山内 俊哉



  • 金融ビッグバンの目玉「外為法」改正により、 外貨保証金取引のカバー取引で外為業務に従事。 ファンダメンタルズ、テクニカルで外為を予測。
    日経CNBC「朝エクスプレス」為替電話レポートに出演中
    日本FP協会会員(AFP)
    NPO法人日本テクニカルアナリスト協会認定会員


    【出演経験】
    テレビ東京「オープニング・ベル、為替コーナー」
    ブルームバーグTV


    ご意見・ご感想はこちらまでお願いします。

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2010年3月19日 (金)

3/19本日の戦略-ギリシャ問題から再びリスク回避ムードへ-

おはようございます。季節の変わり目で三寒四温、相場も三上四下(?)。方向感の定まらない相場は難しいですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>ドル>円>豪ドル>ポンド>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は再びギリシャ債務問題が蒸し返され、「4月2~4日にもIMFへ支援要請」という具体的な日程までが一部通信社のニュースで流れました。また、メルケル独首相は「ユーロからできの悪い国を強制退去させる」と発言がなされ、ユーロ圏でのギリシャ支援に向けた動きが後退したと受け取られないような内容となっています。ギリシャに対しては以前から言われている通り、4-5月に国債の償還を控えていることから、資金確保の問題から、この手の問題が浮上しやすい環境となっています。また、ユーロ/スイスフランでユーロが下落を続けているのもユーロ/ドルなどの下落要因とみられています。昨日、ダンティーヌスイス国立銀行理事が「拡張的な通貨政策は、いつまでも持続することはできない」「超低金利を恒久的に維持することはできない」「国内企業と消費者は、借り入れコストの上昇や市場が決定する為替レートに備えるべき」などと発言し一段のユーロ安(スイスフラン高)となったことから、ユーロの弱含みが継続する可能性があります。

一方、本日はカナダの経済指標の発表のみとなっており、市場では16時30分のトリシェECB総裁の講演や、ストロスカーンIMF専務理事の講演(ギリシャに関する発言があるかどうか)、19時35分のタッカー英MPC(金融政策委員会)委員の講演に注目が集まるものと思われます。全般的にはギリシャ問題の再燃からリスク回避モードに動きやすいことと、本邦期末の実需の円買い観測などから、ドル/円、クロス円の上値の重さが継続しそうです。

■変動率からの予想レンジ 09:22→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 89.94 ~ 90.84
EURJPY 122.09 ~ 123.69
GBPJPY 136.46 ~ 138.59
AUDJPY 82.56 ~ 83.73
NZDJPY 64.01 ~ 65.02
CADJPY 88.49 ~ 89.75
ZARJPY 12.23 ~ 12.44
NOKJPY 15.26 ~ 15.49
MXNJPY 7.14 ~ 7.24
HKDJPY 11.57 ~ 11.69
SGDJPY 64.46 ~ 65.11
EURUSD 1.3530 ~ 1.3667

■前日のサマリー
昨日の東京時間は日経平均株価が弱含みとなったことから、ロンドン時間の入りにかけてだらだらと円買いが進み、ドル/円は1ドル=90.45円近辺から90.06円まで下落、ユーロ/円も124.25円近辺から123.10円まで下落しました。特にユーロはギリシャが来月にもIMFの支援を要請する可能性との報道(ギリシャ財務省当局者は否定)が日本時間16時前に出たことも下落の要因となりました。ユーロ/ドルも同様に朝方の1.3740ドル近辺から1.3767ドルまで下落しています。ロンドン時間では、欧州勢がユーロ売りで参戦したこともあり、ユーロ/ドルが1.3648ドル、ユーロ/円が122.65円へ下落、リスク回避の円買いからドル/円が89.75円まで下落しました。その後、ギリシャサイドから否定的コメントが出されたことで、ユーロ/ドルは1.3696ドル、ユーロ/円は123.59円、ドル/円は90.34円まで反発しました。NY時間では、発表された新規失業保険申請件数が45.7万人と市場予想とほぼ同じだったものの、消費者物価指数が前月比0.0%と市場予想より小幅低下していたことで、米長期金利が低下しドル/円は90.05円まで下落したものの、日本時間0時50分ころにFRBがディスカウントレート(公定歩合)を引き上げるとの噂が流れ、ドル/円は90.81円まで上昇、ユーロ/円は123.75円までつれ高、ユーロ/ドルは1.3586ドルまで下落しました。しかし、FRB広報担当が「噂にはコメントせず」などと発言したことから、ドル買いが巻き戻される展開となりました。
クローズはドル/円が90.37円、ユーロ/ドルが1.3607ドル、ユーロ/円は122.96円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 10744.03 -102.95 -0.95%
FTSE100(英) 5642.62 -2.01 -0.04%
DAX(独) 6012.31 -11.97 -0.20%
NYダウ(米) 10779.17 45.50 0.42%
S&P500(米) 1165.83 -0.38 -0.03%
NASDAQ(米) 2391.28 2.19 0.09%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.68 0.04
日本10年債 1.360 0.015
英10年債 3.98 -0.02
独10年債 3.13 0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1127.50 3.30
NY原油(期近) 82.20 -0.73

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/19(金) 
・ 13:30 日本 1月全産業活動指数(前月比)
・ 16:00 ドイツ 2月生産者物価指数(前月比)
・ 16:30 ユーロ圏 トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁講演
・ 16:30 その他 ストラスカーン国際通貨基金(IMF)専務理事講演
・ 19:35 英国 タッカー・イングランド銀行(BOE)理事講演
・ 21:30 カナダ 1月小売売上高(前月比)
・ 21:30 カナダ 2月消費者物価指数(前月比)
・ 00:00 メキシコ メキシコ中銀政策金利発表

ポンド関連は別Blogのポンド一本勝負もご覧ください

Vol.6 特性要因図をつくろう

※このコンテンツは上田ハーローFX 週間ニュースに掲載しているものです。購読(無料)は下記から。

皆様こんばんは。今週は米国での重要な経済指標の発表が少なく、為替市場もやや方向感が出にくい週でした。市場では、本邦日銀の追加量的緩和への期待が出る一方で、中国の消費者物価指数、小売り売上高などに関心が集まりました。テレビや新聞の報道でご存じだと思いますが、2010年は中国が日本のGDPを抜き、世界第2位の経済大国になる予定です。このため、中国の経済指標に対する関心も高まってきています。FXでは直接人民元を取引できませんが、こうした観点から中国の経済指標も把握しておかなければならなくなっています。

さて、FX取引上達の道の入門編も後半に差し掛かってきました。先週、つけましたグループ名[ ]内を特性要因図に記入していきましょう。

 [経済指標]
 [中央銀行・金融政策]
 [金融不安]
 [リスク投資・キャリートレード]
 [国際会議]
 [要人発言]
 [中国]
 [内部要因]
 [商品価格]

特性要因図を描くにあたりまして、以前紹介したパワーポイントやエクセルなどを使うと、移動や変更などに便利です。

まず、特性要因図から求めるものを右に書きます。例では赤い四角で「為替変動」としています。
次に、この「為替変動」に向かって適当な長さの矢印を水平に書きます。
水平の矢印から適当な距離をあけて、上下にグループ名を書き入れます。
グループ名から水平な矢印に向かって矢印を書き入れます。

▼特性要因図(例)
特性要因図
※画像をクリックすると拡大します。

特性要因図ができてくると「魚の骨」に似ていると思いませんか。
このことから別名「フィッシュボーン・チャート」と呼ばれることもあります。

[今週の宿題]
特性要因図のグループ名の矢印にグループの内容を書き入れましょう。

2010年3月18日 (木)

3/18本日の戦略-リスク選好の動きが継続か-

おはようございます。もう桜が開花したところがあるとTVニュースで見ました。今冬は寒いとの印象がありましたが、着実に春が来ているのですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>ポンド>豪ドル>ドル>円>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
米国のFOMC、本邦日銀の金融政策決定会合のイベントをこなし、前者は長期の低金利政策を改めて確認する内容、後者は新型オペの20兆円へ(10兆円から)の引き上げとなりました。ギリシャ問題もパパンドレウ首相がユーロ圏諸国の金融支援が不十分な場合はIMFに支援を要請する可能性があることを示唆する発言をしているものの、市場では特に大きな反応を示していないことから、心理的には懸念が後退している状況が続いていると思われます。このため、リスク選好からの円売りが出やすいと思われます。また、原油価格の上昇や米FOMCの声明などや生産者物価の低下から米長期金利が低下しており、これもドル安の要因となっているようです。このため、比較的金利が高く、資源国通貨となる豪ドルや南アランドが買われやすいと思われます。ただ、南アランドは21日移動平均線から3%以上上に乖離していることを考えると、やや買いにくい状況と思われます。

また、本日は21時30分に米国の消費者物価指数、第4四半期の経常収支、週刊新規失業保険申請件数の発表が予定されています。消費者物価の低下が米長期金利の低下につながるようであればドルの下落要因となると思われます。ただ、雇用については米国の10年の一度の国勢調査の時期であり、こうした特殊要件が雇用を押し上げている可能性もありますので、強弱がミックスされると反応が限定的となると思われます。一方、22時にはFOMCで反対票を投じたホーニッグ米カンザスシティ連銀総裁の講演、賛成票を投じたピアナルト米クリーブランド連銀総裁(投票権あり)の講演も予定されており、発言内容によってはドル高、ドル安どちらの要因ともなりますが、ホーニッグ総裁のタカ派はすでに市場に織り込まれていることから、低金利が継続するような内容が示唆されるとドル安要因となる可能性があります。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
ポンド/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
NZドル/円 90日移動平均線を上抜け
NZドル/米ドル 一目均衡表(日足)の雲の上へ

■変動率からの予想レンジ 09:06→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 89.86 ~ 90.75
EURJPY 123.22 ~ 124.85
GBPJPY 137.12 ~ 139.28
AUDJPY 82.76 ~ 83.97
NZDJPY 63.93 ~ 64.96
CADJPY 88.74 ~ 90.03
ZARJPY 12.24 ~ 12.46
NOKJPY 15.38 ~ 15.62
MXNJPY 7.17 ~ 7.27
HKDJPY 11.56 ~ 11.68
SGDJPY 64.54 ~ 65.19
EURUSD 1.3666 ~ 1.3806

■前日のサマリー
昨日の東京時間は本邦日銀の金融政策決定会合待ちのムードから、ドル/円は1ドル=90円台前半、ユーロ/ドルは1.37ドル台後半、ユーロ/円は124円台ミドルを挟んだ狭いレンジでの動きとなりました。12時過ぎに発表された金融政策では、2人の委員(野田委員、須田委員)が反対票を投じたものの、新型オペの規模を20兆円に引き上げることを決定したことから、発表後すぐはやや円安に振れたものの、利益確定や材料出尽くしとみられる売りに押され、ドル/円は90.02円、ユーロ/円は124.10円へと下落しました。しかし、売りが一巡するとリスク資産への投資選好の動きから豪ドルなどが上昇すると、ドル/円は90.67円、ユーロ/円は124.98円まで上昇しました。ロンドン時間では、公表された英中銀(BOE)議事録では、0.5%の政策金利、2000億ポンドの資産買い入れプログラムは全会一致で決定されたことが示されたものの、同時に発表された英2月の失業率(社会保障受給ベース)が4.9%に改善、失業保険申請件数が3.23万人減少と市場予想の6千人増から大幅な改善とみられたことや前月の数字も修正(2.35万人増から5,300人増)されたことから、ポンドが主要通貨に対し上昇、ポンド/ドルは1.52ドル台前半から1.5381ドル、ポンド/円は138円手前から139.35円まで上昇しました。ユーロ/ドルは1.38ドルのオプションを狙った買いから、1.3819ドルまで上昇した後、英失業率の発表を受け、ユーロ/ポンドでユーロが下落したことから、1.3750ドルまで下落しました。NY時間では発表された米生産者物価指数が市場予想を下回る前月比-0.6%となったことから米長期金利が低下したことで円買いに反応し、更にポジション調整の円買いからドル/円は90.10円、ユーロ/円は123.93円まで下落、ユーロ/ドルは米系ファンドなどの売りにより1.3727ドルまで下落後、1.3780ドルまで戻しましたがクローズにかけては再び売られています。
クローズはドル/円が90.31円、ユーロ/ドルが1.3737ドル、ユーロ/円は124.05円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 10846.98 125.27 1.17%
FTSE100(英) 5644.63 24.20 0.43%
DAX(独) 6024.28 53.29 0.89%
NYダウ(米) 10733.67 47.69 0.45%
S&P500(米) 1166.21 6.75 0.58%
NASDAQ(米) 2389.09 11.08 0.47%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.64 -0.01
日本10年債 1.340 0.000
英10年債 4.00 -0.02
独10年債 3.11 -0.03

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1124.20 1.70
NY原油(期近) 82.93 1.23

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/18(木) 
・ 14:00 日本 日銀月報
・ 19:00 ユーロ圏 1月貿易収支(季調済)
・ 20:30 米国 デューク米連邦準備委員会(FRB)理事講演
・ 21:30 米国 2月消費者物価指数(前月比)
・ 21:30 米国 2月消費者物価指数コア(前月比)
・ 21:30 米国 第4四半期経常収支
・ 21:30 米国 失業保険継続受給者数
・ 21:30 米国 新規失業保険申請件数
・ 21:30 カナダ 1月国際証券取扱高
・ 22:00 米国 ラッカー・米リッチモンド連銀総裁講演
・ 22:00 米国 ピアナルト・米クリーブランド連銀総裁講演
・ 22:00 米国 ホーニング・米カンザスシティー連銀総裁講演
・ 23:00 米国 2月景気先行指標総合指数
・ 23:00 米国 3月フィラデルフィア連銀指数
・ 01:45 英国 センタンス英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演

ポンド関連は別Blogのポンド一本勝負もご覧ください

2010年3月17日 (水)

3/17本日の戦略-欧州時間帯での要人発言に注意か-

おはようございます。久しぶりに本邦の金融政策が注目されています。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ユーロ>豪ドル>ドル>NZドル>ポンド>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は注目してたEU財務相会合では具体的なものが出てきませんでしたが、格付け会社1社がギリシャをウォッチリストから外したことや、他の1社がスペイン、フランスの「AAA」格付けに対して問題ないとの見解を示したことで、ユーロが強含みとなりました。昨日の発言を拾ってみますとパパコンスタンティヌ・ギリシャ財務相は「ギリシャは金融支援を要請していない」「ユーログループはギリシャ救済における技術的、形式的な問題を議論」、レーン欧州委員「ギリシャは2010年の財政赤字削減目標を達成するだろう」「ギリシャの金融支援は今は必要ない」などとなっています。これらの発言を見る限りでは、ギリシャが支援を必要とせず、自力で財政赤字削減を目指ことになりますが、4、5月には約200億ユーロの償還があるといわれていることから、月末から4月には再びギリシャ問題が蒸し返されてくる可能性が高いと思います。ただ、短期的な市場心理としてはユーロの懸念が後退しつつあるように見えます。

また、本日は日銀の金融政策決定会合の結果の発表と白川日銀総裁の定例記者会見が予定されています。これまで政策変更を伴う会合は比較的時間がかかっていることから、12時を過ぎても発表されない場合(これまでの記憶では2時過ぎに結果が発表され、同日の日銀総裁記者会見が中止になったことがあったと思います)には、昨日も書きました昨年12月に導入した新型オペ(公開市場操作)の資金供給規模を現在の10兆円から上積み。または、貸出期間がより長い新型オペの追加の可能性が高まります。ただ、市場への影響の面というと限定的にならざるを得ないもしくは材料出尽くしからの円買いとなる可能性があります。また、本日はストラスカーンIMF専務理事、ドラギ・ギリシャ財務相の講演(16時30分)が予定されていることから、ギリシャに対しての懸念がさらに後退するのであれば、円売りが継続される可能性があります。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/円 21日移動平均線を上抜け
NZドル/円 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
NZドル/ドル 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ

■変動率からの予想レンジ 08:44→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 89.87 ~ 90.74
EURJPY 123.47 ~ 125.09
GBPJPY 136.40 ~ 138.47
AUDJPY 82.31 ~ 83.50
NZDJPY 63.57 ~ 64.57
CADJPY 88.43 ~ 89.69
ZARJPY 12.13 ~ 12.34
NOKJPY 15.36 ~ 15.59
MXNJPY 7.13 ~ 7.23
HKDJPY 11.56 ~ 11.68
SGDJPY 64.42 ~ 65.06
EURUSD 1.3694 ~ 1.3833

■前日のサマリー
昨日の東京時間は海外からの流れを引き継いでドルの上値が重い展開となりました。9時30分に発表された豪準備銀行(RBA)の議事録で4月の利上げの可能性が後退したことから、豪ドル主導でクロス円が弱含みとなったことで、ドル/円は1ドル=90円台ミドルから89.97円、ユーロ/円は1ユーロ=123円台後半から123.24円まで下落、ユーロ/ドルは1ユーロ=1.36ドル台後半から1.3701ドルまで上昇しました。ロンドン時間に入りクロス円を中心に買い戻しとなり、ユーロ/ドルは1.3657ドルまで下落したものの、19時に発表された独ZEWが市場予想を上回る44.5となったこで、ユーロ/ドルは1.3731ドル、ユーロ/円は124.55円、ドル/円は90.74円まで上昇しました。NY時間では、発表された米住宅着工件数、住宅許可件数が市場予想を上回ったことや前月が上方修正されたものの、ドル買いが続かず、格付け機関S&Pがギリシャの格付けは変更しないものの、クレジットウォッチの解除を表明したこと、ムーディーズがスペイン、フランスの「AAA」格付けは問題ないと発言したことなどでユーロが買われ、ユーロ/ドルは1.3731ドル、ユーロ/円は124.62円まで上昇、ドル/円は90.25円まで下落しました。その後は、市場が注目していた米FOMCで、「長期間にわたって(for an extended period)」の文言が再確認されたことでの失望から90円台後半まで回復していたドル/円は90.15円、ユーロ/円は123.95円まで下落、ユーロ/ドルは1.3716ドルまで下落していたものの、この発表を受けて1.3784ドルまで上昇しました。
クローズはドル/円が90.31円、ユーロ/ドルが1.3765ドル、ユーロ/円は124.31円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 10721.71 -30.27 -0.28%
FTSE100(英) 5620.43 26.58 0.48%
DAX(独) 5970.99 67.43 1.14%
NYダウ(米) 10685.98 43.83 0.41%
S&P500(米) 1159.46 8.95 0.78%
NASDAQ(米) 2378.01 15.80 0.67%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.65 -0.05
日本10年債 1.340 0.000
英10年債 4.02 -0.04
独10年債 3.14 -0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1122.50 17.10
NY原油(期近) 81.70 1.90

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/17(水) 
・ 08:50 日本 1月第三次産業活動指数(前月比)
・ 09:30 オーストラリア 第4四半期新規住宅
・ 00:00 日本  日銀目標金利(無担保コール翌日物) 
・ 15:30 日本 白川方明日銀総裁定例記者会見
・ 16:30 ユーロ圏 ドラギ伊中銀総裁講演
・ 16:30 その他 ストラスカーン国際通貨基金(IMF)専務理事講演
・ 18:30 英国 2月失業保険申請件数推移
・ 18:30 英国 2月失業率(社会保障受給)
・ 18:30 英国 英中銀(BOE)金融政策議事録
・ 18:30 南アフリカ 1月実質小売売上(前年比)
・ 19:00 ユーロ圏 1月建設支出(前月比)
・ 19:10 ドイツ ウェーバー独連銀総裁講演
・ 21:30 米国 2月生産者物価指数(前月比)
・ 21:30 カナダ 1月卸売売上高(前月比)
・ 03:00 米国 バーナンキ米連邦準備理事会議長(下院)証言
・ 05:30 米国 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演

ポンド関連は別Blogのポンド一本勝負もご覧ください

2010年3月16日 (火)

3/16本日の戦略-日銀の政策は限定的で、ユーロ圏からの円高リスクも-

おはようございます。本日は夕方から冬に逆戻りとなりそうです。風邪も流行っているようですので、ご注意を。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ユーロ>豪ドル>ドル>NZドル>ポンド>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は欧州要人からギリシャ救済に向けて否定的ともとれる発言が続いたことで、後退しかけていた悲観的な見通しが復活しユーロが下落しました。ただ、本日もEU財務相会合が予定されていることから、市場に出ている不安要因を消せるかどうかです。シュタルクECB理事の講演が0時45分に予定されていますので、要人の発言には注意が必要となります。ただ、ギリシャの緊縮財政政策や好調と見られる国債入札で、市場が落ち着いてきているだけに、EU財務相会合で再び不安感を与えるメッセージを発信しないと思います。

また、本日から日銀の金融政策決定会合が2日間の予定で開催されます。今回はデフレ克服に向けた金融緩和の拡大策を協議するとみられ、昨年12月に導入した新型オペ(公開市場操作)の資金供給規模を現在の10兆円から上積み。または、貸出期間がより長い新型オペの追加の可能性があります。いずれにしても明日の午後に結果が発表されるまでは、円売り圧力が継続するものと思われますが、市場では日銀の政策が限られていることが分かっていることもあり、円安効果も限定的となる可能性があります。また、米国ではFOMCでは公定歩合の追加の0.25%の引き上げや「長期間にわたって(for an extended period)」などの文言変更などの出口戦略に向けて前進がみられるかどうかに注目が集まり、将来の利上げの可能性が示唆されるようであれば、ドルが買われやすくなると思いますが、一方では2月18日に0.25%引き上げた公定歩合が利上げを意味するものではないと、直後に否定的なコメントを繰り返したことから、今回もそのメッセージを市場に投げるようであれば、ドルが売られやすくなると思われます。

チャートではこのところ、ドル/円のボラティリティ(変動)が極端に低下していることから、本日のFOMCなどをきっかけに上下に動く可能性があります。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/円 一目均衡表(日足)の転換線が基準線を上抜け、ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
ユーロ/ドル ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
NZドル/円 一目均衡表(日足)の転換線が基準線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 08:18→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 90.10 ~ 90.98
EURJPY 122.93 ~ 124.56
GBPJPY 135.06 ~ 137.08
AUDJPY 82.14 ~ 83.36
NZDJPY 62.93 ~ 63.94
CADJPY 88.19 ~ 89.46
ZARJPY 12.11 ~ 12.32
NOKJPY 15.28 ~ 15.51
MXNJPY 7.14 ~ 7.24
HKDJPY 11.59 ~ 11.71
SGDJPY 64.51 ~ 65.15
EURUSD 1.3598 ~ 1.3738

■前日のサマリー
昨日は中国の全時代(14日閉幕)で温家宝首相から人民元切り上げ圧力に対する牽制発言が見られたことで、東京時間朝方に円が売られる場面が見られ、ドル/円は90円台ミドルから後半のレンジでの取引となりましたが、ユーロ/円は朝方の124円台後半から前半へと下落、ユーロ/ドルも1.37ドル台後半から前半にかけて下落しました。ロンドン時間では、ポンドが先般出ていたM&Aの蒸し返しや中東勢の売り、バーガー英金融政策委員の「GDPが下落する可能性があるが、2番底にはならないとみている」との発言などから下落したことで、ユーロも弱含みで推移、ユーロ/ドルが1.3701ドル、ユーロ/円が124.28円まで下落しました。その後、アルムニア委員「欧州通貨基金(EMF)は長期的な解決策」、ゴンザレス・パラモECB理事「財政政策はよりしっかりと協議されるべき」「ユーロ諸国は規定を重視すべき」、レーン欧州委員「ギリシャの追加の緊縮策を含む政策は市場にプラスのインパクトがあった」ユンケル・ルクセンブルグ首相兼財務相「ギリシャが欧州連合(EU)の救済を必要とうするとは考えていない」などとお欧州要人からの発言が相次ぎ、内容がギリシャ救済に向けてポジティブではなかったことから、リスク回避の「円買い」「ドル買い」につながり、ドル/円は90円台後半から90.36円、ユーロ/ドルは1.3639ドル、ユーロ/円は123.32円まで下落したものの、引けにかけてNYダウが下げ幅を縮小したことから、下値からはやや戻してクローズしています。
クローズはドル/円が90.52円、ユーロ/ドルが1.3677ドル、ユーロ/円は123.80円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 10751.98 0.72 0.01%
FTSE100(英) 5593.85 -31.80 -0.57%
DAX(独) 5903.56 -41.55 -0.70%
NYダウ(米) 10642.15 17.46 0.16%
S&P500(米) 1150.51 0.52 0.05%
NASDAQ(米) 2362.21 -5.45 -0.23%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.69 -0.01
日本10年債 1.340 0.000
英10年債 4.06 -0.04
独10年債 3.16 -0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1105.40 3.70
NY原油(期近) 79.80 -1.44

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/12(金) 
・ 19:00 ドイツ ウェーバー独連銀総裁講演
・ 20:00 ユーロ圏 1月鉱工業生産(前月比)
・ 20:00 英国 デール英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演
・ 21:00 カナダ 2月雇用ネット変化率
・ 21:00 カナダ 2月失業率
・ 22:30 米国 2月小売売上高(除自動車)
・ 22:30 米国 2月小売売上高
・ 23:55 米国 3月ミシガン大学消費者信頼感指数速報
・ 02:00 米国 ガイトナー米財務長官講演
・ 05:45 ユーロ圏 トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁講演

ポンド関連は別Blogのポンド一本勝負もご覧ください

2010年3月15日 (月)

3/15本日の戦略-日米金融決定会合を控え、円安気味の小動きか-

おはようございます。昨日は更新期限が1年後に迫ってきたAFP(日本FP協会)の継続テストを解いていました。設問と解説を見ながらですが、事業継承などは難しいですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ポンド>ユーロ>NZドル>ドル>豪ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
ユーロ圏では本日、明日とEU財務相会合でギリシャの緊急事態への対応として債券の発行や200億から250億ユーロの規模での金融支援策が決定されるようであれば、ユーロにとってはプラス材料となることから、2月上旬以来の1.38ドルを回復できるかどうかにかかってきます。チャートのパターンも「なべ底」形成とみられることで、上昇が継続する可能性が高いのではないかと思われます。ただ、支援策が決まらないことになると失望の売りが出ることになり、ユーロの大幅な下落につながる可能性があります。

本日は、21時30分(米サマータイムにより、指標発表時間が1時間早くなっています)に発表されるNY連銀製造業景気指数が注目されると思います。また、好調だった米国債入札に関して対米証券投資も内容が注目される可能性があります。22時には対米証券投資は1月分ですので、市場へのインパクトは少ないと思われます。また、22時15分には米鉱工業生産の発表が予定されています。ただ、今週は明日の米FOMC、17日の日銀金融政策決定会合に注目が集まっていることから、本日は全般的に様子見気分が強いながら、リスク要因なければ円安が継続するのではないかと思われます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/円 一目均衡表(日足)の転換線が基準線を上抜け
ドル/スイス 一目均衡表(日足)の転換線が基準線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 10:17→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 90.10 ~ 90.98
EURJPY 123.71 ~ 125.37
GBPJPY 136.32 ~ 138.32
AUDJPY 82.23 ~ 83.48
NZDJPY 62.94 ~ 63.94
CADJPY 88.26 ~ 89.55
ZARJPY 12.11 ~ 12.32
NOKJPY 15.39 ~ 15.62
MXNJPY 7.15 ~ 7.25
HKDJPY 11.60 ~ 11.72
SGDJPY 64.69 ~ 65.33
EURUSD 1.3686 ~ 1.3829

■前日のサマリー
週末の東京時間帯は手掛かりが少ないことから、ドル/円は朝方の90.75円近辺から90.48円近辺、ユーロ/円は124円台前半から123.68円へと下落、ユーロ/ドルは1.36ドル台後半での小動きとなりました。ロンドン時間では、中国人民元の早期切り上げの噂や中銀系のユーロ買いの観測などから、ドルが主要通貨に対して下落し、ドル/円は90.16円まで下落する一方、ユーロ/ドルは1.3795ドル、ユーロ/円は124.66円まで上昇しました。NY時間に入ると、EU関係者が「EU財務相、ギリシャ支援で必要なら債券発行を検討」と発言、また、市場が注目していた米小売売上高が前月+0.3%と予想より上振れしたことで、ドル/円は91.08円、ユーロ/円は125.21円へ上昇、ユーロ/ドルは1.3727ドルまで下落しました。その後は、発表された米ミシガン大消費者信頼感指数が72.5と市場予想より悪かったことからドルの上値が重くなり、ドル/円は90.28円、ユーロ/円は124.22円まで下落、ユーロ/ドルは1.3778ドルへと上昇、ポンドが主要通貨に対して上昇したことから、ユーロが強含みで推移し、ドル/円は90円台ミドル、ユーロ/ドルは1.37ドル台後半、ユーロ/円は124円台前半からミドルでの推移となりました。
クローズはドル/円が90.54円、ユーロ/ドルが1.3770ドル、ユーロ/円は124.67円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 10751.26 86.31 0.81%
FTSE100(英) 5625.65 8.39 0.15%
DAX(独) 5945.11 16.48 0.28%
NYダウ(米) 10624.69 12.85 0.12%
S&P500(米) 1149.99 -0.25 -0.02%
NASDAQ(米) 2367.66 -0.80 -0.03%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.60 -0.02
日本10年債 1.330 0.000
英10年債 4.00 -0.03
独10年債 3.12 -0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1133.10 -10.20
NY原油(期近) 80.21 -0.66

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/15(月) 
・ 09:01 英国 3月ライトムーブ住宅価格(前月比)
・ 18:30 ユーロ圏 トゥンペルグゲレル欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 21:30 米国 3月NY連銀連銀製造業景気指数
・ 22:00 米国 1月対米証券投資長期フロー
・ 22:00 米国 1月対米証券投資フロー合計
・ 22:15 米国 2月設備稼働率
・ 22:15 米国 2月鉱工業生産
・ 02:00 米国 3月NAHB住宅市場指数

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2010年3月14日 (日)

3/15 の週の見通し

こんばんは。ウォーキング途中でフキノトウを見つけました。梅もほころび春らしくなってきましたね。

12日に発表された9日現在のシカゴIMMの投機ポジションでは、新たに南アランドのポジションが加わりました。ドルのショート(売)が増加、円のロング(買)は減少、ユーロはショートが増加、カナダはロングが大幅増加で6万コントラクト超え、NZは3週連続でロングが減少しています。各通貨のポジションは下の表を参照してください。

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 26,288 -6,264 51,919 25,631 77,550
EUR -74,551 -7,781 32,589 107,140 139,729
GBP -63,473 4,076 10,417 73,890 84,307
CHF -5,145 1,165 10,727 15,872 26,599
CAD 61,399 23,110 71,350 9,951 81,301
AUD 61,285 12,524 69,885 8,600 78,485
NZD 3,247 -1,865 11,964 8,717 20,681
MXN 26,288 -6,264 51,919 25,631 77,550
ZAR -3,987 - 1,001 4,988 5,989
source:CFTC

先週は、主要な経済指標の発表が少ない中で、17日に開催される本邦日銀の金融政策決定会合で、追加の量的緩和が決定されるとの観測や、ギリシャの債務問題では、ポルトガルの債権入札が順調だったこと、EU財務相が「必要なら債券発行を検討」などと発言したことなどから、リスクを選好するする動きとなり、「円」と「ドル」が売られる流れとなりました。また、先週発行された米国の3年債(400億ドル)、10年債(210億ドル)、30年債(130億ドル)の入札が好調だった(金利の低下要因)こともドルが売られた要因となりました。また、中国の経済成長期待から豪ドルが主要通貨に対して上昇、ポンドは英大手銀行のバークレイズによる米銀買収観測からから一時下落したものの、ポンド売りが一巡するとリスク投資選好からの戻りとなっています。

今週は16日の米国FOMC(今回の日程は1日)で、出口戦略に向けて「長期間にわたって(for an extended period)」の文言に変更があるのかどうかに注目が集まるものと思われます。文言変更となれば、ドル買いとなると思われます。また、17日には本邦日銀による金融政策決定会合が予定されており、本邦の追加量的緩和期待から、円が先行して売られていることから、市場の期待通りとならないときは円が買われる可能性があります。また、週末には人民元早期切り上げの可能性も浮上していることから、リスク要因として警戒する必要あります。ユーロ圏では15-16日にベルギーのブリュッセルで行われるEU財務相会合となります。ギリシャの危機に対して200~250億ユーロの規模での金融支援の枠組みを打ち出す可能性があり、これにより更に安心感が出るとユーロが買われやすくなると思われます。経済指標は米NY連銀製造業景気指数、米鉱工業生産、対米証券投資(15日)、独ZEW景況感調査委、米住宅着工件数、FOMC(16日)、日銀金融政策決定会合(17日)、米消費者物価指数(18日)があります。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 89.30 91.90
ユーロ/ドル 1.3500 1.3850
ユーロ/円 123.30 126.30
ポンド/円 133.60 138.60
豪ドル/円 79.70 84.40

【USD】
USD
source:CFTC

ドルは34,673コントラクトのショート増加の98,537コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
JPY
source:CFTC

円は6,264コントラクトのロング減少の26,288コントラクトのロングとなりました。

【EUR】
EUR
source:CFTC

ユーロは7,781コントラクトのショート増加の74,551コントラクトのショートになりました。

【CAD】
CAD
source:CFTC

カナダは23,110コントラクトのロング増加の61,399コントラクトのロングになりました。

【NZD】
NZD
source:CFTC

NZドルは1,865コントラクトのロング減少の3,247コントラクトのロングになりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向はアナリストレポートのIMMポジションを参照してください。(15日更新)

■イベント予定
3/15(月) 
・ 09:01 英国 3月ライトムーブ住宅価格(前月比)
21:30 米国 3月NY連銀連銀製造業景気指数
・ 22:00 米国 1月対米証券投資長期フロー
・ 22:00 米国 1月対米証券投資フロー合計
・ 22:15 米国 2月設備稼働率
22:15 米国 2月鉱工業生産
・ 02:00 米国 3月NAHB住宅市場指数
3/16(火)
・ 09:30 豪準備銀行(RBA)金融政策議事公表
・ 18:30 英国 1月DCLG住宅価格(前年比)
・ 19:00 ユーロ圏 2月消費者物価指数(前年比)
・ 19:00 ユーロ圏 3月ZEW景況感調査
19:00 ドイツ 3月ZEW景況感調査
・ 21:30 米国 2月輸入物価指数(前月比)
21:30 米国 2月建設許可件数
21:30 米国 2月住宅着工件数
03:15 米国 FOMC金利誘導目標
3/17(水)
・ 08:50 日本 1月第三次産業活動指数(前月比)
・ 09:30 豪 第4四半期新規住宅
未定 日本 日銀目標金利(無担保コール翌日物)
18:30 英国 2月失業保険申請件数推移
18:30 英国 2月失業率(社会保障受給)
・ 18:30 英国 英中銀(BOE)金融政策議事録
・ 18:30 南ア 1月実質小売売上(前年比)
・ 19:00 ユーロ圏 1月建設支出(前月比)
・ 21:30 米国 2月生産者物価指数(前月比)
・ 21:30 カナダ 1月卸売売上高(前月比)
3/18(木)
・ 14:00 日本 日銀月報
・ 19:00 ユーロ圏 1月貿易収支(季調済)
21:30 米国 2月消費者物価指数(前月比)
21:30 米国 2月消費者物価指数コア(前月比)
21:30 米国 第4四半期経常収支
・ 21:30 米国 失業保険継続受給者数
・ 21:30 米国 新規失業保険申請件数
・ 21:30 カナダ 1月国際証券取扱高
・ 23:00 米国 2月景気先行指標総合指数
・ 23:00 米国 3月フィラデルフィア連銀指数
3/19(金)
・ 13:30 日本 1月全産業活動指数(前月比)
・ 16:00 ドイツ 2月生産者物価指数(前月比)
・ 21:30 カナダ 1月小売売上高(前月比)
・ 21:30 カナダ 2月消費者物価指数(前月比)
・ 24:00 メキシコ中銀政策金利発表

経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2010年3月12日 (金)

3/12本日の戦略-円安が継続か、中国に警戒と米小売りに注目-

おはようございます。一昨日、昨日書きました「雪だるま」はさすがに本日はなかったです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ユーロ>豪ドル>ドル>NZドル>ポンド>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日は22時30分に発表される米2月の小売売上高が注目されます。雇用が回復傾向を見せる中で、消費の持続的な回復が示されるようであれば、ドルが買われやすくなると思います。また、23時55分にはミシガン大消費者信頼感指数が控えていることから、消費者のセンチメントの改善が示されるとドルにポジティブ(買い)となると思われます。また、昨日も書きました通り、次週17日の日銀金融政策決定会合での追加量的緩和への期待から円が売られやすい地合いとなっていることで、ドル/円やクロス円の下値は限定的になると思われます。ただ、ドル/円はテクニカル的に200日移動平均線(本日91.86円)のレジスタンスが続いていることで、この近辺までの上昇にとどまる可能性があります。

ユーロはギリシャなど南欧の問題が残るものの、市場の関心が本邦の追加量的緩和に目が向いていることから、新たな不安材料が出てこないと下落にはつながりにくいと思います。このため、ユーロ/ドルは3/3の高値の1.3734ドル、ユーロ/円は2/22の高値の125.22円を目指していくのではないかと思います。

不安要因は中国の金融引き締めとなりますが、今年に入り預金準備率を引き上げを発表たのが1/12と2/12です。このため、ロンドン時間には注意が必要かもしれません。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
NZドル/円 ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
南アランド/円 ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
NZドル/米ドル ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス

■変動率からの予想レンジ 10:17→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 90.07 ~ 90.95
EURJPY 122.88 ~ 124.53
GBPJPY 135.05 ~ 137.03
AUDJPY 82.20 ~ 83.45
NZDJPY 62.83 ~ 63.84
CADJPY 87.77 ~ 89.04
ZARJPY 12.07 ~ 12.28
NOKJPY 15.29 ~ 15.52
MXNJPY 7.12 ~ 7.22
HKDJPY 11.59 ~ 11.71
SGDJPY 64.45 ~ 65.09
EURUSD 1.3597 ~ 1.3739

■前日のサマリー
昨日は東京時間帯は11時に発表された中国の消費者物価指数が2.7%と市場予想から上振れしたことで、中国の引き締め観測からリスク回避の円買いとなり、ドル/円は1ドル90.50円近辺から90.20円、ユーロ/円は123.50円近辺から123.01円、ユーロ/ドルが1.3655ドル近辺から1.3628ドルへと下落しました。しかし、ロンドン時間に入ると英中銀(BOE)が日消費者の向こう1年のインフレ期待が2008年11月以来の高水準と発表、前回調査の2.4%から2.5%へ上昇したことを受け、ポンドが主導してユーロなどが上昇、リスク選好の動きで円が売られやすくなりました。このため、ドル/円は90.72円、ユーロ/円は123.89円、ユーロ/ドルは1.3688ドルまで上昇しました。NY時間では、発表された米新規失業保険申請件数が46.2万件、失業保険受給者数が455.8万人と市場予想より悪かったことなどからドルが売られ、ドル/円は90.33円、ユーロ/円は123.16円まで下落しました。しかし、米30年債の入札が応札倍率2.89倍と好調だったことや「日銀が買い入れを拡大」との記事が日経新聞に出るなどとの噂などで円が売られやすい地合いが続き、ドル/円は90円台ミドルから後半、ユーロ/円は123円台後半、ユーロ/ドルは1.36ドル台後半での推移となりました。
クローズはドル/円が90.50円、ユーロ/ドルが1.3680ドル、ユーロ/円は123.80円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 10664.95 101.03 0.96%
FTSE100(英) 5617.26 -23.31 -0.41%
DAX(独) 5928.63 -8.09 -0.14%
NYダウ(米) 10611.84 44.51 0.42%
S&P500(米) 1150.24 4.63 0.40%
NASDAQ(米) 2368.46 9.51 0.40%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.73 0.01
日本10年債 1.315 0.015
英10年債 4.14 0.07
独10年債 3.18 0.03

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1108.20 0.10
NY原油(期近) 82.11 0.02

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/12(金) 
・ 19:00 ドイツ ウェーバー独連銀総裁講演
・ 20:00 ユーロ圏 1月鉱工業生産(前月比)
・ 20:00 英国 デール英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演
・ 21:00 カナダ 2月雇用ネット変化率
・ 21:00 カナダ 2月失業率
・ 22:30 米国 2月小売売上高(除自動車)
・ 22:30 米国 2月小売売上高
・ 23:55 米国 3月ミシガン大学消費者信頼感指数速報
・ 02:00 米国 ガイトナー米財務長官講演
・ 05:45 ユーロ圏 トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁講演

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Vol.5 カテゴリ名をつける

※このコンテンツは上田ハーローFX 週間ニュースに掲載しているものです。購読(無料)は下記から。

皆様、本日(5日)は米国の雇用統計です。米国の雇用統計が注目されるのは、米国のGDPの約7割を個人消費が占め、この個人消費に直結するのが雇用だからです。また、2008年のリーマンショック以前は世界のGDPの約3割を米国が示していることからも世界の景気動向をみるうえで、欠かせない経済指標となっています。

雇用統計の話はさておき、先週、グループごとにまとめたものにグループ名をつけていきます。つけたグループ名は[ ]内に記しました。

 [経済指標]-----------------------------------------------
 GDP期待で買われる
 対米証券投資など

 [中央銀行・金融政策]-------------------------------------
 FOMC議事録公表
 ハト派委員からの反対票など

 [金融不安]-----------------------------------------------
 ギリシャのCDSスワップ
 ギリシャ債、ポルトガル債の利回り上昇など

 [リスク投資・キャリートレード]---------------------------
 リスク選考(志向)
 株価の下落など

 [内部要因]-----------------------------------------------
 短期筋からの仕掛け売り
 大口の売りなど

 [国際会議]-----------------------------------------------
 G7(主要7カ国財務相・中央銀行総裁会議)

 [要人発言]-----------------------------------------------
 要人の発言
 ユーロ安牽制発言など

 [中国]---------------------------------------------------
 中国の金融引き締め

 [内部要因]-----------------------------------------------
 市場休場で小動き(米、中国、香港、シンガポール)

 [商品価格]-----------------------------------------------
 原油先物の急反発

書き出した項目がそのままグループ名となるもの(例:要人発言)がありました。また、別々に分けた項目が同じグループ名(例:内部要因)となるものもあります。同じグループ名になったものは更にまとめましょう。次回はこれを基にした特性要因図の作り方を説明したいと思います。

特性要因図などにまとめておくと、見落としがちな変動要因のチェックに役立ちます。

2010年3月11日 (木)

3/11本日の戦略-中国指標で波乱なければ円安継続か-

おはようございます。昨日書きました最寄り駅の雪だるまはまだ残っていました。寒いんですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ユーロ>豪ドル>ドル>NZドル>ポンド>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
次週の日銀金融政策決定会合(17日)に向けて、本邦の量的緩和が一段と進むのではないかとの見方から円弱含みに推移、昨日実施された米10年債の入札(210億ドル)も応札倍率が3.45倍と前回(250億ドル)の2.67倍から大幅にアップしたこともリスク資産選考の動きにつながったようです。本日の米30年債の入札(130億ドル)が予定されていて、長期の国債の応札倍率が上がるようであれば、更に市場に安心感が出やすくなると思われます。ただ、本日は市場が11時に発表される多数の中国の経済指標に注目しています。その中でも、金融の引き締めに影響を及ぼすとみられる消費者物価指数には注目が集まっています。市場の予想は前年比+2.5%ですが、前回は+1.5%だったことから、上昇幅が大きければ引き締めのリスクが高まる可能性があり、市場のセンチメントから「株価の下落」 = 「リスク回避」 = 「円買い」となりやすいと思います。ただ、同時に小売売上高や鉱工業生産なども発表されることから、総合的に見ての判断となります。

本日この後に豪2月の雇用統計の発表があります。先月は新規雇用者数が5万2700人と大幅な伸びを示し、今月2日の利上げにつながった経緯もあり今月も注目されます。市場予想は1万5000人増加となっていますので、予想以上に増加がみられた場合には豪ドルの上昇につながると思われますが、前出の中国の経済指標が後に控えていることもあり、それを見てからの判断となると思います(豪の経済は中国の経済に依存するところが大きい)。

その他の経済指標は米国の新規失業保険申請件数、失業保険継続受給者数となると思われます。先週末に発表された米国の雇用統計を受け、4月に発表される統計が改善を示しているとの期待があることで、これを見極めたい動きとなるのではないでしょうか。総合的には、中国の経済指標にもよりますが、日銀の追加量的緩和期待が継続していることから、円が売られやすい地合いが継続すると思われます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 21日移動平均線を上抜け
ドル/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
ユーロ/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 09:09→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 90.08 ~ 90.97
EURJPY 122.67 ~ 124.40
GBPJPY 134.35 ~ 136.35
AUDJPY 82.20 ~ 83.52
NZDJPY 63.02 ~ 64.08
CADJPY 87.75 ~ 89.06
ZARJPY 12.07 ~ 12.29
NOKJPY 15.28 ~ 15.52
MXNJPY 7.11 ~ 7.22
HKDJPY 11.59 ~ 11.71
SGDJPY 64.43 ~ 65.09
EURUSD 1.3572 ~ 1.3721

■前日のサマリー
昨日は東京時間帯は5・10日の仲値でのドル買い需要期待があったものの、ドルの上値が重く、ドル/円は1ドル=90円を挟んでの動きとなりました。また、市場に手掛かりが少なかったこともあり、ユーロ/ドルは1ユーロ=1.36ドルを挟んだ動き、ユーロ/円は1ユーロ=122円台ミドルから前半の動きに終始しました。ロンドン時間では、ポンドがソブリンリスク懸念の蒸し返しや英銀のバークレイズが米銀買収をもくろんでいるとの噂に対ドルで下落したことで、ポンド主導でユーロ/ドルが1.354ドル、ユーロ/円が121.88円、ドル/円が89.94円まで下落しましたが、売り一巡後は日銀が次週17日の金融政策決定会合で、一段の金融緩和を進める方向に傾いているとの一部通信社の報道などやユーロ/ポンドでのユーロ買いなどから反発し、欧州けファンドのドル買いなどで、ドル/円はストップロスを巻き込んでNY時間に90.83円の高値まで上昇、ユーロ/ドルは1.3680ドル、ユーロ/円は124.01円の高値をつけました。その後もNYダウが底堅く推移したことから、ドル/円は90円だ以前は、ユーロ/ドルは1.36ドル台ミドルの水準、ユーロ/円は123円台後半で推移しました。
クローズはドル/円が90.53円、ユーロ/ドルが1.3657ドル、ユーロ/円は123.63円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 10563.92 -3.73 -0.04%
FTSE100(英) 5640.57 38.27 0.68%
DAX(独) 5936.72 50.83 0.86%
NYダウ(米) 10567.33 2.95 0.03%
S&P500(米) 1145.61 5.16 0.45%
NASDAQ(米) 2358.95 18.27 0.78%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.72 0.02
日本10年債 1.300 0.000
英10年債 4.07 0.03
独10年債 3.15 0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1108.10 -14.20
NY原油(期近) 82.09 0.60

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/11(木) 
・ 08:50 日本 第4四半期GDPデフレーター確報(前年比)
・ 08:50 日本 第4四半期実質GDP確報(前期比年率)
・ 09:30 豪 2月雇用者数変化(人)
・ 09:30 豪 2月失業率
・ 22:00 スイス 国立銀行(SNB)政策金利発表
・ 22:30 米国 1月貿易収支
・ 22:30 米国 失業保険継続受給者数
・ 22:30 米国 新規失業保険申請件数
・ 22:30 カナダ 1月国際商品貿易
・ 22:30 カナダ 1月新築住宅価格指数(前月比)
・ 22:30 カナダ 第4四半期設備稼働率
・ 03:00 米国 米財務省30年債入札(130億ドル)
・ 03:50 カナダ カーニー・カナダ中銀総裁講演
・ 06:35 米国 ダドリー米NY連銀総裁講演
3/12(金)
・ 06:45 ニュージーランド 1月小売売上高指数(前月比)

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