95.12円のサポートが継続となっています。上記のレジスタンスを上抜けたとしても一目均衡表(日足)の基準線が96.36円に位置しているいて、更にその上にも雲が待ち構えていることから上値は重いと思われます。
【ユーロ/ドル】
一目均衡表(日足)の基準線が切りあがったことにより転換線が下抜けして、売りのシグナルが出ています。また、21日移動平均線を下に抜けたことから、下落の可能性が出て、昨日とは逆になりました。一目均衡表(日足)の遅行線も日々線(ロウソク足)を下に抜ける可能性が高いことから、ユーロの上値が重くなると思われ、昨日の高値も6/11の高値の1.4177ドルを上に抜けきれなかったことから、目先は6/17の安値の1.3747ドル近辺までの下落の可能性があります。
【ユーロ/円】
切りあがった一目均衡表(日足)の基準線がレジスタンスとなりました。約一週間近く132円から135円の間でのレンジの取引となっていて方向感がつかみにくい状態です。一目均衡表評(日足)では、遅行線が日々線(ロウソク足)に接近しており、したにぬけるかのうせいもでてきていることや転換線が基準線を下に抜ける可能性もあり、これらが下に抜けると短期的には下落となる可能性があります。また、雲の幅の狭いところを通過中であることや、ねじれ(変化日)が近づいていることから、下抜けすると下落が加速する可能性もあります。どちらかというと5/18の安値の126.96円近辺までの下落の方向を見ています。

■昨日のサマリー
昨日は、東京時間帯に日経平均株価が上昇したことからドル/円は1ドル=95.67円までドルが買われ、ユーロ/円も1ユーロ=134.86円までユーロが上昇しました。その後、ロンドン時間帯となるとスイスフランにスイス国立銀行(SNB)の介入と見られるスイス売りが持ち込まれ、ドル/スイス、ユーロ/スイス、ポンド/スイスなどでスイスフランが大幅な下落となりました。ドル/円も95.08円まで下落していましたが、この介入と見られる動きから95円台ミドルへと上昇、ユーロ/ドルは1.4005ドルへとユーロが売られ、ユーロ/円も133.53円までユーロが下落しました。その後は、その後は米新築住宅販売が市場予想の36万戸より悪い34.2万戸となったことから一時ドルが弱含む場面も見られましたが、注目されていた米FOMCでは国債買い入れ枠などには変更がなく、その前に行われた5年債入札結果も良かったことから、ドル/円はストップロスを巻き込んで96.07円まで上昇、ユーロ/ドルは1.3888ドルまでユーロが下落しました。クローズはドル/円が95.63円、ユーロ/ドルが1.3930ドル、ユーロ/円が133.19円でした。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 9,590.32 +40.71 +0.43%
FTSE100(英) 4,279.28 +49.96 +1.18%
DAX(独) 4,836.01 +128.86 +2.74%
NYダウ(米) 8,299.86 -23.05 -0.28%
S&P500(米) 900.94 +5.84 +0.65%
NASDAQ(米) 1,792.34 +27.42 +1.55%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.69 +0.07
日本10年債 1.370 -0.025
英10年債 3.70 -0.04%
独10年債 3.44 -0.01%

■コモディティ価格

引値 前日比
NY金(期近) 934.40 +10.10
NY原油(期近) 68.67 -0.57

■主な発言
米ムーディーズ
「世界に米ドルの信頼できる代替物ない」
「米国の『AAA』の格付けは『引き続き強固』」
「米債務比率がGDP比100%超えても米格付け安定」
パラモECB理事
「経済はもはや急速に下降してない、依然下げ続く」
「1%の政策金利は適切」
「ECBは新たな措置の効果が出るか様子見」
「ECBは1%を政策金利の最低水準と決定せず」
白川日銀総裁
「金融市場の不安心理は後退」
「輸出と生産も持ち直しに転じつつある」
「景気は本年度後半以降持ち直していく姿を想定」
「物価は先行きマイナスになっていくとみられる」
「物価は夏場にかけていったんマイナス幅が大きくなる」
「物価は夏場以降はマイナス幅が縮小していく姿を想定」
「金融システムは全体としてはなお厳しい状況」
キング英中銀総裁
「ポンド安、弱い世界経済見通しを完全には相殺しない」
ビニ・スマギECB理事
「ECBは回復を確実にするため低金利を維持する」
ウェーバー独連銀総裁
「ドイツ経済は急激なリセッションにある」
「今年下期に景気底入れの可能性はある」
FOMC声明
「FF金利の誘導目標を0.00-0.25%に据え置き」
「金利は長期間低水準を維持と繰り返し表明」
「国債・MBS・機関債の買い取り時期と規模はすべて変更なし」
「景気収縮ペースは鈍化している」
「インフレは引き続きしばらくの間抑制されると予想」
「インフレは好ましい水準を下回る可能性との文言を削除」
「景気回復促進と物価安定維持に向け利用可能なあらゆる手段を講じると繰り返し表明」
「景気は当面弱い状態が続く見込み、政策措置は緩やかな回復に寄与する」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/25(木)
16:00 ビニスマギECB理事講演
18:00 ユーロ圏 4月鉱工業新規受注
18:30 南アフリカ 5月生産者物価指数
21:30 米国 第1四半期GDP確報値
21:30 米国 第1四半期個人消費確報値
21:30 米国 第1四半期GDP価格指数確報値
21:30 米国 第1四半期コアPCE確報値
21:30 米国 新規失業保険申請件数
未定 南アフリカ  SARB政策金利発表 
23:00 バーナンキFRB議長議会証言(BOAのメリルリンチ買収について)
00:30 ガイトナー米財務長官イベント出席
02:00 米財務省7年債入札(270億ドル)

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2009年6月24日 (水)

誰もがババを引きたくない

日本に昔からあるトランプのゲームでババ抜きを知らない人はいないと思う。正式なルールはクイーン(ババ)を1枚抜き51枚のカードで行う。Jokerを加えて53枚で行ったり、任意のカードを抜いて51枚で行う(「ジジ抜き」という)遊び方もある。順番に隣の人のカードを1枚引き、同じ数の札がペアになったら場に捨てて、最後までババを持っていた人が負けというゲームだ。相手がカードを引く時にポーカーフェースを崩さずにババを引かせることを「ババをつかませる」ともいう。

今月16日に初のブラジル、ロシア、インド、中国(通称BRICs)の首脳会合がロシアのエカテリンブルクで行われた。この4カ国は新興工業国で昨年秋のリーマン・ショックまでは経済成長が著しく、2008年のGDPは世界のGDPの約14.6%に達し、人口でも4割強を占めている。また、外貨準備は合計で3兆ドル(289.5兆円)にのぼり、中国だけを見ても2009年3月現在で1兆9537億ドル(188.5兆円)にもなる。ロシアのメドベージェフ大統領は6月2日にCNBC(米金融専門チャンネル)のインタビューに答えて、「世界にはより多くの準備通貨が必要だ」と発言、ドルの準備通貨(基軸通貨)をけん制した。その後もロシアは中国の周小川人民銀行総裁が提唱したIMF(国際通貨基金)の特別引き出し権(SDR)を支持すると表明、中国人民元、ロシアルーブルなどの準備通貨に加えるべきなどと、ドルをけん制する発言を続けた。

BRICs首脳会合では、「移行経済国と発展途上国は国際金融制度においてより大きな発言権を持つべきだ」(イタル・タス通信)と若干穏健な声明を発表して閉幕したが、BRICsの枠組みを強化したい資源、農業中心のロシアとブラジルに対し、輸出やソフト産業が主体の中国やインドは若干立場が異なる。ことに中国は膨大なドルでの外貨準備を抱えており、ドルが下落することによる損失を何としても回避したい立場である。1998年に危機を経験したロシアルーブルや変動相場制へ移行途中である中国人民元が早期に準備通貨の一角となることは事実上無理であり、ロシアがドルに対して強硬路線をとればとるほど、中国は「ババをつかまされる」可能性が高くなりそうだ。

【2007年GDP】
Blog20090623_01_2
source:IMF

6/24 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■昨日の通貨の強弱

NZドル>ユーロ>豪ドル>円>ポンド>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日の400億ドルの米2年債の入札は応札倍率が3.19倍、最高落札利回りが1.151%となり、前回の入札よりよい結果となりました。しかし、その前の米中古住宅販売件数が市場予想より下振れしたことやOPECのパドリ事務局長が「原油価格が80ドルになっても景気回復を阻害しない」と発言したことでドルの弱気ムードを覆すまでには至りませんでした。本日も370億ドルの5年債の入札を控えている(発表は明日午前2:00)ことと米FOMCが2日目となり声明が出される(発表は明日午前3:15)となっていることから、特にFOMCの声明には注意が必要です。
ポイントは、
(1)FRBの景気判断
(2)3000億ドルの米国債の買い入れスキームに変更があるか
 (a)6か月の期限が延長されるのか
 (b)買い入れ額を増加するのか
 (c)現状を維持するのか
 (d)額を縮小するのか

このなかで(b)のケースであればドルが売られやすいと思います。ただ、全般的な動きを見てもドル売りが継続していることから、短期的な売られ過ぎの反発の可能性があるものの、戻り売りのパターンに入っていることと、テクニカル的にもドル/円は三角保合いを下に抜けたことから、ドル売りの継続と見ています。また、この他にも米耐久財受注(発表21:30)、新築住宅販売(発表23:00)があり、FOMC前に大きな方向性は出ないと思いますが、内容が悪ければドル売りの相乗効果となる可能性があります。

■本日の予想レンジ

Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 94.30 95.80
ユーロ/ドル 1.3920 1.4160
ユーロ/円 133.30 134.60
ポンド/円 154.80 157.60
豪ドル/円 74.70 76.40

■テクニカル
【ドル/円】
1/21の安値の87.11円と5/22の安値の93.84円を結んだトレンドラインの95.55円のサポートを引値でも下に抜けてきました。一目均衡表(日足)では遅行線がかろうじて雲の下限の95.00円でサポートされていますが、雲の下限も本日は95.12円に切りあがってくることから、同線が雲の下に抜けた場合には下落が継続するものと思われ、短期的には5/22の安値の93.84円が目標となっています。
【ユーロ/ドル】
22日の安値が1.3826ドル、23日の安値が1.3827ドルと同レベルで下げ止まり、昨日は一目均衡表(日足)の転換線を回復してきました。また、昨日の上昇で遅行線が日々線(ロウソク足)を下に抜ける可能性が低くなり、短期的には上値トライの可能性が出ています。上値めどは6/11の高値の1.4177ドル近辺です。
【ユーロ/円】
昨日は上昇したものの、切りあがった一目均衡表(日足)の基準線の下で推移している状態です。転換線が下に下がってきていて、この134.85円近辺がレジスタンスとなる可能性が高そうです。雲の幅の狭いところを通過中であることや、ねじれ(変化日)が近づいていることから、レジスタンスを上に抜けられないと下落する可能性が高くなっています。サポートとなる雲の厚みがないことから、5/18の安値の126.96円近辺までの下落の可能性があります。

■昨日のサマリー
昨日は、東京時間朝方から日経平均株価の下落などからドル/円で95円を試しに行く動きとなり、1ドル=95.20円まで下落し、ロンドン市場オープン前に94.97円まで下落、ユーロ/円も1ユーロ=131.41円まで下落しました。ユーロ/ドルも1ユーロ=1.3870ドル近辺から1.3728ドルまで下落となりました。ロンドン時間では、独のDAX指数などが上昇したことで、リスク回避の動きの巻き戻しとなり、「ドル」と「ユーロ」が売られる展開となり、ドル/円は95.90円までドルが上昇、ユーロ/円は134.40円、ユーロ/ドルは1.4030ドルまでユーロが上昇しました。その後発表された米中古住宅販売件数は前月と比べ増加したものの、市場予想には届架なったことなどからドルが売られる動きとなり、ユーロ/ドルは1.4109ドルまでユーロが上昇、ドル/円は94.88円とドルが売られました。クローズはドル/円が95.22円、ユーロ/ドルが1.4077ドル、ユーロ/円が134.04円でした。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 9,549.61 -276.66 -2.82%
FTSE100(英) 4,230.02 -4.03 -0.10%
DAX(独) 4,707.15 +13.75 +0.29%
NYダウ(米) 8,322.91 -16.10 -0.19%
S&P500(米) 895.10 +2.06 +0.23%
NASDAQ(米) 1,764.92 -1.27 -0.07%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.64 -0.04
日本10年債 1.395 -0.070
英10年債 3.73 -0.01%
独10年債 3.46 +0.02%

■コモディティ価格

引値 前日比
NY金(期近) 924.30 +3.30
NY原油(期近) 69.24 +1.74

■主な発言
蘇寧・中国人民銀行副総裁
「経済状況は前向きな変化示す」
「状況は全体的に安定しつつある」
「中国が困難な状況乗り切りつつあると自信」
「経済のファンダメンタルズは依然強固ではない」
中国国家統計局エコノミスト
「中国の4-6月経済成長は8%近い可能性」
「中国経済は昨年10-12月期に底に達した」
米格付け会社ムーディーズ
「米国のトリプルA格付け、政府が債務水準を低下させられる限りは安全」
「もう1つの格付けリスク、ドルの主要準備通貨としての位置づけ」
ビニ・スマギECB理事
「新たな金融秩序は危機を防ぐ必要がある」
「欧州にインフレはないだろう」
「ECBは欧州のインフレを阻止する」
「ゼロインフレは購買力にとって良い」
「ウェーバー独連銀総裁 「ECBは利下げの余地を『使い切った』」
「ECB、一段の刺激策は現時点で必要ない」
「ECB、出口戦略はタイミングが肝要」
「ECBはインフレとデフレのリスクを監視していく」
シュワロフ露第1副首相
「財政当局は外貨準備の運用方針について、適切かつ円滑な見直しを行っている」
「われわれは米債券に投資しておりドルは準備通貨だ」
「ロシア中銀と財務省は現在の状況に基づき方針を変更している」
バドリOPEC事務局長
「欧州連合(EU)と米国、アジアで経済成長と石油需要に対する良い兆候が見られる」
「OPECの生産枠の順守率は現在75%だが、これを引き上げる可能性がある」
「現時点では80ドルまで上昇しても世界の景気回復を現実に危うくすることはない」
S&P
「英国は『AAA』のソブリン格付けを維持するために債務の対国内総生産(GDP)比を引き下げる明確な計画が必要」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/24(水)
17:00 ユーロ圏 4月 経常収支
18:30 南アフリカ 5月消費者物価指数
21:30 米国 5月耐久財受注
未定 南アフリカ SARB政策金利発表
22:30 キング英中銀(BOE)総裁議会証言
22:30 ビーン英中銀(BOE)理事議会証言
22:30 フィッシャー英中銀(BOE)理事議会証言
22:30 バーカー英中銀金融政策委員会(MPC)委員議会証言
22:30 センタンスMPC委員議会証言
23:00 米国 5月新築住宅販売件数
23:45 キング英中銀(BOE)議会証言
00:30 ビニスマギ欧州中央銀行(ECB)理事講演
02:00 米財務省5年債入札(370億ドル)
3:15 米国 FOMC政策金利発表

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2009年6月23日 (火)

6/23 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■昨日の通貨の強弱

円>ドル>ユーロ>ポンド>NZドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日の欧米の株安がドル高につながったことから、ドル/円は小動きとなり、クロス円は大幅な下落となりました。世界銀行による本年の成長見通しの下方修正により、これまでの楽観的なムードに水が刺された格好となり、この影響を打ち消すまでにはしばらく時間がかかりそうです。このため、通貨では「ドル」と「円」が買われやすくなり、これまで上昇してきたクロス円の調整が深くなることが考えられます。一方では、株価の下落により「質への逃避」で米国債が買われていることで、最近懸念されていた長期金利は低下(債券価格は上昇)となり、この傾向が続くのであれば、本日から開催される米FOMCでも、声明に特段の変更がない可能性があり、本日から行われる米国債の入札(本日は2年債で400億ドル)が無難に終わるようであれば、ドルが円を除く主要通貨に対して堅調に推移する可能性が高いと思われます。

■本日の予想レンジ

Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 94.60 96.30
ユーロ/ドル 1.3820 1.3910
ユーロ/円 130.70 133.30
ポンド/円 154.50 157.60
豪ドル/円 74.20 76.40

■テクニカル
【ドル/円】
NR7が出現していますので、大きな変動になるかもしれません。昨日は1/21の安値の87.11円と5/22の安値の93.84円を結んだトレンドラインの95.64円ではサポートされました。本日はこれの下抜けにトライするとみられ、下に抜けると三角保合いを下に抜けることになるので、短期的には5/22の安値の93.84円を目指すものと思われます。
【ユーロ/ドル】
NR7が出現していますので、大きな変動になるかもしれません。サポートとなっていた一目均衡表(日足)の基準線を下抜けました。また、遅行線が日々線(ロウソク足)に接近してきています。このままでは遅行線が日々線を下抜ける可能性が高く、短期的には下落すると思われます。この場合のサポートは雲の上限で、本日は1.3394ドルです。
【ユーロ/円】
一目均衡表(日足)の基準線を下抜けました。また、雲の幅が狭くなり、ねじれ(変化日)が近づいていることから、下方向に向かう可能性が高まっています。サポートとなる雲の厚みがないことから、大きく下落する可能性があり、5/18の安値の126.96円近辺までの下落の可能性があります。

■昨日のサマリー
昨日は、本日(23日)から開催される米公開市場委員会(FOMC)と米国債の入札を前に様子見気分が強かったものの、先週末からのドル売り圧力も継続し、ドルは円で一時1ドル=95.78円まで下落しました。欧州時間では発表された独IFO景気動向指数が市場予想(85.0)より若干良い85.9となりましたが市場の反応は限定的となり、ラトビアの状況は悪いとのIMF調査局長の発言を受けたことからユーロに対する弱気な見方で、ユーロ/ドルは1ユーロ=1.3835ドル、ユーロ/円は1ユーロ=132.79円まで下落しました。その後、「現在の金利水準は適切」などとトリシェECB総裁が発言したことから、ユーロが上昇、ユーロ/ドルは1.3903ドル、ユーロ/円は133.25円まで戻したものの、世界銀行が2009年の世界経済の成長見通しを-2.9%(修正前は-1.7%)に下方修正したことから米株価が下落、NYダウは200ドル安となり、リスク回避の動きから、ドルと円が買われ、クロス円が下落しました。クローズはドル/円が95.86円、ユーロ/ドルが1.3863ドル、ユーロ/円が132.89円となりました。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 9,826.27 +40.01 +0.41%
FTSE100(英) 4,234.05 -111.88 -2.57%
DAX(独) 4,693.40 -146.06 -3.02%
NYダウ(米) 8,339.01 -200.72 -2.35%
S&P500(米) 893.04 -28.19 -3.06%
NASDAQ(米) 1,766.19 -61.28 -3.35%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.68 -0.10
日本10年債 1.465 +0.013
英10年債 3.74 -0.07%
独10年債 3.44 -0.06%

■コモディティ価格

引値 前日比
NY金(期近) 921.00 -15.20
NY原油(期近) 66.93 -2.62

■主な発言
キーNZ首相
「NZドルの上昇は景気回復を損なう恐れ」
「金融政策が実現できることには限界がある」
独財務省
「ドイツのリセッションは今年後半に底打ちの可能性」
「独失業は今後かなり悪化へ」
「4-6月期の経済縮小は前期を下回る」
ノボトニー・オーストリア中銀総裁
「ECBは2010年入りまで政策金利据え置きの公算」
「ECBは最長で年限5年のカバードボンド購入へ」
「カバードボンド購入は主に各国中銀が実施」
「ECBは景気予想をあまり大きく変更しない見込み」
「ECBはカバードボンドを満期まで保有する計画」
「現時点で債券購入を拡大する根拠ない」
トリシェECB総裁
「ECBは大胆な政策取った」
「ECBの措置は必要に応じて容易に解除できる」
「ECBの政策は銀行セクターを焦点とする必要ある」
「ユーロ圏のインフレ率は急激に低下している」
「ECBはインフレ期待を確実に安定させる」
「金融政策の効果が伝わるメカニズムは健在」
「市場には信頼感回復の兆候ある」
「短期金融市場の機能は改善している」
「債券購入はユーロ圏全域を対象とする」
「カバードボンド購入は実体経済改善に貢献するだろう」
「債券購入はECBの過度の信用リスクにはつながらない」
「欧州経済は依然、下降局面」
「予想外の突然の混乱のリスクある」
「ECBは警戒維持が必要」
「ユーロ圏の景気悪化ペース鈍化の兆候ある」
「ユーロ参加国はすべて、英国を歓迎する」
「ユーロ圏に加わるかどうかは英国の決断」
「米国による強いドル発言は非常に重要」
「現在の金利水準は適切」
「ECBの政策委員会を代弁するのは総裁のみだ」
バスコンセロスOPEC議長
「原油価格を年末までに1バレル=75ドルに回復させることが引き続き目標。」
「OPECが次回9月の会合で生産枠の変更を検討する可能性について言及するのは時期尚早」
ホワイトハウス報道官
「米国内の失業率が向こう数カ月で10%に悪化する可能性が高い」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/23(火)
15:10 ドイツ 7月GFK消費者信頼感調査
16:00 ビニスマギ欧州中央銀行(ECB)理事講演
17:00 6月ユーロ圏製造業購買担当者景気指数(PMI)
17:00 6月ユーロ圏サービス部門PMI速報
22:00 ウェーバー独連銀総裁講演
23:00 米国 6月リッチモンド連銀製造業指数
23:00 米国 5月中古住宅販売件数
23:00 米国 5月住宅価格指数(前月比)
02:00 米財務省2年債入札(400億ドル)

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2009年6月22日 (月)

6/22 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■週末の通貨の強弱

ポンド>NZドル>豪ドル>ユーロ>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
先週末に米格付け会社ムーディーズによるカリフォルニア州債券の格付けの引き下げでの見直しの可能性についてアナウンスがあったことで、ドルに対してネガティブな見方が広がりドルが下落していることから、本日もドルの上値が重い展開が予想されます。一方、欧州では独6月のIFO景気動向指数の発表予定されていて、先に発表されたZEW景況感調査の結果が予想以上に良好だったことで、IFOの内容にも期待が高まります。市場予想は85と前回の84.2より小幅の上昇を見込んでいますが、更によい場合にはユーロが買われやすくなると思われます。また、その後のトリシェECB総裁の発言にも注目が集まるものと思われます。ただ、その後は米国の経済指標の発表が予定されていないこともあり、また株価の動向に左右される展開となりそうですが、株価も弱含みが続いていることから、円にとっては上昇圧力が継続しそうです。

■本日の予想レンジ

Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 95.40 97.00
ユーロ/ドル 1.3880 1.3970
ユーロ/円 132.90 134.50
ポンド/円 157.10 159.50
豪ドル/円 76.80 78.20

■テクニカル
【ドル/円】
週末の上昇がほぼ一目均衡表(日足)の転換線で止められ、引値は21日移動平均線と一目均衡表(日足)の基準線を下回りました。このため、明確な方向性は出ていず、やや21日移動平均線がレジスタンスとして機能し始めている可能性があります。本日も同線がレジスタンスとなるようであれば、下落につながる可能性が高まりそうです。1/21の安値の87.11円と5/22の安値の93.84円を結んだトレンドラインが95.64円に位置しており、これを下に抜けると三角保合いを下に抜けることになるので、下落が継続する可能性が高まります。
【ユーロ/ドル】
一目均衡表(日足)の基準線がサポートとして継続しています。ただ、遅行線が日々線(ロウソク足)に接近してきていることから、これを下抜けると、短期的に下落する可能性が出てきます。この場合のサポートは雲の上限となると思われ、本日は1.3394ドルですが、今後これが切りあがってきます。また、一目均衡表(日足)の基準線がサポートとして機能し、レジスタンスとなっている21日移動平均線1.4006ドルを上に抜けられれば6/3の高値の1.4337ドルを目指すものと思われます。
【ユーロ/円】
一目均衡表(日足)の基準線と21日移動平均線に挟まれ小動き状態となっています。一目均衡表(日足)の雲の幅が狭くなり、ねじれ(変化日)が近づいていることから、どちらかに抜けて新たなトレンドを作るものと思われます。ただ、下方向に抜けた場合には、次のサポートとなる雲の厚みがないことから、大きく下落する可能性があります。

■週末のサマリー
週末は、ロンドン時間までは特に目立った材料がなく、小動きとなりましたが、本邦の投信設定のうわさなどにドルが円に対して上昇し、一時1ドル=97.20円まで上昇、ユーロ/ドルは、パラも理事が「ECBは1%が主要金利の下限と決めていない」と発言したことから1.3883ドルまで下落しました。その後のNY時間も特に注目される経済指標の発表がなく、方向感が定まらない中で米労働省がカリフォルニア州、フロリダ州の失業率が過去最高に悪化と発表したことと米格付け会社ムーディーズがカリフォルニア州の債券を格下げの方向で検討中とアナウンスしたことから、米への信用の懸念が再燃し、ドルは円に対して96.00円まで下落、ユーロはドルに対して1.4013ドルまで上昇しました。クローズはドル/円が96.25円、ユーロ/ドルが1.3939ドル、ユーロ/円が135.17円となりました。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 9,786.26 +82.54 +0.85%
FTSE100(英) 4,345.93 65.07 +1.52%
DAX(独) 4,839.46 +1.98 +0.04%
NYダウ(米) 8,539.73 -15.87 -0.19%
S&P500(米) 921.23 +2.86 +0.31%
NASDAQ(米) 1,827.47 +19.75 +1.09%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.77 -0.66
日本10年債 1.445 +0.010
英10年債 3.80 -0.04%
独10年債 3.49 -0.09%

■コモディティ価格

引値 前日比
NY金(期近) 934.60 -1.4
NY原油(期近) 71.37 +0.34

■主な発言
パラモECB理事
「物価リスクが表面化すれば出口戦略が必要」
「出口戦略は徐々に実施されるべき」
「ECBは1%が主要金利の下限と決めてはいない」
ホーニグ米カンザスシティ地区連銀総裁
「規制案は、連銀に問題解決の著しい権力を与える」
「企業は、破綻できないほど大規模になるべきでない」
「不良資産の除去は、企業が規則的な方法での破綻を可能にする」
「金融制限の削除が金融危機の主な要因」
「連銀は、非伝統的措置の出口戦略を策定中」
「もし、緩和策を長期間に維持するとインフレのリスクに」
「インフレは長期的な脅威」
「経済が反転することに自信、だが、転機がいつなのかは分からない」
米格付け会社ムーディーズ
「カリフォルニア州を格下げ方向で見直し」
ブラウン英首相
「EU首脳会議、基準の策定とリスク監視を行う機関の設立で合意した」
「欧州の監督の質や、一貫性を改善する事で合意。国境を越えての監視強化は我々 の利益にかなう」
ジョーダン・スイス中銀理事
「経済が改善したら政策を正常化する必要」
「低水準の住宅ローン金利は、スイス経済を支援するが、中期的なリスクに」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/22(月)
8:01 英国  6月ライトムーブ住宅価格
8:50 日本 4月第三次産業活動指数
8:50 日本 第2四半期景況判断BSI-大企業製造業
8:50 日本 第2四半期景況判断BSI全産業
17:00 ドイツ 6月IFO景気動向指数
21:00 トリシェECB総裁講演
21:30 カナダ 4月国際証券取扱高

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2009年6月21日 (日)

6/22の週のポイント

こんばんは。千葉の幕張メッセへ次世代ワールド・ホビー・フェアに行きました。グッズ販売会場に入るまでに待ち時間が約3時間と雨の中たいへんでした。

19日に発表された16日現在のシカゴIMMポジションでは、ドルのショートはほとんど変化がなく、円がショート(売り)は増加、

週末の米格付け会社ムーディーズによる米カリフォルニア州の信用格付けを「A2」から引き下げる可能性を示唆したことから、米国の信用に対する懸念が再燃、ドルの弱含みとなりクローズしています。今週は、米国で中古住宅販売、耐久財受注、新築住宅販売、FOMC(公開市場委員会)と重要な指標の発表が続きます。特にFOMCは、0~0.25%の政策金利は変更がないですが、米国債の買い入れ枠の拡大の可能性があります。次回の米FOMCが8/11-12まで行われないこともあり、期間6か月で最大3000億ドルの買い入れ実施を3月に発表し、既に1500ドル以上の買い入れを達成していることから、景気回復に伴わない長期金利の上昇に繋がることに備え、額を拡大するのではと思います。これにより、更なる量的緩和に繋がる可能性があり、ドルが売られやすいのではないかと思います。また、更にこれにより株価が下落するようであれば、円にも上昇圧力がかかることになりそうです。

【USD】
Blog20090620_01
source:CFTC

ドルは82コントラクトのショート減少の79,214コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
Blog20090620_02
source:CFTC

円は6,264コントラクトのショート増加の8,563コントラクトのショートとなりました。

【EUR】
Blog20090620_03
source:CFTC

ユーロは2,539コントラクトのロング減少の12,485コントラクトのロングになりました。

【CAD】
Blog20090620_04
source:CFTC

カナダは2,494コントラクトのロング増加の15,460コントラクトのロングになりました。

【NZD】
Blog20090620_05
source:CFTC

NZドルは687コントラクトのロング増加の15,460コントラクトのロングになりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向はアナリストレポートのIMMポジションを参照してください。(22日更新)

6月22日の週の注目指標
■22日(月)
・英国  6月ライトムーブ住宅価格
・ドイツ  6月IFO景気動向指数
■23日(火)
・米国  6月リッチモンド連銀製造業指数
・米国  5月中古住宅販売件数
・米国  5月住宅価格指数
■24日(水)
・日本  5月通関ベース貿易収支
・ユーロ圏  4月 経常収支
・米国  5月耐久財受注
・米国  5月新築住宅販売件数
・南アフリカ  SARB政策金利発表
・米国  FOMC政策金利発表
■25日(木)
・NZ  第1四半期経常収支
・ユーロ圏  4月鉱工業新規受注
・米国  第1四半期GDP確報値
・米国  第1四半期個人消費確報値
■26日(金)
・日本  5月全国消費者物価指数
・日本  6月東京都区部消費者物価指数
・米国  5月個人支出
・米国  5月個人所得
・米国  6月ミシガン大消費者信頼感指数確報値

経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

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2009年6月20日 (土)

株価の下落から円高の進んだ週

こんばんは。「マックでDS」の効果でしょうか。子供たちがマクドナルドに行きたいというので、昼過ぎに行ったら、人・人・人でごった返していました。「マックでDS」の記事をはじめてWebで見たときはマッキントッシュでDSのソフトが使えるようになった?と思ってしまいました。

今週は週初から米消費者物価指の上昇が小幅にとどまったことや対米証券投資で米国のへの資金の流入が貿易赤字額を下回ったことなどを背景として米株価が大幅に下落、リスク資産への投資の巻き戻しから、円が主要通貨に対して買われた週(下のグラフを参照)となりました。ドルはまちまちでした。このところのNYダウの動きを見ていますと21日移動平均線から5%程度乖離すると反転するようです。下の3番目のグラフはNYダウの株価と21日移動平均線から5%と10%の線(テクニカル分析ではエンベロープといいます)を引いたものです。これを見ると今年の4月以降はだいたい5%程度乖離すると21日移動平均線に向かって戻っていくようです。今週の動きを見ていますと、まだまだ円は株価に左右される動きとなっているようです。また、NYダウは21日移動平均線を下に抜けてきたことから、更に下落する可能性があり、下落が継続すると円高が進むことになります。ただし、これまではグランビルの法則にしたがって、21日移動平均線で支えられて上昇トレンドが継続しています。

【週間騰落率(JPY)】
Blog20090619_02
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

【週間騰落率(USD)】
Blog20090619_03
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

【ダウ工業株30種平均】
Blog20090619_01
source:Dow Jones

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2009年6月19日 (金)

6/19 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■昨日の通貨の強弱

NZドル>豪ドル>ドル>ユーロ>ポンド>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は目立った材料がない中で、フィラデルフィア連銀指数が予想外の上昇を見せたことなどによる米株価が回復が円売りの要因となっているようです。本日も主要な経済指標の発表の予定がないことから、手掛かりに欠け、テクニカルや内部要因に左右される動きになると思われます。このところの動きを見ていると、株価の下落局面では「オセアニア通貨が売られ、円が買われる」、株価の上昇局面では「オセアニア通貨が買われ、円が売られる」という動きが主で、ドルと欧州通貨には取り立てて方向性が見えません。このため、ドル/円、ユーロ/ドルについては比較的狭いレンジの動きとなり方向感が出にくいと思われます。それを考えると、レンジブレイク(支持線、抵抗線を抜け)してトレンドが出るというより、レンジの中での動きが継続すると思われ、レンジの内側か外側での逆張りスタイル(価格が上昇したら売り、価格が下落したら買い)の手法が機能しそうに思えます。オセアニア通貨はテクニカル上の支持線で支えられていることから、上昇トレンド継続中であり、現状でも押し目拾いの戦法でよいと思います。

■本日の予想レンジ
ドル/円      96.20 ~ 97.40
ユーロ/ドル    1.3740 ~ 1.3990
ユーロ/円     133.70 ~ 135.10
ポンド/円     156.30 ~ 159.60
豪ドル/円     76.30 ~ 78.20

■テクニカル
【ドル/円】
一目均衡表(日足)の基準線と21日移動平均線を上に抜けてきました。ただ、抜けたといっても僅かの上抜けであり、6/17の安値の95.51円が昨日に下抜けできなかったことから、短期的な戻りとなる可能性はあります。本日は一目均衡表(日足)の雲のねじれが発生しており、変化日となっていることから、これまでの流れから反転となる可能性があります。これまでのところ5/22の安値の93.84円と6/5の高値の98.87円を100%としたフィボナッチの61.8%押しの95.77円でサポートされたようですが、戻りが一目均衡表(日足)の雲の下限の97.48円近辺で押さえられるようであれば、6/1の安値の94.45円近辺が目標となります。
【ユーロ/ドル】
NR7が3日連続で出現しており、大きく変動する可能性があります。上向きとなっている21日移動平均線を下抜いてからは同線が戻りを止めている(抵抗)となっていることから、本日の高値も1.4003ドル近辺で止められる可能性があります。下は一目均衡表(日足)の基準線の1.3880ドルがサポートとのめどとなります。6/15と6/16の安値の1.3750ドル近辺との間でレンジとなる公算が高そうです。
【ユーロ/円】
一目均衡表(日足)の基準線で引値が支えられている状況が続いています。ユーロ/ドル同様に21日移動平均線を下抜けた以降は戻りが同線の135.13円で押さえられていることから、引き続きレジスタンスとして機能しそうです。ただ、ストキャスティックス(スロー)の%DとSDが接近してきていて、ゴールデンクロスする可能性があることから、前出の基準線で支えられた状態でゴールデンクロスしたシグナルを待っての買い出動がよさそうです。

■昨日のサマリー
昨日は東京時間帯からロンドンにかけては手掛かりが少なかったことから、為替市場は全般的に膠着となりました。しかし、スイス中銀(国立銀行)が政策金利を据え置くと同時にロート中銀総裁が「スイス・フランの対ユーロ上昇に断固として対応する」と発言したことから、スイスフラン売りとなり、欧州通貨が上昇しました。その後、17:30に英の小売売上高指数が発表され、市場予想より弱い結果となったことを受けポンドが下落、ユーロも連れ安となりました。米国時間では発表された新規失業保険申請件数は増加したものの、失業保険継続受給者数が減少、その後のフィラデルフィア連銀指数が大幅な回復を示したことから、米価部下が上昇、リスク資産への投資からドル売りと円売りとなり、ドル/円は96.69円、ユーロ/ドルは1.4002ドル、ユーロ/円は134.99円まで上昇しました。クローズはドル/円が96.52円、ユーロ/ドルが1.3902ドル、ユーロ/円が134.18円となっています。

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    9,703.72    -137.13    -1.39%
FTSE 100    4,280.86    +2.4    +0.06%
DAX            4,837.48    +37.5    +0.78%
DOW JONES    8,555.60    +58.42    +0.69%
S&P 500        918.37        +7.66    +0.84%
NASDAQ        1,807.72    -0.34    -0.02%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      3.82    +0.13
日本10年国債     1.445    +0.01
英国10年国債     3.84    +0.06
独10年国債         3.55    +0.07

■コモディティ価格
NY金(期近)      934.60    -1.40
NY原油(期近)     71.37    0.34

■主な発言
ガイトナー米財務長官
「規制改革の詳細に関する難しい隔たりに取り組む必要」
「個別の金融商品の禁止に基づくシステム構築は不可能」
「金融協議会は緊急事態での最初の対応機関としては不適、FRBがふさわしい」
「米FRBの金融政策運営とシステム上のリスク防衛に矛盾なし」
「FRB、銀行持ち株会社を十分に監督する能力は現時点で『抑制されている』」
「FRBの役割変更案、小幅で既存の責任を強化する」
「米金融規制改革案、議会は速やかに行動すべき」
国際決済銀行(BIS)
「スイスフランの急落にコメントせず」
スイス中銀報道官
「介入に関してのコメントを避ける」
カーニー・カナダ中銀総裁
「カナダドル動向を注視」
「世界各国のドル使用が減少している兆候は見られず」
「米国の大幅な金融改革に勇気付けられた」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/19(金)         
8:50    日本      日銀金融政策決定会合議事要旨 
15:00    ドイツ     5月生産者物価指数
16:00    ビニスマギECB理事講演
18:30    ゴンザレス・パラモECB理事講演
21:30    カナダ     4月小売売上高

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2009年6月18日 (木)

6/18 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■昨日の通貨の強弱

ユーロ>円>NZドル>豪ドル>ドル>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は米株価は小幅下落(ナスダックは上昇)と米株式市場はやや落ち着きを取り戻しています。昨日は米S&Pが米銀22行の格付け引き下げと見通しの引き下げを行い、これが市場へインパクトを与えました。ただ、同時にS&Pはレポートで米国債の「AAA」の格付けの変更の可能性は当面ないとしていることで、S&P絡みでのドルの激震は当面なさそうです。本日はガイトナー米財務長官による上院と下院の議会証言が予定さているものの、内容は昨日オバマ大統領が発言している金融への規制がメインとなると思われることから大きな波乱はなく、むしろ規制が進むことによる安心感が出て、株価が戻る可能性があります。昨日発表された米消費者物価指数が市場予想に反して抑制されていることで、米の10年債利回りも低下してきていることから、金利差によるドルの優位性も失われつつあると思われます。このため、ドルの弱含みは継続するとみられ、ユーロ/ドルやポンド/ドルなどの対ドル通貨は引き続き底堅い動きが予想され、ドル/円は小幅なレンジで下値を探る展開、ユーロ/円、ポンド/円等は株価の動向によりますが、やや戻りを見せるのではないかと思われます。

■本日の予想レンジ
ドル/円      95.40 ~ 96.40
ユーロ/ドル    1.3880 ~ 1.4040
ユーロ/円     133.30 ~ 134.60
ポンド/円     155.90 ~ 159.70
豪ドル/円     75.30 ~ 77.50

■テクニカル
【ドル/円】
21日移動平均線と一目均衡表(日足)の基準線から約1%下落し下向きトレンドが出てきたと思われます。5/22の安値の93.84円と6/5の高値の98.87円を100%としたフィボナッチの61.8%押しの95.77円を一時下抜けしたものの、引値はこの近辺となったことから、この近辺でサポートされれば戻る可能性があります。ただ、これを下抜けてしまうと6/1の安値の94.45円近辺が短期目標となります。
【ユーロ/ドル】
一目均衡表(日足)の基準線を回復してきました。本日も基準線の上を維持できるようであればトレンドは上向きが継続していますので、調整が終わる可能性があります。また、その上に21日移動平均線の1.3998ドルがレジスタンスとして控えていることから、これを超るとさらにその可能性が高まり、6/3の高値の1.4337ドルを目指すものと思われ、逆に上値を抑えられると、5/18の安値となる1.3422ドルを目指すかもしれません。
【ユーロ/円】
昨日もかろうじて一目均衡表(日足)の基準線で引値が支えられました。ロウソク足の形が十字線になったことと一目均衡表(日足)の雲の幅が狭くなってきていて、変化を暗示していることから、転換(上昇)の可能性があります。一方で、基準線を下抜けると下げが加速する可能性もあります。下に向かった場合には5/18の安値の126.96円と6/5の高値の139.21円を100%としたフィボナッチの61.8%押しの131.65円近辺、上に向かった場合には6/5の高値の139.21円を目座図ものと思われます。

■昨日のサマリー
昨日は東京時間朝方にドル/円は一時1ドル=96円を割り込み95.97円まで下落しました。しかし、日経平均株価がプラスとなると、本邦証券のドル買いや、朝方ドルを売り込んだ短期筋のロスカットのドル買いから円売りとなり、午後には96.78円まで上昇し、ユーロ/円もドル/円に連れ、朝方の132.66円から134.61円まで上昇しました。ロンドン時間帯では株価が下落したことや英失業率の悪化の先取りから、円買いが進みドル/円は96.12円まで下落、ユーロ/円も133.25円まで連れ安となり、その後、注目されていた米消費者物価指数の前月比は市場予想(+0.3%)より物価上昇が抑えられた+0.1%となったことで、ドルが弱含みとなり、米格付け会社S&Pが米銀18行の格付を引き下げたことからドル売りとなり、ドル/円は95.53円まで下落、ユーロ/ドルは1.3820ドル近辺から1.3986ドルまで上昇となりました。クローズはドル/円が95.75円、ユーロ/ドルが1.3943ドル、ユーロ/円が133.50円となっています。

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    9,840.85    +87.97    +0.90%
FTSE 100    4,278.46    -50.11    -1.16%
DAX            4,799.98    -90.74    -1.86%
DOW JONES    8,497.18    -7.49    -0.09%
S&P 500        910.71        -1.26    -0.14%
NASDAQ        1,808.06    +11.88    +0.66%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      3.68    0.02
日本10年国債     1.455    0.002
英国10年国債     3.78    -0.11
独10年国債         3.47    -0.04

■コモディティ価格
NY金(期近)      936.00    +3.8
NY原油(期近)     71.03    +0.56

■主な発言
ボラードNZ中銀総裁
「景気下降は終わりに近づきつつある可能性」
「年末にかけて景気が拡大し始めるだろう」
「NZの景気回復は不安定になる恐れ」
「NZドルの上昇は景気回復にマイナスに働いている」
「経済成長は輸出と投資主導となる必要」
英中銀金融政策委員会(MPC)議事
「全会一致で金利据え置きを決定」
「資産買い入れプログラムの規模据え置きも全会一致で決定」
中国国務院
「経済は前向きな兆候を示す」
「前向きな兆候は増えている」
「回復の基盤はまだしっかりしていない」
「中国は長期的な困難に備える必要がある」
「中国はより多くの経済政策の選択肢を準備する必要がある」
ボネロ・マルタ中銀総裁
「ECBは追加利下げについてまだ協議していない」
「現時点で資産購入計画を拡大する根拠は無い」
「ECBは出口戦略についての作業をしている」
中国とロシア両首脳
「中国とロシアは、2国間貿易で両国通貨の利用拡大を促す」
米S&P
米銀22行を格下げ、見通し修正
「米ウェルズ・ファーゴを『AA-/A-1+』に格下げ」
「米ウェルズ・ファーゴの格付け見通し『ネガティブ』」
「米キャピタル・ワンのカウンターパーティー格付けを引き下げ」
「米USバンコープのカウンターパーティー格付けを『A+』に下げ」
バーナンキFRB議長
「地域金融機関に対し資金調達源の拡大を要請」
「国民の金融判断能力はいつになく重要になってきた」
「バーナンキFRB議長は講演で、マクロ経済・金融政策には言及せず」
オバマ米大統領
「経済へのダメージ修復に向け断固たる行動取っている」
「経済の基盤、金融市場に対する明確な『道のりの基準』求められる」
「監督の欠如、金融システムの乱用を引き起こした」
「すべての預金取扱い機関の資本基準を引き上げへ」
「ヘッジファンド・アドバイザーにSECへの登録を義務付ける」
「CDS含むデリバティブの包括的規制を提案している」
「金融規制改革案、大恐慌以来の大幅な見直し」
米S&Pレポート
「最上級の『AAA』を付与している米国の長期格付けを変更する可能性は当面低い」
キング英中銀総裁
「景気回復へ英銀は追加増資が必要に」
「現在の危機、もうしばらく続く見通し」
「銀行のレバレッジ調整、終了には程遠い」
「企業や個人への貸し出し、依然抑制されている」
「英景気刺激政策、巻き戻しは時期尚早」
「適切な時期に金利を引き上げ、資産調整へ」
「市場の秩序を維持する出口政略を策定へ」
「英政府は財政赤字削減へ『明確な計画』策定を」
「英経済、安定し始めた兆候がみられる」
「金融市場は『目に見えて改善』」
ガイトナー米財務長官
「各監督当局の境界線を引き直しつつある」
「大規模ヘッジファンドはSECへの登録を強制する」
「FRBの権限と説明責任の明確化へ包括的な改革を」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/18(木)         
17:00    南アフリカ     第1四半期経常収支
17:30    英国     5月マネーサプライM4速報
17:30    英国     5月小売売上高指数
20:00    カナダ     5月消費者物価指数
21:30    米国     新規失業保険申請件数
22:30    ガイトナー米財務長官上院議会証言
23:00    米国     5月景気先行指数
23:00    米国     6月フィラデルフィア連銀景況指数
02:30    ガイトナー米財務長官下院議会証言

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2009年6月17日 (水)

温暖化どころか氷河期に逆戻り

※このコラムは上田ハーローFX 週間ニュースに掲載しているものです。

2002年9月17日に小泉元首相が電撃的に朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の平壌を訪問し、日朝の早期国交正常化実現に向け、金正日国防委員会委員長と合意に達し、朝鮮半島の平和が進展するかのようにみえた。しかし、2006年10月の地下核実験に続き、本年5月にも第2回目の地下核実験を強行した。こうした国際社会を無視した行動に中国も重い腰を上げ、国連安全保障理事会常任理事国5カ国と日本、韓国を加えた7カ国は、北朝鮮に対する非難と制裁措置を盛り込んだ決議案で合意に達し、週内に採択を目指している。

この決議案が採択された場合、北朝鮮による第3回目の核実験の可能性があると米中央情報局(CIA)が警告していて、長距離弾道ミサイルの発射実験を行うことも考えられる。これまでの実験はまがりなりにも成功していることが救い(開発、実験自体に問題があることは十分危機意識は持っている)であり、最悪の状態で失敗してしまうと北朝鮮の西に位置する日本は甚大な被害を被ることが考えられる。

政治的な問題はさておき、円相場で見てみると、2006年当時の地下核実験の時やシルクワーム型ミサイル発射実験、ノドン、テポドン発射実験のときは、東アジア(日本)の地政学的リスクが高まり、ミサイル発射で約1円の円安になったこともあった。その後、ミサイル発射実験が多数行われるようになり、これによる円安圧力も限定的となってきている。ただ、国連決議案が採択された後に北朝鮮が強硬路線を加速させるようであれば、更に地政学的なリスクが高まり、それに伴う円売りリスクのも増大するが、6カ国協議に戻るか、米国との2国間協議を開始するなど穏健路線に舵を切ると円買いにつながってくる可能性がある。

Blog20090616_01

※地政学的リスク
特定の地域が抱える政治的・軍事的な緊張の高まりが、地理的な位置関係により、近隣する地域の経済、または世界経済全体を不透明にするリスクのこと

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6/17 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■昨日の通貨の強弱

円>ポンド>ユーロ>ドル>NZドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日も米株価が続落したことから、リスク回避での「円買い」となり、主要通貨に対して円が一番強くなりました。本日も東京、欧州時間は株価の下落からの円買い圧力が継続し、96円の下抜けを試すものと思われます。このため、ユーロ/円やポンド/円といったクロス円にも下落圧力がかかり、上値が重いもしくは下落が継続する可能性があります。また、昨日のBRICs首脳会合で「通貨システムの多様性拡大が必要」との声明を出し、ロシアのメドベージェフ大統領も「世界経済は単一の準備通貨に依存することはできない」とドルをけん制する発言を行っています。このため、ドルの対局となる欧州通貨が底堅い動きとなっていて、引き続きドルにも下落圧力が継続するものと思われます。一方、本日は米消費者物価指数の発表が予定されていることから、物価の上昇度合いにより米の早期の量的緩和の解除もしくは短期金利の引き上げの連想につながると思われることから、特にエネルギーと食料品を除いたコアの物価指数には注目する必要があります。
※コメントを書いているうちに1ドル=96円を割り込んでしまいました。このあと96円台に戻すと思われますが、再び下値トライに向かうと思います。目標は5/22の安値の93.84円。

■本日の予想レンジ
ドル/円      95.60 ~ 96.50
ユーロ/ドル    1.3730 ~ 1.3850
ユーロ/円     131.60 ~ 134.10
ポンド/円     156.20 ~ 158.70
豪ドル/円     75.50 ~ 76.80

■テクニカル
【ドル/円】
昨日の下落により、サポートとみられていた21日移動平均線と一目均衡表(日足)のサポートを下抜けしました。このため新たに下方向のトレンドが出かかっていると思われます。5/22の安値の93.84円と6/5の高値の98.87円を100%としたフィボナッチの61.8%押しが95.77円に位置していることから、この近辺が次のサポートとなると思われますが、これを下抜けてしまうと6/1の安値の94.45円近辺まで下落する可能性が高まります。
【ユーロ/ドル】
昨日は小幅上昇しましたが、引値で一目均衡表(日足)の基準線を回復できていません。遅行線は日々線(ロウソク足)の上を推移しているものの、日々線を下抜けしてくる可能性が高いことから、弱含みの推移となると思われます。目標は引き続き5/18の安値となる1.3422ドル近辺と思われます。
【ユーロ/円】
続落、かろうじて一目均衡表(日足)の基準線で引値が支えられました。ただ、雲の幅が狭くなってきており、変化を暗示していることから、基準線を下抜けると下げが加速する可能性があります。その下のサポートは5/18の安値の126.96円と6/5の高値の139.21円を100%としたフィボナッチの61.8%押しが131.65円近辺に位置しており、その下が雲の上限となる130.82円となります。

■昨日のサマリー
昨日は東京時間では、株価の下落から円が買われやすく、ドル/円も1ドル=96円台前半まで下落しました。クロス円もこれに連れ、ユーロ/円で1ユーロ=132.75円、ポンド/円も156.44円まで下落しました。しかし、ロンドン時間帯には英の消費者物価指数が予想外に下げ止まっていたことや独ZEWが市場予想(35.0)を上回る44.8と大幅な景況感の改善を示したことから、ドル/円も97円を一時回復、ユーロ/円は135.38円まで上昇、ポンド/円も160.36円まで上昇しました。NY時間では、発表された米住宅着工件数が53.2万戸と市場予想(48.5万戸)を大幅に上回ったものの市場の反応は限定的となり、BRICs首脳会合での「通貨システムの多様性拡大が必要」等の発言を受けドルが売られました。また、株価が下落したことも円買いの材料とされ、ドル/円は96.22円、ユーロ/円は133.27円まで下落、円が主要通貨に対して上昇しました。クローズはドル/円が96.38円、ユーロ/ドルが1.3838ドル、ユーロ/円が133.37円となっています。

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    9,752.88    -286.79    -2.86%
FTSE 100    4,328.57    +2.56    +0.06%
DAX            4,890.72    +0.78    +0.02%
DOW JONES    8,504.67    -107.46    -1.25%
S&P 500        911.97        -11.75    -1.27%
NASDAQ        1,796.18    -20.2    -1.11%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      3.65    -0.07
日本10年国債     1.453    -0.042
英国10年国債     3.88    0.01
独10年国債         3.51    0

■コモディティ価格
NY金(期近)      932.2    4.7
NY原油(期近)     70.47    -0.15

■主な発言
与謝野財務・金融・経財相
「ドルが基軸通貨であり得ることを半ば確信している」
「米経済やドルへの高い信用についていささかも揺るがず」
「米国の政策は強いドルを維持するという政策」
豪中銀議事録(6/2開催分)
「利下げを正当化する強力な理由なかった」
「豪経済指標は以前より力強い」
「財政・金融刺激策の効果はまだ完全ではない」
「住宅市場は改善されつつある」
「インフレ率は低下へ」
「現在の主要金利は成長促進と矛盾しない」
「物価見通しから必要であれば利下げの余地ある」
イングリッシュNZ財務相
「金利は低下し、信用は拡大しつつある」
「NZ金融システム、秩序ある形で機能」
メドベージェフ・ロシア大統領
「世界経済は単一の準備通貨に依存することはできない」
「金融市場のより強力な監督必要」
白川日銀総裁
「市場の予測可能性ある形で適切に判断-出口政策」
「在庫調整終わった後の最終需要は慎重に判断している」
「上方修正とは受け止めていない-日銀の景気判断」
「従来の景気見通しを修正したわけではない」
「経済、市場がどうなるかが最も重要要素-9月末時限措置」
「景気下げ止まり予想高まりが基本的な背景-長期金利上昇」
「財政規律に対する信認の確保が大事-長期金利」
「金融機関の株式保有リスクは引き続き大きい」
「内外の在庫調整の後の本格回復には皆自信持てない」
ウェリンク・オランダ中銀総裁
「カバードボンド購入はECBと域内各国中銀が実施へ」
「カバードボンド購入、当面は拡大予想せず」
「カバード債購入は一定の方式に基づいて実施へ」
「カバード債購入の技術的詳細は近く発表」
オルドネス・スペイン中銀総裁
「各中銀、各国政府は出口戦略が必要」
「ユーロ圏のインフレ率、長期的に非常に低い公算」
「ユーロ圏のインフレ期待は抑制されている」
「ECBの利下げは非常に強い刺激をもたらした」
BRICs声明
「通貨システムの多様性拡大が必要」
「エネルギーセクターで協力確立を」
「BRICS4カ国、中銀・省庁レベルで協力へ」
ポーゼン次期英MPC委員
「量的緩和の影響は非常に限られるだろう。中銀は70年代の経験から教訓を学んでいる」
「経済回復の若芽については、日本・米国・中国経済が、年末よりもかなり早くプラス成長に戻る」
ウェーバー独連銀総裁
「本当の安定化からは程遠い」
「景気回復への行き過ぎた楽観を警告」
ウォーシュFRB理事
「危機の緩和は力強い回復を意味せず」
「個人消費はさらに数四半期にわたり低迷へ」
「政府は持続可能な予算を追求すべきだ」
「景気刺激策の恩恵は恐らく弱まるだろう」
「輸出が持続的な拡大基調に転じる可能性は低い」
オバマ米大統領
「米失業率は今年10%に達するだろう」
「米景気回復を近々目にすることになるだろう」
「バーナンキFRB議長は並外れた仕事を行ってきた」
「バーナンキFRB議長を再指名するかどうか論評せず」
「ウォール街に金融システム混乱を忘れないよう警告」
「医療保険コストが最大の赤字要因」
「医療保険制度で企業からの医療給付への課税否定せず」
「米経済が力強い成長なら大半の国民への増税必要ない」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/17(水)         
10:30    オーストラリア      第1四半期新規住宅
17:00    コンスタンシオ・ポルトガル中銀総裁講演
17:30    英国     5月失業保険申請件数
17:30    英国     5月失業率(社会保障受給)
17:30    英国     英中銀金融政策委員会議事公表
18:00    ユーロ圏     4月貿易収支
18:00    ユーロ圏     4月建設支出
18:00    南アフリカ     4月実質小売売上
21:30    米国     5月消費者物価指数
21:30    米国     第1四半期経常収支
21:30    カナダ     4月卸売売上高
21:30    カナダ     5月景気先行指数
22:00    バーナンキ米FRB議長金融リテラシーに関する会合に参加
05:30    キング・英中銀総裁講演

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2009年6月16日 (火)

6/16 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■昨日の通貨の強弱

円>ドル>ポンド>ユーロ>NZドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は円安を予想していましたが、リスク回避の円買いとなり逆の動きとなってしまいました。日替わり相場が継続ですのでなかなか難しいです。
本日は日銀の金融政策決定会合が予定されていますが、政策金利の変更はなく、景気判断が若干上方修正されると思いますが、白川日銀総裁の記者会見と共に大きなインパクトはないと思われます。その後の独ZEWは景況感回復傾向が予想されていますが、欧州では独の信用収縮の問題も浮上していますので、予想より若干下振れし、ユーロの弱い材料となると思われます。以前から水面下では出ていたユーロ圏の銀行に対する懸念の一部が表面化してきていることから、この材料が続く可能性があります。チャート的にも調整が入りやすい時期でもあることから、ドル/円はともかくとしてユーロ/ドルなどの対ドル通貨(ドル・ストレート)はドルの買い戻しとなる可能性があります。ただ、昨日の動きが米株価の下落に伴う「ドル買い」と「円買い」の動きとなったことから、方向を断定づけるには時期尚早のようです。米国では住宅着工、建設許可と鉱工業生産の発表が予定されていることから、住宅関連の指標よければドル買いとなると思われます。

■本日の予想レンジ
ドル/円      96.60 ~ 98.70
ユーロ/ドル    1.3650 ~ 1.3830
ユーロ/円     133.40 ~ 136.20
ポンド/円     157.60 ~ 160.50
豪ドル/円     76.30 ~ 78.40

■テクニカル
【ドル/円】
一目均衡表(日足)の遅行線が雲の中に入ってきたものの、日々線(ロウソク足)の上を推移していることから強弱が入り混じっています。雲のねじれ(先行スパン1と2の交差)が近づいていることから、相場の転換点が近づいていると思われ、上下に抜けた方向に新たなトレンドが出る可能性が高いと思われます。サポートとしては一目均衡表(日足)の基準線の96.36円と21日移動平均線の96.47円が強いものとなると思われます。レジスタンスは5/7の高値の99.73円と一目均衡表(週足)の雲の上限が99.88円になります。
【ユーロ/ドル】
21日移動平均線の1.3970ドル、一目均衡表(日足)の1.3880ドルを下抜け、ストキャスティックス(スロー)もデッドクロスが出現しました。ただ、ストキャスティックスは40近辺での出現ですので、期待値は低いです。昨日の下落で下方向にトレンドが出かかっているとも思われることから、本日引値で基準線を回復できなければ、5/18の安値となる1.3422ドル近辺まで下落する可能性があります。。
【ユーロ/円】
昨日に「『団子天井(なだらかな)』形成も形が崩れてきつつあります」と書きましたが、団子天井顕在のようでした。現在のところ、21日移動平均線の134.71円がサポートとして機能(一時下抜けたが引値ではサポート)となったことから、まだ調整の域は抜けていませんが、同線を下に抜けると、一目均衡表(日足)の基準線の133.09円近辺までの下落がありそうです。ただ、一目均衡表(日足)の遅行線が日々線の上を推移していることから、本格的な下落に向かうにはもう少し時間がかかる可能性があります。

■昨日のサマリー
昨日は欧州時間帯までは手掛かりに欠け、ドル/円は小動き、ユーロ/円をはじめクロス円は小幅下落となりました。その後は、ドイツの信用収縮の問題でユーロが弱含む一方で、発表された米NY連銀製造業景気指数が-9.41と市場予想(-4.60)を大幅に下回ったほか、対米証券投資も112億ドルの資金流入と市場予想(575億ドルの流入)を下回ったことで、NYダウが100ドル以上の下落となり、リスク回避の動きからドルとユーロが買われました。ロンドン時間の動きからではドル/円が98.43円から97.59円へ下落、ユーロ/ドルも1.3990ドルから1.3755ドルまで下落、ユーロ/円は136.32円から134.44円まで下落。クローズはドル/円が97.82円、ユーロ/ドルが1.3803ドル、ユーロ/円が135.02円となっています。

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    10,039.67    -96.15    -0.95%
FTSE 100    4,326.01    -115.94    -2.61%
DAX            4,889.94    -179.3    -3.54%
DOW JONES    8,612.13    -187.13    -2.13%
S&P 500        923.72        -22.49    -2.38%
NASDAQ        1,816.38    -42.42    -2.28%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      3.71    -0.08
日本10年国債     1.495    -0.006
英国10年国債     3.87    -0.1
独10年国債     3.51    -0.11

■コモディティ価格
NY金(期近)      927.5    -13.2
NY原油(期近)     70.62    -1.42

■主な発言
トゥンペルグゲレルECB理事
「監督・監視の改善が必要」
「ECBは断固として危機に対応した」
「ECBの無制限の流動性供給措置が最重要」
「自主規制は十分でない」
オルファニデスキプロス中銀総裁
「世界の危機は第2次大戦後で最悪」
「多くの中銀の金利は歴史的低水準」
「一部の前向きな兆候も表れている」
「不確実性は引き続き非常に大きい」
IMF(国際通貨基金)
「IMFは、米実質GDPの9年と10年予想を上方修正」
「2009年の米実質GDPを2.5%減と予想、前回予想2.8%減」
「2010年の米実質GDPを0.75%増と予想、前回予想は横ばい」
ガイトナー米財務長官
「システム上のリスク保護めぐり基本的落差が存在」
「金融システムは「修復の初期段階」にある」
「米経済、依然「非常に困難な」時期に直面」
「現在の経済回復、通常よりも緩やかになる見通し」
「成長回復しても失業は引き続き悪化する見通し」
エバンズ米シカゴ連銀総裁
「米経済、2カ月前と比べて転機に近づいている」
「持続的成長の方向が『一段と明確』になれば、FRBの非標準的政策を巻き戻す必要」
リプスキーIMF筆頭副専務理事
「ドルは『予測可能な将来において』世界の主要な準備通貨としての地位維持する」
パパデモスECB副総裁
「一段の危機対策を講じる必要はない」
「ユーロ圏の銀行、2010年末までに推定2830億ドルの追加損失」
シカゴ連銀総裁
「失業率が予想以上に上昇し10%近くになるリスクがあると思う」
ダラス連銀総裁
「債券利回りの上昇は需給の結果」
「インフレに金切り声を上げる時ではない」
「個人的には引き締めが近い将来にあるとは思わない」
「オバマ大統領から財政赤字貨幣化への圧力はない」
ノボトニーECB理事
「金融引き締めを急ぎ過ぎてはならない」
「早急な成長復帰が第一の課題」
「早計な出口政策に警鐘を鳴らしたい」
セントルイス連銀総裁
「金融逼迫が緩和していることを示す多くの兆候がある」
「インフレ期待が一部見られるほか、実体経済が幾分改善していることもある」
オランダ中銀総裁
「ECBの金融政策を現時点で変更する必要はない。しかし、必要になればECBは断固として行動する」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/16(火)         
南アフリカ市場休場(青年の日)
未定    日本      日銀金融政策決定会合 
17:30    英国     5月消費者物価指数
17:30    英国     5月小売物価指数
18:00    ユーロ圏     5月消費者物価指数
18:00    独     6月ZEW景況感調査
21:30    米国     5月生産者物価指数
21:30    米国     5月建設許可件数
21:30    米国     5月住宅着工件数
22:15    米国     5月設備稼働率
22:15    米国     5月鉱工業生産
00:30    ウェーバー独連銀総裁講演
02:15    ウォーシュFRB理事講演
未定    BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)首脳会議

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2009年6月15日 (月)

6/15 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■週末の通貨の強弱

ドル>NZドル>豪ドル>ユーロ>円>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
週末のG8(8カ国財務相会合)では、先行きに対する警戒感が示されたものの、現在の景気認識を危機的な状況からやや緩和させ「世界経済安定化の兆し」とし、各国の景気対策が一定の評価を上げているとの認識を示したことから、市場には安心感が出やすくなっているものと思われます。また、BBCのウェブサイトに、グ
ーグマン教授がオブザーバー紙のインタビューで、「英国の経済が現在のヨーロッパの中では一番よい状態」と発言したことなど、英ポンドを取り巻く環境が好転していることが伺えます。このため、引き続きリスク投資先行の流れが続くと思われ、米ドルなど低金利の通貨からの資金流出と新興国や資源国通貨が買われやすい流れとなるのではないでしょうか。また、週末に発表されたシカゴ通貨先物の非商業ポジション(投機ポジション)の残を見ると円がロング(買超)からショート(売超)へ変化しています。このため、しばらくは円が売られやすい状況が続くのではないかと思います。

■本日の予想レンジ
ドル/円      97.90 ~ 99.10
ユーロ/ドル    1.3880 ~ 1.4070
ユーロ/円     137.10 ~ 138.40
ポンド/円     161.20 ~ 162.80
豪ドル/円     79.10 ~ 80.60

■テクニカル
【ドル/円】
一目均衡表(日足)の雲の上に出ていますが、狭いレンジでの取引は継続しています。一目均衡表の転換線が基準線を上に抜け(ゴールデンクロス)短期的には上昇の可能性があります。ただ、5/7の高値のが99.73円に控えていることや一目均衡表(週足)の雲の上限が99.88円にあることから上値が重そうです。
【ユーロ/ドル】
先週末には一目均衡表(週足)の雲の上抜け失敗となりました。このため、しばらくは雲の中(1.3853-1.4182ドル)でのレンジになる可能性があります。日足では21日移動平均線がサポートとなっていることから、これを下抜けてしまうと一目均衡表(日足)の基準線となる1.3839ドル近辺までの調整がありそうです。
【ユーロ/円】
一目均衡表(日足)の基準線が水平となり、完全にこう着状態となっています。「団子天井(なだらかな)」形成も形が崩れてきつつあります。一目均衡表(日足)の雲の厚みがなくなってきていることから、そろそろ転換する可能性があり、上昇が加速するか、相場が反転するかの変化が出てきそうです。ただ、もうしばらくはこの水準で推移しそうです。

■週末のサマリー
週末は発表されたユーロ圏4月鉱工業生産が市場予想(-19.8%)を大幅に下回る-21.6%となったことから週末のポジション調整も絡みユーロが1.41ドル台前半から1.3935ドル、ユーロ/円も138.30円近辺から136.88円まで大幅に下落しました。ドルはこれを受けて上昇し、ドル/円は一時98.43円まで上昇しました。その後、米ミシガン大消費者信頼感指数が発表されましたが、こちらは市場予想の69.5より若干悪い69.0となり、市場に対するインパクトはありませんでした。注目の米長期金利は、小幅落ちましたが、金利の低下にドル高で反応、昨日の動きとは逆となりました。その後、急激に売られたユーロの買い戻してのクローズとなりました。ドル/円が98.45円、ユーロ/ドルが1.4016ドル、ユーロ/円が137.97円となっています。

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    10,135.82    +154.49    +1.55%
FTSE 100    4,441.95    -19.92    -0.45%
DAX            5,069.24    -38.02    -0.74%
DOW JONES    8,799.26    +28.34    +0.32%
S&P 500        946.21        +1.32    +0.14%
NASDAQ        1,858.80    -3.57    -0.19%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      3.86    +0.03
日本10年国債     1.501    -0.062
英国10年国債     3.97    -0.05
独10年国債         3.63    -0.06

■コモディティ価格
NY金(期近)      940.3    -21.7
NY原油(期近)     72.18    -0.5

■主な発言
与謝野財務相
「米国債への信認はいささかも揺らいでいない」
「ドルの基軸体制は揺らがない」
「米国にサムライ債発行求める考えない」
フィッシャー英中銀金融政策委員
「銀行が引き続き十分な貸し出しをできなれば、英国の景気回復が損なわれる可能性がある」
トリシェECB総裁
「インフレ期待はしっかり抑えられている」
「インフレ期待は物価変動の影響に対し強い抵抗力」
「ECBは『例外的な』政策措置取った」
「環境は依然『困難』かつ『予測不可』」
「ECBは恒常的に警戒を続ける必要がある」
「景気刺激策は迅速に実施されるべき」
「ECBは引き続き物価安定維持を決意」
S&P
「ブラックロックの格付けアウトルックを『ネガティブ』に引下げ」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/15(月)         
20:00    ウェーバー独連銀総裁講演
21:30    米国     6月ニューヨーク連銀製造業景気指数
21:30    カナダ     4月製造業出荷
22:00    米国     4月対米証券投資
22:30    エバンズ米シカゴ連銀総裁講演
未定    コンスタンシオ・ポルトガル中銀総裁講演
02:00    6月全米ホームビルダー協会(NAHB)住宅市場指数
02:00    ノボトニー・オーストリア中銀総裁講演

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2009年6月14日 (日)

6/15の週のポイント

こんばんは。入梅となり天気予報を見ていたら雨予想でもあったので、予定していた計画を変更したら、予報がはずれよい天気となりました。残念。

12日に発表された9日現在のシカゴIMMポジションでは、円がショート(売り)へと転換、ユーロ、カナダ、NZはロング(買い)が増加、ドルはショートが小幅減少となっています。

G8での声明(財務省ホームページ:PDF)

事前に為替に対する議論は行われないと示めされていたG8(8カ国蔵相会合)では、適切性、健全性及び透明性に関する共通の原則・基準(レッチェ・フレームワーク)が合意されました。

このレッチェ・フレームワークは
(1)コーポレート・ガバナンス
(2)市場の健全性
(3)金融規制・監督
(4)税に関する協力
(5)マクロ政策・データの透明性
の5分野に分類、役員報酬、システム上重要な機関に対する規制、格付機関、会計基準、国境を越えた情報交換、贈賄、タックスヘイブン、非協力的国・地域、資金洗浄・テロ資金対策、経済・金融データの質と分析を推し進め、G20やそれ以上の枠組みで推進することを目的にしているようです。

これにより、現在回復傾向が見えている世界経済に与える影響は少ないと思われ、為替市場への影響はほとんどないものと思われます。

このため、先週までの三極通貨でのユーロ高の優位性は変化がないものと思われ、資源国通貨が買われやすい状態は継続すると思います。シカゴIMMの投機ポジションで円がショートに転換したことが気になります。景気回復局面では日本が一番出遅れると思われ、株価の回復局面でも円が上昇する可能性が低いこと、投資家恐怖心理指数の改善の割りに円が売られていないことなどを考えると、円買いの圧力より、円売りの圧力のほうが強くなる可能性があります。個人的には1ドル=100円を超える円安は考えにくいのですが、チャート上では上に抜けると上昇が加速することも考えられ、4/6の101.43円までは視野に入れてお行くほうが良いかもしれません。

【USD】
Blog20090613_01
source:CFTC

ドルは2,415コントラクトのショート減少の79,296コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
Blog20090613_02
source:CFTC

円は11,920コントラクトのロング減少の2,299コントラクトのショートとなりました。

【EUR】
Blog20090613_03
source:CFTC

ユーロは8231コントラクトのロング増加の15,024コントラクトのロングになりました。

【CAD】
Blog20090613_04
source:CFTC

カナダは6,372コントラクトのロング増加の12,966コントラクトのロングになりました。

【NZD】
Blog20090613_05
source:CFTC

NZドルは641コントラクトのロング増加の14,773コントラクトのロングになりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向はアナリストレポートのIMMポジションを参照してください。(15日更新)

6月15日の週の注目指標
■15日(月)
・米国  6月ニューヨーク連銀製造業景気指数
米国  4月対米証券投資
・米国  5月NAHB住宅市場指数
■16日(火)
・南アフリカ市場休場(青年の日)
・日本  日銀金融政策決定会合
・英国  5月消費者物価指数
英国  5月小売物価指数
・ユーロ圏  5月消費者物価指数
ドイツ  6月ZEW景況感調査
・米国  5月生産者物価指数
・米国  5月建設許可件数
・米国  5月住宅着工件数
・米国  5月鉱工業生産
■17日(水)
・豪  第1四半期新規住宅
・英国  5月失業率
・英国  5月失業保険申請件数
・英国  BOE議事録
・ユーロ圏  4月貿易収支
・南アフリカ  4月実質小売売上
・米国  5月消費者物価指数
米国  第1四半期経常収支
・カナダ  5月景気先行指数
■18日(木)
・英国  5月小売売上高指数
・米国  新規失業保険申請件数
米国  5月景気先行指数
・米国  6月フィラデルフィア連銀景況指数
■19日(金)
・ドイツ  5月生産者物価指数
・カナダ  4月小売売上高

経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

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2009年6月13日 (土)

米国債に日替わりの週

今週は米国債の金利の動向に日替わりとなりました。6/9に3年債、10日に10年債、11日に30年債の入札がありました。応札結果はいずれも2倍を上回る結果となりました。特に110億ドルの30年債は懸念をよそに、応札倍率2.68倍と平均倍率2.39倍を大幅に上回るものでした。また、間接入札者(外国の中央銀行や機関投資家など)の比率が49%と約半数近くを占めたのも驚きとなりました。格付け機関による米国債の見通し引き下げ懸念が漂う中のこの結果にはただ驚くばかりです。一説には日本が大量に買っているのではないかとの見方もあります。

こうした中で、ドルは10年債の利回りが上昇してのドル買いやドル売り、下落してのドル買いやドル売りと日替わりでドル高になったりドル安になったりと方向感がなく、結局終わってみると豪ドル、NZドル、ポンド(ポンドを含むかは微妙ですが)などのコモディティブロック(資源国通貨)に対しては大幅に下落、スイスフラン、円、ユーロに対しては小幅な下落となりました(グラフはドルを基準に作成しました)。また、投資家恐怖心理指数は低下を続けていて、こちらは円売りの要因となったようです。昨日、本日とイタリアでG8が行われていますが、事前の関係筋の発言からはサプライズはないと思われます。

【週間騰落率(USD)】
Blog20090612_01
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

【投資家恐怖心理指数】
Blog20090612_02
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

【米10年債】
Blog20090612_03
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

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2009年6月12日 (金)

6/12 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。
また、少し内容の順序を変更しました。予想を前に持ってきましたので、スクロールの煩わしさからは少しは解消されると思います。 

■昨日の通貨の強弱

NZドル>豪ドル>ポンド>ユーロ>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
米長期金利の動向に一喜一憂となっていましたが、3・10・30年債と続いた米国債の入札も昨日で終わり、応札結果もまずまず良かったことから、入札不調の懸念に対するリスクも後退となったと思います。ただ、市場が長期金利の上昇からのドル買いにここ2日間動いたことで、ドルの方向感がつかみにくく、ファンダメンタルズの要因からはかなり予測が難しくなっています。長期金利の上昇は米住宅ローンの金利を押し上げ、借り換え需要などを交代させることにつながりますし、企業の資金調達においても、決してプラスには働きません。ただ、株価は上昇しているという側面を見ると、市場の判断は「悪い金利上昇」ではないということなのでしょう。米リーマンショック以降、急速に世界経済が収縮して、それに対応するため、急激な金利の引き下げを行ったことに対する「下げ過ぎ」の修正との見方も一部にはあると思います。少し前までは「株価の動向→為替」でしたが、現在は「金利の動向→株価の動向→為替」という見方が必要なようです。一方、日本に対しては、世界の景気回復局面では「出遅れる」との見方があると思います。このため、楽観的な見通しが支配する中では、引き続き円は売られやすいと思われ、クロス円の上昇が継続する可能性が高いと思っています。本日はミシガン大の消費者信頼感指数が注目されると思いますが、消費者の心理は回復傾向を見せていることから、急激なマインド低下はないものと思われます。ただ、原油上昇からガソリン価格が上昇してきていることから、この影響が今回の調査に与える影響が懸念されます。また、週末のG8では為替は主要な議題にならないとの発言が既に出されていることで、大きな波乱要因とはならないと見ています。

■本日の予想レンジ
ドル/円      97.30 ~ 98.70
ユーロ/ドル    1.3940 ~ 1.4210
ユーロ/円     136.60 ~ 138.10
ポンド/円     160.30 ~ 162.80
豪ドル/円     78.90 ~ 80.60

■テクニカル
【ドル/円】
一目均衡表(日足)の雲の中でのレンジ取引となっています。昨日も書きましたが本日より下限が97.48円でしばらく水平になることから、このレベルと基準線の96.79円、転換線の96.66円がサポートとしてしばらく機能すると思われます。また、遅行線も雲上限近辺へと接近してきていることから、遅行線がこのレベルでサポートされれば底堅く推移し、雲の中に入れば下を目指すと思われます。一目均衡表(週足)でも雲の下限が96.81円に位置していて、これを下抜けると、下落トレンド復活の可能性があり、本日の引値に注目したいです。
【ユーロ/ドル】
引き続き一目均衡表(週足)の雲の上抜けトライと思われます。雲の上限は1.4182ドルで昨日の高値が1.4177ドルとなり、6/5の高値1.4266ドル以降では2度失敗しています。日足のストキャスティックス(スロー)もゴールデンクロスしていることから、上昇が継続すると思われます。
【ユーロ/円】
ドル/円とユーロ/ドルの動きに相殺され揉み合いが継続しています。チャート上でも日足、週足共に特に手掛かりがなく、このままでは昨日書きました「団子天井(なだらかな)」を形成しそうです。団子天井の特徴として、なだらかに下落してきたところから大きな陰線(下落)となりますので、警戒が必要です。一目均衡表(週足)の雲の下限が133.93円となりますので、ここを下回ると下落が継続する可能性があります。

■昨日のサマリー
昨日はNZ準備銀行(中銀)が2.5%のまま政策金利を据え置くことを発表、一部0.25%の利下げを見込んでいた関係者もいたことからNZドルが上昇、10:30に発表された豪の雇用統計で新規雇用者数が市場予想(3万人の減少)から大幅によい内容となる1,700人の減少に留まったことから、豪ドル買いとなり、ドル/円もクロス円の買いに支えられ底堅い動きとなりました。しかし、午後からは資源国通貨の上昇に伴いドルが弱含みとなり、ロンドン時間帯には、ドルは円で1ドル=97.83円まで下落、これに連れ、ユーロは円で1ユーロ=136.59円まで下落、一方のユーロはドルで1ユーロ=1.3975ドルから1.4050ドルまで上昇となりました。注目の米5月の小売売上高は前月比+0.5%と市場の予想通りの上昇となり、輸送機器を除く小売も+0.5%とこちらは市場予想より良い内容となりました。これを受け、一時ドル買いが強まり、ドルは円で98.57円、ユーロは円で137.67円まで上昇、ユーロはドルで1.3943ドルまで下落しました。米30年債の入札は応札倍率2.68倍、最高利回り4.72%と懸念されいたものよりは良かったことから、株価が上昇、ドル売りの流れとなりドルは円で97.28円まで下落、ユーロはドルで1.4178ドルまで上昇しました。クローズはドル/円が97.63円、ユーロ/ドルが1.4108ドル、ユーロ/円が137.73円となっています。

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    9,981.33    -10.16    -0.10%
FTSE 100    4,461.87    +25.12    +0.57%
DAX            5,107.26    +56.08    +1.11%
DOW JONES    8,770.92    +31.9    +0.37%
S&P 500        944.89        +5.74    +0.61%
NASDAQ        1,862.37    +9.29    +0.50%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      3.86    0.03
日本10年国債     1.563    0.016
英国10年国債     4.01    0.1
独10年国債         3.68    -0.04

■コモディティ価格
NY金(期近)      957.00    +2.3
NY原油(期近)     72.59    +1.26

■主な発言
ボラードNZ中銀総裁
「NZドル高は輸出主導の成長を一段と困難にする」
「NZドルに対し準備銀行が行えることは限られている」
ノワイエ仏中銀総裁
「ECBは銀行のバランスシート拡大支援目指している」
「リセッションの最悪期過ぎたと期待する根拠ある」
「世界経済は2009年末までに安定する」
「明らかな世界経済の成長回復は来年に」
「物価下落と刺激策で購買力が高まる」
「米個人消費はいずれ安定する」
独財務次官
「為替はG8財務相会合の議題にならない」
「G8財務相会合では、経済危機対策の出口戦略を協議」
「G8財務相会合、金融・財政政策を協議」
「世界経済に安定化の初期の兆候がみられる」
ポール・ボルカー米大統領経済回復諮問委員会委員長
「景気低迷の改善、米国と英国で『最も鮮明』」
「景気低迷の改善、日本では『あまり明確ではない』」
「米経済、今年終盤に『ある程度の成長』期待できそうだ」
「『本当に力強い回復』実現の可能性は低いもよう」
「米経済成長は依然、強力な刺激策に依存」
「金融システムは『依然、集中治療が必要な状態』」
「世界通貨という概念は究極的な論理に過ぎない」
ロックハート米アトランタ連銀総裁
「米国債利回り、不均衡への懸念を示唆」
「米赤字の拡大、『対応が必要』」
「利回り上昇を慎重に監視する必要」
「景気悪化のペースは減速した」
「『問題』銀行の数は増加する可能性も」
「回復は『弱々しい』ものになりそうだ」
ダーリング英財務相
「政府の経済対策が効果を表している」
「石油価格と銀行融資がリスク要因」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/12(金)         
14:00    日本     5月消費者態度指数
18:00    ユーロ圏     4月鉱工業生産
20:30    トリシェECB総裁講演
21:30    米国     5月輸入物価指数
23:00    米国     6月ミシガン大消費者信頼感指数速報値
未定     伊    主要8カ国(G8)財務相会合 

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2009年6月11日 (木)

6/11 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■昨日の動き

ポンド>豪ドル>ドル>NZドル>ユーロ>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

昨日は東京時間帯では5・10日の仲値にかけてのドル買いに期待があったものの、それほど上がらず、これに失望する形で本邦輸出企業などがドルを売ったことから、ドル/円は一時1ドル=97.08円まで下落しました。しかし、本邦の機械受注が悪化を示していることや、日経平均株価の上昇などによる円売り(株価上昇がリスク縮小を連想)となり、ロンドン時間前には97円台後半まで上昇しました。このため、クロス円が上昇し、ドルは弱含みの推移となりました。ロンドン時間では、欧州株価が堅調であったにもかかわらず、ドル/円は98円台前半まで上昇しました。その後は、ロシア中銀副総裁から「米国債とIMF債の交換を検討」との発言がなされると、ドルは円で97.80円まで下落、ユーロはドルで1.4140ドルまで上昇しました。しかし、予定されていた米10年債入札で応札倍率は2.62倍とまずまずとなったものの、最高落札利回りが3.99%、最高利回り落札率が46.85%と米10年債に対する人気のなさが表れた結果となり、これを嫌気して米株価が下落、株価の下落がドル買いというなかなか理解に苦しむドルの主要通貨での上昇となり、ドルは円で一時98.45円まで上昇、ユーロはドルで一時1.3914ドルまで下落しました。クローズはドル/円が98.12円、ユーロ/ドルが1.3984ドル、ユーロ/円が137.21円となっています。

■本日の見通し
本日は米5月の小売売上高の発表が予定されています。昨日発表された米の貿易赤字額を見ても、米の購買力の低調さが続いていると思われ、先に発表されている米既存店売上高も前年より伸びが縮小していることから、今回の小売売上高も下振れする可能性が高いと思われます。このため、ドルの上値は限られるのではないか予想しています。また、週間の新規失業保険申請件数が発表されます。米GMが連邦破産法11条を申請して10日程経ちますので、この数字にも注目したいと思います。これとは別に豪の失業率、新規雇用者数の発表が予定されています。雇用が増加しているようであればもちろん豪ドル上昇の支援材料となると思われます。ただ、昨日の動きで米長期金利の上昇が米株価を下落させるのは理解できるのですが、ドル買いにつながるのはロシア中銀の発言などを加味してもなかなか理解に苦しむところです。相場は結果がすべてですので、これもまた然りというところなのでしょうが、どちらかというとユーロをマクロ系が買って1.4150ドルを超えられなかったことから、下落したことの後付け材料なのかもしれません。

本日より、ご要望をいただいていましたポンド/円と豪ドル/円のレンジも掲載させいていただきます。

■テクニカル
【ドル/円】
一目均衡表(日足)の雲の下限となる97.09円でサポートされました。本日からこの下限が97.48円でしばらく水平になることから、このレベルと基準線の96.79円、転換線の96.66円がサポートとしてしばらく機能するのではないかと思われます。ただ、雲のねじれ(先行スパン1と2のクロス)が近づいてきていることから、96円近辺から99円の間でのレンジの抜ける可能性があります。現時点ではレンジ抜けの方向についていくしかないと思います。
【ユーロ/ドル】
昨日の高値が一目均衡表(週足)の雲の上限となる1.4182ドルの手前となる1.4145ドルとなったことで雲の上抜け失敗となりました。ただし、安値も21日移動平均線の1.3913ドルでサポートされました。基本的にはこのレンジの中で推移すると思われます。ただ、日足の一目均衡表を見る限りでは基準線の1.3791ドルがサポートとみられることから、再度1.4182ドルを狙っていくものと思われます。
【ユーロ/円】
日足、週足ともに方向感がなく揉み合いを示唆しています。ただ、6/5の高値の139.21円が当面の天井となる可能性も継続しており、このまま横ばいが続くと「団子天井(なだらかな)」を形成する可能性があります。一目均衡表(日足)の転換線が136.55円まで切りあがってきていることから、これを下に抜けてくるようであれば要注意です。その時は21日移動平均線の133.66円近辺まで下落する可能性があります。

■予想レンジ
ドル/円      97.30 ~ 98.80
ユーロ/ドル    1.3910 ~ 1.4150
ユーロ/円     136.50 ~ 138.20
ポンド/円     159.70 ~ 161.90
豪ドル/円     77.60 ~ 79.70

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    9,991.49    +204.67    +2.09%
FTSE 100    4,436.75    +31.96    +0.73%
DAX            5,051.18    +53.32    +1.07%
DOW JONES    8,739.02    -24.04    -0.27%
S&P 500        939.15        -3.28    -0.35%
NASDAQ        1,853.08    -7.05    -0.38%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      3.94    0.11
日本10年国債     1.547    0.013
英国10年国債     3.91    -0.01
独10年国債         3.69    -0.03

■コモディティ価格
NY金(期近)      954.3    -0.4
NY原油(期近)     71.19    1.18

■主な発言
メルシュ・ルクセンブルク中銀総裁
「金融セクターの弱さでユーロ圏の景気拡大遅れる恐れ」
「欧州全体でのストレステストは非現実的な可能性」
白川日銀総裁
「金利ゼロに近い中で財政の活用は意味ある」
財務省幹部
「G8財務相会合、例外的な措置からの出口戦略も議論に」
「金融政策・金融市場動向について突っ込んだ議論はない見通し」
「各国で明るい兆し示す指標出ているが、先行きは不安定」
「G8財務相会合、持続的な経済成長のため引き続き必要な施策に取り組むことが基本的な考え」
「ラトビア危機、注意深く見ているがG8の主要議題にはならない」
「長期金利動向を特に取り上げて議論することはないだろう」
パパデモス・ECB副総裁
「信用ひっ迫は依然として一部に見られる」
「銀行のレバレッジ解消の動きが信用ひっ迫招いている」
「弱いローン需要が与信拡大を制限している」
「ECBは信用ひっ迫改善に向けた政策を検討中」
メルシュ・ルクセンブルク中銀総裁
「政策委は現行金利が適切との見解で全会一致」
「政策金利の下限というものはない」
「低金利にはマイナスの副作用もある」
「状況変わらなければ債券購入は現計画で十分」
「欧州全域の銀行ストレステストは支持しない」
「ストレステスト結果は各国の監督当局が発表するべきだ」
ロシア中銀
「保有米国債の一部に換えてIMF債を準備に組み入れも」
ウェーバー独連銀総裁
「中銀は必要になる前に予防的な利上げも可能」
「予防的な利上げについて伝える方法が必要」
「カバード債購入はスプレッド縮小させるだろう」
「ECBの金利は景気見通しに照らして適切」
「1年物のオペは長期金利を押し下げるだろう」
「銀行の自己資本比率要件高めることについて警告」
ガイトナー米財務長官
「企業幹部の報酬、リスク管理と整合を」
「報酬は業績に連動するのが望ましい」
「行き過ぎた報酬が金融危機の一因となった」
米地区連銀経済報告
「5月半ばにかけて経済は軟調もしくは悪化した」
「5地区連銀は経済活動の低下が「緩やかになってきた」兆候を指摘」
「いくつかの地区は09年に大きな経済成長は期待できないと報告」
「大部分の地区連銀は製造業の生産低迷ないし減産を報告」
「いくつかの地区は期待感の改善を伝えた」
「いくつかの地区は製造業の見通し改善を報告した」
「個人消費支出は引き続き低調」
「貸し渋りが自動車販売を抑制している」
「物価はあらゆる清さん段階で横這いないし下落」
ニュージーランド中銀総裁
「景気見通しは引き続き弱い」
「政策金利が10年末より前に上昇することはない見通し」
「政策金利は若干低下する可能性」
「NZ経済は10年3月までの1年に1.3%縮小の見通し」
「NZ経済は11年3月までの1年に3.2%拡大の見通し」
「NZドルは下落の見通し」
「NZドルの上昇は景気回復を阻害する恐れ」
「世界の経済活動が安定化しつつある兆候」
「低金利と財政刺激策がNZ経済を支援」
「短期金利に一段の引下げ余地」
「NZ経済は年末に向けて拡大開始と予想」
「インフレ圧力は低下の見通し」
「景気回復ペースは遅く、脆弱な見通し」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/11(木)         
8:50    日本     第1四半期実質GDP二次速報(前期比)
10:30    豪    5月失業率
10:30    豪    5月新規雇用者数
17:00    ユーロ圏     ECB月例報告
21:30    米国     5月小売売上高
21:30    米国     新規失業保険申請件数
21:30    カナダ     第1四半期設備稼働率
23:00    米国     4月企業在庫
02:00    米財務省30年債入札
02:05    ロックハート米アトランタ連銀総裁講演

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2009年6月10日 (水)

6/10 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■昨日の動き

ポンド>豪ドル>ユーロ>円>NZドル>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

昨日は東京時間帯では円高が主導する形でクロス円の下落、ドルの対ユーロ、ポンドなどの上昇がみられましたが、欧州時間では株価が不安定となったこと、中国の外務次官補による「ドルの投げ売りは『非現実的』」「主要通貨は安定すべき」との発言から、ドルが再度買われ、ドル/円は1ドル=98.44円まで上昇、ユーロ/ドルは1ユーロ=1.3855ドルまでユーロが売られました。しかし、欧州時間では内部要因(1.3800ドルを割り込めなかった)からのショートカバーとなり、英労働党大会でブラウン党首(英首相)の続投が決まったことから、政権の当面の危機はないとの見方でポンドが買われたこともドルが売られる要因となりました。ユーロ/ドルは一時1ユーロ=1.4102ドルまで約250ポイントの上昇、ポンド/ドルも1.6077ドルから1.6360ドルへと約300ポイント上昇し、ドル/円は1ドル=97.25円まで下落しました。クローズは、ドル/円が97.38円、ユーロ/ドルが1.4065ドル、ユーロ/円が136.96円。

■本日の見通し
本日は昨日の米3年債の入札が2.84倍とまずまずの結果だったことから、本日の米10年債(長期)の入札についてはリスクが残ります。このため、ドルは引き続き売られやすくなると思われます。米系証券会社がユーロ/ドルでのユーロのロング(買い持ち)を推奨したとのこともあり、昨日のユーロ買いの要因になっていることから、ドル安への懸念が継続しているようです。米株価はこのところNYダウとS&P500が連動していないことから、株価に対して、先行きの不透明感が漂います。このため、ドル/円での円売り圧力にも限りがあるとみられ、引き続きドルの上値の重い状態と思われます。また、市場では米の早期利上げには、やや冷やかな見方をしており、利上げ観測からのドル買いにはつながりにくいと思われます。一方では原油価格が1バレル=70ドルに乗せてきたこともあり、消費依存の米経済にとってはマイナス材料となります。

■テクニカル
【ドル/円】
一目均衡表(日足)の雲の中に入ってきました。雲の下限となる97.09円ではサポートされましたが、このまま雲に下に抜け出てしまうと次のサポートが基準線の96.79円、転換線の96.66円となり、ここを破られてしまうと週足でも雲の下に抜け出て(戻って)しまうので、下落が継続する可能性がさらに高まります。しばらくは21日移動平均線の95.96円近辺から99円の間でのレンジ取引になるのではないでしょうか。
【ユーロ/ドル】
一目均衡表(日足)のサポートに続き、21日移動平均線の1.3897ドルがサポート(一時割り込みましたが、引値ではサポート)となりました。5/28の安値の1.3792ドルを下抜けられなかったこともサポート要因となり、戻りにつながっていることから、一目均衡表(週足)の雲の上限となる1.4182ドルを試しにくると思われます。
【ユーロ/円】
寄り引き同時で迷いとなっています。とはいうものの、一目均衡表(日足)の転換線の135.44円近辺がサポートとして継続しています。このため、このレベルを割り込まなければ上昇が継続すると思われ、一目均衡表の値幅論でのE計算値(5/11の高値の134.79円と5/18の安値の126.96円)で142.62円が一応のめどとなりそうです。ただ、今後の動きによっては6/5の高値の139.21円が当面の天井となる可能性もあり、その時は21日移動平均線の133.40円近辺まで下落する可能性があります。

■予想レンジ
ドル/円            96.80 ~ 98.00
ユーロ/ドル        1.3880 ~ 1.4160
ユーロ/円        136.40 ~ 137.80

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    9,786.82    -78.81    -0.80%
FTSE 100    4,404.79    -0.43    -0.01%
DAX            4,997.86    -6.86    -0.14%
DOW JONES    8,763.06    -1.43    -0.02%
S&P 500        942.43        +3.29    +0.35%
NASDAQ        1,860.13    +17.73    +0.96%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      3.9    0.07
日本10年国債     1.534    0.013
英国10年国債     3.84    -0.07
独10年国債     3.63    -0.08

■コモディティ価格
NY金(期近)      953.6    -9
NY原油(期近)     68.66    0.22

■主な発言
与謝野財務相
「投資家が株式・商品市場などに入り始めたのは少し自信を取り戻してきた証左」
「日本経済の下振れリスクについては迅速な行動必要」
「(株価上昇について)日本株の割安感を海外投資家は持っている」
「(G8財務相会合について)各国の財政刺激策・中銀の金融政策などについて共通認識築くこと大事」
「(G8財務相会合について)世界経済の底入れ、そこまではっきり言えない」
シュタインブリュック独財務相
「欧州の金融機関に対するストレステスト(健全性審査)の結果公表に反対」
リッカネン・フィンランド中銀総裁
「世界経済は安定化の兆し示している」
「世界経済の『急速』な回復はない」
「ユーロ圏の景気見通し、引き続き『弱い』」
「インフレ率は数カ月間、マイナスに」
「世界の金融システム、深刻な打撃受けている」
何亜非・中国外務省次官補
「ドル投げ売りの話は『非現実的』だ」
「誰もドルの投げ売りを望んでいない」
「主要通貨の相場は安定すべきだ」
パパデモスECB副総裁
ECBの現行政策金利は適切
ECBは金利の方向をあらじめ決めることはしない
欧州経済の弱さは年末まで続くだろう
「欧州の見通しについて不透明感は依然高い」
「欧州の物価下落は一時的の見通し」
「物価下落をデフレリスクを反映したものではない」
「物価下落は商品相場下落を反映」
「ユーロ圏景気が安定しつつある兆候がある」
「債券利回りは必ずしも短期金利を反映しない」
「欧州経済は安定方向に、景気の弱さ残る」
カタイネン・フィンランド財務相
「欧州全域のストレステストについては異論がある」
「自信回復のために信頼できるストレステスト必要」
ガイトナー財務長官
「大手金融機関10社に公的資金680億ドルの返済承認」
「公的資金返済は金融修復の兆候」
「大手10社はワラント買い戻しの選択権を取得」
「米国の金融修復作業は海外と『適合させる』必要がある」
「景気浮揚と修復作業は世界経済の回復支援に必要だった」
「景気回復への初期的兆候が見られる」
「米国はなお非常に多くの試練に直面している」
「問題債権除去を目指す計画を近く開始する」
「政府は限られたケースでの議決権を行使する」
「政府の行動は『モラルハザード』のリスクを醸成」
「官民投資プログラムへの参加をめぐりやや不安もある」
「官民投資プログラム参加少なくても開始する必要がある」
「大統領は来週、包括的な金融規制改革案を発表へ」
「公的資金返済分を必要に応じて再度利用する」
「政府が一段の救済資金を要請することはないと思う」
「米政府は財政赤字削減への信頼感を醸成する必要がある」
「一段の政府債務拡大なしに危機を克服する方法ない」
「ファニーとフレディは金融改革に含まれず」
「他国も米国に匹敵する金融市場・景気対策を」
ダーリング英財務相
「国内の経済成長は今年末に回復する公算」
スターン・ミネアポリス連銀総裁
「米国は成長回復の初期段階から遠くない」
「成長回復に非常に近づいているだろう」
「第2次景気刺激策は必要ないだろう」
「FRBは回復の最初の兆候で政策変更必要ないだろう」
「FRBは適切な時期に資産縮小できる」
「雇用なき米景気回復の可能性は十分ある」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/10(水)         
8:50    日本     5月国内企業物価指数
8:50    日本     4月機械受注
10:30    豪    4月住宅ローン
17:30    英国     4月製造業生産高
17:30    英国     4月鉱工業生産
17:30    英国     4月商品貿易収支
20:00    ゴンザレス・パラモECB理事講演
21:30    米国     4月貿易収支
21:30    カナダ     4月国際商品貿易
21:30    カナダ     4月新築住宅価格指数
23:00    ラッカー米リッチモンド連銀総裁講演
01:15    デューク米FRB理事講演
01:30    シュタルクECB理事講演
02:00    米財務省10年債入札
03:00    米国     5月月次財政収支
03:00    米国     米地区連銀経済報告
05:20    センタンス英中銀金融政策委員会委員講演

ポンド関連は別Blogのポンド一本勝負もご覧ください

2009年6月 9日 (火)

保護貿易主義のリスクが残る

※このコラムは上田ハーローFX 週間ニュースに掲載しているものです。

このところ欧米をはじめ、世界的に足許の景気悪化をまるで無視したような、先行きへの楽観的な見通しが市場を支配している。これもオバマ米大統領が景気対策を矢継ぎ早に行い、政策が綱渡りながらも、金融機関に対する不安を取り除き、米産業の象徴であったゼネラル・モーターズ、クライスラーの自動車産業を連邦破産法11条を使いながらも大きな混乱を起こさず再生に向けて動き出させたからだ。

ここまで市場のセンチメントが回復してきたことから、保護貿易主義が忘れられているようだが、2008年秋以降の金融危機の時には16の国と地域で19件の保護貿易の措置が見られた。米国でも就任したオバマ大統領による経済対策の中に、「バイ・アメリカン」条項が盛り込まれ、公共事業で使う鉄、鉄鋼製品や一般工業製品の購入は米国製に限るという条件がつけられている。ただし、米政府は世界貿易機関(WTO)など国際的な協定に違反しないという基本方針を示すことにより、非難の矛先をかわそうとしているが。

こうした保護貿易主義を世界の国や地域がとるとどうなるのであろうか。保護貿易主義は一見、国内の産業と雇用を確保する意味では有効のように見える。しかし、物流などが停滞することや物価の上昇を招く可能性があり、結局は世界経済の早期回復を阻害することにつながりかねない。過去を見ると1929年に米国から発生した世界恐慌では、ヨーロッパや米国で保護貿易主義が強まったことから、最終的には第2次世界大戦を引き起こしている。今回はいち早くG20(主要国や新興国など20か国の首脳)が集まり、WTOの協定順守を宣言したものの、どこの国でも台所事情は似通っていることから、現在続いている楽観的な見通しによる景気回復が息切れしてくると、保護貿易主義が再び台頭してくるかもしれない。

保護貿易主義が世界を席巻した場合には、輸出依存度の高い国の通貨が売られることになろうが、更に悲惨な事態だけには陥りたくないものだ。

【世界の商品貿易推移】
Blog20090608_01_2
source:WTO

6/9 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■昨日の動き

ポンド>円>ドル>ユーロ>豪ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

昨日は経済指標の発表では特段注目すべきものがない中で、米格付け会社S&Pがアイルランドの長期国債格付けを引き下げ、見通しを「ネガティブ」にしたことから、ユーロ売りとなり、ユーロ/ドルは1ユーロ=1.3802ドル、ユーロ/円が1ユーロ=135.98円まで下落、ドル/円もクロス円の下落に連れ1ドル=98.20円までドルが売られました。その後は、欧州市場での株価の下落などからドルや円が底堅い動きをする一方で、市場に手掛かりがなく、米国の株価も小動きとなったことから、ドル/円は全般的に動意が薄く、98.25-73円のレンジの推移となりました。ユーロ/ドルは1.38ドルのストップロスを付け切れなかったこともあり、ショートカバーとなり、一時1.3930ドルまで戻したものの上値も重くなりました。ユーロ/円はユーロ/ドルの上昇に連れ、じりじりと137.10円まで上昇したもののクローズ間際には小幅下落しました。クローズは、ドル/円が98.53円、ユーロ/ドルが1.3901ドル、ユーロ/円が136.96円。

■本日の見通し
本日は欧州では独の国際収支(経常収支、貿易収支)と鉱工業生産の発表が予定されています。市場予想と大きなブレがない限りは材料視されにくいと思われます。むしろ、先週来米国の金利上昇に注目が集まっていることから、米2年債を中心とした金利動向や株価の動向に関心が集まるものと思います。また、本日は米3年債の入札を控えていることから、応札倍率には注意が必要です。応札が不調に終わると明日、明後日に控えている10年、30年債の入札にも影響が出ることは必至でありドルの下落につながりやすくなります。欧州では、昨日のS&Pによるアイルランド長期国債の格付け引き下げ以外にも、中東欧諸国への懸念や欧州の銀行が中東欧に抱える不良債権へのリスクが依然として残っていることから、ドル安要因以外でのユーロ買いにはつながりにくいと思われ、1ユーロ=1.40ドル以上の水準にはリスクが伴うと思われます。

■テクニカル
【ドル/円】
NR7が出現していますので、ボラティリティが高くなる可能性があり要注意です。昨日も3/19の安値の93.53円と4/28の安値の95.61円を結んだヘッド・アンド・ショルダーのネックラインの97.74円を上に抜けたままになっています。このため、ヘッド・アンド・ショルダーは未完成となったと思われ、目標値となる90円割れの可能性は遠のいたと思います。昨日の位置関係から当面は一目均衡表(日足)の雲の上限となる98.06円がサポートとなりそうです。
【ユーロ/ドル】
昨日は21日移動平均線の1.3862ドルを一時割り込みましたが、引値ではサポートされました。一目均衡表(日足)の基準線となる1.3774ドルではサポートされたことから、まだトレンドの転換とは見ていません。このレベルと、ネックラインとなる3/19の高値の1.3736ドルを割り込んでくるようであれば、4/22の安値の1.2885ドルと6/3の高値の1.4337ドルを100%としたフィボナッチの50%となる1.3611ドル近辺まで下落する可能性があります。
【ユーロ/円】
小幅下落となりましたが上昇トレンドは継続しています。ただ、6/5の高値の139.21円にははるかに及ばなかったことから、本日も下落すると139.21円が当面の高値になる可能性があります。昨日は138円にも届かなかったことから、目先は下落すると思われますが、一目均衡表(日足)の転換線の135.44円近辺で支えられるようであれば、一目均衡表の値幅論でのE計算値(5/11の高値の134.79円と5/18の安値の126.96円)で142.62円が一応の上値のめどとなりそうです。

■予想レンジ
ドル/円            97.80 ~ 99.40
ユーロ/ドル        1.3770 ~ 1.3970
ユーロ/円        136.40 ~ 137.80

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    9,865.63    +97.62    +1.00%
FTSE 100    4,405.22    -33.34    -0.75%
DAX            5,004.72    -72.31    -1.42%
DOW JONES    8,764.49    +1.36    +0.02%
S&P 500        939.14        -0.95    -0.10%
NASDAQ        1,842.40    -7.02    -0.38%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      3.9    0.07
日本10年国債     1.521    0.018
英国10年国債     3.86    -0.06
独10年国債         3.67    -0.04

■コモディティ価格
NY金(期近)      953.6    -9
NY原油(期近)     68.66    0.22

■主な発言
NZ財務省
「NZは10-12月期にリセッションから脱却の見通し」
「NZ経済は7-9月期はマイナス成長の見込み」
S&P
「アイルランドの長期ソブリン債格付けを、『AA+』から『AA』に下げ」
「格付け見通しを「ネガティブ(弱含み)」
タルーロFRB理事
「金融監督制度改革に向け直ちに行動すべきだ」
「中核金融機関に対する監督権限は一本化するべきだ」
「非銀行金融機関の段階的破綻処理へ法的整備を」
「金融機関幹部報酬に対するガイダンスの強化が必要」
「米景気は底入れから回復へ向かうと期待」
「景気回復は非常にのろく、新たなショックに脆弱」
「金融機関の透明性は一段と高める必要がある」
ウェーバー独連銀総裁
ECBは大規模な流動性供給策から容易に脱却できる
「ECBは景気が回復すれば直ちに過剰流動性を吸収する」
「危機からの景気立ち直りは非常に穏やかなものになる」
「潜在的な物価安定へのリスクに対処する」
シュタルクECB理事
「各国政府は財政投入の拡大自制を」
「ECBにできる最大の貢献は物価安定の維持」
「追加措置を講じる準備は整っている」
「景気改善すれば「非標準的」措置解除へ」
「ECBの政策金利1.00%は適正水準」
「利回り格差は財政の持続性への懸念を示唆」
「これまでの大幅な金融緩和、すでに奏功している」
クルーグマン教授
「米リセッションは今夏で終了の可能性」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/9(火)         
8:01    英国      5月RICS住宅価格 
14:00    日本     4月景気先行CI指数速報
14:00    日本     4月景気一致CI指数速報
15:00    ドイツ     4月貿易収支
15:00    ドイツ     4月経常収支
19:00    ドイツ     4月鉱工業生産
23:00    米国     4月卸売在庫
23:30    ガイトナー米財務長官予算証言
02:00    米財務省3年債入札

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2009年6月 8日 (月)

6/8 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■週末の動き

ドル>豪ドル>ポンド>NZドル>ユーロ>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

週末は米国で発表された5月の非農業部門雇用者数が34.5万人の減少と市場予想(52.4万人減)と比べ約15万人の大幅な改善が見られたことから、ドルが主要通貨に対して上昇、ドル/円は1ドル=96.85円近辺から97.73円、ユーロ/ドルは1ユーロ=1.4160ドル近辺から1.4269ドル、ユーロ/円は1ユーロ=137.35円近辺から139.26円まで上昇しました。その後、米の早期利上げ期待から米2年債が大幅な上昇となったことで、ドルが主要通貨に対し全面高となり、ドル/円は98.90円、ユーロ/ドルは1.3932ドルまでドルが上昇しました。クローズは、ドル/円が98.65円、ユーロ/ドルが1.3967ドル、ユーロ/円が137.78円。

■本日の見通し
本日は本邦の国際収支(経常収支、貿易収支)以外では主な経済指標の発表予定もないことから、先週大幅に上昇した2年債金利に注目が集まるものと思われ、景気回復期待からの早期利上げ観測が継続するようであれば、ドルが買われやすくなると思われます。しかしながら、2年債の金利の急激な上昇に対する警戒も浮上する可能性があります。注目は明日からは3日連続で3年債(9日)、10年債(10日)、30年債(11日)の入札が予定されていることから、特に長期債の入札が順調かどうかとなると思われます。また、11日に予定されている米5月の小売売上高の内容や、米GMの連邦破産法11条の適用申請後の人員削減などで、失業者の増加するリスクも残っており、単月の非農業部門雇用者数の改善のみでドル買いへのトレンド転換の判断は早計です。ただ、週末に起こった流れは、本日では特に変化がないものと思われることから、要人の発言など波乱がなければドル買い圧力が継続するでしょう。

■テクニカル
【ドル/円】
3/19の安値の93.53円と4/28の安値の95.61円を結んだヘッド・アンド・ショルダーのネックラインの97.74円を上に抜け、4/6の高値の101.43円と5/7の高値の99.73円を結んだレジスタンスラインの98.17円も上に抜けました。これまでレジスタンスとなっていた一目均衡表(日足)の雲を一気に上抜けしたことから、強い上昇トレンドとなるかもしれません。ヘッド・アンド・ショルダーの両肩となる99円台後半が次のレジスタンスと思われます。
【ユーロ/ドル】
チャート上では一目均衡表(日足)の転換線を大きくしたに抜けたことから、6/3の高値の1.4337ドルが当面の高値となったように思います。しかしながら、一目均衡表(日足)や移動平均線では上昇トレンドが継続していることから、トレンドの転換の判断は時期尚早です。21日移動平均線の1.3862ドルを割り込み、ネックラインとなる3/19の高値の1.3736ドルを割り込んでくるようであれば、転換となると思います。
【ユーロ/円】
6/3の高値の137.98円を上に抜けてきました。移動平均線や一目均衡表(日足)では上昇が継続と見えますが、価格の上昇に反しストキャスティックス(スロー)が低下してきていることから下落のリスクがあります。一目均衡表の値幅論から見ると、5/11の高値の134.79円と5/18の安値の126.96から計算するとE計算値で142.62円が一応の上値のめどとなりそうです。

■予想レンジ
ドル/円            97.30 ~ 99.10
ユーロ/ドル        1.3850 ~ 1.4190
ユーロ/円        137.20 ~ 138.60

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    9,768.01    +99.05    +1.02%
FTSE 100    4,438.56    +51.62    +1.18%
DAX            5,077.03    +12.23    +0.24%
DOW JONES    8,763.13    +12.89    +0.15%
S&P 500        940.09        -2.37    -0.25%
NASDAQ        1,849.42    -0.6    -0.03%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      3.83    0.12
日本10年国債     1.48    -0.01
英国10年国債     3.91    0.07
独10年国債     3.72    0.09

■コモディティ価格
NY金(期近)      962.6    -19.7
NY原油(期近)     68.44    -0.37

■主な発言
トリシェECB総裁
「ECBは景気が改善すれば迅速に流動性吸収する」
「ECBは非伝統的政策措置を迅速に巻き戻せる」
「無制限資金供給には出口戦略が組み込まれている」
「緊張が和らげばECBからの融資への需要は後退する」
「欧州の短期金融市場には復活の兆しがある」
「ECBの危機対応が奏功している兆候ある」
「インフレの脅威が浮上すればECBは素早く対応する」
「現行のECB金利は適切」
アルムニア欧州委員
「EU東欧圏は世界的な危機で特に打撃を受けた」
「10年初めに欧州はプラス成長へ」
「失業増加と赤字拡大は『深刻な問題』」
ロックハート米アトランタ連銀総裁
「米債購入の拡大は選択肢の1つだが欠点もある」
「米FRBは引き締め開始までに時間かけ過ぎるべきでない」
「FRBは、量的緩和政策を維持しながら利上げする可能性」
英首相府
「ダーリング財務相は留任」
「マンデルソン民間企業担当相は留任」
「ミリバンド外相は留任」
「新内相にジョンソン氏」
「新国防相にエインズワース氏」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/8(月)         
豪市場休場(女王誕生日)
8:50    日本     4月貿易収支
8:50    日本     4月経常収支(季調済)
8:50    日本     5月マネーストックM3
14:00    日本     5月景気ウォッチャー調査 先行き判断DI
14:00    日本     5月景気ウォッチャー調査 現状判断DI
19:00    ドイツ     4月製造業受注
21:15    カナダ     5月住宅着工件数
02:35    シュタルク欧州中央銀行(ECB)理事講演

2009年6月 7日 (日)

6/8の週のポイント

こんばんは。先週に続き、今日予定していた勉強が結局はできませんでした。しかし、昼間は暑かったですね。

5日に発表された2日現在のシカゴIMMポジションでは、ユーロロング(買い)が約半減となりました。円はロングが小幅増、ドルはショート(売り)が小幅減、NZドルは6週連続の増加となっています。

先週は週末の米雇用統計での非農業部門雇用者数の大幅な減少から、早期の米利上げ観測で2年債の利回りが大幅上昇(価格は下落)したことから、ドルが主要通貨に対して上昇しました。雇用統計の結果を受けて相場の流れが変わることが少ないことから、ドル高が継続するかは不透明ですが、週末の下げでチャートのパターンでは、ユーロやポンドが対ドルで6/3に高値をつけたと思われることから、ドルが戻りを見せる可能性があります。ただ、11日には米5月の小売売上高の発表が予定されており、足許の原油価格の上昇などが消費に影響があると思われることから、消費の悪化が懸念されるところです。しかし、ロックハート米アトランタ連銀総裁の発言にある「FRBは、量的緩和政策を維持しながら利上げする可能性」というのは、日本がかつて量的緩和を解除したときとも順序が違うことから、現実的な考えとしてなじみにくいものがあります。また、景気回復への期待感が先行しているときの政策金利の引き上げは現実的でもないことから、早期利上げ否定の発言が出ることも考えられます。このため、早期の利上げ観測が後退するとドル売りにも繋がりかねず、ユーロやポンドの絶好の押し目となる可能性があります。

【USD】
Blog20090606_01
source:CFTC

ドルは4,088コントラクトのショート減少の81,711コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
Blog20090606_02
source:CFTC

円は1,612コントラクトのロング増加の9,621コントラクトのショートとなりました。

【EUR】
Blog20090606_03
source:CFTC

ユーロは8,791コントラクトのロング減少の6,793コントラクトのロングになりました。

【CAD】
Blog20090606_04
source:CFTC

カナダは4,938コントラクトのロング減少の6,594コントラクトのロングになりました。

【NZD】
Blog20090606_05
source:CFTC

NZドルは1,600コントラクトのロング増加の14,132コントラクトのロングになりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向はアナリストレポートのIMMポジションを参照してください。(8日更新)

6月8日の週の注目指標
■8日(月)
・豪  市場休場(女王誕生日)
・日本  4月貿易収支
・日本  5月景気ウォッチャー調査
・ドイツ  4月製造業受注
・カナダ  5月住宅着工件数
■9日(火)
・英国  5月RICS住宅価格
・日本  4月景気先行CI指数
・ドイツ  4月鉱工業生産
■10日(水)
・日本  5月国内企業物価指数
・日本  4月機械受注
・豪  4月住宅ローン
・英国  4月製造業生産高
・英国  4月鉱工業生産
・英国  4月商品貿易収支
米国  4月貿易収支
・米国  5月 月次財政収支
■11日(木)
NZ  中銀(RBNZ)金融政策発表
・日本  第1四半期実質GDP二次速報
豪  5月失業率
豪  5月新規雇用者数
米国  5月小売売上高
■12日(金)
・NZ  4月小売売上高指数
・ユーロ圏  4月鉱工業生産
・米国  5月輸入物価指数
米国  6月ミシガン大消費者信頼感指数速報値

経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

ポンド関連は別Blogのポンド一本勝負もご覧ください

2009年6月 6日 (土)

米早期利上げ観測でドル上昇

こんばんは。天気の悪い日はショッピングモールへ。献血を兼ねて越谷(埼玉)のレイクタウンへ行ってきました。

週末は、米国の雇用統計で、非農業部門雇用者数が市場予想(52万人減)を大幅に下回る34.5万人の減少に留まったことから、2か月連続で雇用状況の改善(今回は大幅)が示され、市場がこれを好感し、ドルが主要通貨に対して上昇しました。しかし、この日で目立ったのは米2年債の利回りで、ここ2、3か月は1%以下で推移していたものが、金曜日だけで一時1.3%を超える上昇(下の2番目のグラフ)となりました。雇用の改善から早期利上げ観測が高まったものと思われます。このため、短期の金利差からドル買いに拍車がかかり、ドル/円は一時1ドル=98.90円まで上昇しました。米ドル/円は10年債よりもむしろ2年債の金利と関係が深いと言われています。

【失業率、非農業部門雇用者数】
Blog20090605_01
source:Dol.gov

【米2年債利回り】
Blog20090605_02
source:FRB

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2009年6月 5日 (金)

6/5 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■昨日の動き

ユーロ>豪ドル>ドル>NZドル>円>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

昨日は英、ユーロ圏、カナダと政策金利の発表が目白押しだったものの、20:50分ごろ流れた「英ブラウン首相辞任」のマーケットルーマー(噂)に市場が反応、ポンドが1.63ドル台後半から1.60ドル台後半まで約300ポイント下落となりました。このポンド売りからドル買いとなり、ユーロ/ドルも1.4070ドルまで下落、ドル/円は96.88円まで上昇しました。ユーロ/円は相殺され、136.04円の安値から137.10円までの上昇にとどまりました。その後は、英国サイドからブラウン首相辞任の噂が否定されたことや発表された金融政策で波乱がなかったことやトリシェECB総裁による「米当局が強いドルが国益にかなうということが非常に重要」との発言などからドルが買われ、ドル/円は96.98円まで上昇、ユーロ/ドルは1.4226ドルを付けた後、1.4156ドルへと下落、ユーロ/円は137.34円まで上昇しました。クローズは、ドル/円は86.57円、ユーロ/ドルは1.4182ドル、ユーロ/円136.95円でクローズしています。

■本日の見通し
英国でブラウン首相辞任の噂が流れたことや、本日は閣僚のパーネル英雇用・年金相がブラウン首相の退陣を求めて辞任したことから、英国の政情不安がにわかに浮上してきています。このため、ポンドへのリスク要因が継続することになりそうです。一方、ドルは本日の雇用統計の前に若干のポジション調整の可能性がありますが、水曜日に発表された民間指標のADP雇用統計でもほぼ事前予想通りの53.2万人減にとどまっていたことから、非農業部門雇用者数が市場予想の52万人減程度ならば、緩やかなドル買いとなると思われます。ただ、50万人程度の雇用が失われると仮定すると失業率は0.4%程度押し上げられるとみられ、失業率は9.3%程度になり、9%を超えることによる市場の反応には要注意です。また、米10年債の利回りが3.7%と上昇(債券価格は下落)していることから、米経済に対して中長期的に弱含みの要因となると思われます。

■テクニカル
【ドル/円】
昨日高値が96.98円まで上昇したものの、これまで同様に一目均衡表(日足)の基準線の96.78円、200日移動平均線も96.95円のレジスタンスが引値では機能しているようです。このところ21日移動平均線を挟んでの上下動となっていることから、しばらくは上下に動きにくい状況が続き、もち合いから放たれた方向にトレンドが出ると思われ、新たなトレンドを待つ展開です。
【ユーロ/ドル】
昨日書きましたように同じような形のロウソク足が2本並んだあと、寄り引き同時の十字線が出現しています。チャートのパターンでは天井形成の可能性があるものの、昨日の安値が一目均衡表(日足)の転換線の1.4065ドルではサポートされたことから、天井確認にはもう少し時間が必要です。引き続きサポートは転換線の1.4065ドルか、5/22の高値の1.4049ドル(ネックライン)近辺と見ています。
【ユーロ/円】
昨日上昇したことにより、6/3の高値の137.98円が当面の天井と判断することが難しくなりました。トレンド系指標では上昇継続の可能性が高そうですが、ストキャスティックス(スロー)が一昨日デッドクロスしたことから下落リスクは伴っています。一目均衡表(日足)の134.25円か5/11の高値の134.79円がサポートとなり、レジスタンスは前出の137.98円となります。

■予想レンジ
ドル/円            96.10 ~ 97.20
ユーロ/ドル        1.4080 ~ 1.4230
ユーロ/円        136.20 ~ 137.70

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    9,668.96    -72.71    -0.75%
FTSE 100    4,386.94    +3.52    +0.08%
DAX            5,064.80    +10.27    +0.20%
DOW JONES    8,750.24    +74.96    +0.86%
S&P 500        942.46        +10.7    +1.15%
NASDAQ        1,850.02    +24.1    +1.32%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      3.7        +0.16
日本10年国債     1.493    +0.004
英国10年国債     3.85    +0.07
独10年国債         3.63    +0.07

■コモディティ価格
NY金(期近)      982.3    16.7
NY原油(期近)     68.81    2.69

■主な発言
白川日銀総裁
「長期金利は経済全体の動きで決まる」
「長期金利は経済、物価の見通しによって決まってくる」
「長期金利は経済の体温として変動する」
「長期的に財政バランス維持することが大事」
スティーブンス豪中銀総裁
「追加利下げにはRBAは慎重になる必要」
「必要ならRBAにはなお利下げ余地ある」
「豪経済は4-6月期に抑制される可能性」
「豪消費支出は弱まる恐れ」
「豪インフレ率はしばらくは鈍化するだろう」
「豪経済はリセッションのような感じ」
「豪州のリセッションは深刻ではない」
「豪企業は国内経済をリセッション入りしたと言う」
「米ドルは引き続き準備通貨として最適」
「準備通貨としての米ドルの地位の変化は段階的になる」
トリシェECB総裁会見
「現行金利は適正水準にある」
「物価は抑制された動向が続く見通し」
「域内GDP、年末までの縮小率は予想を大幅に下回る」
「中期的なインフレ期待は引き続き抑制」
「中期的な物価安定は維持される見通し」
「経済は2010年半ばに成長再開へ」
「カバードボンド購入は、ユーロ圏全域で実施へ」
「BBB格付け以上に限定、7月に開始、2010年6月に終了」
「金利は必ずしも最低水準にあるのではない」
「現時点ではこれ以外に資産購入の決定はない」
「独首相にECBが置かれている特異な状況を説明」
「3-10年物の債券に集中すると『考えられる』」
「債券購入計画、最大化する余地はある」
「債券購入は量的緩和ではない」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/5(金)         
16:15    スイス     5月消費者物価指数
17:30    英国     5月生産者仕入価格
17:30    英国     5月生産者出荷価格
20:00    カナダ     5月雇用ネット変化
20:00    カナダ     5月失業率
21:30    米国     5月非農業部門雇用者数
21:30    米国     5月失業率
04:00    米国     4月消費者信用残高

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2009年6月 4日 (木)

6/4 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■昨日の動き

ドル>円>ユーロ>ポンド>豪ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

昨日は朝発表された豪第1四半期GDPが予想に反しプラスの成長となったことからリセッション入りを免れ、豪ドルが買われ、豪ドル/円が79.49円まで上昇する場面がみられました。また、欧州時間帯の入り口ではドル売りが見られドル/円は96円台前半で小動きとなったものの、ユーロ/ドルは1.4339ドル、ポンド/ドルは1.6661ドルまで上昇しました。その後、欧州の株式市場が軟調となると、リスク回避のドルの買い戻しとなり、発表された米ADP雇用統計やISM非製造業景気指数などが軒並み市場予想より下振れしたものの、こちらには反応せず、ユーロ/ドルは1.4117ドルまで下落、ポンド/ドルも1.6240ドルまで下落しました。また、NY株価の下落から円も買われたことで、ドル/円は95.57円、ユーロ/円は135.29円まで一時下落しました。クローズはドル/円95.99円、ユーロ/ドル1.4163ドル、ユーロ/円135.95円。

■本日の見通し
本日は金融政策が目白押しの日となっています。20時に英国(BOE)、20時45分に欧州(ECB)、22時にカナダ(BOC)と政策金利の発表が予定されています。ただ、英、カナダは利下げ余地がないこと(現行が0.5%)、ECB1.0%まで利下げした効果を見極めたいことから、据え置く公算が強いことで、市場はあまり注目していません(英国では政策に変更がない場合には中銀の記者会見もありません)。ただ、トリシェECB総裁が今回の記者会見で600億ユーロのカバード・ボンド(covered bond)の買い入れの詳細を発表する予定になっていることから、この内容に注目が集まっています。カバード・ボンド(=社債のうち住宅ローン債権などの資産の裏付けがあるもの)であることから、どこをどのように買い入れるかによる、カントリーリスク及びその国の金融機関に対する信用低下によるユーロ圏の金融機関の信認に発展する可能性があり、一応ユーロ安に警戒と思われます。また、明日には米国の雇用統計を控えていることから、昨日買い戻されたドルのポジション調整的な売りがでる可能性があり、基本的なバイアス(方向性)はドル売り継続と見ています。

■テクニカル
【ドル/円】
小幅上昇したものの、これまで同様に一目均衡表(日足)の基準線の96.78円のレジスタンスが継続、中長期での戻りの抵抗ととなっています200日移動平均線も96.99円に下がってきているものの、機能していることから上値の重さは継続しているようです。テクニカル上でも特に方向感が出ていないことで、一目均衡表(日足)の雲の下限の近辺でのレンジが予想されます。
【ユーロ/ドル】
同じような形のロウソク足が2本並びました。チャートのパターンでは天井形成の可能性があります。また、ストキャスティックス(スロー)でデッドクロスが出ていることからも目先は下げる可能性が高いと思っています。ただ、大きなトレンド反転ではなく、あくまでの調整の域を抜けないと思われ、一目均衡表(日足)の転換線の1.4065ドルか、5/22の高値の1.4049ドル(ネックライン)近辺がめどと見ています。
【ユーロ/円】
昨日の高値が137.98円と、4/6の高値の137.40円を超えたものの、ロウソク足では上にヒゲを付けて陰線となりました。また、ストキャスティックス(スロー)がデッドクロスしたことも短期的に下落する可能性を示唆しています。こちらもトレンド転換ではなく、現段階では調整とみており、めどとして一目均衡表(日足)の134.25円か5/11の高値の134.79円がめどとなります。

■予想レンジ
ドル/円            95.30 ~ 96.40
ユーロ/ドル        1.4080 ~ 1.4230
ユーロ/円        134.90 ~ 136.80

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    9,741.67    +37.36    +0.38%
FTSE 100    4,383.42    -93.6    -2.09%
DAX            5,054.53    -89.53    -1.74%
DOW JONES    8,675.28    -65.59    -0.75%
S&P 500        931.76        -12.98    -1.37%
NASDAQ        1,825.92    -10.88    -0.59%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      3.54    -0.08
日本10年国債     1.535    +0.011
英国10年国債     3.78    -0.11
独10年国債         3.56    -0.1

■コモディティ価格
NY金(期近)      965.6    -18.8
NY原油(期近)     66.12    -2.43

■主な発言
ヘンリー豪財務省高官
「豪州が量的緩和政策を必要とする可能性は低い」
スワン財務相
「豪経済はまだ危機を脱していない」
「豪経済は主要国経済を上回るパフォーマンス示した」
「豪経済は世界的リセッションの中で回復力ある」
「政府の景気刺激策が需要を支えた」
「困難な時期に正しい戦略を取っている」
「豪州は世界的リセッションの影響を完全には感じていない」
「GDP統計は『非常に力強い結果』」
中国外貨準備運用関係筋
「中国人民銀行は、米国債の保有を米国との『パートナーシップ』とみなす」
中国国務院
「中国経済は多くの不確実性に直面している」
「中国景気回復の基盤はしっかりしたものではない」
「世界的危機の中国への影響は底打ちしていない」
「中国の新規雇用件数は減少している」
バーナンキ米FRB議長
「長期的な財政赤字は金融市場の安定にとって脅威」
「利回りの上昇は部分的に財政赤字への不安を反映」
「財政収支均衡化への計画を直ちに開始すべきだ」
「失業は今後さらに数カ月にわたり増加を続ける」
「税金は『適切な』長期的歳出と一致させるべきだ」
「増資を発表する銀行が増えると予想する」
「義務的経費調達を目的とする借り入れは永続できず」
「金融市場にはなおストレスがかかっている」
「住宅市場は一部に底入れの兆しが表れてきた」
「インフレは物価安定の範囲にとどまる」
「FRBは独立性を確保してきた」
「FRBは自らのバランスシート水準に対応できる」
「FRBは信用支援策の巻き戻しが可能と確信」
「財政赤字/GDP比率安定化への計画策定が必要」
「FRBは財政赤字を貨幣化せず」
「歳出削減かあるいは増税が必要になるだろう」
「景気対策の効果は09年に4分の1しか表れず」
「消費者や小企業の借り入れはなお厳しい状況にある」
「長期的な財政赤字は米国が取り組むべき最大の問題」
「景気対策効果の約半分は来年に表れると想定」
「金融危機がもたらす一つの恩恵は国民の貯蓄増だ」
米財務省関係者
「オバマ米政権は金融規制の抜本的改革に向けた広範な提案を17日に発表する」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/4(木)         
10:30    豪    4月貿易収支
11:30    スティーブンス豪準備銀行(中央銀行)総裁、講演
18:00    ユーロ圏     4月小売売上高
20:00    英国     中銀(BOE)政策金利発表
20:45    ユーロ圏     中銀(ECB)政策金利発表
20:50    ピアナルト米クリーブランド連銀総裁講演
21:25    ダドリー米ニューヨーク連銀総裁講演
21:30    トリシェECB総裁定例記者会見
21:30    米国     第1四半期単位労働費用
21:30    米国     第1四半期非農業部門労働生産性
21:30    米国     新規失業保険申請件数
21:30    カナダ     4月住宅建設許可
21:45    バーナンキ米FRB議長講演
22:00    カナダ     カナダ中銀政策金利発表
23:00    カナダ     5月Ivey購買部協会指数

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2009年6月 3日 (水)

6/3 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■昨日の動き

豪ドル>NZドル>ユーロ>円>ポンド>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

昨日は東京時間帯では円売りとドル売りが継続し、ドル/円は1ドル=96円台で底堅い動き、ユーロ/ドルは1ユーロ=1.41ドル台ミドルで小動きとなり、ユーロ/円も一時1ユーロ=136円台前半まで下落したものの、136円台後半での底堅い動きとなりました。欧州時間帯に、ロシア高官が「BRIC Summit this month may discuss IDEA of SUPRA-NATIONAL WORLD CURRENCY」(新たな国際準備通貨の構想を話し合う可能性がある」と発言したことを受けて、ドルが主要通貨に対して売られ、ドル/円は94.33円、ユーロ/ドルは1.4284ドルまでドルが下落しました。その後、NY時間で発表された米4月の中古住宅販売保留(中古住宅の契約件数)が発表され、前月比で+6.7%となると、米株価が上昇したことから円が売られ、ドル/円は96.17円まで一時戻し、ユーロ/円も137.45円まで上昇、ユーロ/ドルは1.4332ドルと高値を更新しました。クローズはドル/円95.75円、ユーロ/ドル1.4302ドル、ユーロ/円136.94円。

■本日の見通し
ガイトナー米財務長官の訪中が特に波乱なく終わったものの、ロシア大統領報道官の発言をきっかけにドルが売られました。この手の懸念はドルの信認が揺らいでいる中では今後もくすぶり続けることが予想されます。このため、ドルの下振れ懸念が強く、大局通貨としてのユーロが買われやすく、更に原油価格など資源国通貨(豪ドル、カナダドル、、NZドル?、ポンド?)といった通貨が買われやすくなっているようです。資源国通貨の上昇スピードが速く、下落リスクも伴うことから出遅れ感(買い遅れ感)が出ています。トレンド系のテクニカル指標ではトレンド上昇が示唆されていますが、高値に対する警戒も必要で若干の押し目待ちといったところでしょうか。

■テクニカル
【ドル/円】
日替わりでの繰り返しですが、引値の一目均衡表(日足)の基準線の96.78円のレジスタンスは継続、中長期での戻りの抵抗ととなっています200日移動平均線も97.05円で機能していることから上値の重さは継続しているようです。21日移動平均線を挟んだ動きが予想されますが、ストキャスティックス(スロー)はデッドクロスしましたので、下落リスクが伴います。
【ユーロ/ドル】
日足では上昇トレンド継続となっています。週足でも一目均衡表(週足)の雲の上限となる1.4182ドルを抜けてきました。昨年12/15の高値となる1.4718ドルがターゲットとなります。特にレジスタンスとなるポイントが見えてこないものの、ストキャスティックス(スロー)での買われ過ぎのシグナルが継続していることから注意が必要です。
【ユーロ/円】
週足で一目均衡表(週足)の雲の中にしっかり入ってきており、4/6の高値の137.40円を僅かながら更新する137.43円まで上昇しています。ろうそく足の形が寄り引き同時線となっていることから、短期的に下落する可能性がありますが、日足のトレンドでは上昇が継続していることをしており、ストキャスティックス(スロー)が90以上で警戒を示しています。

■予想レンジ
ドル/円            94.70 ~ 95.80
ユーロ/ドル        1.4230 ~ 1.4330
ユーロ/円        135.60 ~ 137.45

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    9,704.31    +26.56    +0.27%
FTSE 100    4,477.02    -29.17    -0.65%
DAX            5,144.06    +1.5    +0.03%
DOW JONES    8,740.87    +19.43    +0.22%
S&P 500        944.74        +1.87    +0.20%
NASDAQ        1,836.80    +8.12    +0.44%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      3.61    -0.06
日本10年国債     1.47    -0.02
英国10年国債     3.89    0.06
独10年国債     3.66    -0.02

■コモディティ価格
NY金(期近)      984.4    4.4
NY原油(期近)     68.55    -0.03

■主な発言
ガイトナー米財務長官
「米国債市場は最も深く、最も流動性高い」
「FRB議長は極めて見事な仕事を行った」
「米国は危機が終息すれば赤字を減らす」
「中国は米経済の力強さを信頼している」
「FRBは低インフレと成長促進に取り組む」
「米国債には十分な需要があるだろう」
「市場安定ならFRBの支援策は段階的に縮小」
「より柔軟な人民元が中国の利益」
「金融市場はデフレへの懸念低下示す」
「中国は市場ベースの人民元への移行を約束」
「GMの破産法手続きはクライスラーより時間要する」
「GMが比較的早期に破産法手続き終えると楽観視」
スティーブンス豪中銀総裁
「経済が安定しつつある兆候増える」
「一段の金融緩和の余地残る」
「金利は大幅に引き下げられてきた」
「中期的にインフレ率は低下する」
「インフレは今後2年間に緩和される見通し」
「豪経済は縮小している」
「信頼感は改善されているが、なお脆弱」
スワン豪財務相
「金利は低水準」
ガイトナー米財務長官
米中、ドルが長期にわたり主な準備通貨の座を維持すると予想
中国当局者から米国の赤字でなく、景気回復について尋ねられた
流動性供給策が不要になれば、FRBが対策を取り止めることができると確信
リープシャー・オーストリア中銀総裁
「ECBはCPや債券の購入が可能」
「購入でイールドカーブの平坦化が可能に」
「経済成長率は今後数年、低水準が続く見通し」
フィッシャー・ダラス連銀総裁
「FRBは米経済を崖っぷちから救った」
「われわれは深淵から戻った」
「相場回復と共にFRBのバランスシートは縮小へ」
「全米レベルの回復ペースは非常に緩やかと予想」
「長期的な景気悪化の度合いは緩和する」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/3(水)         
8:01    英国      5月ネーションワイド消費者信頼感
10:30    豪     第1四半期GDP
18:00    ユーロ圏     4月生産者物価指数
18:00    ユーロ圏     第1四半期政府支出
18:00    ユーロ圏     第1四半期GDP
21:15    米国     5月ADP雇用統計
23:00    米国     4月製造業受注指数
23:00    米国     5月ISM非製造業景況指数
23:00    バーナンキ米FRB議長議会証言
03:30    ホーニッグ米カンザスシティー連銀総裁講演

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2009年6月 2日 (火)

米国の雇用は大丈夫なのか

米自動車大手ゼネラル・モーターズによる連邦破産法11条申請がほぼ確実となってきた。昨年9月のリーマン・ショック以降、米の失業者数は大幅に増加、指標となる非農業部門雇用者数は、直近3カ月で累計192万人(2月68.1万人、3月69.9万人、4月53.9万人)減少している。雇用の喪失は、米国の可処分所得を減らし、購買力を低下させることから、せっかく楽観的な見通しから回復の可能性が高まってきた期待感に水を差すことにもなりかねない。

米国の雇用を見る指標としては、失業率と非農業部門雇用者数の増減、新規失業保険申請件数、失業保険継続受給者数などがある。この中では月次で発表される非農業部門雇用者数の増減が最も注目度が高い。これは全米約35万社の非農業の民間会社から集められているため、広く雇用の状況を反映していると捉えられているからだろう。それに比べ失業率は全米6万人の調査対象からの統計であり、非農業部門雇用者数と比べると少し信用度が低いと思われているのかもしれない。

ただ、失業率は各国の統計の取り方がほぼ同じであることから、比較しやすく、統計としては有用であると思われる。米国の失業率は1929年の世界恐慌時には約25%まで上昇したが、それ以降は1982年11月の10.8%が最高である。失業率の直近3か月(下表)を見てみると、失業率は上昇傾向にあることがわかる。このまま増加傾向を続けると1982年11月の10.8%を上回ってくる可能性もある。

【米労働力】

(単位:1000人) 2月 3月 4月
労働人口 154,214 154,048 154,731
失業者数 12,467 13,161 13,724
失業率 8.08% 8.54% 8.87%
source:Dol.gov

こうした雇用の統計を見るときに、潜在的な失業者も視野に入れておくとよいのではないか。求職意欲喪失者(英語ではdiscouraged workers)といい1か月の間に1回も求職活動をしなかった人たちであるが、雇用環境が悪化すると、失業者の増加とともに求職意欲をなくす人も増加する傾向があることから、潜在的な失業率も押し上げる要因となる。4月の求職意欲喪失者74万人であり、1年前の32.8万人と比べると2倍以上になっていることが見て取れる。求職意欲喪失はを加えた失業率は9.35%となり、今後も米国の雇用の悪化が懸念される。

【失業率、非農業部門雇用者数】
Blog20090602_01
source:Dol.gov

6/2 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■週末の動き

ポンド>NZドル>豪ドル>ユーロ>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

昨日は、全体的に先週末のドル安の流れを引き継ぎ、ドルが売られる場面が見られ、欧州時間帯には英欧の株価の上昇からドル安に拍車がかかり、ドル/円は1ドル=94.44円まで下落、ユーロ/ドルは1.4246ドルまで上昇、ユーロ/円は134-135円での動きとなりました。NY時間では米GMが予定通り連邦破産法11条の適用申請を行い、悪材料出尽くし感から米株価が上昇したことで、ドルの買い戻しとなり、ドル/円は96.79円、ユーロ/ドルは1.4148ドルまでドルが上昇しました。ユーロ/円はドル/円に連れ137.25円まで上昇、この日の高値を付けました。ユーロ/ドルは朝方1.4238ドルの戻り高値を付けましたがクローズ間際に下落し、1.4160ドルでクローズ、ドル/円は96.60円、ユーロ/円は136.78円でクローズしています。

■本日の見通し
本日は米GMの連邦破産法11条申請を受け、当面の悪材料出尽くしとの見方があるものの、円以外でのドル売りが継続する可能性が高そうです。昨日も株価以外では債券とドルが売られています。原油価格が1バレル=68ドル台へと上昇(サウジアラビアは75ドルを想定)していることから、原油上昇による米景気回復期待に水を差す可能性もあり、引き続きドルが買われにくくなることが予想されます。ただ、円については株価と連動していることから、株価上昇が円安要因となります。こうした流れは当面続くと考えられ、次週からの米GMと米シティグループがNYダウ構成銘柄から外れることで、株価が安定的になるようであれば円が売られやすい地合いとなるかもしれません。また、本日は豪の政策金利の発表が予定されていて、前回3.0%で据え置いたことや、世界的に景気回復への楽観的な見方が支配してきていることを考えると政策金利は据え置かれ、豪ドルも上昇のトレンドが維持される可能性が高いと思います。

■テクニカル
【ドル/円】
日替わりで上下の繰り返しとなっていますが、引値でみると一目均衡表(日足)の基準線の96.78円がレジスタンスとなっています。雲の下限は切りあがってきていることや遅行線が日々線(ロウソク足)の下を推移していることから大きく上昇する可能性は低いと思われます。しばらくは雲の下限を挟んでの推移が予想されます。
【ユーロ/ドル】
日足でみると強い上昇トレンドとなっています。週足では一目均衡表(週足)の雲の上限となる1.4182ドルを一時上抜ける1.4245ドルまで上昇しましたが、引値ではまだ雲の中を推移しています。雲の上にしっかり出てくるようであれば、昨年12/15の高値となる1.4718ドルがターゲットとなります。
【ユーロ/円】
日足でみると上昇トレンドが継続しています。週足でも一目均衡表(週足)の雲の中にしっかり入ってきており、このまま上限となる141.77円を試す可能性があります。まずは4/6の高値の137.40円を試すと思われますが、日足でオシレーター系のストキャスティックス(スロー)では90以上となっていて警戒が必要ですが、強いトレンドが出ている時は張り付くこともあり、オシレーターが機能しないこともありますのでご注意を。

■予想レンジ
ドル/円            95.90 ~ 96.70
ユーロ/ドル        1.4110 ~ 1.4200
ユーロ/円        135.40 ~ 137.40

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    9,677.75    +155.25    +1.63%
FTSE 100    4,506.19    +88.25    +2.00%
DAX            5,142.56    +201.74    +4.08%
DOW JONES    8,721.44    +221.11    +2.60%
S&P 500        942.87        +23.73    +2.58%
NASDAQ        1,828.68    +54.35    +3.06%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      3.68    0.23
日本10年国債     1.47    -0.02
英国10年国債     3.83    0.08
独10年国債         3.66    0.07

■コモディティ価格
NY金(期近)      980        -0.3
NY原油(期近)     68.58    +2.27

■主な発言
ガイトナー米財務長官
「米国は強いドルにコミットしている」
「米金融資産への中国の投資は極めて安全」
ムボウェニ南ア準備銀行(SARB)総裁
「強いランドは、歓迎できないことも」
米GM
「米GM、NY連邦裁判所に破産法手続きの適用を申請」
「米政府、新生GMの株式60%以上を取得へ」
「米GMは194億ドルの融資確保、融資額引き上げの可能性も」
「米GMの資産総額829億ドル、破産適用申請の文書に基づく」
「米GMの負債総額1728億ドル」
「米GM取締役会、650億ドルの融資を承認」
オバマ米大統領
「クライスラーは破たんから『より強力』に再生へ」
「数万人規模の」雇用が守られる」
米FRB
「米銀は公的支援返済の前に増資可能であること示す必要」
「公的支援返済の承認は8日からの週に発表」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/2(火)         
8:50    日本      5月マネタリーベース
10:30    豪    4月住宅建設許可件数
10:30    豪    第1四半期経常収支
13:30    豪    中銀(RBA)金融政策
14:45    スイス     第1四半期GDP
16:30    スイス     5月SVME-購買部協会景気指数
17:30    英国     4月マネーサプライM4
17:30    英国     4月消費者信用残高
18:00    ユーロ圏     4月失業率
23:00    米国     4月中古住宅販売保留
02:20    フィッシャー米ダラス連銀総裁講演
04:00    ボルカー経済顧問講演

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2009年6月 1日 (月)

6/1 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■週末の動き

NZドル>豪ドル>円>ポンド>ユーロ>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

週末は月末も重なったことから、ポジション調整のドルの買い戻しが進かと思われましたが、NY時間に入り、発表された米第1四半期GDP改定値が市場予想(-5.7%)より悪い-5.7%となったことやシカゴ購買部協会景気指数が市場予想(42.0)より大幅悪化の34.9となったことなどからドルが下落、マクロ系ファンドのドル売りなども重なり、ドル/円は一時1ドル=95.01円の安値を付け、ユーロ/ドルは1ユーロ=1.4167ドルまで上昇しました。その後はNYダウが引けに向けて上昇したことからドルがやや買われてドル/円は95.33円、ユーロ/ドルは1.4160ドル、ユーロ/円は134.99円でクローズしました。

■本日の見通し
本日は引き続き米国ドルに下落圧力がかかりやすいと思われます。米GMは既に報道されている通り、連邦破産法11条申請後、米政府の下での再生へ進むと思われます。このため、大きな波乱はなく、破産法申請で一つの大きな不安材料が去るという安心感につながると思われ、むしろ影響が大きい日系の自動車部品工場への懸念から円が売られる可能性があります。一方では、訪中しているガイトナー米財務長官が胡錦濤国家主席、温家宝首相、王岐山副首相らと会談することから、発言内容に関心が集まるものと思われ、ドル安を容認するような内容が含まれた場合には、ドルの下落要因となります。経済指標は23時に発表される米供給管理協会(ISM)の製造業景気指数が引き続き回復傾向を示すかどうかです。全体的には、ドルと円が売られやすい環境が継続、ISMの結果やガイトナー発言によってはドル安のリスクが高いと思っています。

■テクニカル
【ドル/円】
木曜日に21日移動平均線などを上に抜け、一目均衡表(日足)の雲の中に入ったものの、金曜日には下落し、上昇前の水準へと戻ってしまいました。一目均衡表(日足)の遅行線が日々線(ロウソク足)を上に抜けられなかったことになり、更に雲の中に再び入ったことで、弱さが継続すると思われます。レジスタンスとしては、実線の雲の下限となる95.60円近辺がレジスタンスとなると思います。
【ユーロ/ドル】
5/25の高値の1.4032ドルを上に大きく抜けました。21日移動平均線、一目均衡表(日足)の転換線がサポートとなっています。上昇トレンドが継続しているようですが、上昇スピードが速く21日移動平均線からの乖離率が3.5%と一般的な乖離率の3%を上回っていることから、調整の可能性があります。
【ユーロ/円】
5/28に続き上値を更新し135.69円まで上昇しています。チャートが4/6の137.40円の高値を付けたときの形と似てきていることから、本日仮に大きく下げるようであれば、135.69円が目先の天井となる可能性があります。ただ、下値も切りあがってきていることから、一目均衡表(日足)の基準線となる130.03円近辺までの下落があるかもしれません。

■予想レンジ
ドル/円            94.70 ~ 95.60
ユーロ/ドル        1.4030 ~ 1.4160
ユーロ/円        133.90 ~ 135.00

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    9,522.50    +71.11    +0.75%
FTSE 100    4,417.94    +30.4    +0.69%
DAX            4,940.82    +7.94    +0.16%
DOW JONES    8,500.33    +96.53    +1.15%
S&P 500        919.14        +12.31    +1.36%
NASDAQ        1,774.33    +22.54    +1.29%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      3.47    -0.15
日本10年国債     1.49    +0.012
英国10年国債     3.73    -0.06
独10年国債         3.58    -0.07

■コモディティ価格
NY金(期近)      978.8    +17.3
NY原油(期近)     66.31    +1.23

■主な発言
キーNZ首相
「NZ予算は経済が回復路線に戻るのを支援するだろう」
「政府の政策で財政収支は黒字に戻るだろう」
イングリッシュNZ財務相
「輸出を支援するNZドル相場を望む」
ユンケル・ルクセンブルク首相
「為替相場の変動は大き過ぎる」
「市場には多大な不合理ある」
アルムニア欧州委員
「急落は終わった」
「状況はコントロールしやすくなった」
「金融市場の透明感欠如が信頼感を損ねる」
「一部の銀行は資本増強が必要」
「デフレリスクは見受けられない」
「低インフレは景気を支える」
トリシェECB総裁
「非伝統的な政策手段は『重要な役割』を果たす」
「ECBの目標は引き続き、物価安定の維持」
「インフレ加速のリスクは後退した」
「ECBは物価についての予想の落ち込みを阻止する」
「ECBは600億ユーロ前後のカバードボンド購入する」
「環境は依然として非常に困難、予断許さない」
米GM債券保有者グループ
「米GMは5月31日か6月1日に破産法適用申請を行う可能性」
「GM債券保有者と財務省、新たな債務株式交換の条件で合意」
「M債券保有者への株式割当て、25%から大幅に引き上げの見通し」
「35%のGM債券保有者が合意する見通し」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/1(月)         
NZ市場休場(女王誕生日)
21:30    米国     4月PCEデフレータ
21:30    米国     4月個人支出
21:30    米国     4月個人所得
21:30    カナダ     3月鉱工業製品価格
21:30    カナダ     4月GDP
21:30    カナダ     4月原料価格指数
23:00    米国     4月建設支出
23:00    米国     5月ISM製造業景況指数

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