山内 俊哉



  • 金融ビッグバンの目玉「外為法」改正により、 外貨保証金取引のカバー取引で外為業務に従事。 ファンダメンタルズ、テクニカルで外為を予測。
    日経CNBC「朝エクスプレス」為替電話レポートに出演中
    日本FP協会会員(AFP)
    NPO法人日本テクニカルアナリスト協会認定会員


    【出演経験】
    テレビ東京「オープニング・ベル、為替コーナー」
    ブルームバーグTV


    ご意見・ご感想はこちらまでお願いします。

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    ポジション形成時のレバレッジは外貨アクティブで最大25倍、外貨リザーブは最大約3.3倍、法人200で最大200倍、法人100で最大100倍です。

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2008年2月29日 (金)

シカゴPMIやミシガン大消費者信頼感に注目

こんばんは。
急激な円高でBlogの更新も遅くなってしまいました。

昨日発表の米新規失業保険申請件数が予想外に増加したことや、バーナンキFRB議長のネガティブ発言から、ドルは105円を割り込み1/23の104.95円の年初来安値を更新、20:30現在で104.11-14円近辺で推移、104円割れも視野に入って来ました。ただ、昨日発表された米新規失業保険申請件数は、3月7日に発表される非農業部門雇用者数にはカウントされませんので、この増加を持って雇用統計が悪化しているとの見方はまだ早いです。とはいうものの、ドルが独歩安の様相を見せています。モノライン(金融保証会社)で安心感が出て、ドルを買いついたところに、ドル安要因が出たことで、ある意味パニックに近いドル売りのように思います。ただ、まだドル売りが始まったばかりであり、どの程度の深さまでドル安が進むかは未知数です。一応の目処としましては、2005年1月の安値の101.78円が視野に入っていると思われます。本日発表のシカゴ購買部協会景気指数(PMI)は、デトロイトの自動車会社やピッツバーグの鉄鋼会社など、米国の主要な製造業の景況感が反映されていることから、センチメントの悪化は更なるドル安要因となる可能性があります。買場探しは慎重にしてください。

【シカゴ購買部協会景気指数(-1月まで)】
Blog20080228_01
source:NAPM - Chicago

【新規失業保険申請件数】
Blog20080228_02
source:Bureau of Labor Statistics

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2008年2月28日 (木)

個人消費下方修正ならドルは105円台か

こんにちは。
そろそろ桜の開花予想も聞かれる頃ですが、気象庁で人員削減のため、開花の確認ができなくなるようです。今年は、例年よりは遅れそうですね。

昨日のバーナンキ米連邦制度準備理事会(FRB)議長の発言からは、3/18の米公開市場委員会(FOMC)で、政策金利の引き下げの可能性を示唆しています。コーンFRB副議長のネガティブ発言に続き、当局者から、米経済の弱さが示されていることから、ドルの弱含みの展開が続きそうです。

本日発表される第4四半期のGDP改定値や個人消費の改定値が前回から下方修正されるようであれば、更にFOMCでの利下げ観測が高まり、ドルの下値を試すことになりそうです。

【実質GDP】
Blog20080227_01
source:Bureau of Economic Analysis

【個人消費(PCE)】
Blog20080227_02
source:Bureau of Economic Analysis

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2008年2月27日 (水)

米リセッションへの警戒からドル下落

こんにちは。
昨日の帰りの電車の車掌と本日朝の電車の車掌が同じでびっくりしました。

昨日はコーン連邦制度準備理事会(FRB)副議長の米景気の減速をインフレよりも懸念しているという発言から、ドルが売られ、ユーロは本日早朝に、1.5ドルを突破、史上最高値を更新しています。モノライン(金融保証会社)の救済策から、市場に安心感が出ていましたが、FRBから米景気減速を懸念する発言が聞かれたことで、市場は一時的にショックを受けたように思います。また、S&Pケースシラー住宅価格指数も下落、生産者物価指数は上振れと、米経済にとっては好ましくない状況です。ただ、これらの条件が重なっても、ドル円は107円台前半で踏みとどまっていることから、底堅さも見えています。当面は106.50-108.50円での保合い(レンジ)での推移が予想されます。また、本日は新築住宅販売(1番目のグラフ)、耐久財受注(2番目のグラフ)の発表も予定されいることから、これらの結果によっては、106円台に貼ってくる可能性もあります。一方、昨日発表された独IFO研究所の景気動向指数(3番目のグラフ参照)は、前月に比べ回復傾向を見せていますが、先行きはまだ楽観できない状況です。史上最高値を更新したユーロですが、節目となる1.5ドルを超えたものの、このまま一本調子で上昇することは難しいと思います。

【中古住宅販売、新築住宅販売】
Blog20080226_01
source:NAR,U.S Census Bureau

【耐久財受注】
Blog20080226_02
source:U.S Census Bureau

【IFO景気動向指数】
Blog20080226_03
source:IFO

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2008年2月26日 (火)

ケースシラーは材料視されない公算

こんばんは。

モノライン(債券保証会社)に対する楽観的な見方から、投資意欲がやや再開された感じです。株式市場が上昇、ドル円も円安方向へと動いています。このため、本日発表されるケースシラー住宅価格指数(S&P/Case-Shiller)もあまり材料視されないと思いますが、住宅価格の下落はローンの焦げ付き要因となりますので、仮に今回悪くて、ドル安の材料とならなかった場合には、後から材料視される可能性も残ります。逆に、住宅価格(特に下落が著しい西部地区)が上昇に転じるようであれば、もちろん支援材料となります。

【ケ-スシラ-米住宅価格(11月)】
Blog20080225_01
source:Standard & Poor's

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2008年2月25日 (月)

2/25の週のポイント

こんにちは。
所用で一週間ほど休暇をいただきご迷惑をおかけしました。

シカゴIMMポジションでは、円のロングが再び5万コントラクトに乗せています。、ユーロは増加、ドルはショートが増加、メキシコペソは11.6万コントラストまでロングが増加しています。

今週は、2月の月末ということもあり、経済指標の発表も多数予定されています。ドル円は一時107円を割り込んだものの、117円台では底堅く推移しています。モノライン(債券保証会社)のアムバックへの資本増強などの救済策の可能性も高いことから、不安要因が後退していることもドルの下支えに繋がっているようです。懸念材料は、原油が再び100ドル近辺で推移していることですが、トルコ軍の侵攻がイラク北部にとどまっている限りは、パイプラインなどが集中している南部への影響が少ないと見られ、原油価格も下落してくると思われますが、短期的には、地政学的リスクからの原油高、ドル安のリスクは継続していると思います。引き続きドルの上値は重いと思います。

【USD】
Blog20080223_01
source:CFTC

ドルは16,688コントラクトのショート増加の238,005コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
Blog20080223_02
source:CFTC

円は6,973コントラクトのロング増加の50,444 コントラクトのロングとなりました。

【EUR】
Blog20080223_03
source:CFTC

ユーロは4,435コントラクトのロング減少の14,730コントラクトのロングとなりました。

【CAD】
Blog20080223_04
source:CFTC

カナダは8,488コントラクトのロング減少の11,947 コントラクトのロングとなりました。

【NZD】
Blog20080223_05
source:CFTC

NZドルは852コントラクトのロング減少の15,127コントラクトのロングとなりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向はアナリストレポートのIMMポジションを参照してください。(25日更新)

2月25日の週の注目指標
25日(月)
・米国  1月中古住宅販売件数
26日(火)
・ドイツ  2月IFO景気動向指数
・米国  1月生産者物価指数
・米国  12月ケ-スシラ-米住宅価格
・米国  2月リッチモンド連銀製造業指数
・米国  2月消費者信頼感指数
27日(水)
・ニュージーランド  1月住宅建設許可
・ドイツ  3月GFK消費者信頼感調査
・英国  第4四半期GDP・改定値
・米国  1月耐久財受注
・米国  1月新築住宅販売件数
28日(木)
・ドイツ  2月失業者数
・米国  第4四半期実質GDP・改定値
・米国  第4四半期個人消費・改定値
29日(金)
・日本  消費者物価指数
・ユーロ圏  2月業況判断指数
・英国  2月GFK消費者信頼感調査
・スイス  2月KOF先行指数
・米国  1月PCEコア・デフレータ
・米国  1月個人支出
・米国  1月個人所得
・米国  2月シカゴ購買部協会景気指数

経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

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2008年2月18日 (月)

景況感の悪化で先行きは不安

こんにちは。
周囲に風邪を引いている人が多くなりました。皆さんも風邪には気をつけてください。紅茶やハッカは殺菌能力が高く、しょうがは身体を温めますが、何と言っても休養が一番ですね。

先週末は対米証券投資が565億ドルの流入超となり、貿易赤字よりは若干少ないものの、米国に順調に資金が流入していることが示されています。ただ、NY連銀製造業景気指数は、-11.7 とセンチメントが急激に悪化、リセッションの可能性が日増しに高まっているように思います。市場では既に3月開催の米公開市場委員会(FOMC)での利下げ幅に関心が移っており、既に金利を引き下げだしてから、2.25%の利下げを行っていますが、市場に下げ止まり感や安心感は生まれてはいないようです。短期的には、楽観的な見通しも出ていることから、ドルが下げ止まり、底堅いような動きを見せていますが、米国サブプライム問題はまだ解決の目処が立っているわけではないことから、いつでも市場がネガティブになれると思われ、個人的には、引き続きドルの下落リスクは高いと思っています。

【貿易収支と対米証券投資】
Blog20080217_01
source:U.S Census Bureau, Department of the Treasury

【NY連銀製造業景気指数】
Blog20080217_02
source:FRB New York

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2008年2月17日 (日)

2/18の週のポイント

こんばんは。
強い冬型の気圧配置で、風の冷たい日ですね。春が待ち遠しいです。

シカゴIMMポジションでは、円のロングが約1万コントラクト減少、ユーロは微減少、一方ドルショートは増加、メキシコペソは初の10万コントラスト台に乗せました。

発表された米1月の小売売上高(前月比)がマイナス予想のところ、プラスとなったことで、ポジティブサプライズからドルが買われました。ただ、週末に発表されたNY連銀製造業景気指数が-11.7、ミシガン大消費者信頼感指数が69.6と景況感やセンチメントが悪化しています。今週は米の住宅関連(NAHBや住宅着工)の発表、政策金利を0.50%引き下げたときのFOMC議事録(1/29・30開催分)が公表されます。また、フィラデルフィア連銀の景況感の発表が予定され、前回-20.9と大幅に悪化した経緯があり、今回の発表値が気になるところです。景況感の悪化はある程度予想されているものの、景気減速(スローダウン)か景気後退(リセッション)かの見極めのときでもあることから、為替レートのみならず、景気動向関連の指標にも注目です。

【USD】
Blog20080216_01
source:CFTC

ドルは29,105コントラクトのショート増加の221,317コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
Blog20080216_02
source:CFTC

円は11,219コントラクトのロング減少の43,471 コントラクトのロングとなりました。

【EUR】
Blog20080216_03
source:CFTC

ユーロは2,269コントラクトのロング減少の10,295コントラクトのロングとなりました。

【CAD】
Blog20080216_04
source:CFTC

カナダは10,195コントラクトのロング増加の20,435 コントラクトのロングとなりました。

【NZD】
Blog20080216_05
source:CFTC

NZドルは1,190コントラクトのロング増加の15,979コントラクトのロングとなりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向はアナリストレポートのIMMポジションを参照してください。(18日更新)

2月11日の週の注目指標
18日(月)
・米国 市場休場(大統領の日)
・英国 2月ライトムーブ住宅価格
19日(火)
・ユーロ圏 12月建設支出
・カナダ 1月消費者物価指数
・米国 2月NAHB住宅市場指数
20日(水)
・英国 中央銀行(BOE)議事録
・米国 1月消費者物価指数
米国 1月住宅着工件数
・米国 1月建設許可件数
・米国 公開市場委員会(FOMC)議事録
21日(木)
・英国 1月小売売上高指数
・米国 1月景気先行指数
・米国 2月フィラデルフィア連銀景況指数
22日(金)
・カナダ 12月小売売上高

経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

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富士山

おはようございます。写真は昨日7:30頃の富士川サービスエリアから望んだ富士山です。

20080216mt_fuji
photo: yamauchi

富士山はパワーがあるといわれますので、良いことがあるといいですね。

2008年2月15日 (金)

景況感調査で先行き予想

こんばんは。
少し日が長くなったような気がします。朝も家を出るときに少し明るくなってきています。でも寒さは変わりませんが。

昨日は、米貿易赤字が588億ドルと減少しています。輸出の増加と輸入の減少という米国にとっては良いパターンといえます。ただ、購買力が落ちてきたことによる輸入減であれば、世界経済に与える影響も大きくなることが予想されるので、一概に手放しでは喜べません。

本日はNY連銀製造業景気指数、ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)と景況感やセンチメントを見る指標が発表されます。また、米国への資金流入を見る対米証券投資も発表されます。
景況感の悪化などは既に市場には織り込まれていると思いますが、景況感の悪化は先々の米経済の弱気見通しに繋がりますので、仮に為替が目先、反応しなかったとしても注意が必要になります。

【NY連銀、フィラデルフィア連銀、リッチモンド連銀】
Blog20080214_01
source:FRB NY, FRB Philadelphia, FRB Richmond

【ミシガン大消費者信頼感指数】
Blog20080214_02
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

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2008年2月14日 (木)

米貿易収支と対米証券投資

こんにちは。
本日はSt.バレンタインデーですね。米国では宝飾業界がクリスマスに次ぐカキイレ時のようです。先日、何かのニュースを見ていましたら、プレゼントとして1,000ドル以上のものを購入している方が多数いました。とても真似できません。

昨日は発表された米小売売上高が前月比+0.3%と上振れとなったことから、ドル円は1/15以来の108円台を回復しています。先に発表された雇用統計が小売に波及するまでタイムラグがあるとすると、3月以降に小売売上高により注目していかなければならないと思います。

本日は米12月の貿易収支の発表が日本時間の22:30に予定されています。先月の国別統計では、中国、日本からの輸入は減少、OPEC諸国からの輸入が増加、これが赤字を押し上げる要因となりました。原油価格が高止まりしている中で、今月の貿易赤字額にも注目ですが、
赤字額が増加しても翌日発表される対米証券投資で赤字額以上の資金が米国に流入していれば、ドルの下落要因にはなりにくいようです。本日発表の範囲では、赤字額が大幅に増加しているようであれば、短期的なドル売り要因となるでしょう。

【輸出/輸入(11月)】
Blog20080213_01
source:U.S Census Bureau

【貿易収支(11月)】
Blog20080213_02
source:U.S Census Bureau

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2008年2月13日 (水)

米小売売上高(22:30)に注目か

こんにちは。
米大統領選挙の政党の候補者選びも大詰めを迎えてきています。最近の結果を見ていますと、民主党はオバマ候補が勢いがあるように見えます。

昨日は米の著名な投資家のウォーレン・バフェット氏がモノラインの(債券保証会社)大手3社であるMBIA、アムバック、FGICに対し、総額8,000億米ドルの地方債について再保証を提案したことから、米株式市場が活気付きました。しかし、この内容では、これまでの不安材料となっている推定約1,300億ドルのCDO(債務担保証券)などは救済対象とならないことから、楽観的なムードは次第にしぼんでいくと思われます。また、会社名は明らかにされていませんが、3社のうちの1社はこの提案を拒否したと伝えられています。

さて、本日は22:30に今週の中では大きなイベントの1つである米小売売上高の発表があります。先月は-0.4%(前月比)の落ち込みを見せた小売売上高ですが、
雇用統計が大幅な落ち込みを見せた今月に、更に小売が悪化しているようだと、米国のリセッション(景気後退)入りが鮮明になることから、ドルの弱含みの材料となる可能性があります。 先月は落ち込みが大きかったのは、自動車、飲・食料品店、ガソリンスタンド、服飾・装飾店です。

ドル円のチャート上では、ボラティリティ(変動)が低下してきており、105-108円の保合い(レンジ)相場になっているようです。レンジの場合はどちらかに抜けた方向に新たなトレンドが出やすいことから、当面は、ロスカットを置きながら、レンジの幅を拾っていく方法でしょうか。

【米小売売上高(12月)】
Blog20080212_01
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

【USD/JPY】
Blog20080212_02
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

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2008年2月12日 (火)

独ZEW景況感指数に注目

こんにちは。

先週弱含みとなったユーロですが、中東からの原油決済通貨としての将来的な位置づけの可能性や根強いインフレ懸念などから、底堅い動きとなっています。本日19時に欧州経済センターから発表されるZEW景況感調査で、ドイツやユーロ圏の景況感の悪化が示されると、ユーロは再び弱含みとなる可能性が高そうです。ZEW景況感調査は、ドイツ、ユーロ圏以外にも、米国,日本,英国,フランス,イタリアの景況感も発表しています。東京での先進7カ国財務相・中央銀行総裁会合後の記者会見で、「強いユーロについては懸念していない」と発言しているものの、景況感とのギャップが際立つようであれば、中・長期的にはユーロが下落する要因となります。

一方、EUR/USDのチャートでは、ちょうど90日移動平均線がサポート(現在は下回っていますが)となっています。グランビルの法則 
「移動平均線を下回っても直ぐに回復したところは買いのポイント」 が当てはまる可能性があります。90日の移動平均線を早期に回復してくるようであれば、1.44ドルから1.50ドルのレンジの動きが続くことになりそうです。

【グランビルの法則③】
Blog20080211_03_2
made by yamauchi

【ZEW景況感調査】
Blog20080211_01
source:Zentrum für Europäische Wirtschaftsforschung

【EUR/USD】
Blog20080211_02_2
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

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2008年2月11日 (月)

購買力平価とは

不定期になりますが、古典的な予測方法から、個人的な方法までをお伝えできればよいなと思っています。

購買力平価(Purchasing Power Parity:略称PPP)は古典的な為替の予測の方法になります。

外国為替レートは自国通貨と外国通貨の購買力の比率により決まると考える理論で、スウェーデンの経済学者であるG・カッセル(1866~1945)が唱えました。

2国間でものやサービスの取引が自由に行われる市場
価格の情報が十分に与えられる
この条件下では、同じものであれば同一の価格になるという考え方です。

例えば、日本で100万円の車がアメリカで5000ドルで売っていたとすれば、アメリカから車を買うという動きが起こり、為替はドル買い/円売り(ドル高)となります。このときの為替レートは
1ドル=200円(=1,000,000÷5,000)です。

このような考え方を元に、世界中で販売されている1つのものから購買力平価を見ようとするものに、BigMac指数、iPod指数、Starbucks指数があります。

下の表は世界銀行が用いている2005年の購買力平価から見た主要通貨です。

購買力平価はGDPなど国ごとの世界的な比較を行うために、世界銀行やOECDが利用しています。購買力平価は計算上(理論上)の為替レートで実際の為替レートとは乖離しています。2002年に当時の財務大臣塩川正十郎氏が「購買力平価から見て1ドル=150~160円が妥当」と発言した後に、円安に振れた記憶がありますが、グローバル化した市場で、購買力平価のみで為替レートが決まることは近年考えられないと思います。

【購買力平価】

通貨ペア 購買力平価(世銀2005年)
USD/JPY 129.6円
EUR/USD 1.11ドル
GBP/USD 1.67ドル
AUD/USD 0.71ドル
NZD/USD 0.67ドル
USD/CAD 1.20カナダドル
USD/CHF 1.70スイスフラン
source:The World Bank

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2008年2月10日 (日)

2/11の週のポイント

こんばんは。
本日はよい天気で、昨日降った雪も溶けてしまいました。

シカゴIMMポジションでは、円のロングが微増で5万コントラクト超を維持、ユーロはロングが2006年2月のレベルまで減少、ドルショートは増加、カナダドル、NZドルはロングが増加となりました。

注目の先進7カ国財務相・中央銀行総裁会合(G7)が終了しました。G7では、景気後退や信用不安に対して具体的な対策が出せなかったものの、必要とあれば協調体制を取ることを表明、現段階では失望色がやや強い内容となったように思います。しかし、為替に関しては人民元の切り上げのスピードを速めるように望んだ以外には特にインパクトのあるような発言は聞かれていません。このことから、週明けはこれまでの欧州通貨弱含みでスタートすると思われますが、アジア株式市場の動向を見ながら、株価が下落するようであれば、円が買われる可能性が高そうです。その後は、米国の経済指標を見ながらの動きとなると思われ、小売売上高(13日)に注目が集まりそうでs。

【USD】
Blog20080209_01
source:CFTC

ドルは29,125コントラクトのショート増加の192,212コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
Blog20080209_02
source:CFTC

円は1,762コントラクトのロング増加の54,690 コントラクトのロングとなりました。

【EUR】
Blog20080209_03
source:CFTC

ユーロは9,892コントラクトのロング減少の12,564コントラクトのロングとなりました。

【CAD】
Blog20080209_04
source:CFTC

カナダは5,945コントラクトのロング増加の10,240 コントラクトのロングとなりました。

【NZD】
Blog20080209_05
source:CFTC

NZドルは4,067コントラクトのロング増加の14,789コントラクトのロングとなりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向はアナリストレポートのIMMポジションを参照してください。(11日更新)

2月11日の週の注目指標
11日(月)
・英国 12月商品貿易収支
・英国 1月生産者物価指数
12日(火)
・英国 1月消費者物価指数
ドイツ 2月ZEW景況感調査
・米国 1月月次財政収支
13日(水)
・英国 1月失業保険申請件数
・ユーロ圏 12月鉱工業生産
英国 英中銀(BOE)四半期インフレレポート
米国 1月小売売上高
14日(木)
・日本 第4四半期実質GDP
オーストラリア 1月新規雇用者数
・ユーロ圏 第4四半期GDP
・米国 12月貿易収支
15日(金)
・日銀金融政策決定会合
・ニュージーランド 12月小売売上高指数
・米国 2月ニューヨーク連銀製造業景気指数
・米国 12月対米証券投資
・米国 1月鉱工業生産
・米国 2月ミシガン大学消費者信頼感指数
・メキシコ メキシコ中銀政策金利発表

経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

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2008年2月 9日 (土)

G7閉会、具体的な対策でず

こんばんは。
また雪ですね。

G7も終わり、声明では世界経済が減速していることと、個別に、または協調して対応していくことが盛り込まれていますが、具体的なところにまでは踏み込んでいません。一方、為替では、過度な変動は好ましくない。人民元のより速いペースの切り上げを促すという昨年10月のワシントンG7とほぼ同じ内容でした。事前に草案の内容が出ていたこともあり、特にサプライズの要因はないと思います。

週末にカナダの失業率が発表され、5.8%と先月(6.0%)より雇用が改善傾向を見せています。増加が大きいのは、農業、建設業などです。しかし、資源関連は減少となっています。先日発表されたIvey購買担当者景気指数も50を回復していることから、短期的に景況感も上向きとなっています。これを受け、1ドル=1カナダドルのパリティ付近で推移していますが、カナダ経済は貿易収支(4番目のグラフ)でも分かるとおり、米国への依存度が高いことから、今後の米国経済の動向により、左右されると思われることから、
米ドルに対してのカナダドルの上昇は自ずと限界があるでしょう。

【失業率】
C080208b
source:Statistics Canada

【カナダ実効相場】
Blog20080208_01
source:Bank of Canada

【USD/CAD】
Blog20080208_02
source:Bank of Canada

【貿易収支】
Blog20080208_03
source:Statistics Canada

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2008年2月 8日 (金)

S&Pの格付け手続きを見直しについて

こんばんは。
本日は頭痛の日となってしまいました。朝起きたときからなんとなく予感はあったのですが、寝不足が続くと頭痛薬を飲んでも治らない頭痛に悩まされます。こういうときは早く帰って寝るのが一番です。

当社の情報サイトFXmuseumの早朝のFXニュースをS&Pが格付け手続きを見直しをご覧いただいたお客様から、これに関する意見をBlogに掲載して欲しいとのリクエストをいただきました。ありがとうございます。下記に簡単ですが、意見を述べさせていただきます。

まず、スタンダード&プアーズの公式サイトに格付け手順の強化と世界の市場へのサービス向上するための新施策を発表というタイトルで詳細が掲載されています。

ガバナンス(管理体制)の強化に至った背景には、米国のサブプライムローンを証券化し、S&Pやムーディーズなどの格付け会社の格付けを取って販売していた経緯もあり、サブプライム問題から、格付け会社への非難が集中していると思われることから、今回の発表になったことは想像に難くないと思います。
・スーパーシニア(全額償還)
・シニア(全額償還)
・シニアメザニン(一部償還)
・ジュニアメザニン(全額毀損)
・エクイティ(全額毀損)

今回のS&Pの決定では、
ガバナンス(管理体制)、分析面での強化、情報の透明性の向上、教育の4つの柱が強化されることになり、より格付けの精度が上昇すると思われます。

これにより、短期的には、格付けの厳格化がなされ、見直し(格下げ)等で市場が振り回されるかもしれませんが、長い目で見れば、信用力が上がるということになるでしょう。

為替市場への影響ですが、サブプライムに関連したCDO(債務担保証券)やRMBS(モーゲージ担保証券)のみならず最近では、モノライン(債券保証会社)の格付けも引き下げとなっています。現在、最終的なリスクを誰が取っているかわかっていない状態ですが、おそらくヘッジファンドなどがレバレッジをかけたものを保有しているのではないかといわれています。このため、サブプライムローン問題は第4フェーズに入っていると思われることで、S&Pやムーディーズなどがサププライム関連の格付けを引き下げた場合には、一時的にドル売りなどの影響が出ると思われますが、だんだん出口に向かって進んでいくと思われ、影響は軽微に止まるものと思っています。

2008年2月 7日 (木)

G7では波乱なしか

こんにちは。

今週末の2月9日に東京で先進7か国財務相・中央銀行総裁会議(G7)が開催されます。G7で為替問題が話されるとの事前の発言などもあることや、昨年2月のエッセンG7(ドイツ)では、その後の中国発の世界同時株安につながった(声明では、一方方向に動くことに警告を発した)ことから、今回も警戒が必要と思いますが、これまでの関係筋からの発言からは、特に波乱となるような要因はなさそうです。これまでの発言を見てみますと、
・G7、世界経済動向・金融市場の混乱・政府系ファンドなど議論(財務省筋)
・世界経済動向の中で為替について議論する人はいると思う(財務省筋)
・G7声明草案で為替の文言変更せず、米国が協議しない意向示す(関係筋)
・G7では、アジア通貨の柔軟化欠如が協議(フラハーティ・カナダ財務相)
為替については議論されるものの、これまでの中国人民元の柔軟化を促すような声明が出されるものと思います。また、G7で世界経済に不安感を抱かせるような声明は出さないもと思われ、世界経済の減速は認めるものの、米国がリセッショ入りをしていないとの見解を示すのではないでしょうか。これを受けての、為替市場の反応は、どちらかというとドルにポジティブに動くと思われますが、いずれにしろリスクは伴います。

時間 内容
12:00 ~ 14:30 ワーキングランチ
14:30 ~ 14:45 集合写真
14:45 ~ 17:00 7か国財務大臣及び中央銀行総裁会議
17:45 ~ 18:15 議長国記者会見
19:00 ~ 21:00 財務大臣によるアウトリーチディナー
source:財務省

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2008年2月 6日 (水)

メガ・チューズデー終わる

こんばんは。米国の大統領選の各党の氏名争いのスーパー・チューズデイが終わりました。今回は22の州で投票が一斉に行われたことから、メガ・チューズデイとも呼ばれていましたが。結果は、民主党がヒラリークリントン候補がニュー・ヨークやカリフォルニアの大票田を押さえ、オバマ候補が13州で勝利、どちらが指名を受けるかは、ここではまだ決定的になりませんでした。共和党は、マケイン候補がニュー・ヨークやカリフォルニアを押さえたものの、ロムニー候補、ハッカビー候補に大差をつけることができず、こちらも指名争いはまだ続きそうです。現段階では、為替市場は、党の指名候補者選びの域を出ていないことから、各党の勝者が大統領選に向けて動き出したときに、経済政策等を見ながら反応すると思われます。

昨日発表された、非製造業ISMは総合指数(NMI)が今回から発表されるようになり、値が44.6となりました。一方、これまでの景気指数は41.9と好・不況の判断となる50を大幅に割り込んでいます。米シティ・グループの24,000人の人員削減などのニュースが以前にありましたが、これまで米景気を牽引してきたサービス業のセンチメントが大幅悪化となったことから、利下げの継続の可能性が高くなったとも思います。このため、ユーロ圏の高官からのユーロ高けん制発言で底堅く推移しているドルですが、更なる悪材料が出ると、下値を試す可能性があります。

【非製造業ISM】
Blog20080205_01
source:Institute for Supply Management

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2008年2月 5日 (火)

豪は政策金利を引き上げへ

こんばんは。
本日の朝は霧が深く、30メートル先も見えませんでした。電車も数分の遅れでしたが、数分程度の遅れで運転できる日本の電車は優秀ですね。

本日朝に、大手情報ベンダーBから、豪中銀の政策金利据え置きのニュースが流れましたが、直ぐに誤報とのことで訂正が入っています。ラッド新政権に変わり、スティーブンス中銀総裁と対話を深めた結果、金融政策会合の結果を即日に発表することに決まり、本年2月から14:30(日本時間12:30)に発表することになりました。今回の豪中銀の金融政策では、キャッシュ・ターゲットを0.25%引き上げ、7.00%としています。その後の豪準備銀行の声明では「インフレ抑制には需要の大幅な減速が必要」「金利がインフレ抑制に十分かどうか検討へ」などと、インフレを引き続き警戒する発言が聞かれる一方で、「世界経済は減速しつつある」「世界の経済成長は08年にトレンド下回るだろう」と、景気や経済の減速を予想しています。新興国(特に中国)の需要が減退しない限り、需要の減少は難しいと思われ、引き続き金利の引き締めバイアスがかかると思われますが、個人的には、米景気の減速に伴い、2008年中ごろには、利下げが検討される可能性も高いと思います。

【消費者物価指数(前年比)】
Blog20080204_01
source:Australian Bureau of Statistics

【豪、NZ、米政策金利】
Blog20080204_02
source:RBA, RBNZ, FRB

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2008年2月 4日 (月)

ECBは据置き予想

こんにちは。
朝、家を出るときはまだ暗いのですが、東の空に三日月と金星、火星が接近して見えます。機会があれば天体ショーをご覧ください。

ちょっと古い話題ですが、先月29日にIMFが世界成長見通しを0.3ポイント下方修正し、4.1%にしています。米、欧、英の減速はもとより、これらを含むG7、新興国も先進国からの資金流入が細り、景気が減速するとの見通しです。今週は、英国、欧州の金融政策が予定されており、中・長期的な視野に立てば、景気が減速してくる欧州も政策金利の引き下げに転じる可能性が高いと思っています。今回の金融政策では、英国が0.25%、ECBが据え置きの予想をしていますが、トリシェECB総裁がどこまでタカ派(利上げへの積極的)なコメントになるのか注目されます。IMFの予想がすべてでは無いですが、個人的にも、米国の景気減速が貿易依存度の高い国のGDPを引き下げ、景気が低迷する可能性が高いと思います。出口につきましては、いろいろな見方があると思いますが、早くても2009年以降になると個人的には思っています。

【英米欧政策金利】
Blog20080203_01
source:FRB,ECB,BOE

【IMF各国経済成長率】
Blog20080203_02
source:International Monetary Fund

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2008年2月 3日 (日)

2/4の週のポイント

おはようございます。
朝から雪ですね。久しぶりの雪なので、デジタルカメラで写真を撮ろうと思ったら電池切れでした。

シカゴIMMポジションでは、円のロングが5万コントラクト超まで増加、ドルショートが増加に転じています。ユーロはロングの減少、カナダドルはロングが減少していますがパリティ(1ドル=1カナダドル)超え、NZドルもロングが微減となっています。

今週は、米国発の主要な経済指標の発表がないことから、欧州中央銀行(ECB)、英中央銀行(BOE)、オーストラリア準備銀行(RBA)の金融政策の発表があります。ECBは据え置き、BOEは0.25%の引き下げ、RBAは0.25%の引き上げの市場予測です。米国が利下げを継続する可能性が高いことから、特にオーストラリアが利上げに踏み切った場合には、豪ドルが上昇すると思われます。しかし市場の目先の関心事は、モノライン(債券保障会社)の救済策の行方にあると思われ、週末の米シティグループやUBSなどによる複数行による強調しての救済案が浮上したことから、ドルも下げ止まりましたが、救済に時間がかかるもしくは暗礁に乗り上げるようなことになれば、ドルに下落圧力がかかることが予想されます。

【USD】
Blog20080202_01
source:CFTC

ドルは34,151コントラクトのショート増加の163,087コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
Blog20080202_02
source:CFTC

円は11,086コントラクトのロング増加の52,928 コントラクトのロングとなりました。

【EUR】
Blog20080202_03
source:CFTC

ユーロは1,289コントラクトのロング減少の22,456コントラクトのロングとなりました。

【CAD】
Blog20080202_04
source:CFTC

カナダは3,382コントラクトのロング減少の4,295 コントラクトのロングとなりました。

【NZD】
Blog20080202_05
source:CFTC

NZドルは733コントラクトのロング減少の10,722コントラクトのロングとなりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向はアナリストレポートのIMMポジションを参照してください。(4日更新)

2月4日の週の注目指標
4日(月)
・オーストラリア12月貿易収支
・米国12月製造業受注指数
5日(火)
オーストラリア中銀(RBA)金融政策
・ユーロ圏12月小売売上高
6日(水)
・日本12月景気先行指数・速報
・米国第4四半期非農業部門生産性
・カナダ12月住宅建設許可
・カナダ1月Ivey購買部協会指数
7日(木)
・ニュージーランド第4四半期失業率
・英国12月鉱工業生産
英国BOE政策金利発表
ユーロ圏ECB政策金利発表
・米国12月中古住宅販売保留
8日(金)
・日本12月機械受注
・ドイツ12月貿易収支
・ドイツ12月鉱工業生産
・カナダ1月雇用ネット変化
・カナダ1月失業率

経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

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2008年2月 2日 (土)

雇用は先行きも悪化の兆し

こんばんは。
今日は色鉛筆を買ってきました。気分転換に塗り絵デモしてみようと思っています。

昨日は予想外の非農業部門雇用者数の減少に、ADPは当てにならないとの認識を新たにしました。ただ、1.7万人の減少となった雇用統計への反応は限定的で、その後の米供給管理協会(ISM)製造業景気指数は50を回復、米シティ・グループ、UBS(スイス)など8行が米アムバック(債券保障会社)救済を行う計画があるとの関係筋の発言に、米株式市場が上昇したことから、ドルも上昇しています。また、ECBによる「2月はFRBとの協調資金入札を実施しない」「欧州のドル流動性は著しく改善」などのコメントから、ユーロが売られたこともドルの上昇につながったようです。モノラインの救済のニュースは信用不安に対して明るいニュースですが、米ブッシュ大統領が、米景気減速へ懸念を示すなど、米国の景気の悪化には、今後も警戒が必要です。

【非農業部門雇用者数】
Blog20080201_01
source:Bureau of Labor Statistics

非農業部門雇用者数で減少が著しかったのは、建設業(2.7万人減)、製造業(2.8万人減)、政府(1.8万人減)です。逆に増加に寄与したのは教育・医療で4.7万人の増加になっています。

【雇用変化DI】
Blog20080201_02
source:Bureau of Labor Statistics

このグラフは雇用の変化のディフュージョン・インデックス(DI)で、動向を示しています。1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月先の雇用のセンチメントを良い、変化なし、悪いで調査し、算出した指数ですが、雇用のセンチメントは悪化していることがわかります。まだまだ、先行きに対しては楽観できない状況です。

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2008年2月 1日 (金)

今夜の雇用統計は増加見通し

こんばんは。
連日、中国製の餃子のニュースには過剰反応のような気がします。宇都宮や浜松に風評被害が出なければよいのですが…。

昨日は発表された米新規失業保険申請件数が大幅に増加したことから、一時ドルが弱含みとなり、一時105.70円まで下落しています。昨日発表された米新規失業保険申請件数は、本日の雇用統計の計算には含まれません。いつもであれば、米供給管理協会(ISM)の雇用指数も考慮に入れるのですが、今回は、本日の雇用統計後に発表されることから使えません。シカゴ購買担当者製造業景気指数(PMI)の雇用指数は、47.0と前月の49.3から減少していることから、ADP雇用統計で見られたような大幅な伸びは見られないと思います。失業保険継続受給者数から見ると、こちらも減少傾向を示していることから、12月の上方修正と、1月は+8万人程度を個人的には予想しています。

【新規失業保険申請件数】
Blog20080131_01
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

【ADP雇用統計】
Blog20080131_02
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

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